第7話 女子化の原因

 意を決めた岸川は毎夜、添い寝を命じて抱いた。
「あ、あ、あ、あ。神様、下さい、エキスを!」皆が岸川の精液を体内で受け止めていく。
勿論、マヤやマミも例外ではなく「マヤ、可愛いよ。マヤ!」乳房を掴みながら肉竿をピストンしていく。

 「マヤ、出したい。出すよ」
「はい、マヤにも下さい、神様!」マヤも岸本に足を絡めて股間同士を密着させていく。
「マヤ様、これで間違いなく、ご使命を果たせますよ」
「それなら、いいのだけど…」勘が働いたのかマヤはいつもと違っていた。

 その、マヤの恐れていた事が起ころうとしていた。
島民達は岸川の射精で腹が膨らんでいく。
勿論「おぇ~!」マヤも岸川の子を宿していた。
「女王様も役目を果たした!」マヤの妊娠に侍従や兵士達が喜んで、宴会が催された。
 
 その宴会に「マヤ、やっと役目が果たせそうね」大きなお腹をしたマミがお祝いに訪れた。
「マミ、私、怖いの。神様の子を産むのが怖いの」
「マヤ、そんな事で女王が務まると思っているの。役目を果たしたら、もう一度挑戦するからね」
「勿論よ。マミとなら幾らでも戦うわ」

 「マヤ、嬉しいわ」マミは黒ずんだマヤの乳首を吸った。
「恥ずかしい。マミ、見られているのよ」
「お祝いよ。今日は私にもして」マミの乳房は妊娠しているので乳輪、乳首が真っ黒になっている。

 「私も、こうなるのね」その黒ずんだ乳首を吸うと「そうよ、マヤもこうなるのよ」マヤの頭を撫でながら「いいわ、マヤにして貰えて嬉しいわ」
「私達は、これからも友達だよね?」
「マミとはこれからも友達よ。部族が違うけど」
「ありがとう、マヤ!」2人は岸川の子を宿して仲を深めていた。

 岸川が異次元空間を通り抜け、たどり着いてから月日が過ぎ、マミは聖地に書かれていた通りに女の子を産んだ。
同じように、島民は次々と産んでいくが皆が女の子ばかりだ。

 (おかしい…。いくら環境ホルモンが影響しているとはいえ、これはおかしい…)疑問を感じた岸川は島内をくまなく調べだした。
普通ならマヤが案内していくが、マヤは出産間近で案内どころではなく、マミに岸川の案内を頼んだ。

 「マミ、ここで野菜を作っているのか?」
「はい、ここで作っています」
「魚はどこでだ?」
「向こうの海岸です」

 「案内してくれないか?」
「はい、神様がお望みなら」マミの後を追って、海岸に向かうと、海岸は真っ青な海水が波打っている。

 その海岸で、青白く光る石を見つけた。
「もしかして…」その石を拾い上げ、天高く持ち上げると、あれほど光っていた石が光を失っている。

 「そ、そんな馬鹿な!」確かめるかのように、また石を地面に付けると光り出した。
「間違いない、ここは放射能に汚染されている!」震える体で、石を持ったままマミと一緒にマヤの館に戻った。

 戻った岸川は、持ち帰った石を館周辺に置いていき「ここは、汚染されていない…」安堵した。
岸川の行為にマヤも不思議がって「神様、それは何ですか?」尋ねた。

 「言ってもわからないだろうが、これはカドミニュウムなんだ。カドミニュウムは放射線を浴びると青い色を出すんだ」
「放射線?」
「そうだ。体に悪い光だ。だが、目には見えない。この島の海岸は放射能に汚染されているんだ!」岸川がいくら言っても、わかるはずがない。

 強い放射線を浴びた男性は、生殖機能に異常を起こす。
特に、精液では、女性を育てる精子が生き残り、男性を育てる精子が死滅して行くのだ。

 それに、環境ホルモンの影響で、男子を育てる精子が死滅する以上、生まれる子は女性が当たり前だ。
岸川も、海岸で強い放射能を浴びた以上は、女性を産む精液しか残されていないから、女子が産まれるのは当然で「う、う、う!」(俺は女しか産めないのか!)泣き出す岸川だ。

 だが、マヤやマミ達には全然理解が出来ない事で「神様が泣いている!」部族は岸川の涙に驚き、マヤは岸川の意味がわかったのか、泣くだけだ。

 それから、暫く経ったある日、長老と呼ぶには早すぎる女性達の会議が行われた。
「女王様には悪いと思うけど、神様はここから出たがっていると思う」
「私もそう思うわ、封印を破って神様を帰した方がいいと思うわ」
「私も賛成よ」こうして、マヤが知らない間に長老達は、島民を妊娠させて役目を果たした岸川は、不要になって帰って貰う事が決まった。

 名目は「帰って貰う」だが、事実は追放で、それは、マヤには知らせられなかった。
その知らない間に、長老達は綿密な計画を練って、マヤの知らない間に計画が実行された。

 「神様、マヤ様の知らない事を、是非知って欲しいと思いまして…」
「そうか、まだ秘密があるのか。是非、教えてくれ」
「かしこまりました。この事はマヤ様にはご内密にお願いします」
「わかった。後は頼むよ」
「はい、お任せください」長老達はしてやったりと言った顔をしている。

 そんな企てがあるとも知らず、岸川は長老達と一緒にあの聖地に向かった。
「足下に注意してください」
「わかっている」マグマが引き出す硫黄の臭いを嗅ぎながら後を追っている。

 (ここは、初めてだ!)マヤやマミと来た場所とは違うところに連れて行かれた。
「まだか?」
「もうすぐです」分厚いコンクリートの廊下を歩いて轟音が響くところに連れて行かれ「こ、ここは!」岸川も驚いた。
轟音は渦を巻いた水音だった。



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