第3話

 良樹はあかねを散々焦らしたすえ、ようやく下着を脱がしにかかった。
 キッチンシンクに座った美少女が全裸にされてしまう。
 男心をくすぐる場面を良樹は自身で創作していく。
 良樹自身も自己陶酔に浸ってか眼が爛々と輝いている。
 股間も外から見てすぐに分かるぐらい激しく隆起していた。
 くっきりとした二重瞼の娘は次なる行動への期待と不安に胸を高鳴らせていた。

「うわ~っ!あかねったらもうグッショリだよ~。中はすごいことになっているんだろうなあ。ちょっと調べなくちゃ」

 そういって良樹はクロッチの隙間から指を忍ばせた。

「いやん……調べなくてもいいのにぃ……あはぁ~ん……」

 指は窮屈そうな渓谷にゆっくりと吸い込まれ行く。
 内部はすでに十分過ぎるほどの潤いを湛えており、指は奥深くに沈んでいった。
 良樹はいったん指を抜き、再度2本揃えて深く沈めた。
 熱した肉襞が指に絡みつく感触は実に心地よいものだ。
 肉棒をさらに硬化させるには最高の媚薬だ。

「あはぁ~!そこいや!そこいや!あぁん、擦らないでぇ~!いやん、あぁ、感じ過ぎちゃう~」

 指は隠微な水音とともに高速で旋回する。

(グチョグチョグチョ、グチョグチョグチョ、グチョグチョグチョ……)

 あかねのそれはまるで軟体動物を彷彿させる。
 良樹はわざと聞こえよがしに水音を立てて擦り回す。

「あかね、可愛いよ~、さあ、どんなお味がするだろうね?」

 良樹は腰を屈め、サーモンピンクの美肉に唇を寄せた。
 最初は軽く上品にクリニングスしていたが、次第に劣情が高まってきたのか舌を出してべちょべちょと激しく音を立てて攻め立てた。

「あはぁ~!良樹ぃ~、すごい~……すごいよ~!すごく気持ちいいよ~!」

 良樹は両手で亀裂をこじ開け、内部に舌を差し込みこそぐようにして舐め回す。

(ベッチャベッチャベッチャ!ベッチョベッチョベッチョ!)

「ふぁあぁ~、ふぁあああぁぁ~ん……」

 あかねは鼻に抜けるような甘い声を漏らしている。

「いい味だよ、あかね、ちょっぴりしょっぱいけど、とても美味しいよ~」
「よ、良樹、そんな恥ずかしいこと言わないでぇ……」
「たっぷりと舐めてあげるからね」

 良樹の舌が激しいうごめく。

「もう、もうダメェ~……腰がぁ、腰が抜けそう……もう、入れて、ねぇ、お願いだから……」

 良樹はあかねの願いをわざと受け流し、あえて話題を逸らした。

「あっ、そうだ。冷蔵庫にいいものがあるよ。昨日買っておいたんだ」
「え……なに?」

 あかねは怪訝な表情で良樹に尋ねた。

「いいものだよ、いいもの~、ふふふ……」
「何よ~、早く言ってよ~」

 あかねは良樹の勿体ぶった態度に少し腹を立て、口を尖がらせた。
 良樹はあかねへの愛撫の手を止めて、冷蔵庫から紫色の物体を取り出した。
 それは驚いたことに1本の茄子であった。
 茄子としては極太と言うほどでもなかったが、男性のソレと比べると優に一回りは太い代物といえた。
 ふだんは瑞々しく美味な野菜だが、角度を変えて見れば実にいやらしい姿の野菜といえる。
 テカテカと紫色に輝く姿がひときわ淫靡さを醸し出している。

「ふふふ……あかね?これをどこに入れて欲しい?」
「いやぁん……そんな太いもの無理だって……」
「無理かどうかは試してみなくちゃ分からないよ。ちゃんと洗っておいたから安心してね」

 良樹はあかねに了解を取り付けることなく、強引に茄子の挿入しはじめた。

「いやぁ!ダメだってぇ~」
「逃げちゃダメ」

 長時間冷蔵庫に冷やされていたとあって、かなり冷たい。

(ズニュッ……)

 濡れていなければ挿入はかなりきついが、先ほどからの愛撫で潤滑油が溢れているから先端が容易に埋没した。

「冷たいよぉ……」

 良樹はまじめな表情でゆっくりと茄子を押し込んでいく。

「はぁはぁはぁ……いやぁ……」

 かなり奥まで入ったようだ。
 茄子の先端部分を摘んでピストン運動を始める。
 でも、もしも中で折れたら大変なので、あくまで慎重に扱う良樹。
 手を動かしながら上目であかねの様子を伺っている。
 最初はためらっていたあかねだったが、今は目を細めときおり甘い声を漏らしている。

「どう?気持ちいい?」
「うん……ひんやりしているけど存在感があって何か妙な気分……あぁ……」

(グッチョン、グッチョン……)

「ねえ、オレのとどっちがいい?」
「良樹ったらぁ…そんなぁ……」

 色白のあかねの肌に異様な紫色の物体が出入りしている。
 何とも卑猥ですごいシチュエーションであろうか。
 良樹は自身が茄子を操っているくせに、まるで他人事のように感心した。

「ああん、良樹ぃ……いいわ……すごく、いい、でも、でも、良樹の方がやっぱりいいかも~……」
「ううっ!何だか自分のを入れているみたいな気分になってきた!」

 良樹は茄子を出し入れしているうちに、自身がセックスしているかのような興奮状態に陥っていた。
 我慢の限界が訪れたのか、良樹は穿いていたスラックスとトランクスを一気にずらすと、あかねの目前にいきり立った立派なイチブツが現れた。

「オレもう辛抱できないよ!あかねが欲しい!あかねのオ○○コに突っ込みたいよ~!」
「ああん、入れて~、良樹のモノが早く欲しい~!」

 良樹は傍目から見ても分かるほど呼吸が荒くなっている。
 あかねの花芯に埋没していた茄子を一気に引き抜いた。

(ズポッ!)

 粘着性のある糸を引きながら、再びその紫色の姿を現した。
 良樹はキッチンシンクに座ったあかねの内股に手をあてがい両脚を大きく開いた。

「あぁっ……」

 あかねはキッチンシンクの角という少し不安定な位置に座ってはいるが、そこは良樹のこと、しっかりと両手で支えている。
 良樹の腰の位置がちょうどキッチンシンクと同じレベルになるため、屈む必要も背伸びする必要もなく自然体で臨める。
 怒張した黒い弾丸が、対照的に真っ白な肌と重なり合っていく。
 それは芸術的ともいえる実に見事なコントラストであった。

「うっ!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」


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