第5話 現れた乳房


男は、1個だけ残ったボタンを引きちぎった。
続いて、ブラウスの肩の部分に手をかけると、
両手で左右に引き裂いた。男が、美佳の背中と
壁に挟まれたブラウスの背中部分を引っ張ると、
ブラウスは、ハラリと美佳の足元の床に落ちた。

「きゃああああ・・・」

美佳が叫んでいる。
美佳の乳房に押し上げられた白いブラジャーに、
ライトの光が当たっている。
男は私のほうを向いて聞いた。

「お前は、この女のこんな姿見たことないだろう」
「うぐぐ・・・」
「意外に大きなおっぱいだと思わないか?」
「・・・」

たしかに美佳のふくらみは、思った以上に大きい。

「さて、今度はスカートを破ってみるかな」

男は、黒いタイトスカートのサイドジッパーを下げた。
ナイフを取り出すと、開いたジッパーの下部に当て、
ゆっくりとナイフを下ろしていく。

ビリ、ビリビリビリ・・・。

美佳が、腰をくねらせている。

ブチン!

小さな音がして、ナイフの刃先がスカートから離れた。
男は、ゆっくりじらすように、スカートを引っ張った。
美佳の細い腰を包んでいる小さな布が目に入った。

「ほぉぉぉぉ・・・いい身体だ・・・」

男がツバを飲み込む音がかすかに聞こえた。
美佳の身体は、たしかに男の言うとおりだった。
全体に華奢で、腰は折れそうなくらい細い。
しかし、胸は豊かにブラジャーを押し上げ、
腰は女らしい丸みを帯びている。
ヒップラインから流れるような曲線を描いて、
白い脚が床まで伸びている。
元々スタイルがいいのはわかっていたが、
想像以上に素晴らしいラインだった。

「素晴らしい。捜査官にしておくのはもったいない」

男の目も、美佳の身体を注視している。
美佳は頭を垂れて、目はしっかり閉じているようだ。

男は、改めて確かめるように乳房をまさぐった。
下から揉み上げるとブラジャーが変形して、
いっそう胸の谷間が深くなる。
男はさきほどのサバイバルナイフを持ち直すと、
ブラジャーの谷間部分を切り裂いた。

シャーーー。

続いて、2本の肩紐もナイフで切った。

「きゃああああ・・・」

ブラジャーが美佳の細く白い肩からはずれ、
ブルン・・・と豊かな乳房が照らされる。
ボリュームがあり、形のよい乳房だった。
ピンクの乳首がふくらみの中央にたたずんでいる。



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