第2話:鞭打ちの刑 scene 4
キョウコの正面にあるソファーに、「Pたん」氏と並んで腰を降ろした素浪が話しかけている。
「どうですかな、これからも見学されますか?。まぁ、あまり気持ちのいいモンじゃありませんがネ・・」
「いや、是非拝見したいもので」
「ま、当館においでになる方なら、そうかも知れませんなぁ」
「ヒグッッッ、ヒグッッッ・・」
顔中を涙で濡らして、キョウコが嗚咽している。
マキが九尾の鞭を片手に持って、静かにキョウコの周りを歩いている。
キョウコに近づいたマキが話しかける。
「何時までも泣いていないのよ。今日は副長が、しっかりとお仕置きしますからね」
「アアァ、も、もう逃げたりしませんから、ゆ、許して下さい・・」
バシイィッッ!!
キョウコの後ろに回ったマキが、いきなりムチを振るった。
九尾の房が、キョウコの体重を支えて震えている右の太股に絡みつく。
「キャアァァゥゥッッッ!!」
初めて当てられた鞭の衝撃に、キョウコが飛び跳ねている。
「アウァァッッ・・ヤ、ヤ、ヤメテェェッッ!!」
くっきりとピンクの縞模様が、太股に浮かび上がっている。
痛めつけられた右足に、力の入れられないキョウコは、両手の縄にぶら下がるようにしている。
両腕がブルブル震えている。
今度はそこを狙って、マキが鞭を振るう。
「アヒイィィィッッッ!!」
「キイィィィィッッッ!!!」
鞭が鳴る度にキョウコの悲鳴が響く。
暫くすると、キョウコの手足は鞭の跡で埋め尽くされ、まるで雑巾のように縄に吊り下げられて、喘いでいる。
息も絶え絶えのキョウコに、マキが囁きかける。
「さ、これからが本番よ。副長のお仕置きを、ゆっくり味わいなさい。」
「アァ・・許して、もうヤメテ下さい・・」
ゆっくりキョウコに近づいたK・Tは、いきなりブラウスの上から乳房を鷲掴みにした。
「ハウゥッッッ!!、イ、イヤァッッ!!」
まだ経験の少ないキョウコは、驚いたように悲鳴をあげる。
ブラウスの布地に擦られ、忽ち乳首が尖ってくるのが見て取れる。
今度は両方の乳首を押し潰すように摘むと、そのままブルブルと振り回した。
「アアァアァァッッッ!、イタッ!、イタッ!、ヤ、ヤメテエェェッッ!!」
キョウコの悲鳴に、涙が混じる。
ツッと副長に近づいたマキが、冷たく光る大きな鋏を手渡した。
「これで、お前のここを切り取ってやる!」
副長がキョウコの左の乳首に、鋏を当てている。
鋏を開いて、乳首を挟み込むようにしている。
「・・ッッ・・」
キョウコは恐怖に声も出せない。
大きく目を開いて自分の胸を見つめている。
ジャキッッ!!
鋏の刃が閉じる。
「ヒッッ!!」
目を閉じたキョウコが短い悲鳴を漏らす。
「・・ん!?・・」
恐る恐る目を開けたキョウコは、ブラウスの丁度乳首の部分が丸く切り取られ、そこから乳首が飛び出しているのを発見した。
鋏を閉じる直前に、布地を持ち上げ、ブラウスだけを切り裂いたのだ。
「アアァッッ!」
ほっとした瞬間、恥ずかしさがこみ上げる。
今度は右の乳房のふくらみに沿って、鋏が使われている。
ブラウスの乳房の部分が大きく切り裂かれ、丸出しにされている。
「フフフ、キョウコ、いい格好だな」
副長の言葉に、キョウコは身を捩るようにして羞恥に耐える。
「副長、これを・・」
マキが手渡したのは、巾の広い1本鞭であった。
打擲面が広いため、肌を切り裂くほどではないが、その打撃力は九尾の鞭とは比較にならない。
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