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第3話 「はーい、お茶とケーキだよー」 「ありがとう、夕子ちゃん」 此処は夕子の自宅だ。善は急げ、と言うことで早速勉強会を始めることになった。 「ねえ、おばさんは?」 「それがね、うちの親父が勤続25年の御褒美とかで会社から「6泊7日ハワイの旅」 なんて賞品をもらっちゃってさぁ、母さんも一緒に今日からハワイなの」 「へえ~、そんな真面目な御両親から生まれたにしては夕子ちゃんはちっとも・・ ・」 「ああっ?!言ったなあ~!」 「キャッ!ごめんごめん・・・」 (よかった・・・・・これでなにもかも元どおりよね・・・・) 「さあ、お茶がすんだら頑張りましょう」 「ハ~イ」 (どうして・・・・・・だろ・・・・・・眠い・・・・・・) 詩織は今、襲い来る睡魔と必死に戦っていた。 「どしたの?詩織?」 夕子が心配そうな面持ちで尋ねる。 「う、ううん、なんでも・・・・なんでも、無いの・・・・」 「・・・・・そう・・・・・」 いかにも詩織の事を気遣うような様子を見せながらも、心の中ではほくそえむ夕子 だった。 (ふん・・・・今に見ていなさい!ちょっと勉強が出来てルックスが良いからって いい気になってんじゃないわよ!所詮アンタなんか一匹の牝犬だって事を思い知らせ てやるんだから!!) 「ごめ・・・・・夕・・・・・子ちゃん・・・・・・私・・・・・なんだ、か・・ ・・・・・・・・・・」 遂にカクンと首を落とす詩織。紅茶に入れた睡眠薬の効果だ。 ニヤリと笑う夕子。居間の扉を開けて二階に声を掛ける。 「トウヤく~ん、オッケーだよ~!!」 階段を降りてくる足音。 姿を現わしたのは淫魔・長谷川斗也だった。既に夕子達が帰宅するよりも前に朝日 奈家の二階に上がりこんでいたのだ。 「ん、ご苦労さん。しかしワリイな、場所まで提供してもらっちゃって」 「トウヤくんの為だもん」 「ホントは俺ん家で嬲りたかったんだがな・・・このオンナ、なかなかガードが堅 くてよ」 「ふん、スカしてんのよ。ホントはオトコが欲しいクセしてさ!」 「まあ、積年の恨みはこの後で晴らしてくれや」 「もっちろん!」 ドサッ。 ベッドの上に無防備な肢体を投げ出される藤崎詩織。 「・・・・・ふう、結構重かったわね?」 二人がかりで下の居間から二階の夕子の部屋まで詩織を運んだ。 「・・・・さて、さっさと準備を始めないと詩織が起きちまうぞ」 「オッケー。で、最初は?」 「まずは制服を脱がせろ」 大きな黄色い胸元のリボンをほどき、セーラー服を脱がせる斗也。スカートの方は 夕子が脱がしている。 「意識のないヒトの服を脱がせるのってケッコー大変だね?」 「・・・・・まあな」 答えながらも斗也は慣れた手つきで衣服を剥ぎ取る。いままでにも何度かこうした 経験が有るのだろう。 夕子がパンティに手を掛けようとした時に斗也がやめさせる。 「なんで?」 「詩織が気が付いてから一枚一枚、下着を剥ぎ取って行く方が面白いんだよ」 「な~る!じゃ、制服もそのまんまの方がもっといいんじゃない?」 もはや夕子には詩織がかつての親友だったと言う感情は微塵も無い様だった。 「ホントはそうしたいトコロなんだが・・・・縄で縛ると服が脱がせにくいんだ よ」 「じゃ、下着は?」 「切る。破る」 「制服もそうしちゃったら?」 「詩織を此処から帰す時、困るだろ?なによりも詩織の家の人間に感付かれる恐れ が有る」 「ふ~ん・・・・・」 「下着は着けてなくても見た目には問題無い」 「さっすが・・・・・今まで何人の女の子にこんな事してきたの?」 「・・・・・・・さあ、憶えてねえよ」 「どして?トウヤくんなら大抵の女の子はオッケーの返事貰えるんじゃない?」 「・・・・・・・・趣味・・・・・だからかな」 「ふ~ん・・・・・・」 そんな会話を交わしている内に詩織はブラジャーとパンティだけの姿にされてし まった。 白い純白のレースのブラを内側から押し上げている双つの胸丘。その双丘が作り出 す胸の谷間に、さすがの斗也も息を呑む。 (なかなかのデカパイじゃねえか・・・・) 大きさだけであれば今までに斗也が毒牙に掛けてきたオンナの中にも詩織以上の胸 の持ち主は何人か居た。 だがこの美しさはどうだろう。まるでミルクでも溶かしこんだかの様に白い乳肉。 決して病的な青白さではない。むしろ健やかに育ってきた事を窺わせる、そんな色 だった。 ブラの下にはどんな頂きを隠しているのだろうか。その事を思うだけで斗也は下半 身に血が集まるのを感じた。 そしてスベスベしていて、柔らかそうで、それでいて引き締まった腹部。その中央 に位置する臍の形すらもが美しい。 「へえ~、綺麗なオヘソじゃん。がっかり」 「・・・・・?・・・どうして?」 「だってさ、詩織ったら中学の修学旅行の時なんかでも、みんなでお風呂に入る 時、隅っこの方でこそこそしてたもん。だからてっきり出ベソなんじゃないかなあ、 とか思ってたの」 「・・・・・ふうん・・・・」 そして小さな三角形の白い布切れで覆われた詩織の秘めやかな部分。その奥の佇ま いも斗也の期待を裏切らない事だろう。 前頁/次頁 |