第5話
午後7時になって空腹を感じ始めた頃、静は俺に食事を・・・いや、餌を与えてくれた。 餌はもちろんキャットフードだ。 「にゃお~ん(ペッペッ!キャットフードってこんな味なんだ。めちゃ拙いじゃないか。レオのヤツこんなもんいつもよく食ってるなあ。いや、レオに限らずネコ全員か~。でも食べなきゃ静に怪しまれるから、一応美味そうに食べるとするか。ゲッソリ)」 「レオ、どぉ?美味しい?アハ。このキャットフードはねぇ、アメリカ産の新製品なんだよぉ~。値段いつもの1.5倍なんだからさぁ、よく味わって食べてねぇ~」 「にゃんにゃん~(国産もアメリカ産も俺にはいっしょなんだよ~。普通の飯が食いてえよ~)」 「あら?あまり食欲ないみたいねぇ・・・アメリカ産美味しくないのかなぁ?」 「にゃ~」 「さぁてと、私、お風呂に入って来るからねぇ。レオはご飯食べててねぇ」 「にゃん~(おお!風呂入るのか!?)」 静はそう俺に告げて風呂場に行ってしまった。 (むふふ、しめしめ~。もしかしてこれはビッグチャンスかもね~。むふふ) 俺は早速、脱衣室に向かった。 静の脱衣シーンなんて滅多に見られるものではない。 このチャンスを逃してなるものか。 静が風呂に浸かってしまうと、おそらくその時点でチャンスは失われてしまうだろう。 いくら俺がネコだからと言っても、ネコが風呂場に入るというのはあまりにも怪し過ぎる。 ネコは犬と違って、自分の体が水や湯に濡れるのを極端に嫌う傾向がある。 幸い脱衣室のドアは開いていた。 家族がまだ誰も帰宅していないため、おそらく気が緩んでいるのだろう。 俺はできるだけ静に気づかれないように、そっと足音を忍ばせて脱衣室を覗いてみた。 (おおお~~~!!これは絶景かな~~~!!) 静はちょうどブラウスとスカートを脱いだところだった。 身につけているものはあと3枚。 ブラジャー、ルーズソックス、それと・・・パンティ・・・ (しめしめ) 俺が覗いていることに、静はまだ気づいていないようだ。 それにしても静はスリムだ。 しかしただ細いだけではなく出るべきところはしっかりと出ていて、実に見事なボディだ。 特に胸は目を見張るほど大きく、D、いやおそらくEカップはあるだろう。 俺はあまりにも美しい静の肉体にうっとりと魅入っていた。 (ゴクリ・・・) 俺は固唾を呑んで静の脱衣シーンを見守った。
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