第5話

夕子に言われてもかたく瞼を閉じて目の前の光景から逃げ出そうとする詩織。
斗也はそれに構わずに夕子の白とブルーのストライプのパンティの股布を横へとを
ずらす。
曝け出される淫肉。
己のシャフトをあてがう。
前戯も無しに一気に沈める。
「あはァうっ!!・・・・・・・あふっ・・・・・」
夕子の悲鳴に恐る恐る瞼を開ける詩織。
「・・・・いや・・・・・・・夕子ちゃん・・・・・・・・止めて・・・・・・」
力無くかぶりを振る詩織に夕子が言う。
「・・・・牝奴隷・・・・って、言う・・・・のはっ・・・・・」
「・・・・・・・・」
「あっ・・・・・ふんっ・・・・・・わ、私みたいに・・・・」
夕子の息が荒い。
「・・・・私みたいにトウヤくんを気持ち良くする為の・・・・め、牝奴隷よっ!
!」
「・・・・・夕子・・・・ちゃん・・・・・」
どちゅんっ、ぐちゅん、ずちゅちゅちゅちゅちゅちゅ~。
淫猥な音に合わせるかのように夕子の腰が上下している。
詩織は目を背ける事が出来なかった。
夕子のパンティの脇から、赤黒い肉のシャフトが濃い紅色の肉の狭間に出入りして
いる様から目を背ける事が出来なかった。
「いやああああああああっ!!いやっ、いやっ、いやああああああああああああっ
!!止めてっ、夕子ちゃん、止めてえええええええええええええええェっ!!!!」
「・・・・・へ、へえ・・・・カマトトぶってる詩織には私達が何してんのか、わ
から、無いと思った、けど・・・・」
「お願いィッ!!夕子ちゃんっ!!そんな事は、そんな事は止めてェェェェッ!
!」
「ふふっ?どうして?気持ちが良いのよ?あなたもその内に判るわ」
「わからないっ!!わかりたくないわっ!!お願い、長谷川君、夕子ちゃんを、夕
子ちゃんを虐めないでェっ!!!」
「ふっ・・・・夕子は悦んでいるんだぜ?ココで止めたらそれこそ生殺しだ」
「ああっ・・・・いいのっ、トウヤくんっ、イイのおおおおおおおおううっ!!奥
までっ、奥まで当たってるのおおおううっ!!!」
詩織はまるでこの情景を見ない事で現実から消去出来ると言わんばかりに堅く瞼を
閉じている。もしも両手が自由ならば耳も塞いでしまいたかっただろう。
だが夕子の歓喜の嬌声はいやでも耳朶を打つ。
「あああああああああっ!も、もう駄目えええェッ!!イクっ、イクっ、イクウ
ウッ、イッ、イッちゃううううぅゥッ!!!!」
肉壷を痙攣させて激しく絶頂に達する夕子。背中を弓なりに反らせて快楽を甘受す
る肉体。
そのあまりにも大きすぎる悦びを受け止めた反動だろうか、糸が切れた操り人形の
様にがっくりとうなだれるかつての親友。
いまだにヒクヒクと肉棒を食い締めてわななくヴァギナには未練も見せずに己の
シャフトを引き抜く斗也。
夕子は失神したのか、そのまま崩れ落ちる。
夕子の淫液でその身をテラテラと光らせてゆっくりと次なる獲物に近付く淫魔の分
身。
「いやっ・・・・・・・止めて・・・・・こないでっ!こないでええええええええ
えェェッ!!」
いよいよ、学園のアイドルを陵辱の無間地獄に堕とす、悪魔の儀式が始まろうとし
ていた・・・・・・

「止めて・・・・・・・・・酷い事しないでェ・・・・」
大きな瞳を見開いて迫り来る悪魔に、無駄とは知りつつも懇願する美しき生け贄・
詩織。
だがそんな最後の乙女の祈りも虚しく、束縛された肢体の上に覆い被さる斗也。間
近に迫る淫魔に貌に顔を背ける詩織。長い睫毛を伏せて、瞼を閉じる詩織。
それには構わずに淫魔の指は詩織の艶やかな長い髪を弄ぶ。細く、しなやかで、サ
ラサラとしている。
「下のお毛々もこんなカンジなのか?」
斗也の問いに応えは無い。唇も瞼と同じく、堅く閉ざされている。
背けている詩織のおとがいに手を当てて無理矢理に自分の方に向き直らせる。
唇を重ねる。
柔らかい。
なんと言う柔らかさだろう。柔美だが、それでいてプリプリとした弾力に溢れてい
る。
(へへへっ、こりゃシタの唇も楽しみだぜ・・・)
斗也は更にその奥に隠されている甘い舌を捜し求めて詩織の唇の間から自分の長い
舌を侵入させようとするが、さすがに唇を堅く閉じて拒む詩織。
責め方を変えるか、そう思い一旦唇を離した瞬間、斗也は見た。
詩織の堅く閉ざされた瞼から、一筋の涙が零れ落ちるのを。
だがそんなモノで怯む様な淫鬼ではない。
「ふはははっ、好きなオトコでもいたのか?残念だったなぁ、ファーストキッスを
あげられなくてよ?」
「・・・・・・・・・貴方は・・・・・・・・可哀相なヒトだわ・・・・・」
「何?」
「こんな・・・・・・こんな方法で・・・・・人の心は手に入らないわっ!貴方
は、貴方は間違っているわっ!」
先程までの悪魔に脅えていた詩織とは別人の様だ。唇を奪われた事でかえって落ち
着きを取り戻したのであろうか。涙に濡れる瞳には、だが強い意志が感じられた。
「・・・・ふん、これだから普段からチヤホヤされているアイドル様は困るぜ」
「?」


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