第7話

甘い香りを放つ嬌声がその唇から漏れるのを、詩織自身にも止める事は出来ない。
(スイッチが入った!)
斗也は確信する。これで詩織の五感から脳へと流れ込むありとあらゆる感覚の情報
は、全てが快楽へと変換されるフィルターを通過する事になる。
吸う。
ちゅばっ。
吸う。
ちゅるるるるっ。
吸う。
じゅるるるるるるうぅっ。
乳首を吸われる度に、額に汗を浮かべて鼻息を荒くしてしまう詩織。
だがそんな姿ですら神々しく見えるのは、さすがは完璧な美少女だ。
(こいつはイク時の表情もチ○ポ咥えている顔もウットリさせられそうだぜ・・・
・)
最後に歯で尖りを軽く噛んだまま引っ張る。
「あううっ・・・・・・止め、止めてェ・・・・・・ち、千切れちゃうぅ・・・・
・」
限界まで引き伸ばした所で離してやる。
ぶるるるるん。
無残に変形させられた乳房が再び神が造形したかつての美しい姿を取り戻そうとし
てたわわに揺れる。
それを横目で見ていた夕子も真似をする。
ぷるるるるん。
斗也と夕子の唾液にヌメヌメと濡れ輝く両の乳首は痛々しい程に硬く勃起してお
り、その大きさも先程の倍はあろうかと言うまでに肥大していた。
夕子が尖りを指で強く弾く。
「ひふうぅっ!!」
「ふふふふ、セックスなんて知りません、な~んて澄ました顔をしててもオッパイ
の先っちょはキンキンに勃起してるじゃない」
「まったくだ・・・・・・・・さてと、そろそろスーパーアイドルのおケケを生や
した大事な大事な持ち物を見せて頂くとするかな」
「嫌ぁっ!嫌っ、嫌っ、嫌っ、嫌っ、嫌っ、いいやあああああううっ!!」
悪魔の指が詩織の身体に残された、最後の、小さな布切れで出来た砦へと進軍す
る。
処女丘に手のひらをあてがう。
(・・・・・・・・・濡れてない?・・・・・)
予想外だった。斗也の今までの経験に照らし合わせてみれば、ここまで執拗な愛撫
を受けていれば、いかに清純な少女といえども股間の狭間を恥ずかしい汁で汚してい
るハズだった。
(・・・・・・・・ホントの・・聖少女ってやつか?・・・・・・・)
だが、ヴィーナスの丘は燃え立つように、熱く火照っている。
(・・・・・あるいはオツユが少ない体質なのか・・・・・・・)
斗也は裏切られた様な気になる。彼の好みとしては、溢れる程にはしたなく濡らし
てしまうオンナが好きだった。
だが勿論、そんな事で陵辱の手を緩めるような淫鬼ではない。
パンティに手を掛ける。
「お願い・・・・・・・・・そ、それだけは、それだけは許してェ・・・・・」
涙に濡れた瞳で訴えかける詩織は、それでも美しかった。
だがその言葉は斗也の嗜虐心をただ煽るだけでしかない。
力任せに下着を引っ張る。
悲鳴をあげて引き伸ばされるパンティ。
無残にもカタチを変えてまで、自らの主を護ろうとするその姿はけなげだ。
だがそれも儚い抵抗でしか無かった。
ブチッ。
限界を超える。
ブチブチッ、ブチンッ!!
一気に引き剥がされる。
「ああうっ!お、お願いっ、見ないでっ、見ないでっ、見ないでっ、見ないでええ
ええェっ!!!」
「・・・・・・・・」
小さな布切れの下に隠されていた衝撃の秘密に、さすがの斗也も言葉を失う。
「・・・・・・・・・・嘘・・・・・・」
夕子も同じ思いのようだ。
「嫌ぁ・・・・・・・・嫌ようぅ・・・・・・・・見ないで・・・・・・・お願い
・・・・・・・・見ないで・・・」

カタチの良い臍の下にはなだらかな白い平野が広がっている。
だが、その行く手を遮るモノは。
漆黒の密林。
暗黒のジャングル。
恥ずかしい剛毛の叢。
一本一本が恐ろしく野太く、長く、縮れている。
ビッシリと密生しているその下にある筈の、抜けるように白い地肌を透かして見る
事もかなわない。
秘密の谷は完全に覆い隠されて、その所在を掴む事は困難だ。
斗也は陰毛に指を伸ばす。
硬い。
しなやかな長い頭髪とはその性質を異にしている。
とても両者が一人の美少女から生えているモノだとは思えなかった。
「・・・・・・・・・・・・・ね、トウヤくん、こっちこっち!」
ようやく我を取り戻した夕子がなにか面白いモノを発見したのだろうか、斗也を詩
織の足元へと呼ぶ。
「見て見て!」
「・・・・・・・・・・・こりゃ凄ェ・・・・・・」
アヌスの周囲にも密林は広がっている。やはりその奥の洞穴は上空からは容易に発
見できそうには無かった。
「ケツ穴のまわりにもビッシリと生えてやがるぜ」
「みっとも無いわね」
「ヘアーの生えっぷりまで優等生とは恐れ入ったぜ」
(お尻の穴まで覗かれている!)
この年頃の女の子としては絶対に他人の目からは隠しておきたい排泄の穴までもが
晒されている、その恥ずかしさに詩織は縛られて動きの取れない身体を捩る。
その時になって詩織はようやく膝から下は自由になっている事に気がつく。
咄嗟に膝を折り曲げて足の裏で自分の秘所を覆い隠す。
美少女がとるには、あまりにも不様なポーズだった。
「きゃははははっ!!みっともないカッコ!」
夕子に揶揄されて、自分がとっているポーズのはしたなさにようやく気付く詩織。
だが、今はこの格好を維持するより他に道は無い。屈辱の涙を零しながらもただ、耐
える詩織だった。
「・・・・・・・・・・・止めて・・・・・・・・・・言わないで・・・・」


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