第5話「花びら愛でる」
俊介は惠の膝に手をあてがった。
足がゆっくりと割り開かれていく。
「さあて、惠のお○んこをじっくりと観察しようかな?」
「ぃやぁん……そんな恥ずかしいこと言うたらあかん……」
惠の恥毛を撫でながらポツリとつぶやく俊介。
「うわぁ、ものすごく濡れているじゃないか。エッチする前なのにもうボトボトだよ~」
「いやや、そんな恥ずかしいこと言うたら……」
「ねえ、惠の湧き水を飲みたくなってきたよ」
「湧き水? 私の? いやぁん、そんなん飲むもんちゃう」
「この前インターネットで『愛と観音の美学』というサイトを見ていたら、色々な体位が掲載されててね」
「ふう~ん」
「その中に『石清水(いわしみず)』と言うのがあって、読んでいるうちに惠とやっている光景を想像してしまって」
「えっ? 石清水八幡宮と関係あるん?」
「ははははは~、全然関係ないよ」
「どんな体位やろ?」
「僕が仰向けに寝転んで、惠は僕の顔の上に騎乗位でまたがるだけだよ。その体勢で僕が惠の割れ目をちゅうちゅう吸うだけ」
惠は俊介の語るその体位を思い描いてみた。
「いややわ、そんな恥ずかしいこと、うち、でけへん!」
「恥ずかしがることなんてないよ。クンニを違う体勢でするだけだから」
「せやけど、うちが俊介の顔にまたがるんやろ? そんなことやっぱりでけへんわ」
「だいじょうぶだって。ふつうのクンニよりすごく気持ちいいらしいよ」
「ん? そんなに気持ちええのん?」
「羞恥心がメラメラと煽られてめちゃ感じるらしい」
「そうなん? ほんなら、いっぺんやってみよかな?」
初めのうちは『石清水』を拒んでいた惠であったが、好奇心も手伝って、俊介からのエッチな提案を受け容れることになった。
早速、ベッドの中央で仰向けに寝転ぶ俊介。
惠は恐る恐る俊介の首の辺りにまたがる。
「惠、もっと僕の顔に近づけて」
「そんなぁ……恥ずかしいやん……」
惠はためらってなかなか俊介の顔の真上にはまたがれない。
痺れを切らした俊介は、惠の両臀に手を添えて手前にたぐり寄せた。
惠の繁みが俊介の口元に近づく。
「あぁん……」
「膝を立てないで腰をゆっくりと下ろして」
アドバイスが飛ぶ。
ついに惠は観念してそろりと腰を下ろした。
愛らしい花びらが俊介の唇に密着する。
「あぁぁっ……」
俊介がペロリと舌を出し、花びらを舐め上げる。
惠は腰をびくつかせ敏感に反応する。
ペロペロペロ……
「はぁ~ん……」
鼻から抜けるような声を出し鳥肌を立てる惠。
ペチョペチョペチョ……
舌先が花びらをこそぐようにとらえ器用にうごめく。
堪らなくなった惠は敏感に反応し腰をよじる。
「あっ……あっ……ああっ……しゅ、しゅんすけぇ……すごい……あぁぁぁぁ~……いやぁ~~~……」
ベチョベチョベチョ、ベチョベチョベチョ……
花びらから甘い蜜が止めどなく溢れる。
その情景はまるで岩の狭間から溢れる清き水のようで、俊介は体位の命名の由来を身をもって知ることとなった。
口に流れ込んだ蜜をゴクリと飲み干すと、すぐに口淫を再開した。
惠は真っ直ぐ座っていられなくなって、身体を前後左右によじり、激しく喘いだ。
「あぁぁ~……すごい~~~……しゅ、俊介ぇ、すごぅ気持ちええわぁ~~~……」