第8章 ― 所持品(6) ―

汚物は太いチューブを勢い良く通過し一美の腸内に侵入していく。

「ひあ……はいって…入ってくるぅ……あが…」
「ね…さ…ん…」

スッキリして放心状態の炎之花とは対照的に、一美はさらに脂汗を吹き出し歯を食い縛りながら我慢している。

「さて、勝手に漏らさねぇようにしてやろうかね。」

俺はそう言うと、一美の肛門のチューブを引き抜きアナル栓を押し込んだ。
小さなサイズではなく、直径4cmの大きめの物だ。

「イギィ! 痛…」
今まで入れたことのないサイズだったため、かなりの痛みを味わうことになる一美。

「さてさて、まぁ立ちっぱは辛そうだし、柱から解放してやろう。」

そう言うと俺は一美を固定していた柱からロープをほどき一美を解放した。
しかし解放したのは柱からだけ、一美の体にはまだロープが巻かれ腕は動かせないし、足も殆んど動かせない状態だ。

「あと一時間頑張れよ。…さて一美が頑張ってる間、炎之花で遊ぼうか。」
「ぅ…ぁ…」

強制排泄で朦朧としている炎之花を解放し、ソファに座った俺の上に座らせた。

「はは、なんか威勢が悪いな。酷い事しすぎたかな。」

俺はそう言うと、玩具をはずし、自らの手で優しく愛撫を施していく。
胸をゆっくりと優しく揉み、乳首には唾液をつけて摩擦する。

「あ…ん…」

マンコを筋に沿って撫で、はみ出した大陰唇を広げ、小陰唇、膣口、尿道口、クリ○リスを刺激していく。

「んん…あ…ああ……い…い…」
「気持良いか?」
「は…い…きも…ちい…いぃ…」

虚ろな目をしながら快楽を素直に受け入れていく炎之花。
目が見えずとも想像できる恥態と、臭い、音が炎之花の精神を蝕んだのだ。

「あぁ…いい…水橋さん…もっと…」
「ああ、もっと気持良くしてやるよ。」

グチャグチャ…。
淫らな音を立て炎之花の秘部が掻き回される。

「ああッ!ひはッ…いい…イ…ク…」

ピタ…。
俺は炎之花が絶頂を迎える直前で手を止めた。

「え…なんで…?」
「良くしてやるとは言ったが、イカせてやるなんて一言も言ってないからな。」

「そんな…」
「イキたいか?」
「……………い…イキたいです…」

少しの間を空け、炎之花は答えた。
その返答は、炎之花がかなり性の快楽に流されていることを裏付けた。

「イキたいのなら服従を誓え。俺を主人と崇め、自らの身も心も俺に捧げろ。」

炎之花にしたら悪魔の誘惑だっただろう。
しかし俺は確信した。炎之花はこの言葉に食い付くと。

「…………………………………………………ご…ごしゅ…じんさま…」

長い沈黙を経てついに言った。快楽に流された炎之花の隷属の言葉。


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