3.誘惑

「失礼します」

 頭の中を渦巻く不安と、ジワジワと蝕まれ限界が近付く異常な体の疼きにじっと耐えていた私が頭を上げると、そう礼儀正しく挨拶した女子生徒が町田先生に連れられて入室する所でした。先生はここでガチャリと内側から施錠していまいます。

ーー菜穂さん! ああ、そんな、酷い……

 ツインテールが良く似合う小柄でかわいい石川菜穂さんはとても人なつこく、昨日から私によく話し掛けてくれてすっかり仲良くなった生徒です。とても幼く無邪気に思える彼女がトイレオナニーを盗撮されて町田先生の言いなりになってるだなんて、信じられない気がしましたが、菜穂さんに私のオナニー動画を見られるのは他の生徒より何倍も辛い事でした。

「ああ、千寿せんせえ。ごめんなさい」
「別にまだ謝るような事なんかしちゃいねえだろ」
「でも、千寿先生に近付いて親しくしたり、跡を付けて田岡先生とキスされる所まで盗み見て、町田先生に報告しちゃいました。菜穂はとっても悪い事をしたと思ってます。許して下さい、千寿せんせえ」

 菜穂さんはグスングスンとすすり泣きながら、本当に悪い事をして謝ってる子供みたいでした。

「何、それも俺に言われてやっちまった事だ、お前が悪いんじゃない。だからメソメソするな」
「はい、ごめんなさい」
「菜穂は俺のチンポの虜でよ、何でも言う事を聞くイイ子だからな」
「恥ずかしいですう。そんな事言わないで、町田せんせえ」
「はっはっは、泣きベソが治まったら今度は膨れっ面か。よしよし、カワイイやつだ」

 町田先生は菜穂さんの頭を撫でていましたが、子供のような外見の彼女が甘え口調で応じている大人っぽいセクシーさに、私はドキッとしてしまいました。町田先生の命令で私に近付き見張っていたと言う菜穂さんの告白もショッキングでしたが、「チンポの虜」だなんて酷い事を言われても、好きな男性にすねて見せているようにしか見えないのです。さっきの涙で彼女が私に対してすまないと思ってる気持ちも伝わって来たのですが、これでは町田先生の言いなりなだけでなく、心まで征服されてしまってるようではありませんか。

「主演女優が二人揃った所でオナニービデオの上映会を再開しよう」
「えっ! やめて下さい、せんせえ。菜穂、恥ずかしいですう……」
「今さら恥ずかしがるような玉かよ。けど千寿先生も恥ずかしがって見ようとしねえんだ」
「そうなんですか」
「お前と違って、まだ俺の言う事に逆らいやがる。だからあんな風にギッチギチに縛り付けてやった。思い出すだろ、菜穂。お前も初めはずいぶん手を焼かせてくれたからな」
「だってえ」
「千寿先生の所に行って、目ん玉ひんむいて良く見るように頼んで来い」

ーー嫌よ! 来ないで、菜穂さん

 菜穂さんにこんな惨めで嫌らしい格好を近くで見られるのはとても辛かったのですが、私を狂わせてしまう町田先生の匂い付き猿轡を噛み締め、手錠が外れてくれないかと必死でもがきながら、私はもう限界だと白旗を揚げていました。ムズムズする程度だった体の欲情は急激に悪化して、ムネとアソコは痛いくらいズキズキと疼き上がっています。体の中で火がボウボウと燃え盛ってるみたいで、一刻も我慢出来ません。手が使えたら躊躇なく体をかきむしっていたでしょう。本当に頭がおかしくなりそうでした。

「千寿せんせえ、ごめんなさい。でも、目を開けて下さい」

 そう耳元で囁かれた私はハッと目を開けて、心配そうに覗き込んでいた菜穂さんと目が合いました。あまりの辛さで私の目からは涙が止まりません。

「お願いです、町田先生のおっしゃる通りにして下さい。ビデオを見るんです。恥ずかしいのは私も一緒ですから」

 私は涙を一杯に湛えた目で奈緒さんの言葉を聞くと、ウンウンと必死でうなずきます。言う通りにするから、この恐ろしい体の昂ぶりを何とかして欲しいと言う一心でした。

「千寿先生はちゃんと見て下さるそうです。あ、あの、町田先生にお願いしてもいいですか?」
「何だ」
「千寿先生とっても辛そうです。楽にしてあげて下さい」
「そうか、もう十分みてえだな。猿轡を外してやれ」
「はい。ああ、かわいそうなせんせえ……」

 そんな言葉を掛けながら菜穂さんが固く結ばれた猿轡を外してくれると、私は泣きながら口走ります。

「た、助けて、菜穂さん」
「どうすればいいですか?」
「手を解いて! お願いいっっ!!」
「あ、あの、自分でしたいんですね?」
「早くして! もう気が狂いそう……」

 そこで町田先生から言葉が掛けられました。

「少しは素直になったか、千寿。オナニーしたけりゃ、そうおねだりしてみろ」
「オナニーしたいです! お願いです、オナニーさせてえ!」
「ケッ! お高く止まってたクセにザマあねえな。まずビデオから目を反らさず、しっかり見ろ。話はそれからだ、わかったな? 千寿」
「わかりました」

 せっかく恥ずかしい「おねだり」を口にしたのに、すぐには叶えてくれない口惜しさに涙しながら、私は素直にそう応じました。そして絶対に目を外さぬ覚悟で目の前の大画面に視線を向けます。

「菜穂、先生がやり易いように脱がしてやれ。難しけりゃハサミで切っちまいな」
「ああ、千寿せんせえ。こんな事になってしまってごめんなさい。だけどもうすぐ楽になりますから」

 いよいよ恥ずかしいトイレオナニー盗撮動画が始まり、私は必死に目を開けて、菜穂さんの指までズッポリ入れてしまう大胆な行為の続きを見せ付けられてしまいます。そして幼い外見とのギャップが激しいエッチな菜穂さんが、私のスーツを脱がせていったのです。菜穂さんは自分のオナニービデオを気にして言いました。

「千寿せんせえ、恥ずかしいです。だけど私も町田先生の匂いであんなエッチな子になっちゃったんですう」
「人聞きが悪いぞ、菜穂。てめえはもとから指入れオナニーなんかやりまくってたマセガキだろうが!」
「ああ、その通りです、ごめんなさい」
「それに比べりゃ千寿先生なんかおしとやかなもんだぜ」

 大画面ではアソコを直接刺激して激しく何度も極めてしまった菜穂さんに替わり、とうとう私の恥ずかしい行為が始まっていました。

「直に触った事ないんですね、先生」
「うん」
「カワイイです」
「は、早くして、お願いっ!」
「ごめんなさい、せんせえ。さ、ハダカンボになりましょうね」

 私はもう恥も外聞も忘れ、妙な事を言い出す菜穂さんに本心を打ち明けました。私のオナニービデオは終わっていたのですが、先生は巻き戻して菜穂さんのオナニー部分から再生を繰り返し始めたようです。

「エンドレスで流してやるからな。てめえらがいかに恥知らずなドスケベビッチであるのか思い知るがよい」
「な、菜穂さん! 触って! お願い、触ってよおっっ!!」
「せ、せんせえ……ああ、とってもキレイです、まるでバージンみたい……」
「そうよっ! だから早く何とかして! お願いいっっ!!」

 服を脱がされる時、私の辛さをわかっている菜穂さんが触ってくれる事を密かに期待していた私は、最後に残された下着をハサミで切り落とされる恥ずかしさも忘れ、とうとうそう口走ってしまいました。でも町田先生の言いなりで手下同然の菜穂さんは意地悪で、露出した大事な部分をしげしげと眺めながら感想を述べたりするんです。頭に血が上って錯乱寸前の私はつい男性経験がない事をバラしてしまい、ハッとしたけどもう手遅れでした。

「おいマジかよ。菜穂なんか中坊の時にヤっちまったんだぜ。面白え。菜穂、処女の先生にエッチを教えてやるつもりでレズってやりな」
「いいんですか?」
「千寿先生が早く仕上がるように、気持ち良い所を刺激しながらコレを塗ってやれ。それだけ欲しがってりゃ、薬を塗るだけで大喜びだぜ、きっと」

 町田先生は半透明のローションみたいな液体が入ったペットボトルを菜穂さんに手渡すと、今度は私に向かって言います。

「この薬は俺がいつも付けてる匂いの元だ。女をその気にさせて、俺の言いなりにする効果がある事は言ったよな。乳やマンコに直接塗ったら、狂ったみたいになるぜ、ウヘヘ……」
「千寿先生、ホントに塗ってもいいんですか?」
「いいわよ! 早くしてっ!」
「かなり頭に来てるようだな。後悔しても知らねえぞ。菜穂、クリの皮はしっかり剥いて、ケツノアナも忘れるんじゃねえぞ」
「はい。ああ、千寿せんせえのオッパイ、大きくて柔らかくて、とても素敵です……いいなあ」
「うあはあああ~っっ!!」
「せんせえ、声が凄いですう」
「恥ずかしい女だな。少しは慎め」

ーーだって! うう、こ、こんな……信じられないくらい、イイ……

 菜穂さんは片方の手で乳房をゆっくり揉みながら、もう片手で薬を塗って来たのですが、ごく軽い揉み方なのに全身に響き渡る心地良い戦慄は圧倒的でした。どうしようもなく、自然と大きな声が出てしまいます。

「菜穂もせんせえみたいになりたいな」
「な、菜穂さん! あっ! はううんっっ!!」
「そんなに感じて下さるなんて嬉しいです」
「ウヒイ~ッッ!! そ、ソコは……駄目っ! ああ、駄目なのお……」

 菜穂さんの指が乳首をソッと摘まみ、軽く揉みほぐすように刺激しながら薬を塗って来ると、あまりの気持ち良さで何も考えられなくなりました。過敏なクリトリスが胸の先に出来てしまったみたいで、ダイレクトな快楽の矢が体の奥までズンズンと打ち込まれて来るんです。

「乳首を吸ってやりな。ドスケベな千寿先生なら、それだけで気をやっちまうかも知れんぞ」
「せんせえ、チュッチュしてあげますね」
「や、やめ……ほお~っっ!!」

 薬を塗りおえた菜穂さんが、まるで赤ちゃんみたいに乳首に吸い付き舌で舐めて来ると、それまで乳房に積もっていた欲情が一気に奔流となって流れ出すみたいで、私は恥ずかしいくらい大声が出てしまいました。そして彼女が唇をすぼめてチューッと強く乳頭を吸い上げた瞬間脳裏に火花が散り、私はガクンと大きく背筋を弓なりに反らせていました。

「せんせえ、イッチャッタんですか?」

 菜穂さんの手指と唇がサッと離れて、はしたない反応を示してしまった私の耳元で囁いて来ます。お乳を揉まれ乳首を吸われただけでイッテしまうだなんて恥ずかし過ぎて、目も開けられず顔から火が噴き出そうでした。私は恥ずかしさのあまり、愚かにもイヤイヤと首を振ってしまってすぐに後悔するハメになりました。私の反応に気を良くしたのか、菜穂さんが意地悪な子になっていたのです。

「せんせえ、素直じゃないです。そんな子にはお仕置きですよ」
「うあああ~っっ!! い、イキます! イク、イク、イクううっっ!!

 菜穂さんの手指と唇が再び同じ側の乳房に掛かり、全開でエッチな行動を仕掛けられるとたちまちエクスタシーが蘇ってしまいます。私はもう羞じらいも慎みも失ってあられもない悲鳴を上げると、あっと言う間に達して「イク」と叫んでしまいました。

「今度はイッテくれましたか?」

 私が素直にコクリとうなずいても、菜穂さんは許してくれません。恐ろしい事にまだ片方の乳房に薬を塗られただけなのです。

「良かったです。さ、せんせえ、今度はこっち側にヌリヌリしちゃいましょうね」
「許して、菜穂さん。せめて、休ませて」
「ダーメ。薬を塗られてそんなに感じちゃうせんせえがイケないんですう!」
「ああ……ああ、イイの、菜穂さん。とても気持ちいいわ。あ、あ、あはあんっ!」
「いっぱい感じて下さいね、せんせえ。まだ下が残ってるんですよお。楽しみでしょ、エヘヘ……」
「おい菜穂、えらくヤル気を出してるじゃねえか」
「だってカワイイんだもん。千寿せんせえ」
「千寿も素直にアヘり始めたな。女同士は男よりイイと言うが、ちと妬けるぜ」

 気をやってしまった事を正直に告白した私は、もうてらいを捨てて快感を口にし、とても上手な菜穂さんの手指に体を委ねて悶絶しました。女の子同士だと言う抵抗感はみじんもありません。むしろかわいい教え子の菜穂さんでなく町田先生だったら、こんな素直にはなれなかったかも知れません。菜穂さんの女の子らしい小さくて柔らかい手の感触は最高で、薬を塗る手指が乳肌に吸い付いて来るように心地良いのです。お乳だけでこんなに良くなってしまうなんて恐ろしくなってしまう程燃え上がって、乳首を吸われるとすぐに体が弾けてしまいました。結局私は両乳房にくまなく薬を塗り終わるまでさらに3回、合わせて5回も絶頂を極めてしまったのです。

「さあ今度はお待ちかねの下ですよ、せんせえ」
「ああ……菜穂さん、もうやめて。これ以上されたら、死んでしまいます」

 もちろん生まれて初めて5回も激しく気をやってしまった直後に、ようやく乳房から離れてくれた菜穂さんがローションをさらに手に振り掛けながら言うと、息も絶え絶えな私は不自由な体をおののかせながら訴えます。本当に体がバラバラに壊れてしまいそうな恐怖を覚えていました。

「大丈夫ですよ、せんせえ。女の子はいくらでもおかわりが効いちゃうんですから」
「そんな……もう、無理です、本当に」
「でもやめちゃっていいんですか? こんなになってるのに……」
「おい菜穂。千寿先生はお前と違ってお上品なんだ。もう嫌だって言うんなら、やめてやれ」
「ウウ……」

 菜穂さんにグズグズの股間を覗き込まれた私は泣きたくなりました。お乳で5回も達してしまいもう限界と思いましたが、一番辛い部分の猛烈な疼きはまるで解消されてはいなかったのです。それどころか菜穂さんに乳房を弄られる心地良さを素直に認め受け入れてしまった私は、より一層アソコを触られたいと言うはしたない欲求に頭を支配されていました。ここで負けてしまったら町田先生の思うツボで、菜穂さんのような言いなりに堕とされてしまう運命が見えていても、我慢したら気が狂ってしまいそうな恐怖には勝てません。ギリギリと歯を喰い縛って耐えていた唇が、屈辱の言葉を吐いてしまうのに時間は掛かりませんでした。

「……やめないで」
「はっはっは、お前大嘘つきかよ! 菜穂、お仕置きに嫌と言うほどタップリ薬を塗ってやれ。ボトルを空にするんだ」
「ヒイイ~ッッ!!」
「せんせえ、感じるんですね、ココが」

 菜穂さんの指がいきなり最も敏感なはしたない尖りに触れて来ると、予想していたとは言え強烈な刺激で私は飛び上がりそうになりました。強く触れたら痛いだけだろうに、女の子らしく触れるか触れないかの微妙なタッチを施されると、体中を突き抜けるような快感が迸ります。

「ムキムキしちゃいましょうね」
「あ、あ、ああっっ!! い、イヤ、イキそう……」

ーーこんな事出来るんだ。凄い!

 菜穂さんの指がゆっくり器用に、クリトリスに被さっていた包皮をどけていきます。私はこれまで着衣の上からでも飛び上がってしまいそうに敏感なその部分に直接触れた事はありません。なのに剥き身にされちゃうなんて衝撃的で、菜穂さんの柔らかい細指がソッと摘まみ出すように触れて来ると、快感がどんどん強まって来ます。エッチな声が出てしまうのも押さえ切れず、たちまち極めてしまいそうでした。それほど菜穂さんは上手で全く痛みを覚えず、ダイレクトな快感が突き抜けて来るんですからたまりません。

「垢が溜まってます、せんせえ。キレイキレイしましょ」
「ヒ、イクッ!」

 菜穂さんのローションまみれの指が、生まれて初めて剥き出しにされて垢が溜まっていると言うその露頭をクリクリと弄って来ると、強烈過ぎる快感で私はすぐに弾けてしまいました。そして同時にビュッ、ビュッとおしっこを洩らして菜穂さんの指を濡らすと言う恥ずかしい反応を示してしまいます。

「アレ、もうイッちゃった。千寿せんせえって潮吹きさんなんですね」
「うう……ごめんなさい」
「いいんですよ。うふふ、せんせえがもっとエッチになってくれるように、ココ摘まんでてあげますね」

 おしっこを掛けられても全然気にしない菜穂さんの指に優しく羞恥の実を摘まれていると、それだけで極めてしまいそうな素晴らしい快感がゾクゾクと込み上げて、私はカルチャーショックを覚えていました。ところが同時に泣きたくなるような感覚に襲われた私はそれを訴えずにはいられません。

「な、菜穂さん、お願い」
「ダメですよ、せんせえ。ココはずっと弄っちゃうんだから」
「違うの……あの、オッパイも触って下さい」

 剥き身のクリトリスを摘まれる超絶快感でずいぶん楽になった股間に対して、いつの間にかオッパイの方の欲情がぶり返してズキズキと疼き、我慢出来なくなっていたのです。

「そんなの無理です、せんせえ。ごめんなさい」
「そろそろドスケベな本性を表して来やがったな、千寿。お前どんだけ欲張りなんだよ、恥ずかしいやつだな」
「だって! 本当にもう駄目なんです! 何とかして下さい」
「しょーがねえな。俺が助けてやるから、どうして欲しいのか言ってみな」
「あイクッ! 菜穂さん、イキますうっっ!!」
「せんせえ、バージンでもこのくらいなら指入れて平気だよ。ローションまだあるから、もっとヌリヌリ~」

 菜穂さんはクリを摘まんだまま、もう片手の指を少し女の子の唇の中に含ませて、浅瀬をクチュクチュとかきまぜるように薬を塗って来ます。私は、ああ、これが指入れオナニーなんだと納得し、ショーツの上から触れて楽しんでた自分のオナニーが子供だましに思える程の素晴らしい快感で絶頂を口走りました。そしていつの間にか背中の方にやって来ていた町田先生に訴えます。

「む、胸を揉んで下さい」
「忙しいやつだな。ドスケベビッチのくせに、そんなお上品な言い方してんじゃねえぞ! こう言ってみな」

 私は胸の潰れるような屈辱感を覚えながら、町田先生が小声で言った言葉を口にしました。

「す、スケベな千寿の、オッパイを、揉んで下さい」
「揉んで下さいじゃねえだろ!」
「モミモミして! オッパイをモミモミして! 早くう!」
「よしよし、モミモミしてやろう」
「はおおんっっ!! いぐううっっ!!」

 町田先生が背中から回した両手で意外にも優しく乳房を揉みしだいて来ると、股間の薬塗布の快感と相まってたちまち私は浅ましく絶頂を張り上げていました。そして町田先生が面倒臭そうに手を離すと、私は信じられないおねだりを自分の意志で口にしてしまいます。

「イヤッ! やめないで」
「だいぶ素直なイイ子になって来たじゃねえか」
「ああっ! ち、乳首もモミモミして……うふうんっ! イイッ!」
「千寿せんせえもホントはエッチだったんですね」

 それはやっぱり薬のせいだったと思いますが、私はしだいに見境の付かないエッチな女の子に変わっていきました。どんどん派手に極めてはオシッコを吹きこぼしていきます。でも菜穂さんの指がアソコから抜かれて、あらぬ箇所に伸びると困ってしまいました。

「せんせえ、力を抜いて下さい。オシリノアナにもたっぷり塗らないと薬が余っちゃうんですう」
「ごめんなさい。あ、あ、ああっ!」
「痛くないですか」
「大丈夫よっ! あ、怖いわ、菜穂さん」
「せんせえが楽に呑み込めるように、クリちゃん気持ち良くしてあげますね」
「大したもんだな菜穂。オメエ、風俗に就職しろよ」

 菜穂さんの指がお尻の穴に入ろうとすると拒絶感が働いて入り口を固めてしまいましたが、何度もイカされて夢見心地の私は、素直に力を緩めました。町田先生に対する嫌悪感は消えませんが、菜穂さんには心の抵抗もまるでなく、なすがままだったのです。そして彼女の細指が汚い排泄器官にジワジワと入り込んで来ると、痛みはなくむしろゾゾッと覚えてしまった快感で狼狽してしまいました。ハッと気が付けばかなり奥まで指が入り込んでおり、私はさすがに恐怖を口にします。でも菜穂さんが剥き身のクリトリスを摘まんだ指を微妙に慄わせて刺激を強めて来ると、果ててしまいそうな快感と共に尻穴の力が解除されて、とうとう菜穂さんの人差し指が第一関節まで恥ずかしい穴に埋まってしまったのです。その指がグルグルと回って薬を塗り込めて来ると、これは現実の事なのか、悪い夢なのではないかと、不思議な気持ちになりました。でも私はその時ハッキリと、お尻の穴まで強い快感を覚えて慄然としてしまいました。

ーーとうとう、あの薬を尻穴の中まで塗られちゃったんだ。私、どうなっちゃうんだろう……

「オラッ! しゃぶれ」

 最後にお尻の穴に薬を塗られる快感を、目を閉じて密かに味わってしまっていた私は、熱くて固い物で頬をペシペシと叩かれて目を開け、町田先生が突き付けていた男性自身を目にして怯えてしまいました。経験のない私にはよくわかりませんでしたが、とてもこんな物を迎え入れる事が出来るとは思えなかったのです。でも同時にその肉塊からは、私を狂わせてしまう匂いが濃縮されてプンプン漂っており、心の抵抗とは裏腹にウットリと魂を奪われたように目を離す事が出来ませんでした。 

ーーこれを口に入れるのね。ああ、素敵……な、何を考えているの!? そんな馬鹿な……

「……い、嫌です」

 乱暴な町田先生の強要に、わずかばかりの間ですが応じてしまいそうになった私は、ハッとして気を持ち直し、危うい所で拒否しました。悪魔の囁きに耳を貸してはなりません。悔しいけど私はどんどん町田先生の「チンポの虜」になりつつあるのです。そんなの絶対に嫌でした。それに私の処女をこんな卑劣な男性に奪われてしまうくらいなら、死んだ方がましです。私の初めては正ちゃんと。そう心に決めているんですから、

 だけど状況は絶望的でした。いきなりこの男性を股間に突っ込まれても縛り付けられている私には抵抗のしようがないのですから。悲惨なロストバージンが近付いている恐怖におののきながら、少なくとも最後まで町田先生に抵抗しなければいけません。万が一喜んで迎え入れてしまうような事があったら、もう正ちゃんに顔向け出来ないと思いました。

ーー抵抗するのよ、絶対に。もしレイプされたら、町田先生をすぐ警察に突き出してやるんだ

 それが絶体絶命の私に残された、唯一の心の拠り所でした。

 ところが、私に拒否された町田先生はアッサリ引っ込んでしまうと、菜穂さんを呼び付けました。

「しょうがねえな。その気になったらすぐにそう言え。菜穂っ!」
「はい」
「千寿先生に見せ付けてやろうぜ」
「ああ、町田せんせえ。菜穂に下さい」

 見てはいけないと思いながら目を開けると、床にへたりと座り込んだ菜穂さんが、仁王立ちになった町田先生のおぞましい肉塊を、嬉しそうに目を細めて口に含んでいました。おまけに菜穂さんは制服のミニスカの下に手を潜り込ませています。

「千寿、見てるか? 菜穂はオナりながらご奉仕してる。そうやって一緒に天国に行く、最高だぜ」
「町田せんせえ! 菜穂、もうイキそう」
「よしよし、タップリ出してやるからな」

 そこで私は目を閉じましたが、もう十分でした。あの、おぞましいのに蠱惑的な町田先生のペニスを小さな口の奥までズッポリとくわえ込んで一生懸命「ご奉仕」し、自らを慰めながらウットリ陶酔してる菜穂さんの表情がクッキリと脳裏に焼き付き、近い将来の私の姿とダブってしまいます。目を閉じてもグチュグチュと言う嫌らしい水音が嫌でも耳に入って来ました。

「全部ゴックンしてキレイにしろよ。そしたら本番だ」

ーーああっ! ど、どうしたらいいの? だ、誰か、助けて、我慢出来ないいっっ!!

 もう絶対見ちゃ駄目だと目を閉じてじっと身を固め耐えようとしている私の耳に、ドキッとするような菜穂さんの甘くすすり泣くような声が聞こえて来ると、大量に薬を塗られてしまった体の中で烈火のごとくエッチな欲情が燃え盛って、私はすぐにのっぴきならない窮地に立たされていました。 




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