官能小説『地獄の囚人』

赤星直也 作




第5話 写真

 桐子は和子の相手を終えると、やっと部屋から出された。
「お願いですから、早く服を着させて下さい」
「わかっているわよ。その前に体を洗わないと…」
「体を洗うのですか?」
「そうよ、それから服を着るの」美香は桐子を浴場へ連れ込んだ。

 言われた通り、桐子は1人シャワーを浴びていく。
「手入れをしないと。私にやらせて」シャワーを浴びる桐子に美香も興奮したのか石鹸を泡立てだした。
「許して。ヘアを剃るなんてイヤです!」慌てて股間を両手で押さえた。

 「ダメよ。イヤならお仕置きだけど…」そう言われれば逆らえない。
「わかりました…」呟くような声だ。
それを聞いて「大きな声で言うのよ。ヘアの手入れをお願いしますと!」
(イヤよ、そんな事、言えるわけないでしょう!)だが「私のヘアの手入れをお願いします!」大きな声で言った。

 「そうよ、それでいいの。私がやって上げるわよ」笑顔になって泡を股間に塗りだした。
「妙子だったわね。ここにチンポを入れられると気持ちいいの?」指が膣に入り込む。
「よ、よくありません。ただ、痛いだけでしたから…」やめさせたいがそれもできず、太股を震わせたままだ。
「そうよね。私もあまり感じないし。指が一番気持ちいいわ」ゆっくり動いていく。
(ダメ、そんな事されたら…)声を出すまいと、堪えている。

 そこに「持ってきたわよ!」知代が入ってきた。
「ありがとう。これから手入れをするから」指が抜かれカミソリが押し当てられた。
「ジョリ、ジョリ!」カミソリは生えかけた絨毛を消して、再び少女のような淫裂に仕上げる。

 「はい、これで済んだわ」美香は満足そうに淫裂を濡れたタオルで拭いた。
「後は自分でするのよ」言われた通りに美香は自分で濡れた体を拭いていく。
(何も、こんな事しなくていいのに…)淫裂からはみ出した肉襞を眺めながら拭いた。
「終わったようね、これで化粧よ」知代は桐子の顔に化粧を始めた。

 「刑務所で、化粧していいんですか?」
「言い訳ないわ。今日は特別許可よ」と薄笑いを浮かべ化粧を続ける。
「私も手伝うわ。ここにも化粧しないと…」剃ったばかりの淫裂を美香が撫でる。
「そこは、何もしなくていいです…」腰を引いて逃れようとした。

 だが「そうは行かないわ。ここも大事な部分だし」美香は淫裂に口紅を塗りだす。
(性器に化粧だなんて、聞いた事ない…)ただ身を任せるしかない。
そして、肉襞も掴まれて塗られ、淫裂はピンク色が引き立っている。

 「これでいいわ。知代の方はどう?」
「こっちも済んだ。あれを着させるわね」顔の化粧を済ますと、知代は持ってきた服を広げた。
それを見るなり桐子は「イヤです、そんなの着たくありません!」首を振り出す。

 「イヤでも着るのよ。今度は、私達の相手をして貰わないとね」
「もう許して下さい。レズだなんてもういやです…」
「イヤならそれでもいいわよ。その変わり、痛い思いともっと恥ずかしい事をして貰うだけよ」そう言われれば従うしかない。
痛い思いならともかく、これ以上の屈辱はイヤだ。

 「わかりました。着ます…」小さな声で返事をして、それを受け取った。
渡されたのは黒みを帯びたナイロンのネグリジェだが、ミニスリップと同じくらいの丈しかない。
着込むと下半身が剥き出しのうえ、乳房の部分がくり抜かれ、勃起した乳首も露わになっている。

 「あら、いいわね。これならやり甲斐もあるわね」
「そうよ、早く行きましょうよ、待たせちゃ悪いし」2人に腕を引かれるように歩いて行く。
3人は監獄を通り抜け職員宿舎へと入った。

 すると「あら、可愛い子ね。これならやり甲斐があるわね」非番の刑務官達が全裸同然の桐子に歓声を上げている。
(どうして、こんな事をさせられるのよ…)泣きたい気持ちで股間を両手で覆う。
「あら、恥ずかしいんだって。オ○ンコを隠している!」嘲笑された。

 「からかわないのよ。それより、準備は大丈夫よね?」
「勿論よ、早く来て!」急かされるように歩かされ、部屋に入ると、白いシーツが敷かれたベッドが置かれてある。
それに、数人の刑務官がカメラを構えていた。

 それを見るなり「イヤ、写真はイヤ~!」外に出ようとしたが抑えられた。
「逃げてどうするの。これで打たれたいの?」太目のムチを目の前で振ると「ヒュ、ヒュ!」空気を切る音が響いていく。
「そうよ。それに、これもやっちゃうわよ」浣腸もちらつかせた。

 「やめて、そんなのいやです!」顔が引き吊っている。
「私も乱暴はしたくないの。素直にモデルをして欲しいだけなのよ」
「わ、わかりました。モデルをやりますが、外には出さないで下さい。ヌードが表沙汰になったら…」
「大丈夫よ、外には出さないから。早速だけど両手を後ろで組むの」こうして、桐子の全裸が刑務官によって撮られ出した。

 「はい、足を広げて!」ベッドの上でMの字に開脚だ。
「性器はイヤ。ここは撮らないで!」慌てて手で覆うと「言ったでしょう、そこはオ○ンコだって!」直ぐに注意された。
「お願い。オ○ンコは撮らないで下さい!」慌てて言い直すが「ダメよ、せっかく化粧したのよ。手を退けて!」言われるまま手を退け、淫裂も撮られていく。

 「寝て、今度はオナニーよ」
(オナニーをしろだなんて…)不満に思いつつ仰向けになり、目を閉じて淫裂を触り出す。
「そうよ、それでいいのよ」目を輝かせてスイッチを押していく。

 やがて、「指を入れて!」と言われ膣の中に指も入れた。
(感じないわよ、1人じゃ何ともないわ)何にも感じられない。
「このままだったらつまんないわね。私とエッチしようね」非番の顕子が脱ぎだした。
「顕子、撮ってもいいの?」
「いいわよ。その変わり、私にチェックさせてよ」言いながら次々と服を脱ぎ、全裸になった。

 顕子の乳房は桐子よりは小さく、絨毛は短くカットされてはいるが、剃ってはいない。
服を脱ぎ終えると桐子に抱き付く。
「乱暴はイヤです、優しくですよ」
「わかっているわよ、優しくするわよ」ネグリジェを脱がし乳房に顔を埋めた。

 顕子は両手で乳房を握りしめ、揉み出し、それに乳首を吸いだした。
当然「あ、あ~!」敏感な乳首を吸われ、体を浮かせ声を上げた。
「凄いわ、本気でやっている…」興奮しながらスイッチを押しまくっている。
(撮られている。レズを撮られている…)それには桐子も興奮が高まって膣の中も締めっぽくなり、息も荒くなっている。

 そんな桐子に気づいたのか、乳房を揉んでいた右手が淫裂へと伸びていく。
そしてピンクの突起を撫でだす。
「ダメ、そんな事されたら…」
「そんな事されたらどうなの?」
「か、感じちゃいます…」
「感じてもいいわよ、今日は特別だから」クリトリスから手を離さず撫で続けた。

 それには「あ、あ、あ~!」声だけでなく淫汁も溢れてきた。
「濡れているわね、やりたいでしょう?」指が膣の入口を撫で出す。
「入れて、早く入れて…」
「だったら、私とオ○ンコするわよね?」
「やります、ですから、その指で…」その瞬間に指が押し込まれた。

 「いいわ、気持ちいい!」桐子の理性が消えている。
「私だけじゃ変でしょう、あなたもしないと」顕子は指を動かしながら言う。
「わかりました。私はここに…」手を伸ばし顕子の乳房を揉み出す。
「そうよ、それでいいのよ。乳首も摘むのよ」顕子も息が荒くなってきた。

 桐子は顕子と体を入れ替え、淫裂を舌と指で撫でだした。
「あ、あああ~!」悶え声が響き、背中が弓のように反って「もっとして。奥まで入れて…」淫汁を流しながら言う。
(淫乱ね。でも、男がいないからこうなるのかしら。いずれ、私もこうなるのかしら?)
そう思いながら指を速めていくと「ヌチャ、ヌチャ!」音と共に腰も動いている。

 桐子は指を二本にして、腰の動きに合わせ動かしている。
暫くすると「いく、いく~!」声を上げ顕子はバッタリと動きを停めた。
「ハア、ハア!」荒い息使いに胸が波打っている。
(行ったのね。よほど欲求が溜まっているんだ…)指を抜くと淫汁が流れ出て来た。

 「凄いわ。顕子が行ったんだ。私もエッチがしたくなった…」2人の行為に刺激されたか、カメラを置いて服を脱ぎだす。
「私もしたくなった。いいでしょう?」皆が脱ぎ始め、全裸になると抱き合い淫裂と乳房を触り合っている。
(変態だわ、レズなんて変態のすることよ)それを横目で桐子が見ていた。

 「妙子、服を着なさい!」桐子は美香に言われて役目をしない服を着ていくと「明日は私とするのよ。意味わかるわよね?」美香は飛び出した乳房を撫でながら言う。
「わかっています。でも、オ○ンコが痛くて無理です…」
「そうよね、今日はやりすぎたかも。薬塗ってあげるわよ」知代は屈み込んで、軟膏を指に塗って桐子の淫裂に押し込んだ。

 「じ、自分でしますから…」
「ダメ。私がやるからいいの!」知代は指を動かし、膣の中に塗っていき、その間太股を震わせながら立ち続け、膣の中に薬を塗られるとまた監獄に戻された。

 「これを着て。囚人はこれを着るの」白い下着が渡された。
(やっと着られるんだ)安心したのか笑顔でパンティに足を通していく。
その後ブラジャーも付けて、番号の付いた囚人服を着込んで、やっと人並みになったが撮られた写真が気になっている。

 「ヌード写真は、本当に漏れませんよね?」
「それはあんた次第よ。逆らったりしなければ漏れる心配はないわ」
「逆らいません。ですから、絶対に漏らさないで下さい」
「わかっているわよ、とにかく、これから作業よ」美香に連れられ共同作業場に連れて行かれた。

 作業場には洋子達がいた。
「洋子、教えてあげなさい」
「わかりました」洋子は美香に仕事を教えていく。
「ここに、糊を塗って…」見本を見せそれに倣って作業をしていく。

 そして、昼食を済ませて休憩時間になった。
桐子は、洋子達とくつろいでいると沙織が現れた。
沙織はには4人が付きまとっている。

 「妙子、ちょっと挨拶して貰おうかしら」そのドスの効いた声に、騒いでいた洋子達も静まりかえっている。
「申し訳ありませんでした。今度ここでお世話になる事になりました新藤妙子と申します」桐子は名乗った。

 「妙子ね。新入りだから、わからないと思うけど、挨拶ってのは全てを見せる事なんだよ」取り巻きが肩を叩いた。
「そんな、全てを見せろだなんて、まさかヌードになれとでも?」
「そのまさかだよ、こっちへ来な!」両腕を掴まれ建家から引き出されていく。

 「イヤ、ヌードなんてイヤ!」叫んでも、関わりを恐れ誰も助けようとはしない。
桐子は取り囲まれ「脱げよ、脱がないと痛い思いをするからね」脅される。
「イヤ、ヌードは許して!」
「往生際は悪いわね。だったら、力ずくよ」取り巻きの4人一斉に脱がしに掛かった。

 「やめて、イヤ~!」手足を押さえられ声だけしか出せず、桐子はアッという間に下着姿にされ、パンティが掴まれた。
「やめて下さい、お願いですから!」泣き声だがやめる様子はない。
そして足首まで引き下げられ淫裂が露わになった。

 「なあに、このオ○ンコ。化粧した上、ヘアがないわよ!」
「ホントだ。面白いわね」無毛の淫裂を嘲笑しながら見ていた。
「上はどうなんだ?」沙織が言うとブラジャーも脱がされてしまった。
「あら、いい乳してるわね。これを男に揉ませていたのね」露わになった乳房を掴まれ、揉まれていく。

 「やめて。痛いからやめて!」大粒の涙が流れていた。
「泣くのは早いわ。挨拶をしてからよ」
「どういう具合にすればいいのですか?」
「オ○ンコを指で広げて言うのよ。これから可愛がって下さいと」

 「イヤ、そんな恥ずかしい事できません!」キッパリ断った。
その瞬間頬に平手が飛び、それに腹部に膝が当てられた。
「うっ!」呻き声を上げ桐子はずうずくまった。
「もっと痛い思いをする?」

 「挨拶します。ですから、もう打たないで!」立ち上がり、淫裂を両手で広げた。
「今度お世話になる新藤妙子です。これからは可愛がって下さい…」嗚咽を上げながら言う桐子の体が震えている。



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