第9章 ― 支配者の傍ら(5) ―

情けないと思いつつ命令には従う。
乳房でゆっくり扱きながら谷間に唾液を垂らし滑りを良くしていく。

「はぁ…はぁ…はぁ…んッ」
たまに乳首で擦ってしまい少し感じてしまう。

「お、それ良いな。」
「え?」
「乳首で擦られるのだよ。乳だけの感触と違ってコリコリして気持ち良いぜ。」
偶然の賜を御主人様は気に入ったらしい。

私は人指し指と中指で乳首を持ち、掌で乳房を擦りつけると共に乳首も擦りつけていった。

「んんッふあッ…」
ニチャニチャ…

胸の大きさに余裕がなく、パイズリと同時に亀頭を舐めるのが難しいため、出来るだけ唾液を垂らし快楽を強める。

「あッんッ…」

しかしそれだと私の快楽も強まり、なかなか集中できない。
乳首はさっきよりも固く勃起し、更に快楽を感じとる。

「んあッんんッ…」

「よし。もういいぜ。」
「え……あの…気持ち良くなかったですか?」

急に中止を言い渡され不安になってしまう。それに精液も飲みたかった。

「いや、気持ち良かったさ。一美のパイズリとはまた違った気持ち良さだった。
 …だが、せっかくノって来たのにここで出すのはもったいない。入れてやるよ。マンコでもアナルでも。」
「え…本当?」

どうせ入れられるとわかっていたのに口に出されて言われると何故か嬉しい。

「ああマジ。その前に……」

ゴソ…
彼はズボンのお尻のポケットから、小さく丸められたベースボールキャップを取り出した。

「?」
「あとは…」

そしてYシャツの胸ポケットに刺さったサングラスを私に渡した。

「え?…え?」
「外で犯してやるよ。だけどお前の髪は派手すぎる。銀髪の女なんてここら辺じゃお前だけだし。
 だからキャップ被って髪を中に入れろ。グラサンは念のためだ。」

「え…ちょ…外で…?」
「ああ恥ずかしいのが好きなんだろ?」

「で、でも…」
「さっさとしろ。」
「は、はいッ」

私は帽子を受取り、髪を中にまとめながら深く被った。

「次グラサン。高いから壊すなよ。」

サングラスをかける。サングラスと言うにはレンズの色は薄い。ファッションの類で元々の使用目的とは関係ないのだろう。

「よし、スカート履いて、上着は仕事着しかないか?」
「いえ、中にあります。」
「んじゃそれ着て。裏口から出るかな。」

私は彼に連れられて裏口から店を出て、近くの公園に向かった。
時間的に周りは薄暗く遊んでいる子供もいない。

「残念だったな。誰も人いねぇ。」
「そんな残念だなんて…」
「まぁ良いや。やるぞ。」

御主人様は私をベンチまで導くと、服の上から体をまさぐり、スカートを捲り下半身を愛撫し始めた。
ぐちゃぐちゃという音がスカートの中からでも聞こえる。

「かなり焦れてるな。お待ちかねといこうか。」
彼は後ろに回り私を抱え上げベンチに腰を下ろした。


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