2. 少女を拘束し調教開始

 せっかく男のプライドも捨て、大の男が頭を下げていると言うのに、取り付く島もなく、挙句の果てに帰宅すると言うミナコ。俺はつい、我が娘と重ね合わせて、3日で帰る彼女の親はどう思ってるだろうと考えてしまった。いわゆる「プチ家出」と言うやつだ。初めの頃こそ警察や学校に連絡して必死で捜索し、自分たちの知らない友達の家を泊まり歩いていたと言って帰って来た娘を、抱きしめてやりたくなるくらい愛おしく感じ、同時に厳しく叱りつけた俺も、そんなことが何度も繰り返されるに連れて、諦めから次第に何も感じなくなって来たのだ。今では娘が夜帰って来なくても、そのうち帰って来るさとタカを括ってしまい、放置しているに等しい状態なのだ。ミナコもきっとそんな感じで気軽に「プチ家出」を繰り返しているのではないかと思うと、親御さんが感じるであろう無力感を慮った俺は、ついに我が娘であるかのように手を出してしまった。 
 
「放せっつってんだろうがっ! 警察呼ぶぞ!」
「うるさいっ!」
「大倉さんっ! 何やってるんですかっ!」

ーーヤバい! 落としてしまった……

 世話になった中山君まで罵った上、プンプンしながら帰ってしまおうとするミナコを捕まえて揉み合いになってしまい、俺はつい彼女の気道を締めてしまった。何を隠そう、俺は柔道の心得がある有段者なのだ。相手に危害を与えない程度に「落とす」つまり気絶させる術も心得ている。だが誤算だったのは、ミナコが小学生と言っても通りそうな小柄な少女で、加減する間もなくアッサリ「落ちて」しまったことだ。

「大倉さん、まさか……」

 中山君は、俺が首を絞めて殺してしまったのか、と思ったのだろう。顔面が蒼白になり、泣きそうな声で言った。

「心配はいらない。ちょっと気を失ってるだけだ。気合を入れれば元に戻る」
「そうなんですか……」

 少しホッとした様子の中山君に、俺は柔道の締め技の説明をしてやったが、いざ完全に失神してしまったミナコを見ていると、次第に事の重大さがひしひしと胸に迫って来た。

ーーこりゃ訴えられたら、立派な暴行罪だな……

 柔道の有段者である俺は、肉体そのものが凶器であると見なされるのだ。教頭になるための研修先で、こんなことが明るみになったら間違いなく懲戒免職ではないか。学齢期の年齢の少女に強く惹かれる性癖の俺は、新任で教え子に手を着け責任を取って娶ってからと言うもの、その性癖を絶対に若い女生徒たちに向けないよう我慢して来た。体罰などもっての他だし、肉体的接触は控え、1対1で対面するような場も注意して避け、万が一にもセクハラを疑われて失職することがないように心掛けて来たのだ。ロリコンの性癖自体は消えず、むしろ歳を重ね、妻に性的魅力を感じなくなるのと反比例するように強くなったのだが。

「大倉さん。これって、ヤバいんじゃないですか?」
「わかってる。でも心配するな、責任は俺が取る」
「気合を入れれば、元に戻るんですよね」

 俺がそう言ったばかりだ。だが、ソワソワと落ち着かず、早く気を取り戻させましょう、と言いたげな中山君を前に、俺は一瞬頭に浮かんだ悪魔の囁きに耳を傾けていた。

ーー「毒食わば皿まで」と言うじゃないか。今さらジタバタするくらいなら……

 俺は、わざわざ遠く離れた場所まで単身赴任でやって来た、本当の理由を自問する。家出を繰り返す下の娘と、家に引きこもり社会に出ていかない上の娘。昔の面影を失い豚女と化した妻とは、口を開けば子供たちのことで喧嘩が絶えず、下の子の出産以来肌を合わすことすらない夫婦仲は冷え切っていた。妻はそれが子供たちがこうなってしまった原因だと言うが、学校現場は昔と違って民間以上の激務で、夜の帰宅は遅く休日出勤も多い俺は、家族と顔を合わせることさえほとんどない。実の所家に帰るより職場にいる方が楽なので、余計な仕事まで背負い込んでいるのが実情だ。だから俺がわざわざ単身赴任で1月も家を開けると持ち出しても、全く反対されなかった。そして俺も、実質的に崩壊しているわが家から逃れ、大いに羽根を伸ばす気でこちらに来ているのだ。

ーー失って惜しいものなど何もないぞ。それにアイツだって、今頃は……

 俺が今回の「逃避行」にやって来た、もう1つの大きな理由は妻の浮気だ。バレてないと思ってるかどうかは知らないが、妻がパートに出ている職場の妻子ある男と不倫していることを、俺は知っている。だが、そんなことを追求する気も俺にはない。もはやほとんど愛情を覚えていない、醜く体の線が崩れた妻がいいのなら、その男にのしを付けてくれてやりたいくらいだ。相手の男も本気のはずはないが。ロリコン趣味の俺に言わせれば、三十路を超えて醜くなる一方の人妻に魅力を感じるなんて、よほど変わった男なのではないかと思うのだ。

ーーならば俺だって……

 だがやはり俺が「ミナコを犯りたい」と言う気持ちを抑えられなかったのは、白目を剥き完全に自失している幼いセーラー服少女を前に、爆発寸前にまで昂ぶっている股間のせいだったろう。取って付けたような後付けの理由など不要だ。

「中山君、ちょっと待て。気合を入れるのはいつだって出来る。この子が気を失ってる間に、楽しもうじゃないか」
「そ、それって……」
「見ろよ。子供みたいだけど、乳もケツもえらく育ってるじゃないか。ホラ、こっち来て、君も触ってやれ。ムチムチだぞ」
「いけませんよ! ヤバイですって、大倉さん……」

 俺が気絶したミナコの体をセーラー服の上からまさぐりながら言っても、気弱な中山君は及び腰だったので、強引に彼の手を取って引き寄せた。そして強い口調で彼に言い聞かせる。

「いいか、この子が今から目覚めても、既にやってしまった行為は消えない。婦女暴行未遂だ。君も同罪だぞ」
「そんな!」
「そもそも、この子に何もしないとウソをついておびき寄せ、俺を誘ったのも君じゃないか」
「……そうなっちゃうんでしょうか?」
「そうだ。覚悟を決めるよりないぞ、中山君」

 実の所法律的なことはよくわからないし口から出任せだったが、俺は確信を持っているかのように断言してやった。そもそも、ミナコを犯りたい、と言うのは彼の念願だし、自分だけでは埒が開かないと思って俺を誘ったのも中山君なのだ。家庭崩壊しているとは言え妻子持ちで教職にある俺に比べて、独り身の院生でフリーターである彼が引っ込み思案になる必要はないではないか。俺は悪魔の囁きをこの気弱な童貞君にまで広げて、是が非とも仲間に引き込むつもりだった。

「わかりました」
「よし! それじゃさっそく触ってみろ。どこでもいいぞ、当分目を覚ましゃしないから」
「はい」

 それでもおっかなびっくりと言う感じでためらっている中山君の手を取った俺は、わざわざ乳房やスカートの中までナビゲートしてやった。

「どうだ?」
「柔らかくて……大きいです……」
「ホラ、このフトモモなんかムチムチだろう? こりゃあ男好きな、女の体だよ」

 無言だが、ハアハアと鼻息が荒く興奮し切りな中山君を見て、すぐ裸に剥いてもいいかな、と思ったが、俺は念を入れようと彼に言った。

「この部屋に荷造り用の丈夫なヒモとか、ないか?」
「一体、何に使うんですか?」
「気が付いても逃げないように、縛ってしまおう」

 これで「監禁」の罪も加わったが、覚悟を決めた中山君がすぐに荷造りヒモを用意してくれたので、2人でミナコの体を縛りに掛かった。彼の家にあったのは比較的太い麻のようなヒモだったが、人間を拘束するには不十分なようだった。いくら発育途上の少女とは言え、ミナコが本気で暴れると困ると思い、俺は一計を案じてさらにぞくぞくと浮かんで来る邪悪なアイディアにわくわくしていった。

 まず粘着力の強いガムテープでガッチリと口を塞ぎ、次に固い手ぬぐいのようなタオルを目隠しとして、きつく縛り付ける。そして両手を背中で雁字搦めにヒモで拘束し、さらにヒモをしっかり結わえ付けて輪を作り「首輪」のように首に嵌めてから、ミナコに気合を入れた。

「ん~っっ!!」

 するとすぐに意識を取り戻したミナコは猛然ともがき始めたが、目隠しされ後ろ手に縛られているのでムダな抵抗である。俺はサディスティックな欲望が満たされてホクホクしながら、「首輪」をグイと引っ張り上げて怒鳴った。

「立て!」

 すると首を絞められる恐怖でミナコは仕方なく立ち上がる。中山君は俺の意図がわからず、オロオロしながら聞いて来た。

「大倉さん、一体どうするつもりですか」
「さっき言っただろう。責任は俺が持つ。この子を俺の借りてるマンションに連れて行こう」
「どうやって」
「この格好で歩かせるんだ。中山君も手伝ってくれ」
「で、でも、人が見たら……」
「なあに、こんな夜だ。めったに人なんか通りゃしないさ。万一見られても、こういうプレイが好きなヘンタイ女だと思わせりゃいい」
「警察に見つかったら?」
「スリル満点じゃないか!」

 この誰1人知る者もいない地で、既にヤバい領域に足を踏み入れてしまった俺は、半ば自棄で己の欲望に忠実に行動することにしたのだ。だが、俺もバカではない。こんな行為を考えたのには理由がある。実の所俺はロリータ趣味と併せてSMにも興味があり、こんな野外露出プレイも妻と経験ずみだったのだ。正確に言うと、第一子の出産以来急速に彼女に対する性欲が減退し、夜の生活が成り立たなくなった俺に対し、彼女の方から希望してアブノーマルなSMプレイに誘われたのだ。夜の街を拘束し首輪を嵌めた露出過剰な格好の妻を引き回し、路上で青姦などと言う行為は何度も経験した。すると女盛りの肉体を持て余していた妻はもちろん、俺の方もひどく興奮して失われていた彼女に対する欲情を取り戻し、おかげで歳の離れた第2子の懐妊にこぎ着けることが出来たのだ。

 そんな深夜の野外露出プレイの時、たまに出会った酔っ払いなどは、そういうプレイなのだと納得してくれて問題にはならなかったし、警官に注意されたこともあるが、なるべく大っぴらにやらないようにと言われただけで許してくれたものだ。

ーーでも今度は、明らかにコドモだよな。大丈夫だろうか……

 そんな危惧も頭には浮かんだが、こうなったらもうやるしかない。そしてこの大人しく気のいい青年にも、いい目をさせてやるのだ。

「せっかくだ、羞ずかしい格好にしてやってから連れ回そう」
「裸にするんですか……」

 どうやら中山君は覚悟を決めただけでなく、これからのことを想像して興奮しているようで、声が昂ぶり慄えていた。

「いや、そこまではまだ早い。まずスパッツを脱がせてくれ」

 ミニスカからだらしなくのぞく、最近の女子中高生が常識のようにはいているスパッツと言う厄介物を、男なら誰しも剥ぎ取ってやりたいと言う衝動に駆られたことがあるだろう。しゃがみ込んだ中山君がその楽しい行為を始めても、俺にピンと張った「首輪」を持たれ、両手を縛られているミナコは抵抗出来ない。いい気味だ。そして俺もゴクリと唾を飲み込んだ、女学生らしいピンクの花柄のパンツが現れると、中山君は感激したような声で言った。

「濡れてます……」

 見ると、確かにミナコの子供のくせにムッチリとなまめかしい太股にまでツーッと一筋の液体が流れ落ちていた。

「何だコイツ。高校生のくせにションベンをチビりやがったな」

 恐らく落とされたショックで失禁してしまったのだろう。良くあることだが、俺がわざと大声で嘲るように言うと、ミナコは屈辱からか整った顔を真っ赤に染めて下を向いていた。

「おもらしパンツが見えるくらい、スカートをガッと上げてやれ」

 不良のヤンキー娘がはいてるような超ミニスカになったが、スパッツを脱がせたのがミソだ。

「どうだ中山君、興奮するだろう。おもらしパンツのパンチラは」
「は、はい……」
「ノーパンとどっちがいい?」
「このままがいいです」
「そうだな。俺も同意見だ」

 ミニスカでノーパンと言うのは女性にとっては羞ずかしいだろうが、意外とビジュアル的には興奮しないものだ。白いモノをチラチラさせる方が、ロリータ嗜好の人間にとってはよっぽどそそられるのだ。実際ミナコがおしっこをチビって濡らしてしまった花柄の白パンツをチラと言うよりモロに近く露出させて立っているセーラー服姿は、正に犯罪的と言って良い扇情的な眺めであった。否、既に犯罪の領域に足を踏み入れているのだが。

「上をはだけて、ブラジャーは外そう」

 制服のブラウスからプルンとこぼれ出た、ミナコの白い膨らみは意外なくらい良く実っていて、俺は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。中山君もさぞかしワクワクと興奮していることだろう。



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作者二次元世界の調教師さんのブログ

女子校生を羞恥や快楽で調教するソフトSM小説が多数掲載。
また、詰め将棋、お勧めの単行本、懐かしのJ-POP紹介、広島カープ情報などコンテンツは多彩。


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