第6話

「それにしても色素が薄くてきれいなオマンコだね。食欲をそそるよ。もっぱら食欲と言っても『下』の食欲だがね、ぐふふふ……」
「……」
「ビラビラがまだ小さいね。開発はかなりされているようだが。さて、味の方はどうかな?」

 芳雄は一人つぶやきながら、きょうこの股間に顔を埋めた。

(ジュル……)

「いやっ……」

 きょうこはびくりと反応し、芳雄の顔を手で払いのけようとした。

「いやっ、いやっ!お父様、吸わないで!」

 きょうこの抵抗に怯むこともなく、芳雄は太股を押さえつけ左右に大きく開いた。
 そして割れ目にピッタリと唇を合わせ、わざと嫌らしい音を立てて吸った。

(ムチュムチュムチュ……ジュルジュルジュル……)

「ひぃ~!お父様、許してください~お願い、やめてください、お願いです!」
「ふふふ、こんな美味い蜜をすするのは何年ぶりだろうね。たっぷり飲めば十年ほど寿命が延びそうだぞ。ぐふふふふふふ」

 さらに花弁を舌でかき分け、その中央に位置する膣にまで舌は及んだ。

(フンガフンガフンガ!)

 芳雄はまるでさかりのついた犬のような唸り声をあげて貪欲に吸い漁った。

「いや!いや!お父様、やめてください!私、おかしくなっちゃいます!」
「おかしくなる?ふふふ、望むところだ。なればいい。今夜一晩私の舌で喘ぎまくればいい。ぎゃっはっはっは~」
「許してください!お父様!お願いです!」
「ふん、いまさらよく言ったもんだ。こんなにビチョビチョに濡らしおって。さあ、それじゃぼちぼちとお返しをしてもらおうか?」
「お返しって……?」
「何を呆けたことを。おしゃぶりだよ、おしゃぶり。その可愛い口でしっかりと咥えるんだ。いいね」

 芳雄は仁王立ちになり半ば強制的にきょうこに一物を咥えるよう命じた。
 きょうこの前にそそり立ったそれは、67歳とは思えないほど逞しく艶やかなものであった。
 ただ一物の周囲に密生した縮れ毛は、わずかだが黒い中に白いものが混じっていた。
 逃れようとするきょうこの頭をむりやり自分の方に向けさせた芳雄は早く咥えるよう催促した。
 やっとの思いで泣く泣く一物を口に含むきょうこ。

「もっと舌を使って」
「はい……」

(ピチョピチョピチョ……)

 きょうこの唾液で光沢を増した一物は、67歳のものとは思えないほど激しく怒張していた。

「ふふふ……きょうこはいつも光治にこんな風にしているのか?上手いものだよ」
「その名前は出さないで……」
「ではぼちぼちご馳走をいただくとするか……」
「えっ……?うそっさ!確かお父様は私の身体にキスをするだけと初めにおっしゃいましたよね!もうこれ以上は絶対に嫌です!」
「何を子供みたいなことを言ってるんだね。私に身体の隅々まで舐められたうえ、ラブジュースを散々溢れさせている癖にそれはないだろう?女が大事な場所を男に舐めさせると言うのは全てを捧げます……という意味じゃないのか?あんたももう子供じゃないのだからそれぐらい分かるだろう?」
「そんなぁ……」
「さあ、もう観念して早く私の膝に乗りなさい」

 中腰の状態でぼう然とするきょうこを芳雄は布団の中央に招き入れ、自らのあぐらの上に座らせようと言うのである。
 芳雄は素直に従わないきょうこの腰を強引に掴み、自身の方にたぐり寄せた。

「さあ、座りなさい」

 ここまで来たらもう観念するほかないだろう。
 ためらいながらも芳雄の膝にまたがろうと、眼下を見下ろすと、真下にはまるで凶器のような肉棒が真上を向いてそそり立っていた。

「さあ、腰を沈めて……」

 腰を押さえ強引に座らせようとする芳雄に、きょうこはなす術もなく腰を沈めた。
 敏感な個所に硬いものが触れる。

「あっ……そこは……」

 怒張したものが数回花弁を擦ると一気に侵入を開始した。

(ヌチョッ……グジュグジュ……)

「いやぁ!ああっ!あぁ、ダメッ!」

 芳雄はきょうこの背中と臀部を抱きかかえ、腰を上下に律動させた。

「それそれそれ!」
「いやぁ~……」
「どうだね?義父にオマンコを貫かれた気分は。光治よりも良いだろう?がっはっはっは~!」
「お父様……いや……許してください……」

(グッチョグッチョグッチョ……)

 いやらしい粘着音が結合部から響き渡る。

「うう、きょうこの穴はかなり狭いな。子供を産んでないからだろうが。ぐふふふ、さて、もっと奥に挿し込んでやるか」
「ああ、ダメ……ダメ……もう許してぇ……」

 身体を弓なりにし芳雄から逃れようとするきょうこを、芳雄はがっちりと抱え下から高速回転で突き上げた。
 その滑らかな動きはまるで意気盛んな青年に戻ったかのようであった。


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