第6話

「いいか、俺はお前の気持ちを引く事なんざ、コレっぽっちも考えちゃあいねえ。
用があるのはお前の身体の穴だけだ。俺が凡百の男共と一緒で、お前に惚れてると
思ったら大間違いだぜ」
「・・・・・・」
詩織は決して自らの容姿を鼻に掛けたりする様な少女ではなかった。だが自分の魅
力に気が付いていない程愚かでも無かった。それだけに斗也の言葉は少なからず詩織
に衝撃を与えた。
そんな詩織の胸の内を知ってか知らずか、再び唇を重ねる斗也。
相変わらず詩織のガードは堅い。
斗也は片手を下の方の純白の布切れへと伸ばす。
ヴィーナスの丘をなぞり上げる。
「んふうっ?!」
突然の花園への刺激に思わず声を上げてしまう詩織。
その一瞬の隙をついて舌を潜り込ませる斗也。
人を傷付ける事を厭う詩織には彼の舌を噛むなどと言う事はできかねた。
それを良い事に詩織の口腔の中を暴れまわる侵入者。
綺麗に並んだ歯を一本一本確かめるかのようになぞり、歯茎をも舐め、奥に逃げよ
うとする甘い舌を追いかける。
そして遂に捉えられる。
絡められ、引きずり出され、甘噛みされる。
「んんんんっ、うん、んむうぅっ、んふう」
百戦錬磨の悪魔の舌の前では、詩織の抵抗も虚しい物でしかなかった。
口腔内に唾液を注ぎ込む。
口を塞がれている詩織にはソレを嚥下するより他に選択肢は無い。
こくっ。
細い喉元が上下して、悪魔の唾液を詩織の体内へと導く。
あまりのおぞましさに新たな涙を零す詩織。
(ふふふふっ、ソレぐらいで泣いていてどうする?いずれは俺のザーメンまで飲む
事になるんだぜ、藤崎よ?)
それで満足したのだろうか、唇を引き離す斗也。
天使の唾液と悪魔の唾液とが混ざり合った糸で出来た橋が二人を結んでいる。
ソレを断ち切るかのようにイヤイヤをする詩織。
ぷつん。
斗也はそれを気にする風でもなく、次の標的に向けてその舌を這わせる。
柔らかな耳たぶを軽く噛む。
首筋を強く吸う。
喉にかぶりつく。
やがてその魔の手は白いブラジャーを内側から押し上げている、たわわに実った双
丘に狙いを定めた。
ホックを外さずに、無理矢理上へとたくし上げる。
サイズがきついのだろうか、作業は困難をきわめる。
むりゅりゅりゅりゅりゅっ。
だが、徐々にその姿を晒しつつある詩織の巨乳。
ぷりゅりゅん。
出た。
遂に出た。
音を立てんばかりにして、詩織の双丘がまろび出る。
カップの中に押し込まれていた為だろうか、曝け出されたソレは一段と大きくなっ
た様な気がする。
斗也の視線はその頂に色づく桜色の果実に釘付けだ。
完璧だった。
色も。
形も。
大きさも。
まさに詩織と言う完璧な美少女に相応しい、完璧な乳首だった。
「へへへへへへっ、いい色してやがるぜ」
「嫌っ!」
揶揄された乳首をその視線から逸らそうとして躯を震わせる詩織。
だがそれはユサユサと揺れて、ただ、オトコの欲情にさらに油を注ぎこむ行為にし
かならない。
いきなりやわやわとした胸の膨らみを鷲掴みにする。
「痛っ!!」
すかさず、その頂を指で揉み捏ねる。
柔らかい。
美少女の身体を構成している物質は一般人のソレとは違うのでは、と言う疑念を抱
かせる程の、夢を見ているかの様な感触だった。
その乳首を捻り潰す悪魔の指先。
「ううっ・・・・・」
その苦痛にうめく詩織。
まだ、詩織の身体に隠された痛覚すらも快感へと変換する為のスイッチはオンには
なっていない様であった。
(まだ早いか・・・・・)
一転してソフトなタッチで乳豆を転がす斗也。今までに陵辱したオンナの身体から
得た知識を総動員して、詩織を快楽の階段の絶頂へと押し上げようとする。
揉む。
摘まむ。
転がす。
押し込む。
引っ張る。
捻る。
弾く。
入念な愛撫の結果が徐々に現れてきた。
しこり始めた乳首。芯に硬いモノが形成されて行く。
やがてソレはその範囲を段々と拡大して行き、遂には、乳首全体が硬くしこって
いった。
「ふふふふっ、勃ってきた、勃ってきた!」
いつのまにか夕子も詩織に寄り添うようにして横になり、もう片方の乳首を嬲る。
「あふうぅっ、や、止め、て・・・・ゆ、夕子ちゃ、んっ・・・」
夕子の行動に戸惑いをみせている間に、斗也は硬くなった乳首を口に含む。
「おい、夕子。お前はカメラ係だろ?ちゃんと撮っとけよ」
「大丈夫。ほら」
夕子が応える。彼女が指を差す部屋の片隅を見ると、三脚の上ではビデオカメラが
低い音を立てて作動している。
ソレを見た斗也は乳首への責めを再開する。
「はううっ!!」
身を捩る詩織。
「アタシも!」
夕子までもが詩織の硬く尖った乳豆を吸う。
右の乳首は、今までに何人ものオンナを淫虐の地獄に落しいれてきた斗也の、荒々
しい、男性的な愛撫。
左の乳首は、同性であるが故にその弱点を知り尽くした夕子による、きめ細やか
な、女性特有の、柔らかな責め。
二つの乳首に加えられる愛撫の暴風雨にその身を晒す詩織。
乳首は更に硬度を増して行く。
ガラスのように硬くなったソレを、斗也は甘噛みする。
「ああああんんっ!!」


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