第8章 ― 所持品(5) ―

もう勝敗のついたこの状況で妹に被害がいかないのなら、恥辱を味わいたいと思っている。それを俺は見逃さなかった。

「嘘つくなよ。俺が何回おまえに浣腸をしたと思ってる?。
 グリセリン50%の溶液1リットル浣腸して、一時間耐えたのは誰だよ。こんな量わけないだろ。」

「そ、それは…」
「一美には特別ルールだ。炎之花が漏らした後、最低一時間は耐えろ。」

「そんなッ。」
「反抗するのか?」
「い、いえ…」

ドスの効いた声で威嚇すると、すぐに一美はおとなしくなった。

ルールを付け加え、ふと面白いことを思い付いた。
ただ一美に我慢させても面白みがない。そこで、炎之花の浣腸器を肛門の下まで持ってきて、一美の肛門まで繋がるチューブを太いものに取り替えた。

「あ、あの…水橋さん…何を…?」
少し苦しげにしながら、俺が何かやっていることに気付いた炎之花が尋ねた。

「面白い事さ。」
「お、面白い…?」
「ふふ。まぁ一美は気付いているみたいだがな。簡単に言うと、炎之花が漏らせば、その汚物もが一美の腸に入っていくようにしたのさ。」

「なッ!? うそ…?」
「悪いが嘘じゃないぞ。つまりはお前が漏らした途端に一美は、自分とお前の小便、さらには大便を腹に溜め込む。ふむ、俺も参加しようか。」

俺は一美の側に歩き、浣腸器に向け逸物を取り出した。

「ま、まさか御主人様…?」
「察しが良いな。早く炎之花に漏らしてもらわないと辛いだろうからな。」
「だ、だめですッ。量が増えちゃ…」

ジョボボボボボ…。
一美が言い終わる前に浣腸器に放尿した。

実を言うとどちらかの腹に俺の尿をご馳走するため、かなり前から我慢していた。我慢していただけあり量はかなりあり、なかなか収まらない。

「こ、この音…まさか水橋さん!?」
「ああ。俺の小便もお前にプレゼントだ。ついでにこれもな。」

ドボボボッ。
俺は小便をしながらグリセリンの原液を浣腸器にぶちまけた。これだけの量を、浣腸初体験の炎之花が我慢できるわけがない。

全ては一美を更に苦しめるため。そして完全に堕ちた姉の姿を炎之花に見せるため。まぁ見えないけど。

「うあぁあぁ…だ、だめ…多すぎィ…んんッ…」

急に液体の量を増やされた炎之花はより苦しげな表情をして歯を食い縛った。
しかし無駄な抵抗だった。すぐに肛門が限界を迎え、入ったままだったチューブを吹き飛ばした。

「ひッ! い、いやッだめだめ! いやああぁ!」
俺ですら表現したくない音を立て、ほぼ液体とかした汚物が浣腸器を満たしていく。

「いやぁ! 見ないで! お願いだから見ないでくださいィ!! やだァ!」

半狂乱で泣き叫び頭を振る炎之花。
女として、いや、人として見られたくない恥態が炎之花の精神を崩壊寸前まで蝕んだ。


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