第12章 ― 日  常(7) ―

二人もキスをしながら肩を震わせている。

「おいおい、勝手に盛り上がるのは良いが、言うことあるだろ?」

俺もかなり来ていた。すこし擦るペースを落とし、三人の絶頂に合わせようと絶頂を引き伸ばしている。

「ご、御主人様ぁ! イキたい…イキたいです! 奴隷の炎之花にイク許可を下さい!!」
「わ、私もッ…一美にも絶頂の許可をください!」
「綾香もです! 綾香もイカせてください!」

三者三様におねだりの言葉を口にする三人。

「イクなら最後の最後に、奴隷にふさわしい場所を刺激してイケ。」
「ふさわしい場所…」
「奴隷として…」
「あ…」

三人とも一つの答えに行き着いた。
そして、一美は左乳房に、綾香は右ラビア、炎之花はクリ○リスに手をかけた。

「良く気付いたな。イケ。」
そして俺の言葉に三人はピアスを持ち引っ張った。

「ひいぃぃ!!!」
「あああぁぁ!!」
「ぎいぃい!?」

傷の塞がっていないピアスの穴を自ら刺激し激痛に襲われる。
しかし、マゾの快楽を教え込まれた三人には快楽を上乗せする要因にしかならない。
そして痛みと同時に三人は普通に感じる場所を刺激し絶頂の関を切った。

「ああああああぁあぁぁぁあ!!」
「んぎいいぃいいいぃいぃ!!」
「やあああぁぁあぁぁあ!!」

一美は快楽を素直に叫び、綾香は歯を食い縛り、炎之花は悲鳴をあげた。
三人の秘部からは大量の潮が噴かれ、床を汚していく。

「くッ三人ともこっちを向け。」
「ふぁ…?」
「ああ…」
「御主じ…」

イったばかりで朦朧としている三人をこちらに向かせ爆発寸前の逸物を向けた。

ドクッ
最後の一線を越え精液が三人の顔にかかる。

「熱い…」
「あぁ…精子…」
「ドロドロで…良い匂い…」

三人はウットリと、熱い精液を肌で感じ、すぐに舐めようとはせずにその感触を楽しんでいた。
俺はそれを見て、歯を見せて口の端を吊り上げた。

今度は何をしてやろう。
苦しめてやろうか。
辱めてやろうか。
快楽を与えようか。

まるで遊び尽してはいない玩具を見るような感覚が心を支配した。

当分退屈はしない。
日常を破壊しない程度の刺激。
それで十分。
面倒くさがりの俺には十分。

日課のオナニーが調教に変わっただけ。
いつかまた女を辱めて、捕まるかもしれない。それならそれに従えば良い。
今は今の日常を楽しめば良い。俺がしたいようにするだけ。
俺の目線の先には未だ発情を続け、俺を見る三匹の牝がいた。

「御主人様…もっと…もっとしてください。私の体にどんな傷をつけてくださっても良いですから…もっといじめてください…」
「ああ…姉さんだけじゃなく私も…沢山沢山ご奉仕します…だから私もいじめてください…」
「私には恥ずかしいことしてください……あの人にバレても良いから…恥ずかしくて気持ちの良いことをいっぱいしてください…」

俺は口を更に吊り上げた。

「ああ。まだまだ調教してやるよ。一美、綾香、炎之花。」


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