SM小説『熱砂の女奴隷』

縄吉作







第12話“広場の晒し者”

 「おい、おんな、白状するなら今のうちだぜ」と縄尻を持っている兵士が話しかけてくる。
「何度言われてもスパイなんかじゃありません、こんなことして国際問題になってもいいのですか」
「うるせぇ、どうせお前たちは釈放されることはないんだ、死刑か奴隷かどっちかになるんだよ、ヒッヒッヒ、それじゃあ外にでようか、ほらさっさと歩け」と兵士はさやかの背中を棒の先で小突いた。
さやかが門の外に連れ出されると観衆の声がさらに高まった。
さやかはあまりの恥ずかしさに足がすくんでしまって歩けないのだ。
「おい、止まらないで歩け」と無理やり兵士は背中や尻を棒で小突いてくる。
さやかは気が狂いそうな恥ずかしさを必死にこらえ、顔をうなだれて足を進めだした。
「ひゃあ、日本人の女じゃないか、見ろよあそこ丸見えだぜ」「いいオッパイしてるねぇ」「ヒッヒッヒ、あのケツたまらないぜ」などと観衆の声が耳に入ってくる。
 さやかの進む道の両側にはもう何百人もの観衆が群がっているのだ。男も女もそして子供たちまでが素っ裸で引き回されているさやかの姿をジーと眺めているのだ。
無毛の股間を隠そうと必死に太ももをすり合わせるようにして歩くさやかであったが、その太ももの間から歩くたびに一本の縦筋の亀裂が見え隠れする姿がなお観衆を興奮させていた。
「おい、おんな、しっかり歩け、もうすぐ広場の晒し台だ」と兵士はさやかの双臀を後ろからジロジロ眺め急かせている。
 足を進めるたびに悩ましく形を変え左右に揺れ動くさやかの双臀は追い立てている兵士をムラムラと興奮させるのであった。
 さやかもこの国に来てから一年ほどになるので広場での公開処刑や晒し刑は何度か目にしていた。それだけにこれから自分の身に振りかかる屈辱的行為がわかるのだ。
 黒山の野次馬の中を五分程引き回され広場に連れ出された。広場の真ん中には二メートル程の高さの広い台が設置されてある。囚人を絞首刑にしたり晒し者にする台なのだ。台の上には太い丸太の柱が数本立てられている。囚人を拘束するための柱で上部から鎖に取り付けられた鉄製の手枷ぶら下がっている。
 さやかは台の横の階段から台の上に押し上げられていった。台のまわりは千人を越す観衆で埋めつくされていた。
 全裸のさやかが台の中央の柱の前まで引き立てられてくると観衆のどよめきがさらに強まった。
さやかの両手首は上に伸ばされに柱の上部から釣下がっている鉄製の手枷がはめられた。さやかは手を吊られた形に固定されたのだ。
 観衆の視線が集まるツルツルの股間を隠そうとさやかは片足をくの字に曲げ必死に隠している。目の前には千人以上の観衆が好色な視線をさやかの全身に向けているのだ。気が狂いそうな恥ずかしさにさやかは顔を横に向けきつく目を閉じ屈辱と戦っているのだ。
 さやかの裸身に太陽が照りつけ汗の滲んだ肌が悩ましく光り観衆の目を魅了させている。
「おい、おんな、恥ずかしいか、みんながお前のあそこを見たがっているぜ、毛がなくて恥ずかしいだろうが大きく広げてもらうよ、いやなら白状するのは今のうちだぜ、どうだ認めるか」と兵士はさやかの乳房を撫で回しながら言うのだ。
「本当にスパイなどじゃありません、許して」
「お前もしぶとい女だなぁ、しかたない、足をひろげさせてもらうぜ」と数人の兵士がさやかの足元にしゃがみ込んだ。
「ああっ、いやぁ、やめてぇ」
さやかの足首にそれぞれ鉄製の足枷がはめられていく。その足枷には鎖が取り付けてあり両側に伸びて台に打ち込まれてある鉄の輪に固定されてあるのだ。
 男達の手でその鎖が短く縮められていく。それとともにさやかの両足は左右に大きく広げられていくのだ。
「いやぁ、やめてぇ、見ないでぇ」とさやかは狂ったように体をくねらせもがいたが、哀れにも太ももは大きく割られ、女にとって一番恥ずかしい部分が剥きだしにされていった。
「ヒッヒッヒ、おんな、丸見えになったぜ、ほらみんなの目がここに集中してるぜ」と兵士の一人が指先でそっと生々しい亀裂をなぞった。
「キャー」とさやかの悲鳴がが広場に轟いた。
台は二メートル程の高さがあるため観衆からさやかの股間は丸見えなのだ。
「おい、おんな、お前が白状するまで何時間でも何日でもこのまま晒しておけとの命令だ、可哀相だが小便もこの格好のままたれながすんだな、ヒッヒッヒ、女の立小便が見れるんだ、みんな喜ぶぜ」と兵士はさやかの恥丘を手でピシャリとたたいた。
「ああっ」
さやかの目に身を乗り出し股間を覗きこんでくる観衆達の姿が映し出されると気が遠くなるような屈辱感に襲われるのであった。スパイだと認める以外このまま晒され続けるのかと思うとこのまま死んでしまいたい衝動に駆られるのであった。
大きく割られた股間の縦筋の亀裂は少し口を開け鮭紅色の内部を覗かせている。
全裸を晒すだけでも屈辱なのにツルツルに剃りあげられた生々しい女の亀裂まで剥きだしにされているこの屈辱を我慢し続けることができるのであろうか。ましてやそのうちに襲ってくるであろう尿意にも耐えることができるのであろうか。こんな観衆の前で排尿など演じるなら死んだほうがましだ。いっそ舌を噛み切ろうと思うさやかであった。拘束されてからトイレには一度も行かされていないのだ。もうすぐ尿意が襲ってくるのは時間の問題なのだ。さやかの目の前は真っ暗になっていくのであった。


第13話“人前放尿”

さやかが晒されてからもう一時間は経ったであろうか、観衆は減ることもなく逆に増えてきているのだ。もはや千人以上も群がっている。
さやかの柔肌には脂汗がにじみ悩ましく光る女体は観衆の目を魅了していた。
女の恥ずかしい部分を剥き出しされ大きさ、長さ、色まですべてを多数の視線に観察されているこの屈辱は気が強いさやかでも我慢の限界をはるかに越していた。卑猥な嘲笑を浴び必死に恥ずかしさと戦っているさやかであったが、こんな異国で助けてくれる人もいないのだと思うと気が遠くなっていった。
さやかの体から力が抜けダラリと鎖に吊られてぶら下がった。
「おい、おんな、気を失ったのか・・・・しかたねぇだろうな、素っ裸で晒されているんだからなぁ、あれっ」と兵士がさやかの股間を指差した。
 なんとさやかの広げられた股間から勢いよく放水が始まったのだ。我慢していた尿意が気を失った瞬間力が抜けたのであろう。さやかは気を失ったまま放尿を続けている。観衆はどよめき身を乗り出しさやかの股間に目が釘付けになっていた。
 さやかの足元は大量の放尿で大きな水溜りができていた。
さやかが気がついたのはそれから十分程してからであった。
「おんな、気がついたか、ヒッヒッヒ、足元を見てみなよ」
さやかはハッとして目を足元に向けた。なんと大きな水溜りができているではないか、目を自分の太もものほうに向けると太ももにもしずくが付着しているのだ。もしや自分は知らないうちに放尿を演じてしまったのではないか。
「ヒッヒッヒ、わかったか、お前はこんな多くの人前で堂々とオシッコしたんだよ、見ごたえがあったぜ、見ろよみんなあんなに喜んで興奮しているぜ、女の立小便を目の前で見たんだ興奮してあたりまえだよ、ヘッヘッヘ、そのうち大きいほうも我慢できなくなるぜ、白状して楽になったほうがいいんじゃないか」そんな言葉にさやかは自分が演じていしまった醜態に恥じ、耐え難い恥ずかしさがこみ上げてくるのであった。
 そんなさやかに追い討ちをかけるように兵士達が近寄ってくる。
「ヒッヒッヒ、今度は大きいほうを搾り出すのをみんなに見せてやらないとなぁ」と兵士達はさやかの足枷を一旦はずし無理やり体を逆向きにさせるとすぐに足を広げさせ足枷をはめていった。
 さやかはみんなに後姿を晒すように人の字に固定されたのだ。
 引き締まった細い腰からグッと盛り上がった双臀の悩ましい曲線、お尻の深く切れ込んだ割れ目どれをとっても芸術品のようなさやかの後姿に観衆からため息が漏れるのであった。
 後部からの刺すような視線を感じさやかはさらに耐え難い恥ずかしさに襲われていた。
「おい、みんな、日本人の女のケツの穴が見たいか」と兵士が叫んだ。
さやかはハッとしお尻に力が入った。
「見たいぜ、早く見せろ」などと観衆の声がさやかの耳に入ってくる。
「ヒッヒッヒ、おい女、みんながお前のケツの穴を見たいそうだ、ほらケツの力を抜け」と二人の兵士がさやかの両側から双臀の割れ目に手をかけた。
「あっ、いや、そんなことやめてぇ」
「そんなに力入れるなよ」と兵士がピシャッと平手でさやかの尻たたいた。
「いやです、そんなことやめて」
「それじゃあスパイであることを認めるか」
「本当にスパイなんかしゃありません、許して」
「強情な女だな」とその二人の兵士が目配せをしニヤリと笑った。その瞬間さやかの双臀は左右に大きく割られたのだ。
「キャー、いやぁ」
必死に双臀を揺り動かし抵抗するのだが男達の馬鹿力でお尻の割れ目はパックリと広げられ皺に囲まれた菊の花のような肛門が観衆の目に晒されたのだ。
「ヒャー、見えた見えた、日本女のケツの穴だ」などと観衆の声がさやかの耳を突き刺した。千人もの観衆の前で誰にも見せたことのない肛門を丸出しにされ晒されているこの屈辱に気が狂いそうな恥ずかしさがさやかを襲った。
「ヒッヒッヒ、かわいいねぇ、見ろよ、締め付けてくるぜ」
いつの間にか兵士の一人が指を肛門に差し込んできたのだ。
「いやぁ、やめてぇ、いやっ、ああっ」
兵士の指先が内部をかき回すようにクネクネと動き回っている。さやかの体はその感触にガクガクと震えた。
 そんな光景に観衆はさらに興奮してくる。
「ヒッヒッヒ、みんな、この穴からウンコを搾り出すのを見たいか、日本人の女はどんな色のそしてどのくらい太いのを出すか見たいか」
「見たい、見たい」「早くやらせろ、浣腸でもすれば早いぞ」などと観衆は好き勝手なことを言っている。
さやかにはそんな声も耳に入らなかった。男の指の異様な感触とお尻を晒す恥ずかしさに必死に耐えるだけで精一杯なのだ。
 男の指で刺激されたためか便意がゆっくりとこみ上げてくるのをさやかは知覚しあせりと屈辱に気が遠くなっていくのであった。


第14話“屈辱の排泄”

 拘束されて以来トイレなどに行かされていない、便意がこみ上げてくるのはもう止められないのだ。さやかはお尻の穴に必死に力を入れ耐えるしか道はないのだ。
 兵士二人がさやかの両脇に膝をつきニヤニヤして肛門を覗き込んでいる。
「おい、浣腸やっちゃおうぜ」
「そうだな、そのほうが手っ取り早いか、ヒッヒッヒ」と男は目の前のさやかのお尻をピシャリと叩き立ち上がり浣腸器を取りに行った。
まもなく男は大きな注射器のような浣腸器を持って戻ってきた。その浣腸器の中にはいっぱいに液体が入れられていた。
「おい、女のケツの割れ目を広げてくれ」
「まかしとけ」と男がさやかの双臀に手をかけた。
「あっ、やめてぇ、いやぁ」とさやかは悩ましく双臀を左右に振り男の手から逃げようと抵抗するのだが、手足が拘束されていては逃げ切れるわけはないのだ。
 あっという間にさやかの双臀は大きく割られた。
「ああっ」とさやかの顔は屈辱に激しく歪んだ。
割れ目の奥に息づく菊の花が観衆の目にありありと晒されたのだ。
「ヒッヒッヒ、ねえちゃん、お尻の力を抜くんだよ、いいね」と男は浣腸器の先端をかわいらしいさやかのお尻の穴に押し付けた。
「キャー」とさやかの体が弓なりに仰け反った。
「ほら、力を抜いて飲み込むんだよ、ヘッヘッヘ」と無理やり力を入れてくる。
強烈な痛みがさやかの肛門を襲った。
「力を抜けば痛くないぜ、ヘッヘッヘ」と男は容赦なくグッと力で押した。ガラスの先端がヌルッと肛門に侵入した。
「いゃあ、キャー」
冷たい異物が体内に侵入してくる異様な感触はさやかの裸身をブルブルと震わせた。
「ヒッヒッヒ、ねえちゃん、ご馳走してやるからな」と男はポンプをゆっくりと押し始めた。冷たい液体が体内に送り込まれてくる。はじめて経験する感触なのだ。さやかの太ももはピンと張り小刻みに震えている。液体は容赦なくどんどん送り込まれてくるのだ。
「ヒッヒッヒ、ほら全部入ったぜ」と男はヌルッと浣腸器を引き抜いた。広げられている肛門からタラリと液体が零れ落ちた。
 割られていた双臀から手が放され晒されていた肛門が割れ目の奥に姿を消した。
「おい、おんな、すぐにきいてくるよ、ヒッヒッヒ」と男はさやかの双臀を手で撫で回し股間から手を滑り込ませ女の亀裂を指先でいたずらしてくるのだ。
「あっ、いやっ、やめてぇ」さやかは不自由な体をくねらせ悶えた。
 さやかの体内では液体の効き目があらわれてくる。
 さやかの全身がガクガクと痙攣を始めた。強烈な便意が襲ってきたのだ。
「ヒッヒッヒ、ケツの穴が膨れてきたぜ、思い切って出しちゃえよ、スッキリするぜ、ハッハッハ」
 誰も見ていないならすぐにでも出してしまいたいさやかであったが、こんな多くの観衆の前でそんな醜態を演じるわけにはいかない。そんなことをするくらいなら死んだ方がましだ。
 兵士の一人が指先で肛門を刺激してくる。
「ああっ、触らないでぇ、いやぁ、ああっ」
 指の刺激に便意が強まってくるのだ。
 さやかの額には大粒の汗がにじみ出ている。もはや限界にきているのだ。
 その時、一台のジープが広場に走りこんできた。兵士が一人駆け下りてくると
「おい、その女はスパイでなくテレビ局の駐在員らしい、晒しはもういい、この女は奴隷として売ることにした宮殿前から奴隷護送車が奴隷市場に向けて今出るところだ、急いで宮殿前につれて来い」と言い捨てまたジープに乗り込み立ち去った。
「みんな残念だったなぁ、せっかく日本女の排泄を見れるところだったがあきらめな」と兵士達は観衆に言い、さやかの手が柱からはずされていく。
 その時「ああっ、もうだめ、ううっ」とさやかがその場にうずくまった。その瞬間、ビビッと異音放し排泄が始まってしまったのだ。
 一度始まった排泄は止められなかった。観衆がざわめいた。
 さやかの顔は屈辱に激しく歪み必死に観衆から顔を隠しているのだ。あっという間にさやかの双臀の下に排泄物の山ができているのだ。
 女としてこれほど屈辱な事はないであろう。さやかは気が狂いそうな恥ずかしさと必死に戦っていた。
「ヒェー、この女やってしまったぜ、臭いのなんのってたまらねぇな」と男達は鼻をつまみさやかの双臀を覗き込んでいる。
 さやかの排泄はようやく終わった。
「おい、女、終わったか、恥ずかしいだろうなぁ、これからお前は奴隷市場だ、車が待っている急がないとなぁ、だれかケツを拭いてやれ」
「俺が拭いてやるか」と兵士の一人がテッシュペーパーを取り出しさやかの後ろにしゃがみ込んだ。
「おい、おんな、少しケツを上げな」
さやかは屈辱にそんな言葉も耳に入らない。
「おい、早くケツを上げな、それとも糞をつけたまま歩いていきたいのか、ヒッヒッヒ」
こんな人前で排泄の始末を男にしてもらうなど普通はできるものでない、しかし、手を拘束されているため自分では始末が出来ないのだ。
 さやかは恥ずかしさを必死に堪え形のいい双臀を少し持ち上げた。男の手がすばやく双臀の間にくぐり込んできた。さやかの体がブルッと震えた。
 男はニヤニヤしながら丁寧に始末を始めた。さやかは必死に屈辱と戦う以外ないのだ。肛門を刺激するテッシュペーパーの感触と多くの観衆に眺められている恥ずかしさにさやかは気が遠くなっていくのであった。


第15話“全裸の護送”

 女としてそして人間として排泄行為を人前で演じさせられた屈辱は死ぬより辛い耐え難いものであったであろう。その屈辱的行為を一部始終見た観衆の前を手枷、足枷をつけられ引き立てられるさやかの心境は本人にしかわからない程の我々の想像はるかに超えたものであろう。
 観衆の視線は屈辱に顔を歪め一歩一歩足を進めるさやかの裸体に釘付けになっている。
「おんな、早く歩け、車が待っているんだ」と兵士達は皮のムチで前を歩くさやかの左右に揺れる双臀をビシリと打っては面白がって追い立てていくのであった。
 観衆は宮殿の門の中に消えていく悩ましいさやかの後姿を名残惜しげに見送っていた。
 宮殿の広場に一台の軍用トラックがとまっていた。その脇には二十個近くの鉄の檻のような物が置かれてあり二十人程の男女が全裸で一列に並ばされていた。その中にアスカと五郎の姿を見てさやかは「あっ、エリカちゃーん」ととっさに叫ぶのであった。
「うるせぇ、声を出すな、お前もあの列に並ぶんだ」とさやかは手枷の鎖を握られ引きずられるようにその列の端に並ばされた。
 日本人はさやかとエリカと五郎の三人で残りは白人の若い女が八人、白人の男が二人、黒人の女が三人
そしてラテン系の女が四人の計二十人であった。その中には十四、五才のまだ幼い白人の娘も一人混じっていた。すべて全裸で足枷、そして後ろ手に手枷が取り付けられ恥ずかしそうに震えて立ちすくんでいるのだ。
「よし、これで全員揃ったな、一人づつ檻に入れろ」と隊長らしい男が命令した。
待ち構えていた兵士達は1人づつ奴隷を檻に無理やり押し込め始めた。その檻は八十センチ角位の小さなもので人一人が足を縮めてようやく入れる程のものであった。檻は六方共鉄格子でできた頑丈なもので人数分が用意されていた。
 幼い白人の女の子が泣き叫びながら檻の中に押し込められていく。その泣き声にさやかは夢ではなく本当に自分達は奴隷として売られるのだと絶望感に打ちひしがれるのであった。
 五郎も檻に押し込められアスカも体を折り曲げて檻の中へと押し込まれていく。兵士達はニヤニヤして女の肌の感触を楽しむように腰や双臀そして太ももなどを触り無理やりと檻の中へ奴隷達を押し込んでいるのだ。
 さやかも後ろ手に手枷を架け替えられ檻の中へと押し込まれた。足を曲げ体を二つ折りにした姿のまま檻の中では体を動かすことさえできない程の小さな檻なのだ。
「みんな押し込んだな、よし積み込め」と隊長の合図で檻が一つづつ軍用トラックに積み込まれはじめた。
 荷台は十個の檻が積まれるといっぱいになった。残りの檻はその上に二段積みに重ねられていくのだ。五郎は下の段にさやかとエリカの檻は上の段に積み込まれた。丁度五郎の檻の上がエリカの檻でその隣がさやかの檻であった。また五郎の隣の檻にはあの幼い女の子が入れられていた。
 積み込まれた檻は荷崩れしないようにロープがかけられ厳重に固定された。
 絶望感に目を閉じていた五郎がふと目を開け隣の檻に目をやると白人の幼い女の子と目が合った。女の子は恥ずかしそうにサッと目をそらした。手は後ろ手に拘束されているため前は隠せないのだ。女の子のようやく膨らみかけた胸が五郎の目に入った。乳頭もピンク色でまだ小さく膨らみも小さなかわいい乳房であった。股間は折り曲げた足で隠れて見えないが若い五郎の下腹部は知らず知らずに反応を始めてくるのであった。
 五郎はわかられまいと必死に太ももで股間の一物を隠し女の子から目をそらした。その時ガクンと車が揺れゆっくりと走り始めたのだ。
 五郎は自分がこんな時に女の子の体を目にして興奮したことに恥じ、女の子から視線を避けるように体を上向きに回した。すると今度は上に積まれているエリカの体が鉄格子の間から目に入ったのだ。しかしこの時は女の双臀と折り曲げた足しか見えず、それがエリカとはわからなかった。二つ折りに曲げているためエリカの双臀の割れ目は開き菊の花に似た悩ましい肛門が丸見えになっているのだ。また閉じ合わせた太ももの間から女の亀裂までがわずか顔を出しているではないか。五郎はすぐ目の前にある女の生々しい恥部を目にし再び異様な興奮を覚えてしまうのであった。五郎のまわりは若い女の肉体に囲まれているのだ。快い女の体臭が感じられる。
 五郎は自分がこれから奴隷市場に連れて行かれることもすっかり頭から消え、目の前の悩ましい女体に見惚れ股間を熱く燃えさせてしまうのであった。
 照りつける太陽の光に女の体は汗ばみ悩ましく光り五郎の目を釘付けにさせてしまうのだ。車の揺れに女の双臀の柔肉もプルプルと揺れ、そんな目の前の光景が五郎を興奮の世界へと引きずりこんでいった。
 その時「ねっ、五郎ちゃん、見ないで」というエリカの声にハッと五郎は我に返った。上の段に積まれているのがエリカであるのを始めて知った五郎は「み、見ないよ」とあわてて顔を横に向けた。
 しかし、向けた先には白人の若い女の体があるのだ。その女も恥ずかしそうに太ももをずらし五郎の視線から必死に体を隠そうとしている。五郎はハッとして目を閉じた。周りがすべて女の肉体に囲まれているのだ。五郎は目を閉じている以外ないのだ。しかし、五郎の脳裏に焼きついたエリカの恥部は五郎の意思に反し異様な興奮を呼び起こさせていくのであった。五郎は自分のそんな状態を気づかれまいと膨張し始めた男根を太ももで挟むように隠し赤らんだ顔をうつむかせて女達の視線から背けているのだ。
 奴隷達を積んだ軍用トラックはまっしぐらに奴隷市場に向かって砂漠の中を突っ走っていた。


第16話“屈辱の検査”

 何時間位走ったのであろうか、ようやく車が止まった。車のまわりが急に騒がしくなる。エリカは鉄格子の間からあたりを見回すと、数十人の男達が取り囲んで檻の中の奴隷達を眺め回している。
「ヘッヘッヘ、いい女がいるじゃないか、あれっ日本人の女もいるぜ、これは上物だ」などとエリカを指差している。エリカはハッとして体を縮めた。
「よし、檻を下ろせ」という男の声に檻が次々と下ろされていく。エリカの檻も男達の手で下ろされていく。男達のいやらしい視線がエリカの体に刺すように向けられている。
 手を伸ばして鉄格子の間から太ももや双臀などに触れてくる者もいる。
「男達はそのままでいい、女達を檻から出せ」と男の声がした。
 女達の檻だけが開けられ次々と乱暴に檻から女達が引き出されてくる。一糸まとわぬ全裸の女達を男達は好色な眼差しでニヤニヤして眺め回すのだ。特にめずらしいのかエリカとさやかの裸体に男達の視線は集まっている。
 檻から出された女達は一列に並ばされた。エリカがまわりを見回すとそこははるか先まで続く砂漠のど真ん中のようだ。その砂漠の中にテント村のように数十張の白いテントが点在している。その真ん中が広場のようになっていて大きい舞台のようなものが作られてある。あの上に上げられて体の品定めをされ奴隷売買されるのであろう。そんなことを頭に浮かべるとエリカは望み失い絶望感に押しひしがれるのであった。
「いいか、お前たち、逃げようなどと考えるんじゃないぞ、ここは人里から百キロ以上も離れた砂漠のど真ん中だ、逃げようとした女はすべて暑さで息絶えハゲタカの餌になってしまったよ、そんな気を起こすんじゃないぜ、ほらあそこを見てみろ今朝逃げようとして捕まった女だ、お前たちも逃げようとしたらあの様になるからなよく見ておけ」
 その声に男の指差す方向に目を向けると太陽に熱せられた砂の上に一人の女が全裸で大の字に磔にされているのだ。女は口をあけ、のどもカラカラなのであろう、目はうつろにもはや息絶える寸前という感じなのだ。
「わかったな、こんな砂漠の中で死んでハゲタカの餌になるより、奴隷でいてセックスを楽しんだほうが利口というもんだ、へっへっへっへ。奴隷市は明日だいい客に買ってもらえるように祈るんだな、ハッハッハッハ、それではランク別の選別に入るか、おい、まっすぐ立つんだ」
その声に一列に並んだ女達は足を揃えまっすぐに立った。まわりを取り囲んでいる男達のいやらしい視線に女達は少し頬を赤く染めている。なにせ布切れ一枚許されない素っ裸なのだ。それも太陽の照りつける野外で全裸の姿を晒す屈辱は耐えがたいものなのであろう。
 二人の検査官のような男が並んだ女達の体を嘗め回すように凝視してくる。この検査官達は奴隷市の前に顔の良さ、体つきの良し悪し、女の道具の良し悪しなどでA,Bの2ランクに分け、Aランクは愛玩用のセックス奴隷にBランクはメイドなどの労働用奴隷として奴隷市にかける選別をするらしい。
検査官は女達の乳房をキョロキョロ顔を動かし見比べている。視線は下に下がり腰のくびれの状態などをチエックしている。視線はさらに下がり女の大事なお道具に向けられてくる。女達は恥ずかしさに目を閉じ涙を流している女もいる。
「おい、女ども、少し足を開け」と検査官の一人が叫んだ。女達はすぐに広げるもの、とまどっているもの、逆にきつく閉じ合わせるものさまざまだ。
「早く広げるんだよ」と検査官の声が乱暴になってくる。
女達はしかたなく次々と足を左右に広げていく。検査官はニヤッと笑い一番端の女から腰を曲げて股間を覗き品定めを始めだした。
 恥ずかしい局部の大きさ、形、色などをすぐ間近から眺められる強烈な恥ずかしさに女の体はガクガクと震えている。検査官は女の体をクルリと回し双臀を割って肛門まで検査しているのだ。
 検査の順番がもう少しでエリカに回ってくる。エリカは緊張と屈辱に体が小刻みに震えている。
そんな女達の屈辱の検査を五郎は檻の中からじっと眺めていた。
 いよいよエリカの番に回ってきた。検査官はエリカの顔をジロッと眺めニヤリと薄笑いを浮かべ前にしゃがみ込んでいく。
 アスカは体を硬直させた。検査官の目が下から覗き込んでいるのを感じ耐え難い恥ずかしさが襲ってくる。形、大きさ、割れ具合、色、上つき下つきなどの状態をほかの女などと見比べているのであろう。
 エリカはあまりの恥ずかしさに気が遠くなってくる。
「おい、しっかり立て」と検査官が太ももを平手で叩いてくる。ハッとエリカは足に力を入れ体を硬直させた。
 検査官の指が敏感な肉層に触れてきた。エリカの体がビクッと震えた。指先は肉層広げてくる。中を見ているのだ、そう思うとめまいがしその場にエリカは体を崩れ落ちさせてしまった。
「おい、おんな、しっかり立つんだよ」と二人の検査官はエリカの腕をつかみ無理やり立たせていくのだ。
「そんなに恥ずかしいのか、もうすぐ終わるよ」と検査官はエリカの体をクルリと回した。
「ヒッヒッヒ、いい尻してるじゃないか」と検査官は無造作に双臀を割り肛門を露出させた。エリカの恥ずかしさは極限に達していた。こんな人前で肛門の形まで間近で眺められる屈辱は女にとって死ぬより辛いものなのであろう。


第17話“熱砂のオアシス”

 検査官は指先にローションのようなものを塗りエリカの肛門に差し込んできたのだ「キャー」と突然のことにアスカは悲鳴を上げ男の手から逃げようとした。
「こら、動くんじゃない」とエリカの腰に手をかけ検査官はエリカのお尻を引き寄せ再び指先をヌルッと肛門に差し込んできた。
 その異様な感触と屈辱にエリカの裸身は硬直した。
「おい、おんな、ケツの穴に力を入れて締め付けてみろ」と検査官がエリカの尻をピシャリと平手打ちした。
「ほら、早く締め付けるんだ」
アスカはしかたなくお尻に力を入れた。
「フッフッフッフ、いい具合に締め付けてくるな、この女アヌスも使えるぜ、よしこいつはセックス奴隷だ」と検査官はエリカの肛門から指をヌルッと引き抜いた。
 兵士が近づいてきてエリカの腕をつかみ「こっちへこい」と引きずるようにエリカは連れて行かれる。
「ほら、ここに並べ」とエリカは二つのグループに分けられたAのグループセックス奴隷の列に並ばされるのだ。そのグループにはもう5人程の若い女が並ばされていた。みんなプロポーションの良い可愛い女達だ。女達は恥ずかしそうに手で前を隠し顔をうつむけて立っているのだ。隣の列には少し歳が行った女やあまり美人とはいえない女達が6人程並んでいた。この女達は労働用の奴隷にされるのであろう。
 エリカが検査官の方に目を向けるとさやかの検査が始まっていた。検査官はさやかの前にしゃがみ込みニヤニヤしながら股間をまさぐっている。さやかは目をきつく閉じ合わせ柔肌を小刻みに震わせて必死に屈辱に耐えているのがわかる。体が回されエリカと同じように肛門もいじくられている。私達はこれからどうなるのだ。本当に奴隷として売られ知らない国で一生セックスの奴隷として性器をいじくられ性向を強要される日々を送るようになるのであろうか。そんなことを考えると目の前が真っ暗になっていくのであった。
 さやかの検査も終わりエリカと同じ列にさやかも並ばされた。
検査官がエリカ達の列の前に来て「ヒッヒッヒッヒ、お前たちは愛玩用の奴隷だ、一生いい気持ちでセックスに明け暮れればいいんだ、こんないいことないだろう、少しはうれしそうな顔しろよ、ヘッヘッヘ、いいかお前達は愛玩用だからこれから体をきれいに洗いにいく、明日は奴隷市だ、高い値がつくようにな、よし、俺の後をついて来い」と検査官は指示し歩き出した。どこに行く気なのであろう。あすか達は仕方なく後について歩き始めた。セックス奴隷は13人でエリカとさやか以外はすべて白人であった。
 あたりは見回す限りの砂漠で太陽に熱せられた砂の上を素足で歩く女達は足の熱さに必死に耐え足を進めていた。一列になって進む女達のまわりは銃を持った兵士達が取り囲んで歩いていた。
 兵士達は全裸で歩く女達の後姿をジロジロと眺めながらお尻の大きさや形などを見比べてニヤニヤしてついてくるのだ。
 足を進めるたびに形を変えながら左右に悩ましく揺れる女達の双臀の動きは兵士達の目喜ばせていた。
 猛暑の砂漠を歩かされる女達の素肌は汗に濡れ悩ましく光り、そんな姿が男達の目を魅了しているのだ。
 どこまであるかされるのであろう。前方を見てもただ砂漠が続いているだけなのだ。喉はカラカラになってくる。
「もう少しだ、ほら見えてきたぞ、オアシスだ」と男の声にエリカは前方に目を向けた。砂漠の中に池のような小さな湖が見えてきたのだ。
 あっ水だ、早く飲みたいと女達の足取りが速くなった。もう女達にとって眺め回される恥ずかしさより早く水を飲みたい気持ちの方が先であった。
「ほら着いたぜ、好きなくらい水を飲んでもいいぞ」という兵士の声に女達は一斉にオアシスに走りよりひざをつきお尻を持ち上げるようにして水を飲み始めるのだ。
 そんな女達の姿を後ろから兵士達はタバコを吸いながらニヤニヤして眺めているのだ。女達は自分のあられもない姿も忘れ、喉の渇きを潤すのに没頭しているのだ。
 兵士達の目に女達の肛門は丸見えになっている。それだけではない、足の間から悩ましい割れ目までが男達の目に映し出されているのだ。
 兵士達はニヤニヤして「ヒッヒッヒ、いい眺めだ、おい、あの日本人の女のわれめ最高だな」「いや、端から二人目の白人のもいいスジマンしてるじゃないか」などと見比べて批評しあっている。
 女達はそんなことにも気づかず水を飲み続けていた。
「よし、もういいだろう、今度は体をきれいに洗うんだ、ただそのきたない体でオアシスに入られちゃあ水も飲めなくなる、いいか一人づつここにくるんだ」と兵士の一人がバケツに水を汲んで女を呼んだ。
 女達が一人づつその兵士の前に立った。兵士は女の頭からバケツで水をかけ「きれいに隅々まで洗うんだ、特に股の間をな、ヘッヘッヘ、明日は奴隷市でそこもじっくりと品定めされるんだ、臭いなどしないように丁寧に洗うんだぞ、うまく洗えないないやつは手伝ってやってもいいからな、ヒッヒッヒ」と恥ずかしさうに体をあらう女を取り巻いて男達はニヤニヤして眺め回しているのだ。
 エリカはそんな言葉に昔どこかの国で奴隷市場で女が売り買いされていた話はきいたことがあるが、現実自分が明日その奴隷市に立たされのだと実感し、これは夢ではない本当なのだと絶望感に打ちひしがれるのであった。


第18話“屈辱のモデル”

 その夜は木で組んだ大きな檻に全員が入れられた。両足は鎖でつながれわずか毛布一枚だけを与えられて砂の上で一夜を過ごした。
 翌朝、「おい、起きろ!」という男の声にハッとしてエリカは目をさました。あまりの疲労感にあたりが明るくなっているのも知らず眠っていたのだった。
 「ほら、早く起きるんだよ」と兵士につかんでいた毛布が剥ぎ取られた。エリカは男達の視線から恥ずかしい部分を隠そうと足を縮め、両手を交差させて胸を隠した。
「おい、おんな、いまさらそんなに恥ずかしがって隠しても今日はみんなの前でスッポンポンであそこの中まで見られるんだ、ハッハッハ、ほら立って檻から出るんだ」と男はエリカの腕を掴み無理やり引き起こした。
 ほかの女達も兵士達に無理やり毛布を剥ぎ取られ素っ裸のまま檻の外へと連れ出されていく。両足首は50センチ程の鎖でつながれているが両手は自由であった。女達は片手で股間を隠し、もう一方の手で胸隠し腰を折り曲げるようにして檻から並んで出てくるのだ。そんな女達の姿を兵士達はニヤニヤして眺め回している。
「女どもここに一列に並ぶんだ、早くしろ」と男のするどい声に女達は急いで一列に並んだ。美女が全裸でしかも砂漠のど真ん中でズラリと並んだ光景は見事なものだ。男達の目はギラギラと光り顔をキョロキョロさせて女達を見比べているのだ。
「いいか、今日は各国からお前達を買いにたくさんのお客が来る、お前達は1人ずつ台に上がり体を見てもらうんだ、いい客に買ってもらえるようにお前達もすべてを披露しアピールするんだ、いいな、もし言うとおりにしなかったり、客の要望に背いたりするものはその場で気の狂うような仕置きを受けることになる、いいな、これから台に上げられた時のやり方を説明する、誰か1人モデルになってもらう」とその男は前に一列に並んでいる女達を眺め回し「おい、そこの女、前に出ろ」とさやかを指差した。
 兵士が二人さやかに近寄ってきた。さやかはハッとして体を硬直させた。兵士に両腕をつかまれ引きずられるように前に引き出されたさやかは一列に並んだ女達の方を向けて立たされる。
「いいか、この女を使って説明する、よく見ておくんだ、買い手がつかない女は砂漠の中に大の字に縛ってハゲ鷹の餌にしてやる、わかったな、いい買い手がつくかつかないかはお前達しだいだ、フッフッフ、じゃあ説明をはじめる」と男はさやかの横に立った。さやかの体が微妙に震えているのがわかる。
 男は顔を曲げさやかの股間にめを向け「この女は毛が剃りとられているからいいが、お前達はこの説明の後みんなここの毛はツルツルに剃り上げられる、お客に割れ目の割れ具合や形がよく見えるようにな」と男はニヤッと薄笑いを浮かべ前に並んでいる女達の股間のヘアーをジロッと眺め回すのだ。
「最初は客の方に正面を向け、両手は頭の後ろで組む」と男はさやかの手をとり頭の後ろで組ませた。
「このように腕を上げると乳房が持ち上げられ形がよく見えるからだ、わかったな、その後両足を大きく左右に広げる、おい、女、足を広げろ」と男はさやかに強制した。
 さやかはしかたなくゆっくりと足を広げていく。屈辱感がこみ上げ顔がはげしく歪んだ。
「足を広げたら腰を少し前に突き出す。」と男はさやかのお尻の上あたりを前に押した。さやかの腰は前に突き出されたのだ。自分のはしたない格好を頭に浮かべるとさやかは耐え難い屈辱感に襲われてくるのであった。
「その後、今度は後ろを向き直立して立ちお尻の形や大きさなどをよく見てらう、それが終わったら足を大きく広げ上半身を前に折り曲げ尻お客のほうに突き出すような姿勢をとる、ここが大事なのだよく見ておけ」と男はさやかを後ろ向きにさせ大きく足を広げさせると上半身を無理やり前に折り曲げさせた。当然のことながらさやかの広げた股間から女の恥部が丸見えになっているのだ。ツルツルに剃り上げられている生々しい女の亀裂ばかりか菊の花を思わせる肛門までがあらわになっているのだ。
 見られているのが自分と同じ運命の女達とは知りながら恥ずかしい部分に目を向けられているのかと思うと耐え切れない恥ずかしさがこみ上げてくるのであった。
「いいか、この格好が大事なんだ。お客によく見てもらうため客から要望がある場合は割れ目の中も広げて見せるんだ、いいな」
 こんな説明が続きその後さやかを除きほかの女達は剃毛されるため砂の上に置かれた四角いテーブルの前に一列に並ばされた。剃刀をもった男がニヤニヤして女達を見比べている。
「最初の女、このテーブルの上に仰向けに寝るんだ」と男の声に十七、八歳の白人の娘が兵士二人に両腕をつかまれ無理やりテーブルの上に仰向けに寝かされた。娘は少し抵抗したが両手両足が広げてテーブルの足に縛り付けられると観念したのか顔を横に伏せきつく目を閉じ合わせた。目尻から涙が流れている。
広げられた両足の付け根に淡く盛り上がった恥毛の茂みを通し割れ目がうっすらと見えている。並んでいる女達はそんな光景から目を背けていた。
 娘の小高く盛り上がった恥丘にシェービングクリームが塗りつけられている。白い泡に覆われた小高い丘に剃刀が押し当てられた。娘の体がビクッと痙攣した。
ジョリジョリと剃り上げている音がかすかに耳に入ってくる。エリカはああ自分も一本残らず剃り上げられ恥ずかしい亀裂をあらわに晒すのかと思うと気が狂いそうな屈辱感に気が遠くなる思いであった。
「はい一人目完了だ、フッフッフ」と言う男の声にふとエリカは娘の方に目を向けた。
娘の毛を失った小高いツルツルの恥丘が丸見えになっている。その丘の中腹から股の奥に切れ込む縦筋の生々しい割れ目までがはっきりと目にはいったのだ。自分もあんな姿にされるのかと思うといてもたってもいられない絶望感が襲ってくるのであった。
白人の娘は手足の縄が解かれテーブルから下ろされた。目から涙が滝のように流れていた。どんなに恥ずかしかったのであろう。
 あと三人目でエリカの番なのだ。次の女もきれいに剃毛されテーブルから解き放され恥ずかしそうに両手で股間を覆い顔をうつむけて列に戻ってくる。もうすぐ自分の番がやってくるのだエリカの屈辱感と絶望感がかさなり目の前が真っ暗になっていく思いであった。


第19話“露出した亀裂”

 いよいよエリカの番になった。
「はい、次の女」という男の声にエリカの体は硬直した。
「なにしてる。早くテーブルの上に横になるんだよ、早くしろ」という激しい言葉にエリカは観念してテーブルの上に体を横たえた。
「ほほう、こいつ日本人か、いい体してるじゃないか」と男達はエリカの両手両足をつかみ無理やり左右に広げていく。
「あっ、いやぁ」とエリカは太ももに力を入れて抵抗したが、男達の力には到底勝つことなどできず、太ももは大きく割れその付け根の中心を縦に割る生々しい亀裂が男達の目に晒されたのだ。
「ヒッヒッヒ、日本人の割れ目は白人より小さめで締りが良さそうじゃないか、見ろよ、余計なものも飛び出していないし綺麗なものだよ、剃り上げたら見事な群れ目だと思うぜ」などと体を曲げて股間を覗きこみニヤニヤしながら手足をテーブルの足に縛り付けていくのだ。
 エリカは女のすべてを見られている恥ずかしさに顔が激しく歪んだ。
手足の自由が奪われるとすぐシェービングクリームが塗りつけられていく。敏感な場所に這い回るその手の感触にエリカの裸身はガクガクと震えた。男の指先が亀裂をなぞるように動き肛門の方まで塗りつけていくのだ。男の指先は女の体を楽しむかのように割れ目にも指先をヌルッと潜り込ませたり肛門を指先で押して刺激を与えたりして悶えるエリカの顔を見て楽しんでいるのだ。
 エリカの股間は白い泡に包まれうっすらと亀裂を浮き上がらせていた。
「おい、女、動くんじゃないぞ、大事な所に傷がつくからな」と剃刀が盛り上がった恥丘に押し当てられた。その冷たい感触にエリカの体がビクッと痙攣した。
「こら、動くんじゃない」と男の手が小高い泡に包まれた恥丘をピシャリと平手打ちした。
「はっはい」とエリカは体を硬直させ目をきつく閉じ合わせた。
 ジョリジョリと小さな音をたて恥丘を覆う柔らかな毛が剃りとられ始めた。
剃刀が滑ったあとは黒いちぢれ毛は姿を消し肌色の素肌が露出してくる。男は指先で肌を引き伸ばすようにして毛を根元から綺麗に剃り上げている。肌色の小高い恥丘が露出してくる。男は亀裂を挟む柔肉をつまみ短い恥毛も丁寧に剃り上げている。エリカは敏感な局部の柔肉をつままれたり引き伸ばされたりする感触に全身がガクガクと震えているのだ。小高い恥丘は黒い毛を失い完全に露出された。その恥丘の中腹から肛門の方に切れ込む縦筋の生々しい亀裂が男達の視線に晒されたのだ。
 エリカは股間に直接触れる冷たい空気に女のすべてを見られていると感じ耐え難い恥ずかしさがこみ上げてくるのであった。男の持つ剃刀は股の奥のほうまでも移動し肛門のまわりの短い毛まで丁寧に剃り上げているのだ。
 そのくすぐったいような異様な感触にエリカはブルブルと痙攣を繰り返していた。
「ヒッヒッヒ、子供のように綺麗になったよ」と男は手のひらで毛を失った恥丘を撫で回すのだ。
「フッフッフ、ツルツルで気持ちいいね」と男は生々しく露出した割れ目を指先でなぞるのだった。
エリカはその感触と屈辱に顔を激しく歪めた。
 「おい、女、きれいなお○○○が丸見えになったよ、恥ずかしいか・・・・あっ、そうだ今日の歓迎パーティーの料理は女体盛りにしたら客達喜ぶんじゃないかな、この女ともう1人日本人の女がいたな、その二人を女体盛りに使おうぜ、日本人の女の女体盛りと聞いたらめずらしくて客達大喜びするだろうな、ヒッヒッヒ、おい女。聞いたか、今日の奴隷市の前に遠くから駆けつけてもらう奴隷商人達歓迎する昼食会があるんだ、その時お前達日本人二人に一役買ってもらうからな、楽しみにしていな、ヒッヒッヒ」と男はエリカの無防備に広げた無毛の股間を珍しげに凝視するのであった。
 それから数時間後、十数台のジープや黒塗りのリムジンなどがこの奴隷キャンプに到着した。中東の奴隷商人や香港マフィアの幹部、どこかの国の医大の教授、南米の奴隷商人など三十名ほどの男達が奴隷市に集まってきた。キャンプの中央の広場には数十個のテーブルそして椅子が並べられパーティーの準備が着々と進められていた。その会場の真ん中に長方形の大きなテーブルが二つ並んで置かれていた。
 そのテーブルの上にはさまざまな料理が綺麗に盛り付けられていた。
 よく見るとその料理が盛り付けられている皿代わりになっているのがエリカとさやかの体であった。
 エリカは全裸のまま両手両足を大の字にテーブルに仰向けに固定され、さやかは同じように大の字に固定それていたがエリカとは逆にうつ伏せであった。その二人の悩ましい肉体の上においしそうな料理が綺麗に盛り付けられているのだ。二人の口には何かが詰め込まれ黒いガムテープのようなもので塞がれていた。二人は動くことも声を出すこともできないようにされているのだ。女にとって恥ずかしい股間の亀裂も乳首もそして肛門も今は生ハムや生野菜そして各種の料理に覆われ露出はしていないのだが、パーティーが始まれば当然それらが剥ぎ取られていくのだ。
 エリカもさやかも気が狂いそうな恥ずかしさと屈辱に襲われていた。もうすぐパーティーは始まる。客達が案内され席につき始めた。
「おい、今日はすごいじゃないか、女体盛りだよ、ヘッヘッヘッヘ、こりゃあいい」と客達はテーブルの上に横たわる二つの悩ましい女体盛りによだれを垂らしそうになって見惚れているのであった。


第20話“女体盛り”

 席についた客達は目の前に横たわる悩ましい二つの女体を見比べるように眺め回しニヤニヤするもの、唾を飲み込むもの、そっと指先で触れてくるもの、そしてカメラに収めるものなど会場は熱気に包まれた。
「みなさん、ようこそ遠くからこの奴隷市にお越しくださいましてありがとうございます。奴隷市は二時間後の一時からはじめさせてもらいます。まずはそれまでの間腹ごしらえしていただきたいと思い皆様の前に料理を用意いたしました。皿代わりになっているのは今日は日本の娘でございます。触ってもなにをしてもかまいませんが、この娘達も商品でございますのでくれぐれも傷だけはつけないようによろしくお願い致します。それでは遠くアメリカの方からお越しいただいたワイルドカンパニーの社長ジョン・フェデイック様の乾杯の音頭で始めたいと思います。ジョン社長よろしくお願い致します」と挨拶と紹介が行われた。
 そんな声もエリカとさやかには耳に入らないのだ。ただすぐ回りから肉体を眺め回されている恥ずかしさで気が狂いそうな屈辱感に襲われているのだ。
 パーティー会場は暑い陽が照りつける野外なのだ。エリカは自分の体がすべてさらけ出された時のことを考えるといてもたってもいられないのだ。太陽の陽に照らされる局部はありありと色から形から大きさからすべてが見られてしまうのだ。足を閉じようにも拘束されていて閉じられない。股間の料理が剥がされたときには男達の視線にすぐ近くから晒されるのだ。男達の股間を覗くいやらしい顔が頭に浮かんでくる。エリカの顔は恥ずかしさに激しく歪んだ。
「乾杯!」という男達の声にエリカもさやかもハッとして体を硬直させた。
「それではみなさん、十分楽しみながら召し上がって下さい」という声が聞こえたかと思うと二人の肌に冷たい金属が触れてきて二人はビクッと裸身を震わせた。男達が料理をとるためのフォークなどが触れてきたのだ。男達が取り出した箇所は下腹部付近と胸の付近からなのだ。料理が取られていくたびに空気が直に触れてくる感触で露出させられた部分がわかるのだ。股間の一番見られたくない場所がすべて露出させられたのを感じエリカは屈辱に顔が激しく歪んでいる。
「ヒッヒッヒ、ワレメちゃんが顔を出したよ」
「きれいな割れ目じゃないか、この色具合はあまり男を知らないようだなぁ」などという男の声がエリカの恥ずかしさをさらに盛り上げていくのだ。
「おい、こっちのケツもムラムラさせるじゃないか、みろよこのプリンプリンした弾力」などと男達はフォークなどで尻肉を小突いてくるのだ。そのたびにさやかの双臀は力が入りキューッと引き締まるのだ。
「みなさん早く食べて丸出しにしましょうよ」とジョン社長がみんなに言った。
「そうですね、じゃあこの辺からいただきますか」と男達のフォークや手がさやかのお尻の付近に伸びてくる。
 料理が次々と体の上から消えていく。あっという間に悩ましい柔肌が露出してくるのだ。
 さやかは屈辱に目をきつく閉じ必死に恥ずかしさとフォークや手が触れてくる異様な感触に耐えているのだ。
 さやかのお尻の部分だけが露出した。すべて露出したよりもエロチックなのだ。男達はその丸く張のある双丘に食べる手もとまり見惚れているのだった。
「ヒッヒッヒ、かわいいね、お尻にえくぼができるよ」と男が手のひらで丸出しの双丘をなでまわしてくる。
 さやかはその感触にブルブルと裸身を震わせた。
 となりのエリカも下腹部付近と胸の付近の料理だけが姿を消して形のいい乳房と無毛の恥丘が男達の目を楽しませていた。
「フッフッフ、女のラブジュースをつけて食べるとさらにおいしいらしいよ」と1人の男が身を乗り出し手に持ったソーセージをエリカの股間のワレメに押し当てた。
「ウウッ」とエリカはうめき体を弓なりに仰け反らした。
男の持った長いソーセージはヌルッとさやかの亀裂の中に半分位が没していた。男はそのソーセージでエリカの膣穴をかき回すように動かすのだ。エリカはその強烈な感触にガクガクと全身が痙攣した。
 男はゆっくりとソーセージを引き抜いた。ソーセージは女の愛液に濡れ糸を引くように亀裂から抜け出た。
「ヒッヒッヒ、こりゃあうまそうだ」と男は一気に口に入れ満足そうに食べているのだ。
 それを見た他の客達もまねしていろいろな料理をエリカの膣穴に押し込み愛液をタップリしみこませて食べているのだ。
 ヌルヌルして冷たいもの、硬いもの、グニャグニャしたものなどいろいろなものが下腹部の奥に挿入されては引き抜かれるそんな耐え難い感触が次々と絶え間なく続いた。
 となりでは真似してセロリをさやかの肛門に差し込んでは引き抜き少し食べてまた肛門に突き刺し食べている客もいるのだ。こんな異常な会食会が世の中にはあったのだ。
 会食は二時間ほど続けられエリカとさやかの肉体の上の料理はすべて姿を消していた。客達が囲むテーブルの上には二つの悩ましい女体が太陽に照らされ妖しい姿を晒していた。
 会食会場と少し離れたところでは奴隷市の準備が進んでいた。
 散々体をいたずらされたさやかとエリカもいよいよ売られる時が迫ってきたのだ。
その頃、三人の消息を確認するためテレビ局の部長と数人のスタッフそして二人の刑事が日本から空港に到着していた。エリカとさやかそして五郎は救出されるのであろうか、しかし、空港からこの奴隷市まではかなりの距離がある。もはや奴隷市は始まるのだ。間に合う可能性はほとんどないのだ。


第21話“奴隷市”

 奴隷市の準備はできていた。奴隷達が素っ裸で値踏みされるために上がる台の前には椅子が並べられ各国の奴隷商人が五十名程が今か今かと座って待ち構えている。そのまわりには兵士や雑用係の男女が百名程取り囲んでいる。
 台の前は総勢150名程の観衆で埋め尽くされているのだ。強い砂漠の太陽が照りつけ燃え上がるような暑さが男達をさらに熱く燃え上がらせていた。
 いよいよ女奴隷達が引き出されてきた。女達は手錠もなにもかけられていない。みんな恥ずかしげに顔をうつむけ、手で胸と股間を隠し一列に並んで台の脇へとつれて来られた。さやかのすぐ後ろにエリカがいた。なかには目もうつろに股間も乳房も隠さず丸出しにして立っている白人の女もいた。
 1人の男が台に上がった。
「みなさん、お待たせいたしました。はるばる遠くはアメリカやブラジルなどからもお越しいただき将軍にかわりまして御礼申し上げます。それでは早速始めてまいりたいと思います。今回はめずらしく日本人の女が二人はいっています。これがまた美人で体の方も抜群でございます。ご期待下さい。それでは最初の女です」と男が台の下の男に目で合図した。すぐに15,6歳位の白人の娘が屈強な男二人に腕を両側からつかまれ台の上に上げられてきた。娘の目から涙がこぼれている。こんな多くの人前に丸裸で引き出された恥ずかしさは大変なものであろう。
「おい、女、両手は頭の後ろだ」と男が小声で娘の耳元で言った。白人の娘は恥ずかしさに顔を歪め、恥ずかしい部分を隠していた手を頭の後ろにまわした。まだ未成熟な肉体のすべてが観衆に晒された。
娘は顔を横に向けきつく目を閉じ正面に全裸の肉体を晒しているのだ。この娘も剃毛されていてツルツルの白い恥丘が丸見えになっている。その中腹から股間の奥に切れ込む薄桃色の亀裂が生々しく男達の視線に晒されているのだ。娘の頬は恥ずかしさのあまりであろう真っ赤に染まっているのだ。
奴隷商人達は身を乗り出し娘の体を嘗め回すように眺め回している。
まだ男を知らない処女の花園は余計な物も飛び出していない一本の縦割れの亀裂で男達の目を釘付けにしていた。
娘は後ろを向かされ観衆に白いプリッとした双臀が晒された。まだ未成熟な感じだが形は整っている。恥ずかしさのせいであろうか双臀の丸い膨らみがプルプルと震えているのだ。その時イタリアの奴隷商人から声がかかりその娘は3万ドルで買い落とされた。そのあと同じように女達が次々と台に上げられ買い落とされていった。
そしてエリカの番がまわってきた。エリカは日焼けした上半身裸の屈強な男二人に腕を持たれ台の上へと上げられた。一糸まとわぬ素っ裸を晒されるのだ。
「ヒッヒッヒ、今度はお待ちかねの日本人の美女の登場です」と男が観衆に向かって大声で言った。観衆がどよめいた。
「手は頭の後ろだ」と男がエリカに小声で囁いた。エリカは仕方なく恥ずかしい無毛の股間を隠していた手をゆっくりと頭の後ろに上げた。
毛が剃りとられたツルツルの恥丘が観衆の視線に晒されたのだ。小高い恥丘を縦に割る薄桃色の悩ましいスジマンが男達の目を魅了し釘付けにしているのだ。砂漠の太陽に照らされ汗の滲んだ恥丘が悩ましく光っている。
釣鐘型の形のよい乳房、引き締まってくびれた腰のライン、スラリと長く引き締まった足、どれをとっても人形のように抜群の美しさをかもし出しているエリカの裸体は奴隷商人の目を釘付けにさせている。
エリカはそんな奴隷商人と視線があわないように顔をわずか上に向け青い空の一点にうつろな視線を向けて屈辱に耐えているのであった。
救助の手近づいていることなどエリカの頭にはなかった。もはやあきらめの境地にはいっているのだ。親のこと弟のことそして友人のことなどが走馬灯のように頭の中を駆け巡っていく。
「おい、女、後ろを向け」という言葉にエリカはハッとして我に帰った。とたんに恥ずかしさがこみ上げてくる。
「ほら、早く、みんなにケツを向けるんだ」と男が急かせてくる。
エリカは手を頭の後ろで組んだままゆっくりと体を回した。グッと盛り上がった形のいい双臀が観衆の目に晒されたのだ。
深い双臀の割れ目、その上のエクボのような二つの窪み、柔らかさのなかに張りを感じる双臀の肉、どれを見ても芸術的なエリカの後姿に観衆の中からため息がもれるほどであった。
エリカは自分の双臀に集まるたくさんの視線を感じ耐え難い恥ずかしさに目の前が霞んでくるのであった。
「おい、肝心なところも見せてくれ」と奴隷商人の中から声がかかった。
その声にエリカはハッとした。これから一番恥ずかしい局部を晒さなければならないのか。エリカの体が硬直した。
「おい、おんな、足を広げてひざを曲げずに手で足首を掴むんだ」と男がエリカの腰を指で小突いた。
「早くしろ、女の一番大事なところをみなさんにご披露するんだよ」と男は急かせるのだ。
エリカはきつく唇をかみ締め観衆にお尻を向けたままでゆっくりと足を左右に広げ始めた。観衆がそんな光景にどよめいた。
その頃、日本から三人を探しに来た捜索隊は50キロ先までせまっていた。三人は無事救出されるのであろうか、たとえ到着してもこんなたくさんの兵士に見張られていては救出などできるわけがないのだ。
エリカはもはやセックス奴隷になった自分の姿を頭に浮かべ、これからは性の悦びに生きていく以外はないのだと思うようになっていた。
エリカの足は50センチ程広げられた。男達の視線が広げられたエリカの股間に集まった。
「体を曲げて手で足首ほ掴むんだ、ひざは曲げるな」と男が平手でエリカの双臀をピシャリと引っぱたいた。
エリカは観念し体を前に曲げていくのだ。曲げていくほどに股間の間から女の生々しい亀裂が顔を出してくるのだ。それだけではない、尻の割れ目も広がり肛門までがありありと露出してくるのだ。
奴隷商人達は身を乗り出し丸見えになってくる女の陰部にギラギラした視線をそそぐのであった。
エリカが足首を掴んだ時には観衆の視線に女のすべてを晒していた。肛門のすぐ手前まで割れた女の亀裂そして細かい皺に囲まれた小さな陰門、エリカは女の恥部すべてを150人もの観衆に晒しているのだ。
そんな姿から目を背けるようにしてさやかは台の下に正座させられていた。次はさやかの番なのだ。


第22話“品定め”


 数人の奴隷商人がエリカに興味を持ち詳しく調べようと台の前まで歩み寄り、丸見えになっているエリカの陰部に顔を近づけ形や色そして指先で柔肉に触れ肉の割れ目を押し広げ奥まで覗き込むのだ。エリカはその感触とすぐ近くから恥ずかしい部分をしみじみと見られている気が狂いそうな恥ずかしさに「もう、いやぁ」と足首から手を放しその場にうずくまってしまった。
「おい、おんな、立て!」と兵士が台に飛び上がってきてエリカの腕をつかみ無理やり立たせようとするのだが、エリカは必死に手足をバタつかせ抵抗した。
 兵士の1人がエリカを押さえつけながら「すみません、この女言うこと聞きそうにないので動かないように縛り付けますから少しお待ち下さい」と前に集まっている奴隷商人達に頭を下げエリカの手を背中にねじり上げ手錠をはめた。兵士達はすぐにエリカの足首を掴みあぐらを組ませるように足首を交差させて縄で縛り上げていくのだ。縛り終わるとその縄尻はエリカの首に回され引き絞られていくのだ。縛られた足首が乳房に触れるくらいにエリカの体は二つ折りにされた。兵士達はすばやく縄止めしエリカの体を仰向けに倒した。お尻の方が客達に向くように台に転がされたのだ。
 エリカの女の花園はむき出しになりその下で息づいている菊門も丸見えになっているのだ。
「いやぁ、見ないで!ああっ」とエリカは不自由な体を必死に揺らし泣き叫んだ。
「うるせぇ、静かにしろ」と兵士の1人が布切れを丸めてエリカの口の中に無理やりおしこんでその上から麻縄で猿轡をかませてしまったのだ。エリカの叫び声が言葉がわからないくぐもった声に変わり叫び声も止まった。エリカもあきらめたのであろう、海老縛りの不自然な体を小刻みに震わせこれから自分の敏感な股間に這い回ってくるであろう男達の手の恐怖に顔を横に向け目から涙を流していた。
「ヒッヒッヒ、ねぇちゃんこんな風に縛られちゃあどうしようもないな、ゆっくり見せてもらうよ」と奴隷商人達は胡坐縛りのため口を少し割り赤い内部を覗かせている悩ましい亀裂に指を差し込んでくるのだ。
エリカの体がビクッと震えた。男の太い指が二本ヌルッと差し込まれ肉の谷間が押し広げられていく。
「ヒッヒッヒ、綺麗な色してるねぇ」と男は女の一番敏感な肉芽を割れ目の中からつまみ出したのだ。
「ヒィー!」とエリカの体が硬直した。
今まで触られたこともない陰核を指でつままれ引き伸ばされたのだからそのショックは大変なものであった。
男は面白がってそのつまんだ陰核をもみ上げてくるのだ。その強烈な感触にエリカは目を白黒させ全身をガクガクと痙攣させた。
 揉み上げられる陰核は硬く膨らんでくる。肉の谷間の潤みも増しお尻の谷間を伝わって愛液が肛門の方に流れている。
「フッフッフ、この女反応も早いようだな、見ろよ俺の指を締め付けてくるぜ、ヒッヒッヒ、こりゃ上物だ、ついでにこっちの穴はどうかな」と男は愛液に濡れた指を今度は無防備に晒しているエリカの肛門に突刺した。
「ううっ」とエリカはうめき激しく顔を歪めた。
愛液に濡れた指はヌルヌルッと根元まで肛門に沈められたのだ。その強烈な感触にエリカの体は波打った。
「おいおい、すごいよ、この締め付けかたは、この女、後ろも使えますね、これは早いもの勝ちだ、10万ドル」
「11万」と声がかかる。
「俺は13万だすぜ」
その時イタリアマフィアの幹部が「30万ドル」と声がかかりエリカはイタリアマフィアに買い取られることになった。
 エリカは屈辱の姿からは開放されイタリアマフィアの子分二人に腕をとられ大型ワゴン車の中に連れて行かれた。服は与えられず全裸のままだ。
 ワゴン車の中には小さな檻が積まれてありエリカはその中へと押し込まれた。
後ろのドアが閉められ子分たちはまた奴隷市の会場のほうに戻っていった。
 エリカは車の中を見回し唖然とした。隣にもう一つ檻が積まれてありその中に素っ裸の五郎が後ろ手錠をかけられた姿でおしこめられていたのだ。
「五郎ちゃん!」とエリカは鉄格子にすがりつき声を上げた。
「あっ、エリカさん」と五郎も不自由な体を鉄格子に寄せてくる。
 女達の奴隷市の前に男の奴隷市が開かれ五郎がイタリアマフィアに買い落とされていたのだ。
エリカは五郎の顔を見てなにか心強いものを感じていた。
 そのころさやかが台の上に上げられていた。さやかの日に焼けたしなやかな肉体は奴隷商人達の目を引いた。無駄な肉のないスリムな肢体、キユッとくびれたウエスト、上を向いた形のよい胸の膨らみ、なめらかでつやのある腹部、引き締まった太ももそしてその付け根を縦に割る生々しい女の亀裂、どれをとっても非の打ち所のないさやかの裸体に男達の熱い視線が釘付けになった。
 さやかは男達のそんな視線から目を背け顔を横にむけてきつく目を閉じ合わせていた。相当な恥ずかしさなのであろう。さやかの頬は薄赤く染まっていた。なにせ真昼間の野外で強い太陽に全身を照らされて150人を超える観衆の前にすべてを晒している恥ずかしさは想像を超えるものなのであろう。ましてや女として一番恥ずかしい部分の毛が剃りとられ生々しい縦筋の谷間を丸出しにしている屈辱は想像を絶するものなのだ。
 男の目はどうしても女の股間に集まるもので、さやかはその突き刺さるような視線に気が遠くなるような恥ずかしさと戦っていた。
「おい、おんな、次は後ろだ」と兵士に声をかけられ、さやかは恥ずかしさに震える足を小刻みに動かし体を回していくのだ。
 後姿を向けると観衆からため息が漏れた。ウエストからグッと盛り上がる腰のラインの悩ましさが男達の目を魅了したのだ。日本人離れしたさやかの肉体は太陽に照らされ妖しく光り悩ましさをさらに強調していた。
 その頃、救いの手のジープは砂漠の砂にタイヤをとられ立ち往生していたのだ。奴隷市が終わり体が奴隷商人に渡って運ばれていけばもう助かる見込みは失われるのだ。そうなればエリカもさやかもそして五郎ももはや日本の土を踏むこともできないセックス奴隷の過酷で屈辱の一生を送ることになるのだ。間に合うのであろうか。
 さやかはエリカの時と同じように体をくの字に曲げ足を広げて陰部を丸出しにして品定めを受けているのだ。気の強いさやかであったがその屈辱には勝てず顔は涙で濡れていた。奴隷市をスクープしようとした三人がまさかの奴隷に転じ今やセックス奴隷としての道を歩まされる基点に立たされているのだ。
 救助の手は間に合うのであろうか。








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