第15話

「・・・・一体・・・・・何を?・・・・・」
慄く詩織。
「夕子、まずはスカートとパンテイを剥ぎ取りな」
「オッケ~ッ!!」
「嫌アッ!!止めて、夕子ちゃん!!お願いだからっ!!」
「じたばたするんじゃねえよ。それともなにか?あんな写真を皆に見て欲しいの
か?ああ?」
「ふふふ、案外そうかもね。このコ、露出狂のケもあるんじゃないかしら?」
「・・・・わっ・・・・・・・判りました・・・・・・」
観念したのか、身体から力の抜けた詩織。夕子はテキパキとスカートを脱がせにか
かる。
次はいよいよパンティだ。
(・・・・・・・お願いっ・・・・・気付かないでっ・・・・・・)
祈る詩織。
「ほら、脚を上げなきゃパンテイが抜けないでしょ」
詩織はオズオズと脚を上げる。
抜き取られたパンティ。詩織の両手は生い茂った密林を隠す。
夕子はそれを裏返して見る。
「駄目ッ!!見ないでッ!!お願い、見ないでっ!!!」
そんな詩織に夕子はこれ見よがしにパンティを裏返しにして広げて見せる。詩織は
堪らずに顔を伏せる。
船底部に付着する恥ずかしい染み。まるでナメクジが這った後のようにネットリと
した光を反射する恥ずかしい粘液。
「くくくくく、とんだ淫乱アイドルだな。ひょっとして期待してるんじゃねえの
か?」
はっきりとした証拠を眼前に突きつけられて、詩織は何も言えずにただうつむくだ
けだ。
「ね、よく見てよ。それだけじゃ無いんだから」
「?」
目を凝らして見る斗也。詩織の縦溝に食い込んだ皺の残るパンティの底部にその痕
跡があった。
白いパンティだけに余計に目立つもう一つの染み。
僅かに黄色く変色した染みがそこにはあった。
「コイツは傑作だ。我が高校のアイドル様が小便の染みを付けたパンティをお履き
遊ばされていらっしゃるなんてな!」
「・・・・・くぅッ・・・・・・・・・」
既に教室に入った時点で限界に程近いところまで達していた詩織の黄金水の貯蔵タ
ンクは、教室から出た途端にこの二人に声を掛けられた驚きと、トイレに連れ込ま
れていきなり胸を揉まれたショックとで、僅か数滴ではあったが、思わず零してし
まっていたのだった。
その事実を指摘されて、頬を紅く染め、屈辱に身を揉む詩織。
不意に詩織の首に廻されていた腕が解ける。
「よし、壁に両手をついて、尻をこちらに向けるんだ」
「あ・・・・・・・・・」
「どうした?藤崎」
見ると、詩織は必死に太股を捩り合わせている。
(はは~ん・・・・・・)
悪魔の笑みが斗也の頬に浮かぶ。
「・・・・・あ・・・・あの・・・・・・」
「どうした?さっさと言われた通りにしろ」
詩織の生理的欲求に気付かぬ振りをして命令しる斗也。
「・・・・・あの・・・・・お願い・・・・・ですから・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「よ・・・・・・・・・・・・・用を・・・・・・・・・・足させて下さい
ッ・・・・・・」
もう我慢も限界に近付いているのであろう、次第に腰が引けてくる詩織。
「ここは便所だ。空いているトコロを何処でも使えよ」
個室に飛び込もうとする詩織を斗也が遮る。
「そっちを使うんだ」
斗也が指差すのは、あろうことか男子の小便用の便器だった。
「そッ・・・・・・・そんな・・・・・・・・・」
「どうした?早くしないと漏らしちまうぜ?」
「・・・・むっ・・・・・・無理ですッ!!・・・・・・女の子に・・・・・・そ
んな事・・・・」
「だったら床にぶちまけるんだな」
「ああっ・・・・・・・・貴方は・・・・・・悪魔よっ!!」
「いまごろ気付いたのか?」
「ほらぁ、さっさとしないともたないんじゃない?」
男子用の便器の前で途方に暮れる詩織だったが、諦めたのか、放尿の姿勢を取り始
めた。
両手はしっかりと便器を抱え込む。脚を大きく開いて、ガニマタにして腰を落す。
便器の下部の受け口のちょうど上の位置に自分の排泄孔が来るように腰を突き出
す。太股でも便器を抱え込む様な格好になる。
「お願いっ・・・・・一人にっ、一人にしてッ!!」
姿勢は決まったようだ。下半身だけを剥き出しにして便器に抱き着いても、なお詩
織という少女の輝きは失われていなかった。
だが。
限界に達している筈の尿意は最後の一線を超えられないでいた。
あの二人に背後からまざまざと排尿の瞬間を覗かれるという想いが踏みとどまらせ
ていた。
あるいは、例え二人に凝視されていたとしても、洋式か和式の便器であればとっく
に崩壊の時を迎えていたかもしれなかった。
だが、立ち小便という異様な状況がそれを許さなかった。
しかしそれでも逡巡している間にもタイムリミットは刻々と近付いてくる。
その狭間で苦しむ詩織に斗也が更なる追い討ちを掛ける。剥き出しになり、不様に
割り開かれた尻肉の狭間から股間の前方に向けて斗也の指が伸びる。
「はゥンッ!?・・・・なっ、何をッ?」
斗也はその問いに口では答えず、指の動きをもってして答える。
密林の奥のクレヴァスを探る。
目的のモノを探り当てた斗也の指。
尿道口だ。
指で決壊寸前のダムをくじる。


前頁/次頁






























表紙

投稿官能小説(3)

トップページ

inserted by FC2 system