第12章 ― 日  常(4) ―

不意に俺は炎之花の唇を奪い、口の中を舌で犯す。熱い唾液が俺と炎之花の口の中を行き来し、端の方からポタポタと落ちていく。

「んんッ…ぷはッ…御主人様…」

キス程度で炎之花の目は完全に発情したことを告げる。
トロンとした目つきで奉仕を続け、時折太股をモジモジと擦り合わせた。

「炎之花だけってのも可愛そうか。一美。」
「はい…あむ…ちゅぷ…んん…」

一美の顎を持ち炎之花同様にディープキスをする。そして一美は俺の唾液を口から吸い出し喉を鳴らして飲んでいく。

「御主人様の唾…おいしぃ…」
こちらも同様に目をトロンとさせて太股を擦り始める。

「ぷはッ…ふぅ―…綾香はどうする?」
「わ、私も…キスしてほしいです…」

「そうか。だが奉仕を続けながらだ。手コキでいいからブツを休ませるなよ。」
「はい…」

綾香は逸物を右手で持ち擦りながら、口の中の唾液を飲んで、更に口の回りを舌で舐め取った後、左手の甲で擦り口周りを綺麗にした。
俺とキスする前に先走りを完全に口から無くし、俺が気分を害さないように口周りも綺麗にしたらしい。
我が奴隷ながら細かいところに気が利く。

「ん…んんッ…ぴちゅッ…あんんッ…んん…」

唾液を綾香の口に流し込み舌でそれを掻き混ぜる。

「んはッ…ふぅ…ありがとうございます…」
「相変わらずキスは受け身だな。変なところで乙女なやつだ。」
「そんなこと言われても…」
「別に怒ってるわけじゃない。気にすんな。奉仕を続けろ。」
「はい…」

再度フェラチオを再開した。口の中に目一杯くわえ、刺激を与えるために頬をすぼめ吸引する。

「んぶぶッ…ずりょりょ…あん…あむ…じゅぢゅぢゅ…」

いやらしい音が聞こえてくる。視覚と触覚だけでなく聴覚も楽しませるためにわざと音を立てているのだろう。
テクニックや俺の弱点に関しては、一番古株で性に関して人一倍興味のある一美には敵わないものの、綾香のフェラは視覚的にも触覚的にも聴覚的にも楽しめるものだ。

「そろそろ出そうだな…」
「ああ…飲ませて…飲ませてください御主人様…」
「ずるいわ綾香さん…私にも飲ませてください御主人様…」
「綾香さんと姉さんだけじゃなく…私も飲みたいです…」

三人とも俺の精液を求めおねだりする。
いくら俺でも一発で三発分は出せない。

「う~ん…どうするか?………………よし。とりあえず綾香、口の中に出してやるくわえろ。」
「はいッ…んぶぁ…んんッんッんッ…」

綾香は俺の言葉に喜々として頷き、フェラの刺激を強くするがごとく奉仕を激しく大胆なものに変えた。

「そんな…私も欲しいのに…」
「私も御主人様の飲みたいです…」

姉妹から不満の声が上がる。
それでもそれ以上の反論はない。
俺を怒らせまいという考えのことだろう。

「くッ…出すぞ。」

ドクッ…
綾香の口の中で性の高まりを爆発させた。
生臭い俺の子種が綾香の口にためられていく。


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