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第7話「今夜を限りに」
「さあ、見てごらん。チンポが入っているところを。奥まで咥えこんでエッチなオマンコだよ」
「そんなぁ……恥ずかしいことを……」
「しっかりと見ないと。こんなにもパックリと穴を開けて」
羞恥に顔を背けるありさだったが、自分が父親の肉棒を咥え込む破廉恥な部分を目の当たりにすると、思わず口走った。
「……ホント……お父さんのモノがありさの中に入ってる……。っ、あんっ……抜いちゃだめぇ……。おちんちんを全部、中まで入れて……」
途切れ途切れの快感に耐えられず、はしたないおねだりをしてしまうありさ。
ニタッと不敵な笑みを浮かべた伸の強烈な一突きで、瞬く間に腰砕けにさせられてしまった。
ヌブヌブと膣道に潜り込む肉柱は、終始肉襞にすべて圧迫され、とてつもない快感に襲われる。
本来拒絶すべきモノであるにも関わらず、女芯みずから本能的に父親の男柱を受け止めているのだ。
十分過ぎるほど潤っているが、その淫膣の締まり具合は最高といえる。
いよいよ獣欲を爆発させた伸は真上から女芯を目掛けて串刺しにし、極上の名器に狂った。
「あぅんっ! うぅんっ! はぅんっ!」
「おおおっ……おおっ……おおおっ……いいぞ! もっと締めつけろ!」
「あんっ、あんっ、んぁっ! お父さんっ! 奥すごいっ! 奥に当たってるっ! もっともっとぉっ!」
これ以上乱れようがないほどの痴態をさらけ出すありさを見下ろす伸。
ありさは伸に組み敷かれているこの状況に、心から陶酔していた。
たくましい父親にすべて支配されているこの状況に、この上ない歓びを感じた。
そのままありさの下半身を下ろし、正常位にて突き立てる伸にすべて身体を預け、悦楽の波に身を任せる。
大柄で筋肉質な父親の肉体にしがみつき、必死に食らいついていた。
伸が上から突き立て、下からありさが進んで女芯を押しつける。
密着する父娘の秘部は淫汁にまみれ、強固な結合部となりもはや誰にも引き離すことができなくなっていた。
ありさがくちづけを求めると、伸もそれに応える。
激しく舌と舌を絡め合い、唾液を注いで飲ませる。
濃厚なディープキスと巧みな腰使いで愛娘をとろけさた。
(パンパンパンパンッ……パンパンパンパンッ……)
部屋は肉と肉とが打ち犇めく音、結合部からの水音、ありさの艶声、伸の低い唸りに包まれる。
花芯をかき回す肉柱にも、かつて味わったことのない快感が押し寄せた。
伸の抽送は腰だけのものとなり、より高速化して淫肉を掻きむしる。
「うううっ……もう限界だ、イキそうだ!」
「いいよ、お父さんっ! イって! ありさでイって!」
「じゃあ抜くぞ!」
「抜かないで! 中でイッて!」
「えっ? いいのか?」
「いいの! お父さんとなら、できてもいいのっ!」
「ありさぁ……じゃあ中に出してもいいんだな!?」
「出して出して、ありさの中に出して! あああんっ! だめぇ……私もイっちゃうううう!」
ありさの気迫に圧された伸は最後の力を振り絞り、ありったけの力を込めて激しく抽送を繰り返す。
「いくぞ、いくぞ、いくぞっ! ううっ!! うううっ!」
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ! お父さんっ! 思い切りイって~~~っ!!」
伸が最後となる剛強の一撃を放った。
「おぉぉぉ~~~~~っ!!」
「あぁぁぁ~~~~~っ!!」
絶頂を迎える寸前、肉柱がさらに熱を帯び、硬く膨張して肉道を押し広げる。
伸の雄叫びとありさの嬌声が重なりあった瞬間、伸は大量の精液をありさの奥深くに注ぎ込んだ。
30秒を越えてもまだ続く、壮大で強靭な射精。
ありさは、温かい精が胎内に注がれるのを感じながら、ピクピク痙攣する身体を伸の肉体に巻きつかせ、放出が果てるその時を待っていた。
だがようやく放出が終わっても、肉道のいやらしい収縮はひたすら続く。
子宮も胎内に噴射された父親の精液を悦び、伸の尿道に残る精液を一滴残らず搾り取ろうとしていた。
伸がありさの身体から離れた時、放出してからすでに数分が経過していたが、伸の肉棒は依然猛々しく反り起っていた。
「お父さんの……すごい……まだこんなになってる……」
そうささやくと精液にまみれた肉竿に舌を這わせ、きれいに舐め取るありさ。
舐め集めた樹液を喉を鳴らしてゴクリ……と飲み干すと、
「美味しい……」
とつぶやいた。
「それなら、もっと飲ませてやるよ」
と伸は、ありさの口に肉柱を再び挿入する。
瞬時に欲望の火が燃え盛った二人は、また禁断の悦戯へと突入していった。
当然父娘に新郎への懺悔の念はあったが、激しい欲望の炎を消すことはできなかった。
「ありさ……」
「なに、お父さん……?」
「男と女は今夜限りだ」
「……」
「明日からは今までどおりの父と娘に戻ろう」
「……」
「おまえは俊介君だけをしっかりと見つめ、愛するんだ。いいな? それがおまえの幸せのためだ」
「うううっ……お父さん……」
夜が明けたら結婚式だというのに、困ったことに涙は拭えども拭えども止まることのないありさであった。
完
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