第4章 昔話「くだらない理由」(1)
綾香の陰部は大量の愛液で濡れ、床に水溜まりを作るほどだった。
薬が効いてきたらしい。
綾香には軟膏は薬ではなく潤滑剤と言ったが、あれは正真正銘の媚薬だ。
一美に準備させた薬に、市販のラブドラッグを混ぜたもので、ホルモンバランスを崩させ発情させ、塗った箇所の血流を良くし敏感にするらしい。
まぁ細かいことはどおでもいい。要は欲情させればそれで良い。
「さて、綾香さん限界?」
「五月蝿い!!」
綾香は物凄い剣幕で俺を睨みつけた。拘束してなくては殴りつけられそうな感じだった。
しかし、その顔には怒りとは別の感情が見え隠れしていたことを俺は見逃さなかった。
「まぁ我慢できなかったら言ってくださいよ。」
「くッ…」
綾香はうずく体を震わせ歯を軋ませた。
手足を拘束されているため逃げられない。マジでどこまで我慢できるか楽しみだ。
あの薬で一美を責めた時は半狂乱で乱れたのを覚えている。それほど強力な薬なのだ。
更に言えば副作用はないが、与えられた刺激に依存性を持たせることが出来るらしい。
行き着けのアダルトショップの店長からもらったものだが……う~ん、どんな成分だよ?
…
…
…
「45分経過~。頑張るねぇ綾香さん。」
「はぁ―――はぁ―――」
限界らしい。禁断症状とでも言える荒い息で、涎を流し、目は虚ろで、床はもうビチャビチャに濡れていた。
俺は意地悪心を見せ一美を呼んだ。
「一美、ヒマだ。しゃぶってくれ。」
「はい…」
一美は喜々としてズボンのジッパーを下げ俺の逸物を取りだし、奉仕を始めた。
既に熱くいきり立った息子は、一美の奉仕に喜ぶがごとくビクビクと震える。
「はぁ―ッ、はぁ―ッ…」
その様子を見る綾香の目は、まるで獲物を狙うライオンの様に血走り瞳をうるませていた。
「一美、入れて欲しいか?」
「じゅぷッ…ずぢゅるる…ぷはッ…はぁはぁ…はい。…もう私のオマンコ濡れてるんです…入れてください…」
「だってさ。綾香さんは?」
「わ、私は…」
もう綾香の目は俺の逸物に釘付けになっていた。
「……。」
一美も俺の狙いがわかっているらしく、綾香が口を開くのを待っている。
「………れて…」
ついに綾香が口を開いた。
顔を羞恥に染め、聞き取れないくらい小さな声で、それでいて期待の色を見せる声だった。
「ん? なんですって?」
わざとらしく聞き返す。
「入れて…入れてよぉ!」
「いいですよ。ただし、交換条件付きですが。」
「こ、交換…条件?」
「簡単です。条件は俺の奴隷になること。」
「なッ!?…私には旦那が…」
「ははッ…おねだりしておいて貞淑気取っても説得力ないですよ。それに綾香さんが思ってるほど、あなたの旦那さんは誠実な人じゃない。」
「え…?」
俺は一枚の写真を取り出し綾香に見せた。
その写真には綾香の旦那と、その同僚であるだろうOLのツーショットが写っていた。
しかもホテルに入る直前で、旦那が女の肩を抱いている。
「な…え…嘘…」
綾香は目を見開き、驚愕していた。
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