第9話 氷室のセクハラ
 
 翌日は、8時からの勤務で、夜勤が待っていた。
いつものように、2人は夜間検診で病院を回り、患者の様子を見回っている。
救急の医師控え室まで来ると「い、いやー、やめて!」聞き覚えのある声がした。

 「行こう!」2人は、悲鳴のする医師室のドアを開けた。
すると「助けて!」両手を、後ろに縛られて、全裸にされた百合が助けを求めてきた。
「大丈夫だった?」
「はい。でも、アソコを見られました…。それに、指で触られた…」悔しさで泣き出す百合だ。

 2人は、縛られた紐を解くと、百合は怯えた様子をしながら、男性の顔を見上げ(殺してやる。こんな奴に医師の資格はない!)目は怒りで、ギラギラと輝いていた。
「もういいわ、行きましょう」由佳と紀子は、剥ぎ取られた百合の下着と白衣を拾って部屋を出た。
すると「いいか、俺に逆らうとこうなるんだ。分かったな!」捨てぜりふを吐く氷室だ。

 由佳と紀子は、泣き続ける百合を、誰もいない診察室に入れた。
「服を着ないと、風邪をひくわよ」優しくして、由佳は脱がされた衣服を、百合に着せていく。
そして、白衣を着終えて、看護婦の姿になり、落ち着いたのを確認してから「どうしてあんな事になったの?」と尋ねた。
「私、注意したの。あいつ、意識のない若い女の病室に入って、服を脱がせて、オッパイとアソコを丸だしにして、あれしてたのよ!」

 「あれって、なにを?」
「オナニーよ。私がそれを注意して、患者の服を直したのよ。そうしたら、怒って、あそこに連れ込まれて『お前でやらせろ』と裸にされて…」泣き出す百合だ。
(酷いわ。こんな病院、早く潰さないと…)
(許せない。一体、人権を何だとおもってるのよ)怒りが2人にも伝わった。

 2人は、落ち着いた百合をステーションまで送ってから「ひどい、こんな事許されるの?」「許されたら、あいつを、殺してやる!」2人は、話し合いながら、ステーションに戻った。
しかし、ステーションに戻っても、紀子と由佳は、怒りが収まらない。
「絶対に許さない。私もパンツまで脱がされてアソコを触られたんだから」
「そうだったわね…」頷く由佳だ。
 
 その夜は、救急患者も運ばれることもなく、静かであった。
氷室は、当直にもかからわず、ビールを飲んでいる。
「氷室さん、お酒はダメです!」氷室がビールを飲んでいるのに気づいた真弓が注意した。
「今日は飲みたいんだ。看護婦にバカにされたし、悔しくて!」氷室は事情を説明したが、それは、自分を正当化しようと、言い訳に過ぎない。

 「なんだ、そんなことなの。セックスしたかったら、私に言えばいいのに…」
「わかってるよ。あの若い患者を見たら、我慢できなくなったんだ」
「やっぱり、若い子じゃないとダメかしら?」
「ああ、木川か飯島が最高だよな。ほら、思っただけで立ってくる」氷室はズボンのチャックを降ろして、そそり立った肉竿を出して見せた。
 
 「2人は無理よ。どちらかにして。そんなら、手伝うわよ、6年前と同じく」
真弓は、その逞しくそそり立つ肉竿を擦りながら「入れて…。今夜は寂しいの…」白衣の裾を捲り上げて、自分の淫裂に押し込んだ。
「いいのかい?」
「行かせて。今夜も中に出して…」氷室に馬乗りになって、真弓は腰を上下に動かしていく。
「真弓さん、オッパイもいいかい?」
「氷室さんの頼みなら、いいわよ」氷室は乱暴に白衣のボタンを外すと、乳房が露になっている。

 氷室は真弓の乳首に赤ちゃんのように吸い付く。
真弓は「ねえ、木川紀子は私の一番可愛い子なの。だから、飯島由佳にしない。最近、私を避けてるみたいなの。恩知らずな子なのよ」
「由佳か、まだ処女だよな。真弓さん、手伝ってよ。あの子とやりたい」
「お仕置きも、手伝ってね」そして、2人は喘ぎ声をあげながら快楽を味わい氷室も絶頂を迎えた。
「出すよ、真弓さん」
「安心だから、出してもいいわ」氷室は真弓の子宮の奥に、痙攣しながら、精液を噴射をした。
 
 (許さないぞ、氷室。飯島由佳を犯す前に、お前がこの世から消えるんだ。宮園真弓、お前も事件の関係者だったのか…。必ず、お前達を殺して、仇をうってやる!)
当直室を覗いている黒い影に、楽しんでいる2人は知る由もなく、やがて、黒い影は薄暗い廊下に消えた。



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