第8話

「さっすがトウヤくん!!こーゆーコトだったのね?」
「ふふふっ、まあな。それよりもこの格好はしっかりアップで撮っとけよ」
「了解!」
じっくりと、あらゆる角度からみっともない格好を撮影される。詩織の防衛本能
は、ただ淫獣を歓ばせたダケであった。
詩織の儚い抵抗も改めて足首を固定される事で霧散してしまう。
改めて露にされる美少女の秘所。
劣等感-コンプレックスなどと云う言葉とは無縁だと思われていた詩織のたった一
つの汚点。
小学校の四年生の頃から生え始めた恥ずかしい毛は、中学校に入学する時にはすで
にヴィーナスの丘全体を覆い隠していた。明らかに同年代の少女達の生え方とは異な
る己の身体を恨めしく思いながら、修学旅行で皆と一緒にお風呂に入る時などは周囲
に気付かれぬようにコソコソとしなければならなかった。
だが、そこまでして隠しておきたかった詩織の秘密は、今、白日の下にさらけださ
れた。
斗也はある事を思う。このジャングルこそが、詩織という少女の性格の形成に大き
く関わっているのではないかと。
彼が今までに渡り歩いてきた学校にも、程度の差こそあれ容姿端麗、学業優秀、ス
ポーツ万能と絵に描いたような少女達も何人かいた。
だが時として彼女達は自らを選ばれた者と勘違いをして、他人を見下したり、高飛
車な態度を取るモノも多くいた。
そんな者達より多少は賢い少女であっても、優秀な自分を更により良く見せようと
してその本性に偽りの仮面を被って、「優しく、誰からも好かれる性格」と言う称号
を得ようとしているのに過ぎない事を彼の鋭い視線は見抜いていた(それは彼自身が
そうした立場の人間だったからかもしれない)。
だがこの藤崎詩織と云う少女は、今までの彼女達とは明らかに違っていた。
真に他人を思いやる心。
弱者へのいたわり。
それが只のポーズでない事に斗也はこの二ヶ月で悟っていた。
(・・・・・・・何故?・・・・・)
だが、今、詩織のこの秘密を見た時に全てが解ったような気がした。
コンプレックス。
劣等感があるからこそ、他人の痛みがわかるのだ。
もしも詩織のアソコの佇まいが楚々としたものであったなら・・・・・これだけの
美少女だ。恐らくはさぞかしイヤなオンナになっていたに違いない。
そう考えれば、この密林は詩織そのものであると言っても良かった。
「ねェ、早くこのオンナの嵌め穴を見物しようよ・・・・・」
夕子の言葉が斗也の物思いを中断させる。
「・・・・・・・・・・・・・よし」
密林を掻き分けて掻き分けて秘境を突き進む斗也。ほぼ間違いなくいまだに詩織本
人以外の指が到達していないであろうポイントに向けて、斗也の指は確実に歩を進め
ていた・・・・・・・・・

ジョリジョリ・・・・・
硬い剛毛と剛毛の擦れ合う音を部屋中に響かせながら斗也の指は詩織の密林を分け
入って進んで行く。
ジャングルの表層を一見しただけではわからなかったモノが徐々にその姿を現わ
す。
(へへへへ、やっぱり濡らしてやがる・・・・)
恥毛が湿り気を帯びている。しかも奥に進んで行くのに従ってその度合いはさらに
激しくなってくる。陰毛を掻き分ける音も徐々にぬかるんだソレに変貌しつつあ
る。
そして遂に。
密林の向こう側が見えた。
剛毛の合間から覗く恥丘の驚くべき白さ。その白さは詩織の胸の双球が形作る谷間
の白さよりも、さらに白かった。
詩織の秘所はその門をしっかりと閉ざし、その中の佇まいを覗かせようとはしなか
った。ただ、その合わせ目が彫りの深い溝を刻み込んでいるだけであった。
剛毛の密生ぶりさえなければ、そこはまるで幼女のそれと見紛うばかりの未発達ぶ
りだった。
なによりも驚くべきは、これほどの開脚にも関わらず、内部の媚肉はその顔を覗か
せてはいない点だ。自分の指で開いた事すら無いのかもしれない。
つつましやかなオナニーぶりが伺える。おそらくは下着の上からクレヴァスをなぞ
り上げる程度の幼い慰めぐらいしか経験していないのであろう。
その恥丘を指で押してみる。
「あふっ・・・・・」
詩織の口からは悩ましげな声が漏れる。彼女のファンが聞いたならばそれだけで射
精してしまいかねない淫蕩さを含んでいた。
詩織の処女丘は夢見るような柔らかさだった。充血してふっくらと盛り上がってし
まった恥ずかしい詩織の丘はその中への期待をいやがうえにも高める。
「ねえ、早くゥ・・・・」
焦れた夕子が急かす。夕子の構えるビデオカメラは詩織の処女膣が抉じ開けられる
のを今か今かと待ち受けているかの様だ。
「よし、行くぞ」
両の恥丘に指を当てる。カメラの邪魔にならない様に体をずらす斗也。
「・・・・・・・お願い・・・・・・止めてぇ・・・・・・・」
まるでその声が合図であったかのように斗也の指が詩織の秘所を割り開き始めた。
むちっ。
湿った音を響かせて遂に開かれる詩織の処女門。その門を最初にくぐったのは詩織
の膣内に溢れんばかりに満ち満ちていた、ねっとりとした聖液であった。
「うわっ、濡れ濡れじゃん!」


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