『不倫の代償』
(#255)



投稿者 ひでかお


第三話 小高い山と覗き魔

もう不倫の渦の中に入り彷徨うふたり
会社帰りに社内メールで誘い会う、私は車で会社の最寄駅から3つ離れたJR某駅前近くで待ち、
かおりは電車で移動して会うのが人目を避けたいつもの待ち合わせだった。かおりを乗せると車
を走らせラブホテルか小高い山に行くかは私の一存で、その日は小高い山の道路脇の空き地へ車
を走らせた。もちろんカーセックスが目的で周りは樹々が生い茂って夜景は見えない薄暗い車の
なかでふたりは抱き合った。ワンボックスの後ろの座席に移れば広い空間、リクライニングを倒
し濃厚なキスを交わしながらかおりの服を脱がして全裸にしていった。時折り通り過ぎる車のヘ
ッドライトがかおりの素肌を映しだす。とその時同時に車の外に見え隠れする人影を感じた。
あっ覗かれてる!と察したがこのシュツエーションも悪い気はせず逆に唆られるものがあった。
私は唇や舌で耳元から首筋脇から乳房へと這い回り乳首を咥えて強く吸う。全身を舐め回しなが
ら下半身へと進めば性器臭が漂う股間にたどり着いた。かおりの両脚を自らの両腕で抱え開脚さ
せると、薄暗いなか覗き魔の頭が見え隠れするのが横目に写る。見せ付けるように股間へ顔を埋
め鼻息荒く臭いを嗅ぐと、芳しい匂いが鼻を付き私の肺腑はかおりの匂いで満たされていった。
今日一日の汗や分泌物、尿や排泄物などで汚れて臭うクリトリスや陰唇、膣内や会陰から肛門ま
で唇や舌を這わせて舐め味わい次々と溢れ出る愛液を一滴も逃さずに飲み尽くしていく。空き地
に入ってきた他の車のヘッドライトが車内を明るく照らすと、覗き魔は車窓にへばり付いて凝視
していたが、私はかまわず激しく頭を揺さぶり濃厚なクンニを繰り返し続ける。かおりの喘ぎ声
が次第に高鳴り身体を激しく痙攣させた刹那
「はぁぁぁっ気持ちいいぃぃ‥ひゃぁぁだめぇぇいくぅぅ‥いくぅぅ‥いぃぃくぅぅぅ」
身体を仰け反りかおりはオーガズムに達した。
まだ余韻が残るなか、かおりは私のスラックスを下げボクサーパンツの前開きから硬くなった肉
棒を出すと、鬼頭を咥え込みザラついた舌を転がし雁首の溝に沿って円を描くように走らせる。
陰茎から尿道口への裏スジを舐め上げ先走り汁を吸い取っては、根元まで吸い付きジュルジュル
とバキューム音を鳴らして頭を上下する。私は気持ちよさで我慢しきれずかおりの頭を抱えて声
が出でる。覗き魔はもう隠れる事をせず凝視していた。私は限界に近づき
「おぅぅっ かおちゃん‥でるぅぅっ でるよぉぉ」
かおりは咥えた口を離さず
「秀樹ぃぃ好きぃぃぃ 出してぇ出してぇぇ」
その瞬間、突き上げる快感で絶頂に至り尿道口から溢れ出る大量の精液、かおりは溢さずに口の
中で受け止め喉を鳴らしながら生暖かい精液を飲み干していた。まだ咥えて離さないかおりは、
尿道に残った残液をも搾り取るように音を立てて吸い取っていた。
快感に浸るなか車窓の外を見るといつの間にか覗き魔の影は消えていた。



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