第5話 封印された聖地

 「神様、お拭きします」岸川の肉竿は12人の鮮血で汚れていた。
「ああ、ありがとう」下半身に水が掛けられ、綺麗にされていくが(堅いわ。それに暖かい!)まだ割礼をしてないマヤの侍従達が丁寧に拭いていく。

 (そんな事をされたら、またやりたくなってしまうよ)さらに股間が膨らんでいき「神様。後はこちらでお休み下さい」マヤが岸川の気持ちを悟ったのか言う。

 「私も休ませて。一緒にね」マミも岸川の後を付いていく。
「勝手にしなさい。後は頼んだからね」マヤを先頭に、岸川とマミが館の中に入っていく。

 残されたはぐれ者達は「強制割礼だけど、掟は掟だからしてあげる」股間の鮮血も綺麗に拭かれ、絨毛が剃られ
ていく。
「割礼したから、もう自由よ。好きにしていいわ」

 「私はこのまま暮らします。指図されるのはイヤだし…」
「私もよ。自由な方がいいわ」はぐれ者達は、仲間になるのが許されたが拒んでいる。
「それは、かまわないわよ」股間の絨毛が剃り上げられ、両手、両足の自由も戻されると「行くからね」はぐれ者達は部落から出て行く。

 一方の岸川達は館の中でマヤに抱きつかれている。
「私だって、したいのよ。やらせて!」マミも加わり2人で肉竿を触っていく。
「だったら、2人で交代でしようよ」
「そうね、その方がいいかもね」マヤとマミは肉竿を交互に口に含んだ。

 「ダメだよ、12人とやったんだ。今日は休ませてくれよ」
「そうよね、神様もお疲れだし…」
「だったら、こうしようよ」マミはマヤの乳房に顔を埋め、揉みだすと「いいわ、マミ。気持ちいい…」マヤはマミの頭を押さえながら喘ぎ声を上げていく。

 「交代よ。今度はマヤがするのよ」
「わかったわ、私もするわよ」今度はマヤがマミの乳房に顔を埋め、マミとマヤは明け方まで抱き合った。

 翌日「神様、ここには封印された神聖な場所がありまして…」何か、言いたそうだ。
「マヤ、ダメよ。あそこは初代の神様の言い伝えがあるし…」
「でも、神様には知って貰った方がいいし…」

 「そうよね、そうかもね。いいわ、行きましょう。私達だけで」
「そうね、それならいいかもね」
「面白いな。そんな神聖な場所があるなんて!」
「だったら行きましょう、気づかれない内に」3人はこっそり館を抜け出し、島の奥へと向かった。

 狭い島だが、小高い丘があり、そこからは、もうもうと湯気が上がっている。
「温泉じゃないか!」
「温泉…。それよりも奥よ」更に行くと、小さな洞窟があった。

 「ここか?」
「そうよ、足下に注意して」狭い洞窟の中は光ゴケが生い茂り足下を照らしている。
それに、硫黄の臭いがし「地底火山だ!」真っ赤なマグマが不気味に輝いている。

 「落ちたら死ぬわよ」マヤは慣れた様子で、松明をマグマにつけて火を灯した。
すると、周りが明るくなって「わかっている…」岸川は足を震わせ、マミとマヤの後を追った。

 洞窟はなおも下へと続いていた。
「ここよ、ここが神聖な場所なの。私達は入れないからここで待つわ」
「わかった。直ぐに終わるから待ってて」松明を持ち中に入る岸川だ。

 中はコンクリートらしい壁で囲まれている。
「な、何だ。ここは?」岸川は、ファイルらしい物を見つけて、体が震えだした。
「ま、まさか。この時代に、ファイルだなんて…」信じられないと言った様子で手に取った。

 そして「そんな、馬鹿な!」ファイルを開くなり声を上げた。
岸川は熱いにもかかわらず、体が震え「ここは、未来の日本だなんて!」声を上げて泣きだした。
岸本が持つ用紙にはこう書かれている。

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「2500年。環境ホルモンの影響で生物に異常が報告された。しかし、アメリカを中心とする工業国は国益を優先し、国連の勧告を無視して生産をやめなかった。
環境ホルモンは、次第に生物を女子化にして、減少している。

 それは人類も同じだった。
男性が生まれず、女性ばかり生まれ、人工も減少してる。
それは、あらゆる動物がそうであって、肉食中心の国では食糧難が発生している」

 「2510年。人工の減少を止める為に人工授精が行われたがやはり、女性しか生まれなかった。
遺伝子組み換えで受精させても同じだった。

 それでも、減少を止める為に、人工授精が行われたが、近親に近い形での受精となってしまい、障害を持った子供ばかり生まれてしまった。
人類が滅亡するのは、もはや時間の問題となった」

「2530年。20代の構成は男性が10%しかいなくなった。その為に、男性を奪い合う為に女性兵士達が蜂起して戦争が始まった。
最初はゲリラ戦だったが、次第にエスカレートしていく。
それは、食糧難も起因していた。

 そして、人類は禁じられた核弾頭を応酬しあい、滅亡を早めてしまった。
世界各地に飛んだ核弾頭は地殻変動を起こし、大陸が沈んだり、隆起を繰り返していく。
日本列島も例外ではなかった。
押し寄せる海水に、列島が沈んで、わずかに小さな島となって残された」
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 ワープロで書かれたのはここまでだ。
その後に、手書きで書かれた文字がある。

「私はこのファイルを読んで愕然とした。ここは未来の日本と思い知らされた。しかも、この島は富士山を残して島となった。
全てを調べたが間違いなく、ここは日本だ。未来の日本だ。戻りたい、過去の世界に。 猪瀬五郎」猪瀬五郎という署名があった。

 「馬鹿な、そんな、馬鹿な!」岸川の目からは大粒の涙が流れていく。
「俺だって、戻りたいよ。どうしろと言うんだ!」本を戻して涙を拭き「とにかく、戻らないと…」冷静を装いながら、マミとマヤが待つ外に出ていく。

 すると「神様、何があったんですか?」マヤが心配そうに声を掛けた。
「何もないよ。とにかく外に出よう」
「そうね、息苦しいし」3人は洞窟の外にでた。

 「ここは、誰もが知っているのかい?」
「いいえ、ここを知っているのは部族の長だけです。代々伝えられています」
「そうか、その方がいいよ」岸川はそれだけしか言わず、マヤ達と戻った。



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