第3章 昔話「性奴隷への誘い」(2)
それからすぐ、一美さんの携帯電話にメールが届いたらしく、一美さんはメールを確認する。
そのメールを見た直後、一美さんは顔を赤らめ少し息を荒くした。
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私は店の後片付けと、明日の仕込みを終らせ、11時頃帰路についた。
その途中に公園がある。老朽化した遊具と、消えかけた街灯がいくつかある小さな公園だ。
私は公園の入り口付近で足を止めた。何か声がしたからだ。
この公園は住宅街から近いが、夜は薄気味悪く滅多に人はいない。コンビニ等も近くないのでたむろする若者もいない。
私は声が気になり公園の中を覗いた。
街灯の下のベンチに声の主を見付けた。
男女の二人組で、男はベンチに腰掛け、女は説教でもされるように男の前に立たされている。
しかも女は全裸だった。いや、太股までの黒ストッキングと、首には首輪。首輪は鎖に繋がれ、鎖の先を男が持っていた。
「主人をまたせるとはねぇ。最近タルんでない?」
「申し訳ありません! 夜勤でもないと妹を誤魔化すのが大変で…」
「ふぅ…ま、説教は好きじゃないからこのへんにしてやるよ。でもお仕置きは受けてもらうぜ?」
「は、はい。どんな罰でも受ける覚悟は出来ております。」
「ん、じゃ今日は後ろの穴を使おうか。」
「え…あ…」
女は何故かばつの悪そうな声をあげる。
「ん? もしかして掃除してないとか?」
「あ…その……はい。申し訳ありません! 時間がなく…」
「ま、そんなことだと思ってたけどね。じゃ、お仕置きついでに浣腸するか。」
そう言い、男は巨大な注射器を取り出す。病院で使われる浣腸器。
男は女に目隠ししベンチの上に乗せ尻を突き出させた。
「あ、あの…何で目隠しを…?」
「ん~…目隠し嫌い?」
「あ…い、いえ…その…御主人様が見えないのが不安で…」
「まぁ我慢しろよ。」
男は鞄からペットボトルを取り出し浣腸器に繋いだチューブから液体を吸いあげる。
「さぁ入れるぜ一美。」
「は、はい…」
!?
一美…男は確かに『一美』と言った。
聞き覚えのある声と、ダークブラウンのウェーブヘア、日本人離れした肉感的な体、その女は一美さんに間違いなかった。
知人の恥態。それを目にし、私はその場を離れることを忘れただただ立ち尽くした。
「うああ…ご、御主人様ぁ何を入れて…」
「子供の大好きな黒い炭酸飲料。コーラだ。オレも好きだけど。」
「そ、そんな物を私のお腹に…あああッく、苦しいッ…」
「腸内でコーラが温められたせいで炭酸が抜けて気体になってるんだな。炭酸浣腸は危ないって言うからあんまり入れないでおこうか…」
男はそう言い、浣腸器を片付けると残ったコーラを飲む。
「さてさて、オレが一服し終るまで我慢な。コーラ飲むと煙草吸いたくなるんだよ。」
「あ、あのッ…御主人様は未成年…」
立場として絶対的に下なのに、煙草を注意するとは一美さんらしい。
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