小説主人公の球ちゃんが当作品のために描いてくれました。



長編/球 淫獣の洞窟
(2)


Shyrock作







第6話


「うっぷ!!うっぷうっぷ!!く、苦しい!!きゃ~~~~~~~~!!」

得体の知れないものが絡み付いて来て、思うように動けない。
それは白っぽくところどころに吸盤のようなものがついている。 時折水中に沈められ息が苦しい。
水上に出た時に必死に息を吸うしかない。
一体どうなったのだ。
一体何が襲ってきたのだ。
球は恐怖におののきながら、巻きついてきた物体に目を向けた。

(白蛇!?それともタコ!?)

生物の本体はまだ確認できないが、白くて太い触手状のようなものであることは確かだ。
触手は球の身体に巻きつき強く締め上げる。

「ううっ・・・く、苦しいよぉ・・・放してぇ・・・」

胴体に巻きついた触手とは別のものが、手脚にも絡みついて来た。

「うぎゃ~~~~~~!!な、なに!?これなに!?は、放して~~~~~!!いやぁ~~~~~!!」

巻きついた触手を叩いたり引っ掻いたりしてみたが、まったく動じない。
触手はヌルヌルとしていて、まるで軟体動物のようで生臭い匂いがする。

(タコなの!?でもこんな大きなタコなんて!!うううっ、このままじゃ絞め殺されてしまう!あぁん、どうしたらいいの!?うう、苦しい!!)

(キュ~~ン!)

どこからともなく不気味な声が球の耳に飛び込んできた。

「な、なに・・・?」

声の主はまもなく球の目前に現われた。
球はそれを見た時、身体が凍りついてしまった。
水中からザバッと現われたものは、ドーム型の頭を持っており目が爛々と光っていた。

「キャ~~~~~!!ば、化け物~~~~~!!いやぁ~~~~~!!」

一見タコのように見えるが、よく見ると全く違った生物であった。
鋭い眼孔は球を捉え、じっと睨みつけている。
それは煌々と黄金色に光輝いていた。

まるで大ダコのような姿の怪物。
時々海に現われ船や人を襲うと言う「海獣クラーケン」の伝説を聞いたことがある。
映画や小説でも時々紹介されているが、球はそんな怪物のことなど知るはずもなかった。

胴体だけではなく、ついには四肢にまで何本かの触手が巻きついてきた。
腰のくびれに、細い腕に、よく引締まった太股・・・
球は触手から逃れようと、必死にもがいてみるがビクともしない。
か弱い男ならぶっ飛ばすほど元気でパワーのある球ではあるが、如何せん怪物が相手ではほとんど無力に近かった。

球はグイグイと触手に引き寄せられ、怪物の中心部へと近づいていった。

「いやよ・・・いや・・・こわい・・・食べないで・・・いや、いやあぁ~~~~~~~!!」

球は哀願した。
だがその悲壮な声は、この洞穴内で反響はしても、謙太達の耳に届くはずもなかった。

まるで産婦人科の診療台に横たわっているような格好で拘束されてしまった球。
イソギンチャクと揉み合っている間にブラジャーは外れてしまったようで、今、球が身に着けているものは、パレオ付きのビキニパンティだけであった。
怪物の前ではあっても、強制的に大股開きにされるのは女性にとってはとても屈辱的なことであった。



第7話


脚を閉じようと何度も試みてみた。
脚に絡みついた触手を、腕を伸ばして払いのけようとしたがビクともしなかった。
それもそのはず、触手は脚に絡み付いただけではなく、吸盤を密着させて離れなくしてしまっていた。

「いや~~~!何をしようというの?や、変なことやめてよ!」

(シュルシュルシュルシュル~~~!)

新たな別の触手が突然球の乳房を襲って来た。
あっという間に乳房に吸盤がくっつき、グルグルと巻きついた。
脚に絡みついた触手と同様に、球から離れようとはしなかった。
引っ張っても、押しても、叩いても、すべて徒労に終わった。

「いや~~~っ!エッチ~~~!やめて~~~!」

球は恐怖におののきながら怪物を見つめた。
そこにはじっとこちらを見据え、球の様子を伺っている怪物の冷酷な眼差しがあった。
眼孔鋭くこちらを睨み、瞳は爛々と輝いている。
球は今自分に降りかかっている凌辱劇がすべて夢であって欲しいと願った。

怪物の目を見ていると、全く瞬きをしないことが分かった。
瞬きをしないまぶたというのは実に不気味だ。
まもなく四肢や胴体を取り巻く触手とは違う、別の細い触手が活動を開始した。
そのうち2本は、先端がアルファベットのUの字のようになっている。
また1本の触手は先端が尖っている。
いずれも人間の舌のように柔らかそうに見える。
3本の細い触手は滑らかな動きで球の股間に伸びていった。

球が身に着けているものはたった1枚の布切れだけであった。


その頃、謙太は悲愴な表情で球を探していた。
博之とミキも謙太と同様に球捜索に乗り出していた。

「お~い、球~!どこに行ったんだ~!まさか、波にさらわれたのでは!?」
「それはないよ。今日は全然波なんて無いもの。きっと悪いヤツラに誘拐されたに違いない。警察へ行こう!」
「海の上で誘拐なんて考えられないよ」
「でも他に考えられないもの」

博之は狼狽する謙太とは違って少しは冷静さがあった。
博之の言うとおり、この天候だと高波にさらわれたとは考えにくい。
ミキはわんわん泣きじゃくるばかりだった。

「球っ!!どこ行ったの・・・死んじゃいや~!!」
「縁起でもないことを言うなよ。きっと帰って来るって。」

4人は取り合えず一旦浜に戻り、警察へ捜索を依頼することにした。
謙太はいつまでも沖合いを見つめ、球が見つかるまで海上を探し続けるといって聞かなかったが、結局は冷静な博之の意見に従うことになった。
後髪を引かれる思いでゴムボートは浜辺へ戻った。

(球・・・生きててくれ・・・球・・・)

謙太は瞳を閉じ球が無事であることを祈った。







第8話


球を襲ったタコのような怪物は『シーサターン・ローパー』と呼ばれている『妖獣』であり、タコとイソギンチャクのハーフのようなものであった。
突然変異で生まれたのかどうか、いまだにその謎は解けていない。
胴体の横幅は2mぐらいだが、触手を広げると10m以上にもなる。
太い触手が8本と細い触手が16本あり、太い触手にはタコのような吸盤が付いている。
巨大なサメも絞め殺すほどの強さとパワーを持ち、海では彼に近寄るものはいないと言われている。
ただ不思議なことに、イソギンチャクだけはどうした理由か分からないが彼に懐いていた。
また、他の生物のように口から食物を摂取することなく、人間の女性の愛液を摂取することによって生存すると言う、性質(たち)の悪い海の犯罪者であった。
特徴としては白色に特に敏感に反応し、白い水着や下着などを着用している女性が多く襲われた。
球も類に漏れずこの日は白い水着であったから、標的となってしまったのかも知れない。

古い文献を紐解くと、大昔から妖獣は存在していたようである。
娘を要求したヤマタノオロチや、葛飾北斎の浮世絵で有名な『女性と交わる蛸』なども同類と言えた。


パンティの中に3本の触手が忍び込み新たな活動を開始した。

「ひぃ~~~!!いや~~~ぁ!!」

初めに動き始めたのはUの字型の2本の触手であった。
ふくよかな恥丘の辺りを這い回り、何か目的物を探しているようだ。
触手は恥毛をかき分け亀裂の上端を丹念に探している。
触手の動きがはたと止まった。
目的物を探り当てたようだ。
それはピンク色の真珠とも言うべきクリトリスだった。
クリトリスは柔らかな包皮包まれている。
触手は包皮を広げようとした。
その動きは実に繊細でまるで、女性に長けた男性みたいだ。

「ダメ~~~~~!!そこダメ~~~~~ッ!!」

球は叫んだ。
だが怪物は全く動じない。
包皮を器用に剥かれその愛らしい姿が完全に露出してしまった。
ところが奇妙なことに、クリトリスの位置を探り当てたUの字型の触手は、それには全く触れて来なかった。
それら2本はあくまでクリップの役目に過ぎなかったのだ。
包皮を剥き出しにし、閉じないようにすることが彼らの役目だったのだ。

主役とも言うべきもう1本の触手がついに活動を開始した。
包皮の左右をクリップ止めされて剥き出しにされたクリトリスに襲い掛かった。
人間の舌のようなうごめきがデリケートな箇所をこそぐように舐め始めたのだ。

「ひいいいいいいいいいい~~~!!や、やめて~~~~~!!」

ねっとりとした感触が気味悪い。
球はたまらず身体を反り返らせ絶叫した。

「あひっ、ひっ、ひぁあぁっ~~~~~!!」

覆うものを失ったクリトリスは触手の愛撫をかわすことが出来ない。
今だかつて経験したことのない奇妙な感触が球を包み込んだ。
それは人間の男の舌による愛撫とは全く違う。
もっと強力なのだ。
強い電流のようなものが球の身体に走った。



第9話


まるで感電したかのように身体をビクリと波打たせる球。

「ひいっ!!や、やめて!!ひぃ~~~~~~~っ!!」

触手による豆なぶりは本格的に開始された。
クリトリスに加えられた律動は<舐める>ような動作だけでは無かった。
実に巧みに<つまむ><揉む><押す>などの動作も繰り返し行なわれた。
女性に長けた男性でもこれだけの動作をリズミカルに行うことは難しい。
敏感な箇所をこれだけ集中的に攻められて、耐えられる女性はおそらくいないだろう。
ましてや人一倍感じやすい体質の球のこと、たとえ相手が怪物であっても快楽地獄に没するのは時間の問題であった。

獣が水を飲む時のような音が聞こえてくる。
ビチャビチャと淫猥な音が。
引締まった見事なボディは桜色に染まっていく。
触手の愛撫に必死に耐えようとはしているが、クネクネとうごめく腰の動きが実に悩ましく感じられる。

触手のクリ攻めは一段と激しさを増していく。
身体の芯にふつふつと燃え上がる何かが生じ始め、球の意志とは逆に牝のシロップが絶え間なく溢れ出す。

「あああっ!!あ、あ、んぁ~!!も、もお~、やめ、やめてよぉ・・・」

牝のシロップはとどまるところを知らない。

「いや、いや、いや~~~~~~ぁ!!イ、イキそう!イキそう!ダメッ!!いやっ!!ダメッ!!ううっ!!イ、イクぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~!!あっ、あっ、あああぁぁぁ~~~~~~~~~!!!!!」

実に丹念で、的確な『マメなぶり』に、球はとうとうオルガスムスを迎えてしまった。
だが妖獣にすれば、これはまだ長い快楽行進曲の前奏のようなものであった。

球が一息つく暇も無く次の行動が開始された。
U字型触手は、球の花びらに食らいつき、花びらを左右に広げる役目を担った。
花びらはいっぱいに広げられ、紅色の粘膜が思い切り露出されてしまった。
タイミングを計ったかのように、花びらの中心目掛けて、もう1本の細い触手が律動を開始した。
シロップを放出させている亀裂の狭間へ触手は食込んでいった。
直径がわずか1cmほどの細い触手が秘孔へ潜り込むことは極めて容易なことであった。おぞましい感触に耐え切れず球は泣き叫ぶ。

「ぎゃぁ~~~~~~~~!!入っちゃいやぁ~~~~~~~!!」

触手は子宮口の辺りまで到達すると、透明の液体を大量に噴出させた。

(シュ~~~シュワ~~~~~!)

(なに・・・!?何を噴出したの!?)

触手が吹出した液体は一体何だったのか。
球は更なる恐怖に襲われた。

ところが球の身体に特に変化はなかった。
薬液を注入するためのノズルのような役目を果たした細い触手は、スルスルと亀裂から出て行った。
他の触手は依然球の身体にまとわりついたままだが、特に新たな行動を開始する気配はなかった。

だが・・・



第10話


今までの攻撃は次のステップへのほんの序曲に過ぎなかった。
球を睨む妖獣の目が一段と輝きを増した、その時だった。
一旦休止していた触手が新たな攻撃を開始した。

目の下にある口らしき部分から、赤銅色の太い触手が蛇行しながらニョキニョキと伸びて来た。
人間で言えば舌に当たる部分である。
ところが舌とは言っても形状はどう見ても蛇のようにしか見えなかった。
蛇のような触手はどんどん球の股間に迫って来た。
新たに出現した触手に球は怯えた。

「え、何なの!?気味悪いわ!や、やめて!!いやあ~~~~~~~~~~!!」

その先端は毒蛇の頭部のように三角形に鰓(えら)が張っており、男性のペニスを厳つくしたような形状をしていた。
しかし人間の男根と比べたら、優に2倍近くあった。
幹は赤銅色をしているが、先端はややピンク掛かった肉色をしており、男性の亀頭の色と変わらなかった。
また触手全体には疣(いぼ)のものが無数についていた。
俗っぽく言うなら、『巨大なイボマラ』と言ったところだろうか。

触手は蛇行しながらパンティの上を這い回り、何かを探しているような動きを見せていた。
まもなくパンティの隙間から内部へと侵入していった。

「ぎゃぁ~~~~~~~!!いやぁ~~~~~~~!!」

球はおぞましき侵入者から逃れるため、腰をよじって振りほどこうとした。
だが手足を別の触手に拘束されていて思うように動けなかった。
ヌメヌメとした湿った感触が花弁に近づいた。

「いやぁ~~~~~~~!!」

足を開かれているため、花弁を閉じることが出来なかった。

不気味な感触が敏感な箇所に触れた。

「ぎゃぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

(グニュッ・・・)

巨大な触手は秘孔を捉えた。
しかし触手があまりにも太過ぎるため、容易に中へは侵入出来ない。

(ズズ・・・)

触手は食込もうと何度も挑んでくる。

(ズズ・・・)

(ズニュ・・・ズズン!)

巨大な触手はついに秘孔に侵入した。

「ぎゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!」

食込みはしたものの、あまりにも太過ぎてなかなか奥へは進めないでいる。
巨大な触手を受け入れて、陰唇がパンパンに腫れ上がっている。

「いやぁ~~~~~~~!!いたい!!いたいからやめてぇ~~~~~!!だれか、た、助けてぇ~~~~~~~!!」

絶叫は暗い洞窟内に轟き渡った。

太過ぎて侵入の停滞していた触手も、粘液を放出しながら、ゆっくりと内部へと進行した。

(ヌルリ・・・ジュニュ・・・)

疣が膣壁にゴリゴリと擦れている。

(・・・!?)

最初は痛みだけしか感じなかったが、新たに不思議な感覚が加わってきた。
疣で擦られているうちに、奇妙な感覚はどんどんと高まっていった。
それは一種の快感だった。

(・・・??)

(変だわ・・・何?この気持ちよさは・・・)






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球ちゃんはOLでありながら、休日はレースクイーンやキャンギャルをこなすというスーパーガールです
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