官能小説『地獄の囚人』

赤星直也 作




第4話 検査

 「怖がらなくてもいいわよ。あなたを殺そうという訳じゃないから」和子はニヤリと笑い上着を脱いだ。
「和子、準備はできてるの?」
「勿論よ。まずは体から検査よ。そこに寝て!」和子に言われ小さなベッドに仰向けになった。

 「足を広げて!」
(イヤよ。いくら同性でも性器を見せるのは…)ためらっている。
「聞こえないの。足を広げるのよ!」いらだったように美香が頬を打った。
「やめて、痛いからやめて!」桐子は足を開いた。

 「もっとよ。もっと広げて!」
「これ以上広げたら、性器の奥まで見えます…」
「検査だから当然よ。もっと広げて!」桐子は覚悟を決めて限界まで開いた。
「いいわね、まずは性器の検査ね」和子はゴム手袋を付けて指を膣に入れた。

 「イヤ、入れないで。指はイヤ!」開いた足が再び閉じられた。
「美香、これじゃ無理よ。あれ使うしかないわよね」
「そうよね。本人が嫌がる以上は、許されるわよ」2人はニヤニヤしながら話している。
(あれを使うって何の事かしら?)当然、桐子は不安だ。

 美香は桐子の腕を掴み、ベルトの着いた金属棒を首の下に置き、腕をベルトで固定していく。
「いや。やめて、いや!」不安で抵抗したが、手首も固定された。
更に、別な手首も金属棒に固定され、両手を広げたまま閉じられず、手の自由が全く効かない。

 「和子、これで準備はいいわよ。始めて!」
「今度逆らったら、痛い思いだからね」和子は桐子の淫裂に再び指を入れ、動かしていく。
「だめ、そこは…」膣皮を擦られ腰が動いた。

 「これくらいでどうするのよ。まだ始まったばかりよ」和子は開いた指で突起を撫でだす。
「だめ、そこは…」女性の急所を触られ足を閉じた。

 それを見て「まだわかっていないのね、痛い思いをすると言ったでしょう!」美香が両乳房を握りしめ、爪を食い込ませた。
「ヒ~!」悲鳴を上げ、背中が浮き上がった。
「足を開くのよ。開かないともっと痛いからね」

 「開きました。手を退けて…」足を広げ、また淫裂を晒していく。
「今度やったら、オッパイをこれでやるからね」美香は金属製のリングを見せる。
「イヤ、そんな事したらオッパイが切れます…」
「イヤなら、大人しくするのよ。どんな事されても」ニヤリと笑い美香の指が乳首を撫でだし、その刺激でみるみる乳首が膨らんでいく。

 「やめて、そんな事より検査を…」首を振って言う。
「心配しないで。検査ならもう始まっているのよ」和子と美香の指が、桐子を快楽の世界へと導いていく。
(ダメ、こんな事で感じないわ…)そう思いつつ、膣の中が濡れ呼吸も荒くなっている。

 「新藤妙子だったわよね。膣は敏感のようだわ。ここはどうかしら?」和子の指が突起の包皮を捲ると、半透明の球体が露わになった。
「いや、そこはいや!」足を閉じたいが、あのリングで乳房を絞められるのはイヤだから首を振るだけだ。

 それをいい事に、3ミリ程度の半球を撫でだすと堪えきれず「あ、あ、あ~!」声を上げ腰を動かしだす。
「気持ちいいのね。オ○ンコしたくなった?」球体を撫でながら言う。
「したくない、セックスなんて…」目を閉じ首を振るが膣の中は液体で溢れている。

 「まだ上品ぶってるわね。セックスじゃないわよ、オ○ンコよ!」美香の指が乳首を摘む。
「やめて下さい、乳首はイヤです。これからオ○ンコと言いますから…」
「だったら言うのよ、正直にね!」

 「お、オ○ンコはしたくありません…」
「でも、こんなにやりたがっているわよ」意地悪く膣の中にも指を入れて行く。
「あ、あ…指は別です…チンポでされるのは…もういや…」途切れ途切れに言う。
「そうだよね。男に騙されここに送られたんだからね。で、何回やられたのよ」

 「週2回でした。生理の時を覗いて毎週のように…」桐子は嘘を並べていく。
(本当の事を言ったら、ばれてしまうし…)この刑務所にやっと入り込んだからには相手に見破られる訳には行かない。
「そう、毎週気持ちいい事してたんだ、羨ましいわ」指の動きが早まった。

 「イヤでした。男はチンポで乱暴にオ○ンコを突くだけでこんなに気持ちよくありません…」
「あら、チンポより私の指がそんなにいいの?」
「い、言わないで。恥ずかしいから…」顔を背けた。
「正直に言いなさいよ。言わないと痛い思いよ」

 「指が凄くいいです。チンポより、この指が…」
「私の指がいいだなんて光栄だわ。この際だから行かせてあげるわよ」和子は機嫌良く指を動かしていく。
「和子、私も手伝うね」美香も乳房を揉みながら乳首を吸いだし「あ、あ、あ~!」2人の愛撫に堪えきれず、背中を浮かせて指に合わせて腰を動かしだした。

 それを見て、和子は一旦指を抜き樹脂棒を膣に入れた。
「イヤ、こんなのイヤ。指でして下さい!」
「検査が終わったらしてあげるわよ。その前に、オ○ンコに力を入れて潰すのよ」
「そんなのできない。やった事ないし…」

 「やらないと、指でしてあげないわよ」
「わかりました。こうですね?」足を開いたまま、淫裂に力を入れた。
「3キロか、絞め具合はまあまあね。濡れ具合もいいし…」樹脂棒を抜くとヌルヌルに濡れており、和子は用紙に書き込んでいく。

 「オッパイもいい形ね。感度はどうかしら?」美香は舌で乳首を転がしだした。
「吸って、お願い吸って下さい…」目を閉じ背中を浮かせる。
「感度も良さそうね。今度はここよ」一通り目を通してから再び桐子の淫裂を撫で出す。

 「少し痛いけど我慢するのよ」指が割れ目の下にある、皺を撫でて、その皺を突いた。
それには「イヤ。お尻はイヤ!と叫び足を閉じる。
「ダメ、開くのよ。最後まで開くの!」また美香が乳首を潰した。
「ヒ~!」悲鳴を上げ足を広げた。

 「そうよ、それでいいのよ」和子の指がゆっくり肛門から入って行く。
「痛い。お尻が裂ける~!」腰が震えている。
「大丈夫よ、ここもチンポでやられたんでしょう?」
「尻ではした事ありません。膣、いえ、オ○ンコだけでしてましたから…」膣と言いかけ慌てて言い直した。

 「そう、オ○ンコだけでしかやってないんだ。ここにもチンポを入れられるのよ」指が根本まで入り込み、ゆっくる動き出す。
「やめて、イヤ、お尻はイヤ…」体だけでなく声まで震えている。
「イヤでも、いずれはやられるのよ。覚悟して!」なおも指が動いて行く。

 「ダメ、お尻はダメ!」不自由なまま叫ぶだけだ。
それを見て「お尻も良さそうね。後は写真ね」肛門から指が抜かれて桐子はホッとするが(写真って、まさかヌードはないわよね)和子の言葉が気に掛かった。

 「立つのよ!」そんな桐子は体を起こされて立たされた。
すると、カメラを持った和子が目に入り「イヤ、写真はイヤ!」腕を開いたまましゃがみ込んだ。
「イヤでも撮るのよ、あなたのオ○ンコ丸出しのヌードをね」和子は屈んだ桐子を撮りだした。

 「イヤ。イヤ撮らないで、オ○ンコはイヤ!」叫んで顔を背けた。
「誰が屈めと言ったのよ。立てといったはずよ!」美香は背中から両乳房を掴み絞り上げた。
「ギャ~!」乳房の痛みに悲鳴を上げる。
「立つのよ。新入りは皆オ○ンコ丸出しを撮る規則なんだから!」

 「そんな、オ○ンコを撮るなんて、人権が…」途切れ途切れにやっと言えた。
「人権なんてここにはないの。わかった?」今度は乳首を潰していく。
「ヒ~。ヌードはイヤ、絶対にイヤです…」
「これまで言っても聞かないなら、これでお漏らしを撮るしかないわね」和子は容器を美香に渡した。

 それを見た桐子は「やめて、浣腸なんてイヤ。そんなの撮らないで下さい!」と声を上げる。
「だったら、素直に撮られるのよ」その言葉に(性器を撮られるのはイヤだけど、排出を撮られるのはもっとイヤだし…)覚悟を決めて自ら立ち上がった。

 「そう、それでいいのよ。これを首に掛けるの」美香が首に掛けた看板には「新藤妙子、感度A、状態A」と書かれてある。
それが読めた桐子は「名前はイヤ。ヌードは我慢しますからこれを外して下さい!」お腹にある看板を外すよう頼み込む。

 「残念だけど、それはできないの。名前を入れておかないと、誰だかわからないでしょう?」和子はスイッチを押しだす。
「いや~!」閃光に悲鳴を上げて横を向いた。

 「顔を背けちゃダメよ。罰としてこれを乳首に付けるから!」両乳首にクリップが付けられ「ヒ~。外して、乳首が切れそう…」苦しそうな顔をしている。
「顔を背けた罰よ。今度横向いたら浣腸したのを撮るからね!」
和子の言葉に(本気だわ、顔を背けたら浣腸され…)苦しそうな顔でカメラを見続けた。

 「そうよ、それでいいの。美香はオ○ンコ広げるのよ」
「それは許して下さい。性器の中までは撮らないで下さい!」
「また言った。性器じゃないと言ったでしょう!」後ろから美香が淫裂に指を入れ、広げると、ピンクの膣が露わになり、クリトリスや尿道も覗いている。
その性器を晒したまま桐子はカメラに撮られて「う、う、う!」大粒の涙を流しながらカメラを見続けた。

 和子は20回程スイッチを押して「美香、もういいわよ。今度はあれよ」合図する。
「わかった。和子がするのね?」
「勿論よ。だって仕事だからね」和子は撮った画像を確認しながら言う。
「仕方ないわね、私は見るだけか…」美香は桐子の乳首からクリップを外し、両手首のベルトも外した。

 「これからは、新入りの腕前を調べるからね。私を好きな相手と想像してやるのよ」
「やるって、まさか、レズを?」信じられないと言った顔だ。
「そうよ。やらないなら浣腸写真よ」
「やります。ですからそれだけは許して下さい…」桐子は和子に抱き付き唇を重ねる。

 その後、手で胸を撫でていく。
「ダメよ、それくらいじゃ。本気でやらないと」
(そんな事言われても、やった事ないし…)思い付くまま、ブラウスのボタンを外していく。

 「そうよ、それでいいの。その後はスカートよ」目を閉じ、気持ちよさそうな和子だ。
(変態だわ、ここの刑務官は皆変態よ。まるで盛りのついた雌猫みたい)そう思いながらボタンを外して前を広げると、黒いレースのブラジャーが露わになった。

 和子はあまり大きな乳房ではなく、カップの中にスッポリと膨らみが収まっていた。
「和子、いいわね。私も欲しいな」美香も欲しそうな顔だ。
「だったら、今度プレゼントして貰いなさいよ。うまくねだって!」得意げだ。

 そんな会話を聞きながらブラウスを脱がし、スカートのファスナーを引き下げると黒のパンティが露わになった。
(刑務官なのに、こんなの着て…)スカートを脱がすと、抱き付き唇を重ねていく。

 桐子が唇を重ねながら、背中のホックを外すと小さな乳房が飛び出し揺れている。
その乳房を撫でながら、指で乳首を挟むと「あ、あ~!」喘ぐ声が上がる。
(こんな事したくないのに…)そう思いながらブラジャーも脱がし、乳房に顔を埋めて乳首を吸いだした。

 それには、和子も桐子の頭を抱きしめてていく。
乳房を暫く撫でると手をパンティの中に忍ばせ、淫裂を撫で出す。
「そうよ。そこに…」和子にされたようにクリトリスから撫でていく。
「気持ちいいわ。立っていられなくなってきた」桐子を抱きかかえるようにベッドに崩れた。

 (イヤだけどやらないと…)仰向けになった和子のパンティに両手を掛けて引き下げていくと絨毛が現れた。
絨毛は淫裂の周りをカットされ、恥丘にわずかに残されているだけで、淫裂が剥き出しになっている。

 桐子がその淫裂を指で触り出すと「指じゃイヤ。口でして…」頭を押さえて催促している。
(そんな口で性器をなめるなんて…)不満に思うが逆らう訳には行かず、渋々股間に顔を埋めて舌でクリトリスからなめだした。

 「いいわ、凄くいい。オ○ンコの中にもして…」声を出しながら腰が動いていく。
(イヤよ。膣の中に舌を入れるなんて…)そう思うが、舌を押し込んだ。
「あ、あ、あ~!」ヌルヌルした舌に、和子の本性が現れ「もっと、もっと奥に入れて。指でしていいから…」桐子は舌から指に変え膣の中を掻き回していく。
(指が濡れているわ)ドロドロした淫汁が指を濡らしだした。



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