4.破瓜

 町田先生の教員室の中では、何だか卑猥な水音と舌ったらずな女の子が甘くすすり泣くエッチな声が響き渡って、あられもない全裸開脚姿で拘束され目を閉じている私の妄想を煽ってやみません。あの、小学生と言っても通りそうな幼い外見の菜穂さんが、中年太りで醜い町田先生の男性自身をしゃぶって精液を飲まされた後、自ら望んでセックスしているのです。

 でもそんな事より差し迫った脅威は、町田先生の匂いの源泉であり強力な催淫効果のある薬を大量に塗り込められてしまった私の体の中で暴走する欲情でした。さっき薬を塗りながら体を弄って来た菜穂さんのテクニックに破れて二桁に乗る回数の絶頂を極めてしまったと言うのに、まるで治まらないばかりかますます強烈にぶり返して私を責め苛むのです。とりわけ敏感な乳首とクリトリスは普段の倍以上にググッと大きく膨らんだような錯覚を覚え、胸と股間がズキンズキンと痛みさえ感じる程強烈に脈動して、あまりの辛さに意識が朦朧として来ました。それでも気絶出来るわけではなく、私はほとんど熱病でうなされている患者のごとく半ば無意識に言葉を絞り出していました。

「……して……ああっっ!! 何とかしてえ~っっ!!」
「目を開けろっ!」

 私が涙目を開けると、全裸で床に横たわった先生の上に菜穂さんがまたがって、お尻を上下させている所でした。菜穂さんも制服を脱ぎ捨て、胸と局部がくり抜かれた黒革ボディースーツのような物を着ており、その嫌らしさが目に焼き付きます。そして先生は菜穂さんを制止すると起き上がったのですが、イヤッと声を発した菜穂さんは町田先生と繋がりを保って離れようとしないのです。先生は何と菜穂さんを前抱っこしてセックスを続けながら、椅子に縛り着けられた私の方へ向かって来ます。

「菜穂、下りるんだ」
「アン、もっと。もっと欲しいの、町田せんせえ」
「全くドスケベ女子高生には困ったもんだな。こんなに好かれちゃ、身が保たねえよ」

 町田先生はそんな事を言いながら嫌がる菜穂さんをドサッと床に下ろし、又しても嫌らしい肉塊を私の顔の前に誇示して来たのです。菜穂さんとの行為でヌラヌラとヌメ光っており、蠱惑的な匂いがさらに増幅して強烈に発散しているようでした。

「何とかして欲しかったら、しゃぶれ。わかったな?」
「はい」
「菜穂、千寿先生がおしゃぶりを始めたら、手錠を外してやれ。オナニーさせるんだ」

ーーこんなの、自分からしちゃ絶対駄目!

 もう覚悟を決めた私でしたが、いざ初めての男性自身を目の前にすると、わずかに残った理性が歯止めを掛けようとします。町田先生の匂いが凝縮された肉棒はまるでキノコのように頭が立派に膨らんでおり、青筋が浮かんで見える胴体も太くて逞しく、処女の私には恐怖そのものの筈でしたが、困った事に嫌悪感は覚えないのです。むしろこれを口に深くくわえ込んで味わいたい、そしたら地獄の苦しみから解放されるんだ、と言う悪魔の誘惑に、私は懸命に抵抗していたのでした。正ちゃんのためにも、最後まで抵抗して見せる、とさっき誓ったばかりなんですから。

「どうした? いらないのか?」
「ねえ町田せんせえ。千寿せんせえは放っといて、おちんちん菜穂にチョーダイ」
「そうだな」
「待って!」

ーー正ちゃん、ごめんなさい

 私は心の中で彼に謝ります。もう限界でした。

「しゃぶるんだな?」
「はい」
「もう! 千寿せんせえ、素直じゃないんだから」
「へへへ、根元までズッポリくわえなきゃ駄目だぜ」
「んんっ!」

 意を決して目を閉じ、カプリと先っちょを含むと濃厚な匂いが口いっぱいに広がります。この教育実習が始まる前の私ならきっと吐いてしまうような強烈な汚臭の筈ですが、町田先生の匂いの虜となってしまった今では、何ともセクシーで香しく陶然となってしまいます。わずかに残った理性で嫌悪しようとしても無駄でした。そして町田先生が私の後頭部に手をやって腰を押し出すと、鋼のように堅くて熱い肉塊が口中を進んで咽奥を突き上げ、私は呻き声をくぐもらせていました。

 でも困った事に全然嫌じゃありませんでした。それどころか私は悪魔のもたらす妖しい歓びにウットリとしてしまったのです。

「俺のチンポがそんなにうめえか、千寿。嬉しそうにしやがって」
「そりゃそうだよ。町田せんせえは世界一のオチンチンだもん……さ、千寿せんせえ、オナニーしていいよ、ってすっごーい。ほら、オシリノアナにも指入れちゃえ」
「お、オクチの方もちゃんと動き始めたな。えらいぞ、千寿」

 手錠を外された私はもう狂ったように股間を弄り回していました。さっき菜穂さんに教えられたように、クリの包皮をどけて直にクリクリと指で擦り上げ、アソコにも指の先を入れてクチュクチュとかき混ぜるのです。そして菜穂さんに言われてお尻の穴に指を入れてしまうと、信じられない程気持ち良くて理性が吹っ飛び、私は自然と町田先生のオチンチンをくわえ込んだ口を動かすおしゃぶりまで始めていたのでした。

 それにしても何て甘美で心地良いんでしょう。待ちに待ったオナニーで夢中になって自分を慰める快感の素晴らしさもありますが、先生のペニス自体の匂いと感触が妖しい魅力で私をウットリさせ、ズンズンと咽奥を突かれる度に意識がぼうっと桃色に霞み、脳髄まで痺れる陶酔が私を包み込むようでした。私の頭を抱え込んで動かしている町田先生の声が、まるで遠い異世界からのように非現実的なイメージを伴って聞こえて来ます。

「ヘタクソだな、千寿。そんなんじゃ男は満足しねえよ。これからは菜穂を見習って、上手にしゃぶれるように、しっかり励むんだぞ」

ーーはい、わかりました、町田先生。しっかり頑張ります……ああ、何馬鹿な事を考えてるのかしら、私。でも……こんな気持ちになっちゃうなんて、信じられない。アン、イク! イッチャウウッッ!!

 その異世界からの声に呼応して受け入れようとしていた私は、次の瞬間愕然としました。とことんイッテしまうまでオナニーをやめられそうにない体に続いて、心まで町田先生に支配されつつあるのです。だけど私はもう、忌み嫌わねばならぬと頭では理解しているこのおぞましい肉塊の魅力から逃れる事は出来そうにありません。先生の手が離れても、きっといつまでもむしゃぶり付いていた事でしょう。

「出してやるから一滴もこぼさずゴックンするんだぞ、千寿。そうすりゃお前はもう身も心も俺の女になるんだ」
「菜穂もそうだったんだよ。いいなあ」
「何言ってやがる。お前には飽きる程飲ませてやってるだろうが」
「だっていくらでも欲しいんだもん。町田せんせえのセーエキ」

ーーああ、先生のザーメンを飲んでしまったら、もうおしまいなんだわ。だけど……正ちゃん、ごめんなさい。もう私駄目なの。あ、イク! 又イクうっっ!!

 町田先生の精液を飲む事で、文字通り「チンポの虜」になってしまうんだろうと理解した私が抵抗を覚えたのはしかし、ほんのわずかな時間でした。嫌と言う程お預けを喰らった後でようやく許されたオナニーは素晴らし過ぎてやめられそうになく、二回、三回、四回、と体中がトロけてしまいそうな程強烈な絶頂を覚える度に正常な理性が破壊されて、私は獣みたいな肉欲に支配されていったのです。そしてとうとう先生はブシャッと沢山の精液を出してしまいました。吐き出さないよう先生の両手がガッチリ頭を押さえていましたが、言われた通りゴックンと咽を鳴らしてザーメンを飲んでしまうのは無理矢理でなくごく自然なふるまいでした。

ーーこれでもうおしまいなのね。だけど……素敵だわ、とってもおいしいの、ああ……

 燃えるように熱い先生のペニスから放出された粘液は驚く程冷たくて、人間離れしているように感じられました。その冷たい感触が咽を通過していく瞬間わずかに覚えたためらいは、すぐに抗し難い歓びにかき消されていきます。先生の手が頭を離れても、私は夢中で肉塊にむしゃぶり付き、冷たくて素敵なザーメンを一滴残らず舐め取る作業に没頭していたのでした。

「よしよし、ようやくイイ子になったな、千寿。オナニーを止めて、両手を頭の後ろに組みなさい」

ーーイヤン、もっと……えっ!? 手が自由にならない

 内心オナニーの継続を望んでしまった私はとても恥ずかしかったのですが、次の瞬間慄然としてしまいました。とても止められないと思っていた手が勝手に持ち場を離れ、頭の後ろで組んでしまったのです。それは町田先生に言われて椅子から立てなくなった時と同じ、体が自由にならない恐ろしい感覚でした。菜穂さんが嬉しそうに言います。

「千寿せんせえも、町田せんせえの言いなりだよ」
「もう大丈夫そうだな。椅子から下ろしてやるから、床で仰向けになれ。いよいよバージンを貰ってやる、いいな? 千寿」
「そんな、酷い……嫌です! 絶対に嫌っ!」
「いくらでも減らず口を叩いてな。ホントは俺のチンポをぶちこまれたくて、たまんねえくせによ」
「そんなわけありませんっ!」
「千寿せんせえ、初めてなのに大丈夫かなあ」
「なあに、痛いのは最初だけだ。すぐに狂ったように良くなっちまうさ」
「ああ、やめて……やめてえ!」

 知らない人が見たら奇妙な光景だったでしょう。いつ強引に犯されても拒否できない格好で縛り付けられていた私が、ようやく拘束を解かれるのを、やめてと嫌がってるんですから。けれども頭の後ろで組むように言われた両手がもう自分の意志ではてこでも動かせなくなっていた私は、どうあがいたって逃げようがないのです。町田先生の言いなりに床の上で仰向けとなり、まるで同意しているかのように体を開いて処女を奪われるのでしょう。それは束縛されて無理矢理乱暴されるよりずっと辛い仕打ちでした。

「よし、入れ易いように脚を折りたたんでパカッと開け。そうして、おまんこクパアと指で広げて見せろ」
「キャア! 千寿せんせえ、えっちい! お尻の穴まで見えちゃってますう」
「嫌……こんなの、嫌! 許して……」

 全裸で床の上に横たわった私は、さらに世にも恥ずかしいポーズを取らされました。町田先生の言いなりで手先同然の菜穂さんは、今や積極的に私の辱めに協力し、こうやるんですよと彼女にナビゲートされて勝手に動いてしまう手足が作ってしまったのは、大事な部分を開いて剥き出しにすると言う女の子にとっては最低の下品な格好でした。あまりの恥辱で胸が潰れるような思いを味わった私は、抗う声も途切れ途切れにかすれ、目からはとめどなく涙がこぼれ落ちます。

「よし、いい格好だ。ロストバージンの前に記念撮影してやるから、余った手でこちらに向かってピースサインして見せろ」
「やめてえっ!……撮らないで、お願いです……ああ、酷い」
「千寿せんせえ、オツムの足りないエッチな女の子みたい。でもカワイイですう」
「写真だけじゃ嫌がってるようには見えねえな、ヘヘヘ。コイツをバラまきゃ男子連中は大喜びだろうて」
「町田先生の言う事よく聞いて、イイ子にしてたら大丈夫だよ、千寿せんせえ」
 
 どんなに口で嫌がって見せても、その死ぬ程恥ずかしい屈辱のポーズを崩す事が出来ないんです。強制されてるようには見えないでしょうから、本当にこんな写真が公開されてしまったらもう生きてはいけません。町田先生が何度もパチパチと携帯カメラのシャッター音を響かせると、ますます凄まじい羞恥で心臓が爆発しそうになりました。

 ところが、その時同時に私の頭には平常ならとても信じられない捨て鉢な思考が忍び寄っていたんです。

ーーああ。もう、どうにでもして! 早く犯してちょうだい!

 それはやはり恐ろしい薬の作用だったでしょう。自分の指でくつろげてしまった恥ずかしい部分からはまるで失禁したかのようにジュクジュクととめどなく熱湯のような液体が溢れ、何度でもぶり返してしまう猛烈な欲情がますます苛烈に私を責め苛んでいたのです。

「今度はビデオ撮影してやるからな。カメラに向かってオナニーして見せろ」
「そんなの絶対嫌ですっ! ああんっ!」
「女の嫌よ嫌よは好きのうちとは良く言ったもんだな。乳を触っただけでエロ声が出てんじゃねえか、笑わせるな」

 自由が利かず自分のものでなくなったような手指は、すぐさま胸と股間に当てがわれて嫌らしく動き始めてしまいました。軽く乳首に触れただけで甘美な電流に撃たれたような心地良い戦慄が迸り、声も我慢出来ません。

「せんせえ、親指でクリちゃんムキムキしてみようよ」
「ウヒイ~ッッ!!」
「人差し指と中指はオマンコに入れてくちゅくちゅするの」
「あ、あ、ああっっ!! いいっ!」
「小指はお尻に入れちゃえ」
「ハオウッッ!!」
「せんせえ、すっごーい! ホントに処女なの?」
「澄ました顔してたくせに、一皮剥いたらこのザマかよ。イク時は大声でそう言えよ」

 ビデオカメラを向けられた事で強い抵抗を覚え、絶対恥ずかしい姿を晒してはならぬと思った私の決意は、石のように屹立した乳首を摘み欲情でパンパンに張りつめた乳房を掴んだ途端にアッサリ砕け散りました。エッチな声が次々にせくり上げ、菜穂さんに教えられるままにお尻の穴まで弄ってしまう嫌らしいオナニーを始めてしまうと、もう無我夢中でした。ビデオを撮られていると言う意識はあるのですが、それはむしろ私の興奮を増すばかりのスパイスに過ぎません。あっと言う間に昇り詰めた私は、はずかしい液体をくじらのように吹き上げて「イク」とわめいていました。

「こりゃスゲエ。AV女優も真っ青、千寿先生の潮吹きオナニーショウだぜ。もっと近くから撮ってやるから、後2回イッテ見せな。そしたらいよいよ本番だ」
「千寿せんせえ、イキ顔最高! ホント、かわいいんだあ」

 からかわれ、カメラを持ってやって来た町田先生に覗き込むようにレンズを近付けられても、私は狂ったようなオナニーをやめる事が出来ません。操られる手は勝手に動き、ドロドロに白熱した体は素直に浅ましく反応して、大声で絶頂を叫んではカメラのレンズまで汚してしまう有様でした。

「よし、おしまいだ。両手を頭の後ろで組め」

 さっきと正反対で、オナニーをやめたくなくて「イヤ」と口走ってしまいそうでしたが、私の手は町田先生に言われた通り動きます。先生はカメラを菜穂さんに渡して言いました。

「千寿先生のロストバージンを撮影してくれ」
「せんせえが女の子になるトコ、撮ってあげますね」
「……やめて……ひど過ぎます……」

 オナニーショウで壮絶な絶頂を3回も晒してしまった直後の私は、かすれる声でそう呟くのがやっとでした。でも男の人を迎え入れる態勢は少しも崩せず、床にはもう大きな水たまりが出来ています。

「体の方はそう言ってねえみたいだぜ。ほう~ら」
「ああ~っ! あ、あふうんっっ!!」
 
 町田先生が男性自身を手で握り締め、開いたキノコの傘の部分で剥け上がった股間の肉豆をグリグリと擦って来ると、嫌らし過ぎる鼻声が洩れてしまう私の体は強烈な興奮でざわめいて、淫らな血が沸騰するような思いになりました。もう降参です。私はまだ処女なのに、狂ってしまった体が猛烈に町田先生を欲しがってしまっているのでした。

ーー正ちゃんにあげるつもりだったのに。もう、死んでしまいたい……

 彼の顔を思い浮かべて自制しようとしても無駄でした。ビデオカメラの前だと言うのに、私は町田先生に進んで体を開き、バージンを捧げてしまうんです。

「うへへ、マメがもうコリコリで、えっち汁がドバドバじゃねえか。欲しいんだろ、俺のチンポが! それとももう一度しゃぶってみるか? オラオラ、何とか言ってみな、ドスケベ千寿!」
「町田せんせえ、千寿せんせえがウンと言わなかったら、もっかい菜穂とエッチしよ」
「そうだな……」
「待って下さい!……して」
「聞こえねえよ」
「……私に入れて下さい」

 町田先生の焦らすようなクリトリスとペニスの擦り付けは危険な麻薬のように甘美で、これ以上我慢したら本気で頭がおかしくなってしまったかも知れません。処女を失う恐怖も、正ちゃんに対する後ろめたさも、クリッ、クリッと一擦り毎に極めてしまいそうな程強烈な快感を味わわされているうちに、あらかた消えてしまいました。

「じゃあ入れてやろう」
「うあっっ!!」

 町田先生がクリトリスから浮かせた肉傘を無造作に挿入して来ると、中で確かに何かがブチッと切れるような感触があって、私は苦痛で声を出しました。でもそれはさっきまで狂ったようなオナニーで激しく極めて叫んでいた大声に比べると、ずっと小さくて低く呻くような声でしかありません。ロストバージンの出血で覚悟していた激痛ではなく、驚く程軽微な痛みだったのは、私の体が十分男性を迎え入れる準備を完了してしまっていたからでしょうか。もちろん快感など感じるわけもありませんが、繋がったままの町田先生は言いました。

「正真正銘バージンだったみたいだな、千寿。かなり血が出てやがる。痛いか?」
「はい。ああ、もう離れて下さい」
「バカ言え。じっとしといてやるから、チンポの味をしっかり味わえ。じきに良くなる」
「そんな……うふうんっ!」

 良くなるなんてあり得ないと思ったはしから、町田先生の指で乳首をクリッと摘まれるとエッチな声が出てしまいました。逃げ出そうと思っても、後頭部で両手を組み脚を折りたたんで大きく開いた格好のまま、私の体は見えない拘束を施されているかのように全く動いてくれないのです。これで感じてしまったら、とても無理矢理犯されてるようには見えないでしょう。一部始終をビデオ撮影されてると言うのに。

ーー絶対に感じちゃ駄目! 声も我慢するのよ

 だけど乳首を軽く摘まれただけでビビッと電流のように体中を駆け巡る快美の戦慄は素晴らしく、続いて先生のブヨブヨした肉厚の手で乳房全体を揉まれ始めると、トロけるような心地良さに私の決意はたちまち挫けそうになってしまいます、歯を喰い縛って堪えても、妙な呻き声が洩れてしまいました。

「感じてるくせにやせ我慢なんかするな。気持ち良かったら正直にそう言え」
「ふああ~っ! イイ! 気持ちいいっっ!!」
「どんなに気持ち良いのか言ってみろ」
「お乳が溶けちゃいそお!」

 先生に言われた途端にますます快感が募り、我慢していた声が大きく出てしまって、私は愕然としました。体が素直に快感を受けいれ、口が勝手に本心をバラしていたのです。これも町田先生の言いなりになっている証拠でした。

「菜穂、カメラを固定してお前も手伝え」
「嫌っ! 来ないでえ……アン、いいっ! す、素敵だわ、ああ……」
「俺はこっちをかわいがってるから、お前は反対側から気持ち良くしてやってくれ」
「いいなあ。菜穂もこんな風にして欲しい」
「乳がないくせに、ナマイキ言うんじゃねえ!」
「ひっどー。さ、せんせえ、痛くないように菜穂が気持ち良くしてアゲル」

 こうして左右から町田先生と菜穂さんに別々の乳房を弄られるのは、たまらない刺激でした。何とか感じまいと気を張っても、右を耐えれば左が良くなってしまい、完全にイタチごっこで防御不能。膨らみを揉まれ、乳首を転がされたり吸われたり、さらに首筋やうなじの辺りを手や唇で愛撫されても、ビクンビクンと恥ずかしいくらい敏感に感じてしまい、私は口からエッチな言葉をわめき散らしながら悶え狂い、乳房によるエクスタシーとは信じられない程の高みに燃え上がってしまいました。そして三度目の絶頂を叫んでしまった時です。

「お、マンコがヒクヒクして、俺のチンポを喰い締め始めたぞ。バージンだったくせに、全くスケベ女にゃ困ったもんだ。なあ千寿。良くなって来た所で、キスしようぜ」

 とうとう恐れていた体の反応が始まってしまったのです。とうに苦痛は去り、異物感を感じるだけだった先生の肉棒がいつの間にか心地良い感触を伝え始めていました。そして上半身の愛撫で三度も達している間に、無反応だったアソコが先生のペニスを切なく締め上げてしまっている事に気付いた私は、情けなくて泣きたくなりましたが、もう後戻り出来るはずもありません。連続絶頂の余韻で上半身は雲の上をフワフワと漂っているような素晴らしい心地良さに包まれているし、私はごく自然に町田先生と唇を合わせていました。

「町田せんせえ、駄目えっ!」
「何だよ菜穂。お前妬いてるのか?」
「当たり前じゃん」
「じゃあ、お前がキスしてやれよ」
「うん。千寿せんせえ、チュッチュしよ」

 町田先生も菜穂さんも貪るように舌まで差し入れて来る嫌らしいキスでしたが、それすら脳髄まで響く甘美な感触でした。私の体は最早完全に狂わされていたのです。

「いよいよ腰まで使い始めたな。菜穂、離れろ。千寿先生が俺のチンポをくわえ込んで、大喜びで腰を振ってる所にカメラのピントを合わせるんだ」
「いけませんっ! 駄目です、そんな……」
「ホントに嫌なら止めたっていいんだぜ。こう言われても止めない所を見ると、千寿は俺のチンポにメロメロってわけだよな、ははは……」

ーーああっ! こ、こんな、バカな……

 言われてもないのにまるで操られているかのように私の腰は勝手に動き、ペニスの感触を味わおうとしていました。するとズンズン突き上げて来る快感は凄まじい心地良さで、指入れオナニーなど子供だましだと思ってしまったくらい。セックスってこんなに気持ち良いものだったのか、と体に叩き込まれた感じで腰の動きがどうにも止められません。いえ、先生は止めてもいいと言うのに、その言葉と反対に止まらないんですから、私はもう本心から町田先生とのセックスを望んでいたのです! そして先生が繋がったまま私の体を起こすと、菜穂さんの操作するカメラのレンズと目が合いました。

「よし、カメラに向かってピースサイン。後は好きにしろ」
「千寿せんせえ、お尻振り過ぎ。嫌らしいなあ、もう」
「うああっっ!! イイ、イイ、気持ちいい~ッ!!」
「せんせえってホントはおまんこ大好きだったんだね」
「そうなのおっ! おまんこ大好き! ああ、ああっ! もっと、もっとおっっ!!」

 頭の後ろにやった手でピースサインをして見せた私は、町田先生の上になってペニスを喰い締めながら上下運動を始め、あまりの心地良さに我を忘れて声を張り上げました。そしてビデオカメラに向かって「おまんこ大好き」と言う隠れていた本心まで告白してしまいます。凄まじい勢いで昇り詰めていった私はまもなく訪れた絶頂を大声でわめき、ピクピクと全身を痙攣させてしばらく呆然としました。でも素直に町田先生を求める腰が淫らな動きを再開するのにさして時間は掛からなかったのです。

「おい菜穂、よくやった。もう遅いから帰れ。これからは大人の時間だ」
「町田せんせえ、ゴム着けてないけどいいんですか?」
「ああ。タップリ出してやる」

 狂ったように腰を振りたくり壮絶な快感でピンクにかすむ意識の片隅でも、その事の持つ重大性は理解出来たのですが、淫らな悪魔に取り憑かれたような私の体はもうどうにもなりませんでした。

「いいなあ。菜穂にも出して」
「バカ言え。高校生なんか孕ませられっかよ」
「千寿せんせえが羨ましいです。町田せんせえ、あんまり沢山千寿せんせえとばっかりしないで下さいね。早く切り上げて下さい」
「ガキンチョのくせにヤキモチなんか妬いてんじゃねえよ。それにホラ、千寿の方が離してくれそうにねえんだ」
「もう! 千寿せんせえなんかキライ!」

 帰り支度をしながら、町田先生と恋人同士のように親しくそんな会話を交わした菜穂さんが出て行きます。後に残された私は、何度も何度もイキながら町田先生の上で果てしなく腰を振り続けたのでした。




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