第12章 ― 日 常(5) ―
「んんッ…んーーッ…」
中々量が多いらしく、苦しげに顔をしかめる綾香。
しかし、勝手に飲んではいけないと毎度忠告しておいたので、飲まずに俺の許しを待っている。
「ッくはぁ~…出た出た。飲みたい?」
「ん~…ん~…」
喉の奥から声を出して頷く綾香。
それを羨ましそうに見る炎之花と一美。
「……飲むな。」
「ん~?」
「一美に口移しで味あわせてやれ。」
俺の言葉に目を輝かせる一美。それとは対照的に残念そうな綾香。
「綾香さん…」
「……」
綾香は名残惜しそうに一美に口付けした。
「んん~…んむ…」
「んッ…ぷは…はぁはぁ…」
「美味しい? 一美さん…」
「ん~…ん~…」
首を縦に何度も振り美味いと伝える一美。そして俺の考えがわかっているのか一向に飲み込もうとしない。
「一美、次は炎之花だ。」
「ん~…」
コクッと一度頷き、一美は炎之花の頬を持った。
「姉さん…私にも早く…」
「ん…」
そして姉妹のキスが始まった。
「んん…ねえさ…ん…ちゅぱ…」
先の奉仕で出来上がっているのか積極的に姉に舌を絡める炎之花。
一美の口の中を舐め回し精液を口の中に移していく。
「んんッ…ぷはぁ…そんな…ずるいわ炎之花。少しも残してくれないなんて…」
「安心しろ一美。このまま炎之花に飲ますつもりは無い。」
俺の言葉に炎之花の表情が曇る。
「そのまま床に吐き出せ。」
俺の言葉通り、炎之花の口から三人分の唾液が混じった精液が、フローリングの床に吐き出された。
「飲みたければ犬のようにそれを飲め。」
「え…そんな…」
俺の言葉に顔を歪める綾香。
しかし…
ぺちゃぺちゃ…
「一美さん…」
一美が床の精液を舐め始めたのだ。
「姉さん……だめッ…一人で全部飲まないでッ。」
ぺちゃ…
音でわかったのか、炎之花も床に屈み、精液を舐め始める。
「炎之花ちゃんまで…」
「綾香、これは忠誠を見るためのものだ。完全に俺に服従しているなら命令には絶対だろ?」
「命令…」
ぺちゃぴちゃ…
揺らいでいた綾香も床に舌をつけ三人の唾液で薄くなった精液を舐め始めた。
「我慢できなきゃオナニーして良いぞ。」
俺の言葉に三人は秘部に指を這わせ始めた。
三人とも既に濡れていたらしく、ヌチャヌチャとした粘液の音が三人分聞こえてきた。
「んッ…んん…はぁ…ぴちゃッ…」
オナニーに手慣れている一美がいち早く声をあげ始める。
「良いオカズだ。」
俺は再度固くなった逸物を握り擦り始めた。
最近、こいつらを使っているために、オナニーなんて全然してなかったから新鮮だ。
「ああッ…御主人様…そんなもったいないことを……私たちがしますから…」
精液とオナニーで出来上がった綾香は、俺のオナニーを見て声をあげた。しかし許しを得ていないために勝手に動くことはない。
「たまにはオナニーくらいさせろ。美女三人を目の前にヤリもしねぇでセンズリなんて、こんな贅沢ねぇぞ。」
俺を含め四人はオナニーを続ける。
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