第5話 エッチな名前のサッカー選手

「私そんなに面白い子かな?」
「うん、面白い」
「じゃあヨシモト受けてみようかな?」
「そっちの面白いとちょっと意味が違うんだな」
「どう面白いんですか?」
「ううむ、説明がむづいなあ。そうだな、ユーモアセンスがあるとか」
「センスあります?うれしいなあ」
「サービス精神を持ち合わせている」
「ほう~」
「話のネタが多い」
「それは友達によく言われる」
「ツッコミが的確」
「やっぱりお笑いの世界向きかな~」
「でも売れるまで大変だと思うぞ。それに」
「それに?」
「可愛すぎる」
「わ~い!そんな嬉しいこと言ってくれるんですか!?」
「だって可愛いものは可愛いとしかいいようがないだろう」
「まるでヘディングシュートを決められたような気分かも」
「そんなに効いたか?」
「効いた」
「効きついでにエロい名前のサッカー選手教えてあげようか?」
「教えて、教えて~!」
「今は引退しているけどフランスのピエール・マンコウスキー」
「キャッ!エロい!放送禁止用語では?」
「名前だから禁止なわけないじゃん」
「ペルーのレイモンド・マンコ」
「そのままじゃないすか」
「ペルーが彼のシュートで勝った時『マンコのシュートは深くまで突き刺さった』って記事が載って、大爆笑だったらしい。明らかにウケを狙った記事だな」
「あははは、記者もエッチですね」
「次はあやが大好きな名前かな。元メジャーリーガーでボブ・オーチンコ」
「もう、ヒデったら~!でも本当にそんな人いたの?」
「いたよ、昔の選手だけど」
「もし日本のプロ野球に来てたら、名前そのまま使えないだろうな」
「じゃあ、次は現役のサッカー選手で、ハメス・ロドリゲス。かなりのイケメンだよ」
「彼女に『ハメス、填めて~!』って言われてるのかなあ?」
「彼はコロンビア人だから母国語はスペイン語だよ。彼女が日本人ならそんな会話があるかも知れないけど」
「私だったら恥ずかしくて言えないな」
「むむむ……」
「どうしたの?ヒデ」
「急にあやに填めたくなってきた……」
「きゃっ!さっきしてからまだそんなに経ってないのに!」

 あやは赤面してベッドに顔を伏せてしまった。
 そんなあやの顎を後ろから手を回して掴み、英俊が耳元でささやくとあやの頭は沸騰しそうになる。
 恥ずかしくて暴れれば、あやすように後ろから抱きしめる。

「あや」

 名前を呼ぶのはキック・オフの合図。
 恐る恐る振り返ると、英俊の熱を帯びた視線に目が合って、あやはのぼせそうになっていた。

◇◇◇

「ぃや、っあぁ……あぁぁ~!」

 ピチャピチャといやらしい音が再び部屋に響いて、もうどれくらい経っただろう。
 あやはベッドに寝かされ、だらしくなく脚を開き、何度目か分からない絶頂に達する。
 しかしそれでも英俊の執拗な舌での愛撫は止まらない。

「もっとイケるね?」
「あっ、やだやだっ!イッたばっかりだからぁ……っ!クリはもうダメだよぉ!っあぁぁっ!」
「こんなに弄って欲しそうに大きくして、ひくつかせて、説得力ないんじゃない?」

 休まずに弄られ続けたクリトリスは、自分でも分かるくらい熱を帯びて膨れ上がっている。
 包皮から顔を出し、弄って欲しそうにヒクヒク痙攣するそこを英俊の真っ赤な舌が弾いた。
 達したばかりのそこへの強すぎる快感に、思わず脚を閉じようとするけど英俊の両手がそれを阻止する。

「可哀想に、こんなに腫れちゃって……。大丈夫、今気持ちよくしてあげるから」
「やっ……あぅっ……」

 英俊の形のいい唇で、チュ、チュ、とそこにキスをする。
 その刺激だけでも身をよじるほどの快感が身体を駆け上がってくる。
 上目遣いであやの反応を確かめながら、英俊はクリトリスの包皮をさらに剥く。

「えっ?!ええっ!ひぁ、あぁぁっ……そんなぁ!む、剥かないでぇ……やだぁっ!」

 包皮を親指でキュッと上に引っ張り、包皮に隠れていた部分が一気に外気に晒されてしまう。
 それに英俊はむさぼるようにピチャピチャ舌を這わせる。
 あまりの刺激に英俊の髪の毛を掴めば、それに合わせたように一気にクリトリス全体を口に含まれた。

「あぁぁぁ……っ!」
「どう?」
「やらやら!っもうやらぁぁぁ~っ!…イっちゃうよぉ……!イくぅ~~~………!!」

 クリトリスを口に含みながらあやに一言声をかけた英俊は、そのまますごい吸引力でクリトリスを吸う。
 痛いくらいの刺激に、あやは腰を上げて、そのまま絶頂に達してしまった。
 だけど全身を駆け巡る快感は簡単には収まらない。
 英俊はあやのクリトリスから口を離すと、今度は肉裂に指を二本挿し込み、長い指で気持ちいいところを擦り出す。
 するとすごい勢いでそこから愛液が吹き出た。

「やっ、……やぁっ!恥ずかしいっ……やだぁ~っ!」
「ありゃ、こんなに蜜を出しちゃって、すごっ!」
「ひぃ、あぁぁぁぁ~っ……!」
「あやのネットにシュートするぞ!」
「えっ……!?」


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