第14話  アナタに覗かれながら慰めます その2


岡本典子の視点


「あんっ、はあっ……や、やだぁ……」

右手の指先がヌルヌルとした液体を感じた。
左の手のひらが、硬く尖ったサクランボを意識した。

感じている? 典子は裸のまま公園でオナニーして、気持ちいいって思い始めている?!

ちゅく、ちょく、ちゅく……じゅちゅ、じゅちゅ、じゅちゅ……

「はぁ、ああぁぁんんっ……みないで……典子の、くうぅぅん……あさましい姿を見ちゃ……いやっ!」

私は自分の指使いを否定するように首を振った。
背中を背もたれから反らせているのに。
これ以上は拡げられないほど、股を開いているのに。

左手の指が乳首を摘まんで弾いている。
右手の指が、割れ目のヒダを掻きながら、膣口の奥へと指を沈ませようとしている。

「ふふっ、もっといやがると思ったが、案外だったな。オマ○コの外までびしょ濡れになっているぜ」

「あふっ、はぅ……いや……言わないでぇ……そんな、ふぅぁぁっっ!」

早く昇るのよ、典子!
早く絶頂して、あの人を楽にしてあげないと!

私は河添のいやらしい言葉まで、オナニーの材料にしていた。
小陰唇の中で指を引っ掻き回すように回転させて、乳首をちぎれるほど引き伸ばしていた。

「だいぶマン肉もこなれたようだな。だったら、コレを使うんだ。指でやるより、もっと天国が味わえるぜ」

男が典子のオナニーを中断させないように、小声でささやいてきた。
亀裂を擦り上げていた右手を離させると、その手にずしりと重い道具を握らせる。

「はあぁぁっっ……いやよ、こんなの……怖い……」

それが何なのか? 典子だって知っている。
バイブっていう、大人の玩具っだってことも。
でも、あの人と愛し合うときは、いつも生のオチ○チンだった。
それで典子は充分に満たされていたの。

「なにも怖がることはない。さあ、典子のオマ○コに挿入するんだ」

「ああぁ……は、はい……」

私は言われるがままに、バイブのグリップを掴むと膣口にそれを押し立てる。
充分に潤っているから大丈夫だよって、自分に言い聞かせて。
アソコが壊れるなんて有り得ないよねって、念押しして。
息を吐きながら、青色をした円柱を膣の中に入れていく。
反発して拒絶しようとする膣のお肉に、押し付けながらグリップを握る指に力を込めた。

ズズッ……ズリュズリュズリュ……ズズズズッッ!

「んんっ……は、はあぁぁ……太いっ! 太くて硬いのがぁ……膣(なか)にぃっ……んあぁぁっっ!」

でも、膣の壁が押し拡げられて、典子の本音が漏れちゃった。
そうよ、このバイブって、とっても大きいの。
生身のオチ○チンと比べ物にならないくらい長くて太いの。

「ふふふっ、言い忘れていたが、そのバイブのサイズは特大だぜ。赤ん坊を産んで、アソコの穴が拡がっちまった女用のな。そんなのが、よく入ったな」

河添が呆れたように笑った。

「は、はあぁっ……アナタが挿れろって言うから……くうっ……挿れて……あげたのに。それで、どうするの? このスイッチを入れて、オナニーすれば……いいのね」

カチッ……!
ヴィ―ン、ヴィ―ン、ヴィ―ン、ヴィ―ン……

「んあぁぁっっ……きついっ! バイブにあそこが……くはあぁぁっっ!」

バイブに膣の壁が抉られちゃう。
典子の膣に刺さったままクネクネと身体をさせて、デリケートな粘膜が引き伸ばされている。

悔しくてこの男を悦ばせるだけだから、口にはしなかったけれど、アソコが壊れちゃうかも。
典子って、赤ちゃんを産んだこともないのに、こんな化け物みたいなバイブでオナニーして、アソコが使い物にならなくなるかも。

だけどね、典子は自分の手で慰めるの。
ここが公園でも構わない。バイブオナニーをしてあげる。
そうよ。今の典子は、どんなに恥ずかしいことだって、どんなに怖ろしいことだって関係ない。
だから、アナタ。もう少しの間だけ目を瞑っていてね。

「あうっ……くうぅっ! はぁ……な、中で……ぐねぐね……して、はあぁぁんんっ」

バイブが身体をくねらせるたびに、典子の膣が悲鳴をあげる。
限界まで伸びきった粘膜が振動させられて、ヒダの隙間から熱いお汁が迸ってくる。

気持ちいい筈なのに……
バイブの刺激に上半身まで仰け反らせているのに……
でも、まだイケないの。
惨めさとひたひたと迫る恐怖がジャマをして、絶頂の扉が見えているのに届かないの。

カチッ……!
ヴイィ―ン、ヴイィ―ン、ヴイィ―ン、ヴイィ―ン……!

「はあんっ、いっ、ひぃっ! んんっ、ひゃあぁぁぁっっっ!」

闇に響く獣のような声。
だから私は、今の刺激では飽き足らないように、バイブのスイッチを自分から入れ替えた。

鈍い動きだったバイブが、身体を激しくクネラセながら膣を痺れさせていく。
気持ちいいのか苦痛なのか、そんなのどうでもいい。
全然区別の付かない刺激に、あごを突き出して頭が勝手に空を向いた。
立て膝のまま腰だけを揺らせて、太腿の裏側の筋肉がピクピク痙攣させる。


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