第17話

詩織は不自然な体勢で振り返りながら、いまから自分の躯になされる恥辱の行為を
推し量り、その大きな双眸を震わせていた。
「コレなんていいんじゃない?」
夕子が選んだのは、その中でも最も太くて長い黒色のバイブだった。その幹には無
数のイボがビッシリと張り付いており、詩織には何の目的で付いているのか理解に
苦しむ二本の小枝が生えていた。
「いきなりソイツはキツイだろう。お楽しみはこれからなんだ。壊れちまっては元
も子もない」
言いながら斗也が選択したのは紫色の標準的な一振だった。太さはさほどのモノで
はない。
「さてと、自分でコイツを濡らしてもらおうか。さもなければ痛い思いをするのは
自分自身だぜ。夕子、藤崎は手が離せないから手伝ってやれ」
ビデオカメラを斗也に手渡し、前の方に廻る夕子。
「さあ、詩織。コレをしゃぶるのよ。自分の唾でしっかり濡らしなさい」
口元にバイブを突きつけられる詩織だったが、唇はキッパリと閉じられ、決して淫
鬼達の思い通りにはならない、と云う固い決意を表していた。
無理矢理にバイブで抉じ開けようとする夕子。
顔を背けてそれを拒む詩織。
焦れた斗也が詩織の頤を片手で掴む。
「聞き分けの無いコだ」
強引に唇を割る。
突き刺さるバイブレーター。
「むふおおおおおうっ!!」
苦しそうに喘ぐ詩織。そんな彼女にお構い無しに夕子はバイブを抽送する。詩織の
唾液に濡れ光る紫の竿。
カメラのファインダー越しに斗也は思う。
(なんてウットリする貌でしゃぶりやがるんだ・・・・・・・こりゃあ、フェラも
楽しみだぜ)
トイレの窓から射し込む朝の光の中で、頬を窄めてバイブレーターをしゃぶらされ
る詩織の表情はまさに絶品だった。

「さあ、もうそれぐらいでいいだろう」
その言葉を合図に、夕子は詩織の可憐な唇に突き立てられていたバイブを引き抜
く。
「うっ・・・けほっ、けほっ・・・・・」
苦しそうにむせ返る詩織だったが、これから更なる恥獄が待っているのだ。
詩織自身の唾液でネットリと光るバイブレーターが彼女自身の恥部にあてがわれ
る。
「やっちゃうよ?」
「待て・・・・・・藤崎。自分の指でオマンコを広げろ。パックリとオープンさせ
るんだ」
言われるがままにするしかない詩織。自らの右手を股間へと導く。
黄金水と発情汁でしっとりと湿ったジャングルを掻き分け、ふっくらと盛り上がっ
た自分の恥丘に指をあてがう。
ここに来て躊躇う詩織。
だが他に選択肢は無いのだ。
にちゅ~うっ。
粘つく音を立てて、白魚のような指で割かれる詩織の左右の陰唇にはネットリとし
た、粘液の橋が何本も架かっていた。
その奥に覗く鮮やかなサーモンピンクに色づく媚肉は、白濁し、泡立つ愛液で濡れ
輝いていた。
その有り様をじっくりと撮影する斗也。詩織の恥部の一部始終が余すトコロなく収
められる。
「やれ」
その言葉に、夕子は詩織の秘苑にバイブをぶち込む。孔を穿たれる詩織の牝孔。
「はうっ!・・・・・・・はっ・・・・・・・やはっ・・・・・・・・・・」
背中を弓のようにしならせて、淫具の侵入に耐える詩織。
溢れ出る聖蜜がバイブを伝って、トイレの床に滴り落ち、ネットリとした水溜まり
を作り出す。
更に奥深く沈み込む玩具。
詩織には、固く瞼を閉じて、この暴虐の嵐が通り過ぎるのを待つ事しか出来ない。
額には珠のような汗が噴き出す。
「む・・・・・無理ですっ・・・・・・・もう・・・・・挿りません
っ・・・・・」
「なに言ってんのよ。昨日はトウヤくんのブっといのを根元まで飲み込んだくせ
に」
ツツーッ、と一滴の汗が詩織の額から、美しい鼻筋の脇を通って唇の端へ、更にそ
こから細く締まった顎を通過して白い喉元へと転がる。その終着駅ははだけられた
セーラー服の襟元から、その中で剥き出しになっている詩織の胸の膨らみの谷間へ
と流れ落ち、もとからその谷間に噴き出した汗と合流する。
膝をガクガクさせて堪える。ようやく七分目まで埋まり込むバイブレーター。それ
だけでもはや息も絶え絶えといった風情の詩織だったが、本格的な責めは此処から
始まるのだ。
斗也の片手にいつのまにか握られている、詩織の股間に突き刺さったバイブレータ
ーと同色のコントローラー。
幾つかあるスイッチの内の一つに指が掛けられる。
躊躇なく押す。
ヴィイイイイイイイイイイン。
詩織の膣の中でくぐもったモーターの音を響かせながらバイブが蠢く。


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