第15話 解放
 
 別荘に戻った真弓は両手が解かれて自由にされた。
勿論、2人はストッキングをかぶっている。
「もう、いいでしょう。こんなに恥ずかしい思いをしたのよ。許して下さい」
「それで死んだ看護婦さんと、あの時の家族が許されると思うの?」
「許されないと思うけど、私だって院長に抗議をしたわよ。私だけでなく清美さんも…。でも、院長は『レイプがあったなんて嘘だ』とメンツ考えてマスコミ対応したわ。それで、あの看護婦1人だけの責任になったのよ」

 「そ、それじゃ、院長も知ってたの?」
「勿論よ。恥ずかしかったけど、私と清美さんの2人でレイプされたことを院長に言ったわ」
「それで?」
「医師達から聞いて知ってると、取り合わなかった。それも犯したんじゃなくて、私達が望んでしてもらったと取り合っても、くれなかった…」再び泣き出した。
さらに「悪いようにしないから、黙っていた方が良いと脅された…」
(そうか、院長は知ってたのか…)新たな真実が真弓から告げられ、復讐の炎が大きく燃えた。
 
 真弓は、その後もビデオに全裸で放尿や拘束具で乳房と淫裂を責められる恥ずかしい姿を撮られ、それは3時頃になって、男性が現れるまで続いた。
現れた男もストッキングをかぶっている。
「真弓さん。さっきのことをもう一度喋って!」真弓は2人に言った事を再び男に告げた。
話を終えると真弓は再び縛られ、3人は奥の部屋で話し合っている。

 「宮園は解放しよう…」
「ええ、私も被害者だと思う」
「でも、手伝った事は事実よ。それに、誰かに喋るかも知れないわ」
「ねえ、レイプビデオで黙らせようか?」
「だめ、私以外とはいやよ!」
「でも、秘密が守れないわよ。他に手があるの?」
「わかったわよ…。でも、本気でしきゃだめだからね」
「あら、やきもちなの?」年上の女がからかう。
「そんなんじゃないわ!」恥ずかしそうに俯いた。
 
 3人は変装したまま真弓の前に現れ、男は衣服を脱いでいく。
「いやよ!」縛られた真弓は逃げ回る。
「これは、秘密を守って貰うための儀式だ!」全裸になった男は、真弓を追いつめて抱きしめた。
「いやよ!」抱きかかえた真弓を、ベッドに寝かせて覆いかぶさり、乳房を掴んで肉竿を淫裂に挿入していく。
「イヤ、入れないで。イヤ~!」しかし、ピストンが始まると、真弓はもう抵抗をやめ、反対に腰を浮かせてピストンの動きに合わせている。
「クシュ、クシュ!」と卑猥な音も出ている。

 「出して下さい。子宮の中に一杯して下さい…」真弓の淫裂はベトベトに濡れている。
「だめよ、中はだめよ。出しちゃダメ!」思わず、若い女が叫んだ。
「お願いです、行かせて下さい。久しぶりに、本気で行きそうなんです…」真弓は恍惚の目で若い女を見ている。
しかし、「だめよ。だしちゃいや!」男はビデオに撮られて興奮していた。
「出そうだ!」
「ダメ、私がしてあげるから」若い女が、抜かれた肉竿を手で擦っていく。
「どう、気持ちいい?」
「ああ、上手になったね」男は真弓の腹に噴射した。
「これじゃ、ビデオにならないわよ!」年上の女が叱った。
「ご、ご免なさい。あの女の中でされるのがいやだったの…」泣きそうに若い女が言い訳する。
 
「ま、仕方ないか、愛する人だもんね。嫉妬は当たり前よね」年上の女に言われて、若い女は俯いたままだ。
「いい、真弓さん。絶対にここであった事を喋らないと約束できますか?」
「はい、約束します」
「もし、喋ったらビデオが公開されますからね」
「誓います!」真弓は秘密を誓った。
「いいですか、真弓さん。これからアパートまで送りますが眠ってもらいますよ。その前に、裸だと恥ずかしいでしょう?」
再び、真弓は両手を解かれて自由にされ、脱がされた衣服を身に付けていく。

 全てを着終えた真弓にコーヒーが渡された。
「飲んで下さい。但し、睡眠薬も飲んでもらうわ。勿論、安全な量よ婦長ならお分かりよね」粉末が渡される。
真弓は3人の前で、口に入れてコーヒーと一緒に飲み込んだ。
「私、バカだった。あの時、院長の言うことを聞かず、警察に訴えれば、あの女性と看護婦は死なずに済んだのに…」
「もう、遅いわよ。死んだ人間は戻らないの!」その通りで、真弓は答えられない。
「それから、部屋の鍵を貸して」真弓は言われたままにアパートの鍵を渡した。

 やがて、真弓は睡魔に襲われて、寝息を立てて寝ている。
「もう、6時か。そろそろ行こうか」3人は真弓を車に乗せると、アイマスクを被せ、両手を縛り、東名高速を東京方面に向かって走った。
2時間掛けて、横川インターチェンジに着き、そこから一般道路を走って、真弓のアパートに付いた時には10時を過ぎていた。
3人は不審に思われないように、両肩を2人で抱きかかえながら部屋まで連れて行き、ベッドに寝かせると、再び車で走り去った。



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