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第14話 「おはよう」 「おはよう、詩織」 「おはようっ!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昨日までと全く変わらぬ様子で、挨拶の言葉を掛けてくるクラスメイト。 それに昨日までと同じ様に応える、今日の詩織。自分の躯の変化を気取られないよ うに気を張っている様は、その事実を知る者が見れば健気ですらあった。 (誰も・・・・知らないの・・・・・) (・・・・・私が・・・・・・もう処女じゃないなんて・・・・・誰 も・・・・・) (・・・・・昨日・・・・・レイプされたなんて・・・・知らないの ね・・・・・・) (それだけじゃ・・・・・ないの・・・・・) (・・・・・詩織は・・・・いま・・・・・ノーブラなのよ・・・・・・) (・・・・・今も・・・・・・オッパイの先っちょが・・・・・擦れ て・・・・・・・・ビンビンに・・・・・) (ビンビンに勃起して・・・・・・) (・・・・痛いぐらいに・・・勃起してるのっ・・・・・・・) 辺りを見回して、長谷川斗也がまだ登校して来ていない事を確かめる。 (・・・・今の内にトイレに行って・・・・・ついでに・・・・・・) 登校途中から高まりつつあった生理的欲求も同時に処理しようと思いながら、教室 の後ろの扉から廊下に出る。 「おはよう、藤崎さん」 「おっはよ~っ!シ~オリンッ!」 「あっ・・・・・お、おはよう・・・・・」 廊下に出た途端に詩織に掛けられる朝の挨拶は、詩織を奈落の底へと突き落とす、 悪魔の挨拶だった。 長谷川斗也と夕子が詩織を待ち構えていたのだった。後悔にほぞを噛む詩織だった が既に遅かった。 「藤崎さん、ちょっとこれから付き合って欲しいところがあるんだけど・・・・・ いいかな?」 口振りこそ柔らかではあったが、その目には有無を言わせない強い光を湛えてい た。 「ね?すぐ済む事だからいいでしょ?詩織?」 言葉を返す暇も与えられずに、夕子に手を取られて、最上階への階段を上らされ る。 ここ四階は全ての教室が特別教室なので、朝は人っ子一人いない。 夕子に引きずられ、斗也に背中を押されながら、男子トイレへと連れ込まれる。 いきなり背後から詩織の胸の膨らみを鷲掴みにする斗也。 「やンッ!!」 いきなりの行為にその場にしゃがみ込もうとする詩織だったが、背後から斗也の腕 が首に廻って引き起こされる。上背のある斗也の腕が詩織の顎に掛かり爪先立ちに なってしまう。詩織は両手でその腕を引き剥がそうとするが、敵う筈も無い。 斗也の空いた方の手が、セーラー服の裾から侵入する。 「ちゃんと俺の命令を守っているか確かめてやるぜ」 「嫌ッ!!止めてッ、止めて下さいッ!!」 「どう?トウヤくん?このオンナ、ノーブラで登校してきたの?」 「ん・・・・ふふふふふふ、プリプリしてやがる。たまんねえぜ」 「下着無しで学校に来るなんて、このオンナ、変態なんじゃない?」 「ひっ、酷いわっ・・・・・・夕子ちゃん・・・・・・」 「藤崎よ、確かにノーブラノーパンで学校に来いとは言ったが・・・・」 「・・・・・・」 「誰が乳首までおっ勃てろなんて言った?ああ?」 「ねえ?それホント?」 「ホントもホント、ビンビンにおっ勃てまくっていやがるぜ、このオンナ。これじ ゃあ変態呼ばわりされてもしょうが無いんじゃないか?」 「あっ、ホントだ~っ!!なにコレ?こんなにビーチク硬くしといて酷いも何もあ ったもんじゃないでしょ?違う?詩織?」 何時の間にか、夕子も詩織の制服の中に手を入れて、乳首の硬度を確かめている。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 返す言葉も無い詩織。 「さてと・・・・・お次は下の方だ」 「ふふふふふ、楽しみよねえ」 「夕子、スカートを捲ってやれ」 「覚悟はいい?詩織?」 「昨日、あれだけ奥の奥まで曝け出したんだ、いまさら覚悟する事もないだろ」 「それもそうよね。それじゃあ・・・・・」 スカートの裾に指を掛ける夕子。 「お願いっ!夕子ちゃん、それだけは許してっ!!」 その言葉を遮るかのように、一気にスカートを捲り上げる夕子。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どういう事?詩織?これはどういう 事なの?」 「ごめんなさい・・・・・許して・・・・・どうしても・・・・・・」 「どうした?」 斗也が言いながら、セーラー服から抜き出した手を詩織の股間へと伸ばす。 斗也の指が詩織の股間を覆い隠す小さな布切れに阻まれる。 「・・・・・・・・いい心掛けだな。ノーパンで来なければどうなるかは言った筈 だったぜ」 淫魔の指が詩織の白いパンティの上から縦溝をなぞり上げる。 「トウヤくん、じゃ、掲示板と校門に例の写真貼ってくるね~っ」 手をヒラヒラとさせながら、トイレから出て行く素振りをする夕子に向けて詩織が 懇願する。 「待って!お願いっ!!そんなコトしないでえええええ~っ!!」 「・・・・・・・・どうする?トウヤくん?」 「そうだな・・・・・最初という事で大目に見てやってもいいんだ が・・・・・・・」 「ええ~っ?最初が肝心だよ」 さもがっかりした風な夕子。 「確かに躾はちゃんとしておかないとな・・・・・だったらぺナルティでも受けて もらうか」 前頁/次頁 |