<第12話:1年若い先輩>

足許にローファーを落とし、手ぶらになってつかつかと祐佳に歩み寄った太郎。
近づいてよく見ると、涙を湛えた目が赤くなって、今にも溢れんばかりである。
ブレザーを両手で掴んで胸を隠しているが、慌てすぎてインナーやブラジャーの肩紐なぞは腕に引っかかったまま。
この慌てようでは、如何に頭の良いお嬢様と言えども、衣服を元に戻すことは容易ではあるまい。

「後で声掛けるからあっち向いてろか。まぁそうも言えなくなってくるぜ。」

一人呟いた太郎は、その場にしゃがんでスカートの裾を掴んだ。

「このミニスカート。強風でも吹いてくれないと中を見せてくれないんだけど、今日なら自由に見られる。」

言いながら太郎はスカートの裾を捲り上げた。中には白いパンティが見える。
太郎は左手でスカートを捲り上げたまま、右手の指先でパンティの上から撫で始めた。
腹部から始まって股間へ、そのまま股の間を通って尻の方まで進んで、また戻って。
パンティの生地のザラつきと共に、中の柔らかい感触も手に伝わってくる。
更に太郎の指先がパンティの生地の脇から中へと入りこみ、割れ目を直接に摩り始めた。
指先に陰毛が当たってくる。湿り気は、まだない。今触れたばかりなのだから当たり前だが。

「スカートの中のパンティ。見たのも触ったのも初めてだけど、今日はそれだけじゃないんだな。
 ウチの男子が誰も拝んだことのない、宝物まで一気に楽しめちゃうんだから。今日は最高の日だ。」

太郎は嬉しそうに両手を祐佳のウェストの後ろに回した。スカートのホックがある。
手際よくホックを外した太郎は、スカートのウェスト、そしてパンティのゴムを掴んでズルズルと引き下げていった。

祐佳の秘所を隠し続けていたライトブルーのミニスカート、そして白いパンティがいとも簡単に下がっていき、太腿、膝を通ってルーズソックスに包まれた足許に落とされた。

「さ~て。必死に脱げたブレザーを掴んで胸隠してる間に、スカートが下がっちゃった。困ったねぇ、及川祐佳センパイ。
 ちょ~頭良くて美人の先輩、こうなった時にそのオツムは上と下、どっちを守るのかなぁ。
 まぁ、どう頑張ったトコで手も足も出せなくなるのは、女子大生の先輩が見せてくれたから、更に1年若い高3の先輩じゃなぁ。泣いて助けを請うくらいしか出来ないだろうなぁ。」

ニヤニヤと笑いながら太郎は元の位置に戻り、地面に落としたローファーを手に持ち直した。

顔を赤らめて目を赤くしながら、ブレザーを両手で掴んで胸を隠す祐佳。
衣服の乱れは上半身だけに留まらず、今や黒のインナー、そしてブラウスの裾がヒラヒラと股間の上まで現れ、次に肌を隠すのは膝下のルーズソックス。
本来アソコをを覆い隠している筈のミニスカートとパンティは、地面までずりさがって足許のローファーを隠している。

そんな状態で立つ祐佳を眺めながら、太郎は再び時間を動かし始めた。

祐佳は直ぐには事態が呑み込めていない。

「せ、せんぱい。あの。。。」

太郎は驚いたように口を開けたまま祐佳の足許を指差した。
祐佳が太郎の指差す先に視線を移した瞬間、、、

「キャっ!な、何で!?」

祐佳の大きな悲鳴がこだました。
そして両手で胸を隠した姿そのままで、両脚の太腿を重ね合わせるようにして股間を隠そうとした。

何とも哀れな姿である。
肌蹴た上半身を隠そうとブレザーを掴んで両腕をクロスさせている。とは言え、中のインナーなりブラジャーなりは下がったまま。
そうこうしてる間に、今度はスカートとパンティを下ろされて下半身が露出。隠そうにも手が出ないから両脚を窄めて重ね合わせ、アソコだけどうにか覆って立つ。
訳も分からず呆然と立ち尽くす祐佳。そんな姿を舐めるように見つめる太郎。

やがて祐佳は、右手でブレザーの両側を掴んで辛うじて胸を隠しつつ、膝を軽く曲げて左手を下に伸ばし、スカートを掴み上げ、漸く股間を隠すに至った。
とは言え、両方とも漸く隠してるという状態。パンティも足首に絡みついたまま放置である。
これでは衣服を直そうにも二本の手だけでは足りない。

「せ、先輩。俺、手伝いましょうか。何か大変そうだし。。。」

「う、うん。お、お願い。」

涙声で弱々しく、遂に祐佳が太郎に協力を求めた。

ふん、ザマ~みろ。いくら成績トップだと言ったって、こうなっちまえば泣きながら助け求めることしか出来ないんだよ。アンタは。
さ~て、こっからどう料理してやるかなぁ。まぁ、制服姿のまま食べるのが俺の主義だから、取り敢えずは元に戻してやるか。
それからゆっくりと、ちょ~可愛くて頭の良い憧れの先輩を食べてやろう。それが俺の夢だったんだから。

そんな妄想を悟られぬよう気を付けながら、太郎は祐佳に歩み寄っていった。

太郎がスカートを抑えている間にブラジャーを直し、そしてパンティを上げていく。
徐々に元の姿に戻っていく祐佳であったが、表情は暗いまま。目にも涙を溜めたままである。

「あと靴ですね。」

ある程度装いが整い始めた頃、太郎はしゃがんで黒いローファーを手に持った。

「あ、有難う。」

祐佳は両手でブラウスのボタンを留めつつ、靴を失って白いルーズソックスのみになっている左足を太郎の前で上げた。
太郎が靴を履かせようと祐佳の左足を手に取る。白いルーズソックスの裏に砂が付いてるのが分かる。

「先輩。靴下汚れちゃってるから、ちょっとほろいますね。」

「う、うん。」

祐佳は完全無警戒である。もっとも太郎は素直な後輩。警戒心など抱いたこともなかったのだから止むを得ないのだが。

太郎は左手で祐佳の足首を軽く握ると、右手で足の裏側についた砂を払い落としていった。
踵の方から始まって爪先まで。右手が爪先に至った時、太郎は指先でルーズソックスを撮んで引っ張ってみた。分厚い生地が太郎の指につられて伸びていく。
それを元に戻した太郎は、今度は白い布の上から祐佳の足指の付け根を指先で揉んでみた。

「初めて触ったんですけど、ルーズソックスって生地が厚いですね。何か蒸れちゃいそう。」

「あ、うん。夏とかは結構辛いよ。冬は暖かくて良いけどね。」

「そうなんだ。オシャレも大変ですね。」

会話を交わしながら、太郎の右手は祐佳の足を揉み続ける。爪先、足指、甲、足裏と。左手で足首を掴んだままに。



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