第4話

 パンティ1枚になったメルモにそれも脱ぐよう催促する俊太。
 メルモは顔を桜色に染めながらゆっくりと下ろした。
 俊太も自身のズボンとトランクスを一気に下げる。
 満を持していたかのように太い肉棒がバネのように飛び出した。
 唖然しているメルモに間髪入れず挑みかかる俊太のその姿はもはや教官のそれではなく、獲物を狙う一匹の獣と化していた。
 猛り狂った鉄槌をメルモのサーモンピンクの秘孔へとあてがう。

「いや!やっぱりできません!」
「ははははは~、ここまで来て『はい、止めます』なんて返事する男がいると思う?」
「すごく怖いんです!」
「怖がらなくてもいいよ。まさか初めてじゃないだろうし」
「実は初めてなんです……」
「マ、マジで!?」
「はい……」
「こりゃぶったまげたな。何か嬉しくなってきた」
「……」
「じゃあ、余計にいただかなくちゃ!」
「そんなぁ……」
「いっただきます~す!」
「きゃぁ~~~!」

 俊太はメルモを背面の状態で膝に座らせた。
 狭い車内だと体位が限られるが、背面座位であれば女性はハンドルにつかまることができるので姿勢が安定する。
 外を監視しながら行為に及べるのも長所と言える。
 ただしこの体位の欠点は奥深くまで挿入できないことだ。
 太ももが当たるのでつい挿入が浅くなってしまうのだ。

 しかし俊太はものともしないでメルモに猛然と挑みかかった。
 愛撫時間が短くて少々手荒かも知れないが、それほど時間の余裕は無いのだ。
 教習車の帰りが遅れると拙いことになるのだ。

(ググッ……)

「い、いたいっ!」

(グググッ……)

「痛い!や、やめてください!」

 破瓜の痛みに顔を歪めるメルモの腰の動きを楽しみながら、俊太はグングンと押し込んでいく。
 強靱な肉傘の先端が狭い処女孔を押し広げ、ゆっくり押し広げながらも徐々にその砲身が未知なる肉の祠に食い込んでいく。

「痛いんです!お願い、抜いてください!」

 太い肉棒が膣内に侵入してくるのを感じ、メルモは恐怖と痛みで身体をのけ反ろうとしている。
 処女のそんな反応を知り尽くしている俊太は慌てることなく背後からメルモの肩を抱き、指一本ですら窮屈な肉の道を引き裂いていく。やがて急に抵抗がなくなり、肉棒がズブリと填まり込んだ。

「ひい~っ!痛い!いたぁ~い!いたいよ~~~っ!!」

 狭い秘孔が野太い肉棒を咥え込んで、その隙間から鮮血を滲み出させている。

「一つになったよ」

 そんな俊太の言葉にもメルモは返答することもできずに、ヒイヒイと泣くばかりであった。
 俊太は新たな処女を奪った喜びを噛みしめながら、さらに深くゆっくりと怒張をメルモの膣内に進めていく。

「痛い、痛い……やめてください……」

 唇を震わせ涙声で訴えるメルモの痛がりようは尋常ではなかったが、逆に俊太の征服感は存分に満たされた。
 少しずつ処女肉を割り裂いていくたびにメルモは喉を反らして悲鳴を上げ、俊太の上でブルブルと痙攣する。

(ズズズン、ズズズン、ズズズン……)

「うっ……うううっ……」

 俊太はときおり車外を見渡す。
 雑木林の中とはいっても人が来ない保証はないのだから。

 メルモは苦しそうに息を吐いているものの、俊太を押しのけようとはしなかった。
 無意識に俊太の動きに合わせて、健気にも足を開いたまま破瓜の痛みに耐えている。
 おそらく俊太が満足して行為が終わるのを、心の中でひたすらに願っているのだろう。
 そんな処女の胸中を想像すると俊太はますます昂ぶりを感じてしまうのだった。

 俊太はメルモを振り向かせ唇を塞いだ。
 キスをしながら腰を動かす。
 意外なことに、メルモは俊太に舌を差し込まれると、自らも舌を伸ばしてきた。
 キスに応えるのは礼儀だとでも思っているのだろうか、それとも俊太を受け容れようとしているのだろうか、俊太には分からなかった。
 俊太の舌から逃れるため自身の舌を引っ込めてもいいのだから。

 ぎこちなく動く舌を絡め取りながら、俊太は腰の上下動を本格化させた。
 肉棒を引き抜き、また突き込む。
 言葉を交わすことなく同じ動作を繰り返し行う。
 俊太はまもなくメルモから唇を離し、腰を動かすことに専念することにした。

(ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!)

「はぁはぁはぁはぁはぁ~」
「あぁっ、あああっ……いやっ……あああっ~~~!あああああ~~~っ!……」

 処女とは思ないほどの喘ぎ声に驚きを隠し切れない俊太だが、強い締めつけに思わず言葉を荒げる。

「すげぇ!さすが処女だな~。かなりキツイよ!もう出そう!」
「いやぁ~~~!あぁぁぁぁぁぁ~~~~~!」

「ううっ、もう我慢できない!」

 そう叫んだ俊太は深く突き込み、初々しいメルモの膣の中にそのまま放出した。
 メルモとしては中出しはショックだったが、その後の俊太の意外な言葉に安堵のため息をついた。

「もしできちゃったら責任取るから安心しろ」
「ほんと?」
「嘘なんかいうもんか」
「どうして初対面の私にそこまでいえるの?」
「だってす~~~ごくよかったんだもの」
「まあ……」

 俊太は何もいわずにそっと背後からメルモを抱きしめた。
 
「何か変…」
「ん?」
「無理やりされたのに、何故か怒る気になれないの」
「むかついたっていいんだよ」
「あは……」

「ぼちぼちコースに戻ろうか」

 俊太は優しい口調で言うと、メルモのおでこにやさしくキスをした。
 まるで恋人にするように。
 メルモはコックリうなずくとエンジンを掛けた。

「教官……」
「ん?」
「免許取れそうですか?」
「うん、たぶん大丈夫。でも路上教習をあと2回乗らないとダメだなあ」
「教官?」
「なに?」
「こんな狭いところより、もっと広いところで乗りたいかも」

 俊太は持っていたボールペンを再度落としそうになった。





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