SM小説『熱砂の女奴隷』

縄吉作







第1話“取材決断”

 片桐エリカは22歳、昨年某テレビ局に入社し、外国語の堪能さとテレビ局一といっても過言でない美貌で海外特番のレポーターとして人気があがっていた。
 ある日、仕事を終えてカメラマンの西島五郎と六本木のいきつけのスナックに寄った時のことでした。カウンターで隣り合わせた見知らぬ中年の男に「失礼ですが、もしや片桐エリカさんではないですか」と話し掛けられた。
「はい、そうですが」
「やはり片桐さんでしたか、いつもテレビで拝見させていただいております。私は美しい方は一度見たら忘れませんから」
「まあ、ご冗談がお上手ですねぇ」
「いや、テレビで見るよりすごく綺麗でチャーミングなのには驚きました、あっ、申し遅れました、わたくし川島邦夫と申します。区の図書館に勤務しています」
「そうですか、はじめまして」
「ずうずうしく話し掛けたりしてすみません、でも一度お会いしてお願いしたいことがありました、むずかしいとは思いますが」
「あら、なんでしょう」
おとこは躊躇していたが体をエリカの方に回し真剣なまなざしをエリカに向けた。
「片桐さん、この世界にまだ奴隷市場が存在するのをご存知ですか、ある書物でみたのですが中近東のあまり知られていない国で年間三千人以上の女奴隷が売買されているらしいのです。是非、片桐さんの番組で取り上げてもらえないかと思いまして」
「は、はい、わたしも聞いたことはありましたが、番組で取り上げるのはむずかしいかもしれません、なにせその国は独裁政治の国で入国は出来るらしいのですが治安が非情に悪いらしいのです。昨年、番組でとりあげようとしたので覚えているのですが、その時も危険すぎるということで中止になったほどですから、お役に立てなくてごめんなさい」
「いや、いいんですよ、ただそんな奴隷市場で売り買いされる女性の気持ちを思うと可哀想で、もうしわけありません、無理なことを言ってしまって、お気を悪くしないで下さい」
とその男はためいきをつき
「それじゃあ、私はお先に失礼します、少し悪酔いしたようで」と立ち上がり二人に深く頭を下げ店を出て行った。
 その後、エリカと五郎も10分程で店を出た。エリカはあの中年男の言葉が耳について放れないのだ。地下鉄六本木駅まで行く途中エリカは五郎に言った。
「ねぇ、西島さん、もう一度部長に相談してみようか」
「えっ、片桐さん、あの奴隷王国のことですか」
「そう・・・・奴隷市場の写真など掲載できたら大変なスクープよ、私もその実態を調べてみたい気がしてきたの、ねぇ、五郎ちゃんも協力して」
「そ、それはいいですけど、でも多分また駄目に決まっていますよ」
「駄目でもともとじゃない、明日部長に話すわ」
「エリカさんも言い出すと引かない人だからなぁ・・・わかりました、僕も協力しますよ」
「それで決まった、なんかワクワクしてきたわ、五郎ちゃん、じゃあ明日ね」と二人は六本木駅で別れた。
 翌日、二人は部長に無理やりと迫った。今回はどうしたことか部長は案外簡単に折れてくれたのだ。二人は翌日からその国の言葉を覚えるため外語学校に通った。取材出発は来月の中旬に決まった。  


第2話“現地に到着”

 いよいよ出発当日になった。
「五郎ちゃん、いよいよね、ワクワクしてきたわ」
「そうですか、僕は不安になってくるのですが」
「なに言ってるの、男でしょう」
「エリカさんは不安じゃないんですか、あの国は独裁国なんですよ、日本と違うんだから、奴隷市場を取材にいって自分達が奴隷になったらどうするんですか」
「大丈夫よ、現地に案内役の三塚さんという人が待っているの心配しないで」
「そうですか、わかりましたよ、でもなんか気乗りしないなぁ」
「フッフッフ五郎ちゃん心配症ね」
「あっ、エリカさん出発の時間ですよ、搭乗口へ行かなきゃ」
と二人は複雑な気持ちで日本を発った。
 その国へは直接行く便はなく隣の国から陸路で300キロ程砂漠の中を走っていかないと行けない
のだ。隣国の空港で三塚さんと合流した。二人は男の人とばかり思っていた三塚さんが30歳位の美人女性だったのにはビックリした。考古学の研究で三年前から来ているらしい。
「お待ちしていましたわ、三塚さやかと申します。エリカさんと西島さんですね。着いたばかりでお疲れでしょうが明日は嵐がくるらしいので今日中にいくらでも近くまで行きたいと思いますので、すぐ出発しますけどよろしいですか」
「は、はい、かまいませんよ、よろしくお願いします」とエリカは答えた。
「じゃあ、この車にどうぞ」と彼女に言われ二人は古びたジープに乗せられた。
 300キロの道程は長かった。太陽の光は肌を突き刺すように照り付けてくる。温度は40度を越しているのではないだろうか。そんな中さやかの運転する車の中で
「三塚さん、本当に奴隷市場などあるのですか」と五郎がさやかに聞いた。
「わたしも直接見たことはないのですが、友人が地質調査で行った砂漠のオアシスの近くで偶然見たらしいのです。その話を聞かされましたが現実の事であろうかと思いましたわ」
「奴隷は女性なのですか」
「ほとんどは若い女性のようですが、男の人も数人いたようです」
「みんな現地の人なのですか」
「いや、白人の女性も中には日本人らしき女性もいたらしいのよ」
「えっ、日本人もですか」
「はい、でも遠くからみたので、はっきりとは言えないようですが」
「でも、それが本当なら国際問題にもなりかねないじゃありませんか」
「友人は言っていましたが、多分観光客などを拉致したのではないかと」
「えっ、それが本当なら私たちも危険じゃないですか」
「そうですよ、それは覚悟でいらしたってテレビ局の方からご連絡いただきましたわ」
「えっ、だれがそんなことを」
「エリカさん、部長ですよ。あの部長なら言いかねませんよ。俺たちのことなど屁ともおもっていないんだから。この取材やめませんか、気が乗らないですよ。」と五郎は面白くなさそうにエリカに言った。
「なに言ってるのよ、五郎ちゃん臆病ね」
「そういうエリカさんは不安じゃないですか」
「そりゃあ不安よ、でもこれをスクープできたら私達英雄よ、五郎ちゃん勇気だして」
「はいはい、わかりましたよ・・・・ところで三塚さん、奴隷市場について聞いてることを教えてくださいよ」
「いいかしら、聞くと西島さん怖くなって逃げ出すんじゃないですか」とさやかはクスクス笑って言った。
「馬鹿にしないでくださいよ、これでも男ですよ」
「フッフッフ、そうですよね、ごめんなさい」とさゆりは笑いながら言った。
「三塚さん、早く教えてください」と五郎は真剣な顔で言った。
「はい、わかりました。でも詳しくはわからないわよ、その友人が見た奴隷市場のことしか」
「いいです、話してください」
「砂漠の中に特設でつくられる奴隷市場は軍もからんでいるようなの、奴隷市場のまわりには相当数の兵隊が見張りに立っていたらしいの」
「それじゃあ、国あげての奴隷市場じゃないですか」
「そう、買いに来るのは他国のバイヤーで、これで外貨を稼いでいる国のようよ」
「なんて国だ、これが本当なら世界問題ですよ」
「そうでしょう、だからこの事実を確かめるのよ。五郎ちゃん、わかった」とエリカは笑って言った。
「エリカさんはのんきだね、もし自分が拉致されたらどこの誰に売り飛ばされるかわからないのですよ」
「わかっているわよ、その時はその時よ、フッフッフ」
「知りませんよ、僕は」と五郎は冷たく言った。
「五郎ちゃんに助けてくれなんて言わないから心配しないで、ホッホッホッホ・・・ところでさやかさん話を続けて」
「えぇ、市場の真ん中には舞台のような台が作られていてその周りに数十人の奴隷商人らしき人達が群がって台に上げられた奴隷を値踏みするらしいの、それも奴隷たちは素っ裸にされて」
「えっ、丸裸でですか、女も男も?」と五郎が聞いた。
「そう、男も女も全裸にされ、足を広げさせられ恥ずかしいところまでジロジロ見られるらしいわよ」
「このハイテクの時代にまだそんなことがおこなわれているんですか、でも見てみたい気がしますね」と五郎がニヤニヤして言った。
「いやらしい、五郎ちゃんたら」
そんな会話をしながら三人を乗せた車は一路謎の国へと走った。


第3話“屈辱の身体検査”

 6時間も走ったであろうか、行く手に国境の検問所らしきものが見えてきた。国境には有刺鉄線が延々と張られ検問所は小さな建物がひとつ建っているだけの簡単なものであったが、十数人の小銃を持った兵隊が警備していた。三人は緊張した。
 検問所に着くと数人の警備兵が車に寄ってきた。
「車のトランクを開けてパスポートを持って車を下りろ」と警備兵は無愛想に言った。
エリカはなにをされるのかと背筋が震えた。五郎の顔も青ざめている。
車を降りた三人を警備兵達は薄笑いを浮かべジロジロと見回していてる。特にピッチリと体に張り付いたジーパン姿のエリカの下半身に警備兵達の好色そうな視線が集中していた。
「おい、お前達、この建物に入れ」と警備兵が命令してきた。
五郎はこのまま殺されるのではないかと恐怖で足がすくみ、思うように足がすすまなかった。
「なにをしてる、早く中に入れ」と警備兵は銃の先で背中を小突いてきた。しかたなく三人は建物の中へ足を踏み入れた。
 中には数人の兵隊が椅子に座ってタバコをすっていた。その中で一番えらそうな男が椅子から立ち上がり「ようこそ、どちらからいらっしゃいました」と警備兵とはまるで違って丁寧な口調で話しかけてきたのだ。それでなんとなく三人の緊張が少し解れた。
「はい、日本から観光資源の視察でまいりました」とさやかが出まかせで答えた。
「ほう、観光ね」
「はい、日本より観光客をたくさん送り込めたらこちらの国にもメリットがあるかと思いまして、それで国内を視察したいのですが」
「それはいいことだが、勝手に歩かれると命は保障できませんよ。特にお二人とも美人だから・・フッフッフ」といやらしい目つきでエリカとさやかの体を嘗め回すように眺めるのだ。
「それでは持ち物検査をさせてもらいますよ、車の方の荷物は今調べている筈です。みなさんポケットの中のものをすべてこのテーブルの上に出して服を脱いで下さい。」
「えっ、服をですか」
「そうです。これは規則ですので、拒めば入国は許可できませんよ、いいのですか」
「いや、困ります、入国させてもらわないと」とエリカが言った。
「それじゃあ、服を全部脱いで丸裸になって下さい」
三人は戸惑った。
「いやならいいのですよ、但しここから戻っていただきますからね」
「わかりました、脱ぎます」とエリカは度胸を決めて言った。
「脱衣室はないのですか」とエリカが聞いた。
「そんなものありませんよ、ここで脱いで下さい」
「えっ、みんなの前でですか」
「そうです、ここにいるのは皆検査員ですからね」とニヤッと薄笑いを浮かべた。
「エリカさん、ここから戻るわけにはいかないわ、私も脱ぐからあなたも脱いで」とさやかがブラウスのボタンをはずし始めた。まわりには7,8人の兵隊がニヤニヤして眺めているのだ。
エリカも覚悟を決めTシャツを脱ぎ始めた。男達の視線が二人の女の体に集中した。Gパンとブラジャーだけになったエリカとさやかの悩ましい姿は男達の目を魅了した。
さやかは腕を背中にまわしブラジャーのホックをはずした。肩紐が肩をすべり落ちるように純白のブラジャーがはずされた。さやかはすぐに両手を交差させるようにしてむ乳房を隠した。さやかの豊満な乳房は手からはみ出し男達はゴクッと生唾を飲み込むのだった。そんなさやかを横目で見てエリカもブラジャーを恥ずかしそうにはずし手で胸を隠した。
「ヒッヒッヒ、お姉ちゃん達いい体してるじゃないか、さあ下の方も早く脱ぐんだよ」と警備兵が急かせてくる。さやかとエリカは顔をうつむけ必死に恥ずかしさを堪えている。こんな姿でさえ気が狂うように恥ずかしいのに下半身まで露出などとてもできない。
「どうしたんだよ、早く脱ぎな、こっちも忙しいんだ、いやならこのまま帰ってもらってもいいんだよ、どうするのかハッキリしな」と男の口調が荒くなってくる。
「わ、わかりました、脱げばいいのでしょう」とさやかはGパンのファスナーを下ろしゆっくりとずり下げていく、水色の薄手のパンティが露出してくる。男たちの目が見開いた。エリカも体に張り付いたGパンをずり下げていく。細いTバックの黒いパンティが顔を出してくる。男達はオーッと声をあげた。Gパンを足から抜き取りパンティ1枚の姿になった二人の肉体がなめまわされるように男達の視線に晒されている。さやかの薄手の下着を透して股間の陰毛がうっすらと透けて見えている姿は男達を興奮させた。警備兵のズボンの前が大きく膨らんでいる。
「ほら、あと一枚だ、早く脱げよ」と男がニヤニヤして催促してくる。
エリカとさやかは男達に背中を向けるようにして片手で胸を隠し、もう一方の手がパンティのゴムにかかった。男達は身を乗り出すようにして凝視してくる。エリカの手は恥ずかしさにブルブルと震えているのがわかる。二人のパンティは巻かれるようにずり下げられていく。お尻の割れ目が顔を出すと男達の生唾を飲み込む音が聞こえてくるのだ。
 エリカの白いお尻と陽に焼けた褐色のさやかの対照的なお尻が男達の目にありありと晒されたのだ。
「おい、そのパンティも調べるからこっちへよこしな」と男が催促してくる。二人はパンティを足首から抜き取ると恥ずかしそうに男に手渡した。
 胸と股間を手で隠し必死に恥ずかしさを堪え並んで立っている二人の女の後姿を男達は見比べるように眺めまわしているのだ。これからどんな身体検査をうけるのかと思うとエリカは気が遠くなっていくのであった 

第4話“膣内・肛門検査”

 「おい、お前も脱ぐんだよ」と警備兵はなにもせずに小さくなって立ちすくんでいる五郎にむかって言った。
「は、はい」と五郎はズボンのベルトを緩め始めた。
「ほら、お嬢さんがたはスッポンポンになって待っているよ、お前が早く脱がなきゃ可哀想じゃないか、パンツもなにもみんな脱ぐんだよ。」と警備兵はニヤニヤして急かせるのだ。
 五郎は恥ずかしさをこらえ急いで脱ぎ終え両手で股間を包み隠すようにして立った。
「よし、それでは検査を始める、まずはお前だ」とさやかを指差した。
「一歩前に出て両手は頭の後ろに、足は肩幅に広げなさい・・・ほら早くするんだ」
さやかは唇を噛み締め足を一歩前に踏み出し股間を隠していた手を頭の後ろにつけ足をゆっくりと広げた。耐え難い恥ずかしさがさやかを襲った。こんな見知らぬ男達の前で素っ裸を晒し足まで広げさせられているのだ。
「よし、そのままゆっくり体を回しなさい」
さやかは恥ずかしさをこらえゆっくりと体を回していく。
「フッフッフ、お嬢さん、いいお尻しているねぇ」などと屈辱的言葉をはいてくる。男達は椅子に腰を下ろしタバコなどを吸いながらニヤニヤして眺め回しているのだ。
「フッフッフ、それでは細かく調べさせてもらうよ、変なものを持ち込まれては困るからねぇ、フッフッフ」と警備兵の一人が薄いビニールの手袋はめながらさやかの前に近づいてくる。さやかにもどこを検査しようとしているか察していた。
「フッフッフ、女には男にない隠し場所があるからねぇ、先週もフランスの女があそこに宝石を詰め込んで出国しようとしたのを見つけ今監獄に入っているよ、あんたたちはそんなことはしないと思うが規則なので悪く思わないでくれ」とその男はさやかの前に膝をついてしゃがみ込んだ。
 さやかの体が硬直した。
「おい、お嬢さん、そんなに硬くならないでくれ、検査しにくいからねぇ」と男はさやかの太ももをピシャリと手でたたいた。
「お嬢さん、悪いがもう少し足を開いてくれないかね」
「そんなところになにも隠してなどいないわ」
「そうとは思うが一応検査しないとね、上司がうるさいものでねぇ、フッフッフ」といやらしい笑いを浮かべてさやかの屈辱に歪めた顔を見上げるのだ。
「さあ、もっと広げな」
「わかったわよ」とさやかは唇を噛み締めゆっくりと足を広げていくのだ。
「ヒッヒッヒ、お嬢さん、それくらいでいいよ」と男は目の前のさやかのふっくらと盛り上がった陰毛の茂みをジッと眺め、手をさやかの股間に伸ばしてくるのだ。
 さやかの広げた太ももが屈辱と恐怖にブルブルと震えた。
男の指先が敏感な部分に触れた時「あっ、いやぁ」とさやか腰を引いて足を閉じた。。
「お嬢さん、困るよ、それじゃぁ検査できませんね、言うとおりにやっていただかないと入国は許可できませんよ」
「わ、わかりました、言うとおりにします」とさやかはしかたなくまた足を大きく広げ真っ直ぐに立った。
「わかればいいですよ、今度は動かないで下さいよ」と男は体を曲げ、さやかの股間を覗き込むようにして指先を股間に近づけていった。
 男の太い指先が敏感な柔肉に触れると、さやかの体がビクッと硬直した。その指先は肉襞を押し広げるようにゆっくりとさやかの体内に侵入してくるのだ。その強烈な感触にさやかの体がガクガクと震えているのがわかる。エリカはそんな光景を見ていられず顔を横に背けているのだ。
 しかし、五郎はすぐ斜め前に全裸でしかも足を広げて立つさやかの悩ましい後姿に目が釘付けになってしまい、自分の股間をしだいに変化させていくのを止められなかった。五郎は気がつかれまいと両手で必死に股間を隠しているのだ。
「ああっ、うっ」とさやかのうめき声が漏れる。男の太い指が二本肉層を押し広げるように体内に深く侵入し、中をさぐるように指先がクネクネと肉壁をかき回してくるのだ。その感触はさやかには耐え難いもので少し腰を引きぎみにして必死に耐えているのだ。
「どうやらなにも隠してはいないようだな」と男はヌルッと指を引き抜いた。
「ああっ」とさやかは耐え切れずその場に膝をついてしまった。
「フッフッフ、お嬢さん、処女でもあるまいしこんなことで腰を抜かしちゃ困るよ、まだ調べるところがあるんだよ、立ちな」
「えっ、まだ調べるんですか」
「そうさ、体で隠せそうなところはすべて検査することになっているんだよ、ほら、早く立ち上がってそこの壁に手をかけなさい」
 さやかは手で股間を隠しながら仕方なく立ち上がった。
「ほら、壁に手をつくんだ」と男の声が荒くなる。
 さやかは男達に背を向け両手を壁につけた。
「よし、足を少し引いて広げ尻を突き出すようにしなさい」
「えっ、そんな・・・」
「早くしろ」
 さやかはきつく目を閉じ足を少し引いてお尻を突き出した。あまりの屈辱にさやかの目尻から涙がこぼれ出ている。
「おい、もう少し足を広げるんだ」と男がさやかの尻をぴしゃりと手でたたいた。
さやかは恥ずかしさをこらえゆっくりと足を広げていくのだ。男達は身を乗り出しあらわになってくるさやかの陰部に目が釘付けになっている。お尻の亀裂からしわに囲まれた小さな肛門が丸見えになっているのだ。またその下には女の秘裂が顔を出している。男達のギラギラした視線が陰部に集中しているのを感じさやかは気が遠くなるような恥ずかしさに襲われていた。
「ヒッヒッヒッ、お嬢さん、今度はお尻の穴の中を調べさせてもらうよ」
その言葉にさやかは目の前が真っ暗になっていくのだった。
 男の手がムッチリした尻肉に触れてくるとギクッとさやかの裸身が痙攣した。
「お嬢さん、そんなに力をいれないでくれよ、これじゃあ指など差し込んだら肛門が裂けてしまうよ、ほら力を抜きな」とピシャリと男はさやかの突き出した尻を平手で打った。
「あっ」とさやかは仰け反った。
「ほら、しっかり尻を突き出すんだよ」
 さやかは言われるままにお尻をグッと突き出した。「そうそう、それでいい、それでは調べるよ」と男の手が無造作にさやかの双臀の割れ目をグイッと割り開いたのだ。
「ああっ、いやぁ」
「こら、動くな、痛くないように油を塗ってやるからな」と男はなにやら油のようなものを指でビンから掬い取り、キユッと収縮しているさやかのお尻の穴に塗りつけはじめたのだ。
「ううっ、あっ」とさやかはその異様な感触に全身がブルブルと震えている。
男の指先が肛門を揉み解すように動き回っている。円を描くようになでまわしては指先を少し穴に沈めそして引き抜きまた撫で回し指先をゆっくりと挿入するそんな行為を繰り返しているのだ。
それはさやかには初めて経験する感触であった。いつの間にかその感触はなんともいえない快感に変わりさやかの陰部の亀裂がじっとりと濡れ始めてきているのだ。
「ヒッヒッヒ、だいぶ柔らかくなったようだ、そろそろ中を調べさせてもらうか」と男は人差し指をゆっくりと差込はじめたのだ。
「ああっ、ううっ」とさやかの顔がはげしく歪んだ。指は容赦なく深く入り込んでくる。あまりの強烈な感触にさやかの足の力が抜けガクガクとその場に膝をついてしまったのだ。
「おいおい、困るなぁ、しっかり立っていろよ、ほらっ」と男は差し込んだ指で持ち上げようとしたのだ。強烈な痛みがさやかの肛門を襲った。
「やめてよ、どうしてこんなことまでしなきゃいけないの、侮辱よ、あまりにもやりすぎよ」とさやかの我慢の限界も超え泣き出してしまったのだ。痛みとか裸にされた屈辱よりそんな行為に自分の股間が熱くなってしまったことへの恥ずかしさがさやかには耐え切れなかったのであった。
「わかったよ、尻の穴の中には何も入ってはいなかったようだ、よしお前の検査は終了だ。服を着てもいいよ」とその男はエリカに目を向けた。
「次はお前だ、一歩前に出て手を頭の後ろにつけてまっすぐ立つんだ」
その言葉にエリカは体が震え足が動かなかった。
「なにをしているんだ、一歩前に出て手を上に上げるんだよ、早くしな」と口調が荒くなってくる。しかし、エリカにはさやかがされたようなことは到底我慢ができないのだ。
「いやぁ、許してそんなこと」
「そういうわけにはいかないんだよ、規則は規則、例外はつくられないからねぇ」と男はニヤリと薄笑いを浮かべエリカのスリムな肉体を嘗め回すように眺めるのだ。いまだ彼氏もいないエリカにとって他人に
全裸の姿を見せたことなど今まで一度もないのだ、ましてや性器や肛門まで人の目に晒すことなど死んでもできるはずがなかった。
「ほら、早くするんだよ」と男は急かせてくる。
 その時、急に部屋の扉が開いた。
「あっ、隊長」と椅子に座ってタバコをふかしていた男達もあわてたように立ち上がった。


第5話“パーティーへの招待”

 「ごくろう、入国者か・・・・日本人じゃないか」とその隊長という男がエリカの前に近寄ってくる。
「もしかして、あなたは片桐エリカさんではありませんか」
「えっ、はい・・・そうですけど」とエリカは手で股間と胸を隠して答えた。
「やっぱりそうですか、これは失礼いたしました。」と隊長は部下たちの方を振り向き「おい、この方達はわが国の観光開発の視察に来られた大事な方々だ、外務省を通じて昨日こちらに連絡がきている・・・早く洋服を渡しなさい」とあわてたように部下達に命令した。
 その言葉にエリカはホッとした。五郎も「やった!」と心の中で叫んだ。
エリカ達は渡された衣服を男達に背を向けてすばやく着始めた。男達は残念そうに衣服に包まれていくエリカの肉体に目を向けていた。
「片桐さん、本当に失礼を致しました。これも規則なもので悪く思わないで下さい」と薄笑いを浮かべて言った。
「わかってくださればいいです」とエリカは答えたが外務省を通じて連絡などくるはずがないのだ。部長がいつものでたらめを言ったのかな・・・・まずは一難去ったからいいじゃないかとエリカは胸をなでおろした。
「片桐さん、失礼をしたお詫びにホテルの方はこちらのほうでわが国一のホテルをご用意させていただきます。料金の方もご心配しないで下さい。全部こちらでお払いします。気兼ねなくゆっくりと観光資源の視察をなさって下さい。それと、今晩ナダム国王主催のパーティーがあるのですがそれに三人をご招待したいと思いますがいかがでしょうか」
「は、はい」とエリカとさやかはびっくりしたように顔を見合わせうなづき「はい、わかりました、よろこんでお伺いさせていただきます」とニコッと微笑んだ。
「それはよかった、午後6時にホテルまで車を迎えにやります、国王は日本の女性が大好きですから喜ばれると思いますよ」とニヤッと笑った。
「ああ、言い忘れましたが、パーティーはカメラの撮影は禁止されていますのでカメラ等はお持ちにならないでください、それではホテルまでお送りしますよ」
 三人は軍の車でホテルまで送ってもらったが着いたホテルはわが国一と言っていたが日本の三流ホテル以下の三階建て木賃宿であった。
「なにがわが国一よ、きたないわね」とエリカは部屋を見回し言った。
「いいじゃない、無料なんだから、恥ずかしい思いをしないですんだだけでもあなた達幸運よ、私だけあんなことされて・・・・ああ恥ずかしかった」とさやかはベッドの上にゴロンと横になった。
「ところで、パーティーは撮影禁止と言っていたわね、写されて困るようなことでもするのかなぁ、五郎ちゃん、隠しカメラのようなものは持ってきていないの」
「そう来ると思った、こういうこともあるかと思ってマイクロカメラを用意してきましたから心配しないで下さい」
「さすが五郎ちゃんね」
「エリカさんはすぐおだてるんだから」と五郎は照れくさそうな顔をした。
車が迎えに来る時間までは五時間以上あり、三人は体を休めるためベッドに横になった。長旅の疲れなのであろう、三人は会話もなくすぐに眠りについた。
 

第6話“晒される姉妹”

 ドアチャイムの音に三人は飛び起きた。エリカは時計を見て「えっ、もうこんな時間、お迎えに来たんじゃないの」とあわててドアに走っていき「どちらさまですか」と言うと「お迎えにあがりました」と男の声がかえってきたのだ。
「あら、たいへん、さやかさんお迎えが来たわよ」
「すみません、少々お待ち下さい、すぐに用意しますので」とさやかがドア越しに言った。
「どうしよう、なにを着ていったらいいの」とエリカはカバンの中をあさっている。
「しょうがないわよ、旅行中なのでドレスなど持ってきていないからという以外ないわよ」
「でもジーパンというわけにはいかないわよねぇ」
「なんでもいいから、早くしないと」とさやかはエリカを急かせるのだ。
結局エリカとさやかはタンクトップにミニスカート、五郎はサマーセーターに綿パンというパーティーの服装にはほど遠い格好で迎えの車に乗った。
 国王の官邸まではさほど時間はかからなかった。官邸の入口には警備の兵隊がズラリと並んで物々しい警戒である。そんな門を黒塗りの高級車が次々に入っていく。あのホテルとは大違いの宮殿であった。中のパーティー会場は正装した男女がカクテルグラスを片手になにやら談笑しあっている。そんな中て軽装のエリカ達だけがなにか浮いているのだ。正装した客たちが変な顔をしてエリカ達を見ているのだ。
 エリカ達は気まずそうに立っていると「どうぞお飲み物を」とかわいいフルーのエプロンをしたメイドさんがカクテルや水割りを運んできた。
「はい、ありがとう」と三人はそれぞれ飲み物をとった。そのメイドが「ごゆっくり」と立ち去っていく後姿を見て三人は唖然とした。なんとそのメイドはブルーのエプロン一枚だけでほかに何も身に着けていないのだ。後ろから見るとお尻は丸見えで左右に揺れる双臀の動きが五郎の目ほ釘付けにさせた。まわりを見回すと十数人のメイドがお客様の中をドリンクサービスで回っている。その彼女らはすべてエプロン一枚の姿であった。エプロンの間から顔を出している小麦色の肌のグッと盛り上がった丸い双臀の悩ましい割れ目が客達の目を楽しませているのだ。
「五郎ちゃん、どこ見てるの、いやらしいわね」とエリカの声に五郎はハッと我に帰った。
「エリカさん、すごいじゃないですか、あの娘達お尻丸見えですよ」
「五郎ちゃんも好きねぇ、そんなことだけ気にして自分の仕事忘れちゃだめよ」
「わかっていますよ」
 その時、「大変お待たせしました、ただいまよりナダム国王がお越しになります」と会場内に声が響き渡った。談笑していた客達がシーンと静まり返り国王が入場してくる入り口に目が集まった。
 扉が開き五、六人の女性に囲まれ国王が入場してきた。その女性達は超小さめのピカピカ光るパンティ一枚しか身に着けていないのだ。五郎はそれを見てまた目を釘付けにしてしまうのだった。
 国王が席に着くとパーティーは開始された。場内には東洋音楽のようなものが流れ客達は再び談笑しあっている。エリカ達も料理を口にしながら国王の方に目ほ向け観察している。五郎はマイクロカメラを手の中に隠し、国王や周りの様子をカメラに収めているのだ。
 パーティーもたけなわになったなった頃ショーの案内が場内に放送された。
「みなさま、ご歓談のところではございますが、こけより恒例のショータイムでございます。本日のショーは先日隣国へ亡命しようとした姉妹の拷問ショーでございます。みなさまゆっくりと楽しんでご堪能下さい」
 その放送に客達がざわめいた。
エリカはただのショーなのかそれとも本当の拷問を客達に見せるものなのか・・・まさかこんなパーティーで本当の拷問などやるわけがない単なるショーなんだと我に言い聞かせた。
場内に音楽が響き渡った。それと同時に女が二人数人の兵隊に追い立てられるように舞台に連れ出されてきた。二人とも十七、八のまだ幼さが残るエキゾチックな顔立ちのかわいい女の娘であった。その二人は無残にも素っ裸で後ろ手に縛られている。よく見ると股間にあるはずの毛もなく生々しい縦筋の亀裂が顔を出しているではないか。多分剃りとられたのであろう。
 五郎はそんな二人の姿を眼にしゴクッと生唾を飲み込んだ。この二人の女の娘はショーの女優なのかそれとも本当の捕虜なのであろうか。もし本当の捕虜ならこれから開始されようとしている拷問ショーはすさまじいものであろう。しかし、国王主催のパーティーでこんなショーをする国があるのであろうか。エリカは自分の身の危険も感じ背筋がブルブルと震えだしてしまうのであった。舞台の中央に二人の娘は正面を向かされ並んで立たされた。背の少し低い方が妹なのであろう。目が大きくかわいらしい顔立ちをしている。しかし、よく見ると目に涙が浮かんでいるではないか。やはりこの二人は本物の捕虜なのだ。
 こんな多くの人前で全裸しかも恥毛まで剃られ割れ目丸出しの股間を晒していてる二人の心境を考えるとエリカにはたまらない気持ちであった。
 兵隊達に二人の女の娘は体を回され、今度は後姿を客達の方に向けさせられている。小麦色の肌、くびれた細い腰、丸く盛り上がった形のよいお尻、どれをとっても男達にはたまらない悩ましさであった。
 これから加えられる拷問に恐れているのであろう、背中で縛り合わされている手をきつく握り締めている姿が哀れでならないのだ。


第7話“美少女拷問開始”

 「みなさま、この娘達は隣国に亡命しこの国の機密事項を暴露しようとした重罪人です。今日はこの場でこの二人を性的に責め上げ辱め、明日の朝宮殿前広場で公開処刑に処することになっております。今日はごゆっくり楽しんで下さい。それから、今会場内を犬のように這いつくばって引き回されているのがこの二人の母親です。今年で三十八歳になります。近くに来たときには好きなように触るなり叩くなりして結構です。十分いじめてやってください。母親も終身刑に決まっております。」場内にアナウンスが流れた。
 五郎は「えっ、どこに」とその母親の姿を探しキョロキョロと場内を眺め回した。
「あっ、見て見て、エリカさん」と五郎が指差した。
 エリカはそれを見て唖然とした。なんとその母親は全裸で金属製の猿轡のようなものを噛まされ、首輪に鎖がつながれ両手両膝で犬のように客達のテーブルの間を兵隊に引き回されているのだ。なんと屈辱的な姿であろう。客達は面白がってお尻や豊満な乳房や股間の陰部などに手を伸ばしいたずらしているのだ。その母親は抵抗もできず、客達のいたずらに必死に耐えているのであろう、目から涙が流れているのだ。なにせ四つん這いで歩かされているから後ろから眺めると肛門は丸見えそして股間の間から羞恥のわれめまでが見え隠れしているのだ。女にとってこんな恥ずかしい姿はないであろう。
 その時、客の間から「もっと尻上げさせろ」と声がかかった。
「はい、はい、お客様、わかりましたよ、・・・・おい、女、膝を伸ばして足で歩け、早くしろ」と鎖をつかんでいる兵隊が足先で女の尻小突き上げた。
 その母親はしかたなく折っていた膝を伸ばし四足で歩き始めた。形のよいお尻は突き出すように持ち上がり、女の陰部はさらにありありと露出したのだ。
 客達は身を乗り出しニヤニヤして女の股間に目を注いでいるのだ。女の顔が屈辱に激しく歪んでいる。
自分の一番恥ずかしい部分を多くの視線に晒し犬のように会場を這いまわされている屈辱は口では表せない程のものなのであろう。
「あの女の人、かわいそう・・・・五郎ちゃん、そんなに見ないの」とエリカは顔を背けるのだった。
 その時、舞台の上では拷問がはじまった。姉の方の両足首に天井から垂れ下がっている鎖がそれぞれ取り付けられた。機械音とともにその鎖は上に引き上げられていくのだ。床に横倒しにされている姉の足が鎖に引かれて上に引き上げられ始めた。姉の顔が恐怖と屈辱に歪んだ。
 容赦なく姉の足は引き上げられお尻も床を離れはじめた。鎖は左右に引かれるように巻き上げられているため、姉の両足は残酷にも大きく割られていくのだ。毛の剃り上げられた生々しい陰部が観客の目にありありと映し出されてくるのだ。鎖はどんどん巻き上げられ、姉の体は完全に床を離れ、ゆっくりと前後に揺れている。
 逆人の字に吊り上げられた悩ましい女体に観客の間からため息が漏れている。五郎の目も釘付けになっているのだ。
大きく割られた毛のない股間の秘裂は少し口をあけ赤い内部を覗かせているのだ。男達の視線はそこに集中している。なにせ男を知らないまだ十八歳の女の子なのだ。亀裂を挟むふっくらとした柔肉はくすみもなくきれいな肌色で男達の目を魅了した。
一人の兵士が二本の太い蝋燭を持って吊られている娘の後ろに立った。その時、場内にアナウンスが流れた。「これより、二穴蝋燭責めをご堪能いただきます、ごゆっくりご覧下さい」
兵士は上向きに無防備に広げられている娘の股間を覗き込み、ニヤリと薄笑いを浮かべ指先を股間に触れさせた。「あっ、うっ」と娘の体が反り返り前後に揺れた。兵士の指先が女の敏感な肉襞を押し広げ内部に差し込まれていくのだ。娘の体がガクガクと震えている。「ヒーッ」と娘の体が硬直した。兵士が陰核を指でつまんだのだ。兵士はニヤニヤしてその小さな肉芽を指先で引き伸ばすように揉みあげているのだ。娘はあまりの強烈な感触に全身が波打つようガクガクと震えだした。兵士は陰核を優しく愛撫しながらもう一方の手の指を膣口に差込み肉壁をかき回すよう刺激するのだ。
娘の悶えはさらに激しくなりいつしかツルツルの股間がジットリと湿り気を帯びてくるのだ。出し入れしている指先がグチョグチョいい出すと兵士は指先をヌルッと引き抜いた。男の指先から愛液が糸を引いている。
兵士はすぐに一本の蝋燭を亀裂に押し当てゆっくりと差込みはじめた。柔肉がからみつくように蝋燭は沈んでいく。容赦なく深々と差し込まれると兵士は休まずなにか油のようなものを指先で娘の肛門に塗り付けはじめた。
「ああっ、うっ」と娘は吊られた裸身を弓なりに反り返らせた。誰にも触られたことなどないお尻の穴は男の指先でいじくられる異様な感触と屈辱が娘の顔を激しく歪ませた。しかし、そんなことなどかまわず兵士は無造作にもう一本の蝋燭を今度は肛門に差込みだしたのだ。
「うっ、ううっ」と娘の顔が激痛に歪んだ。
男は力任せにググッと差し込んだ。肛門の肉が少し裂けたのであろう赤い血が少し滲んできている。
逆さ吊りの広げられた股間に二本の蝋燭が異様な姿で突き出ている。
兵士はライターを取り出しその二本の蝋燭に火をつけたのだ。娘の顔が恐怖に青ざめた。


第8話“拘束される三人”

 天井に向けて大きく広げられた娘の股間そしてその中心に突き刺された二本の蝋燭の揺れる炎が観衆を興奮させていく。
 兵士はその脇に震えてうずくまっている妹の方に近づき、後ろ手の縄を解き右手首と右足首を一緒に縛り始めた。
妹は「あっ、いや、許して」と涙をボロボロと流しながら泣き崩れた。しかし、兵士はそんなことにかまわず、今度は左手首と左足首を一緒にして縛り上げていくのだ。
縛り終わると兵士は娘を後ろ向きにさせ背中をグッと押した。娘は前のめりに倒れ顔と両膝の三点で体を支える姿勢にされたのだ。お尻は持ち上がり可愛い小さな肛門が丸見えになった。それだけではない、女の亀裂までが生々しく観衆に晒されたのだ。その光景を見て「おおっ!」と観衆がどよめいた。
娘は自分の屈辱的姿に集まる多くの観衆の視線に激しく顔を歪めている。なんてひどいことをとエリカは自分がされているような錯覚に目を閉じ顔を背けた。それとは対照的に五郎は目の前に展開する異様な光景に我を忘れ興奮しズホンの前を大きく膨らませているのだ。
兵士はガラス製の大きな浣腸器を取り出した。五郎はエッと唖然とした。こんな多くの人前で本当に浣腸などするのだろうか。
兵士はニヤニヤして娘のお尻を突き出している側に回ってしゃがみ込んだ。観衆のどよめきが一瞬静まり返った。浣腸器の先が娘の肛門に突き刺さったのだ。
「キャー」と娘は悲鳴をあげ不自由な体を仰け反らした。しかし、顔と両膝の三点で体を支えている姿では浣腸器から逃げようにも逃げられないのだ。浣腸器は深々と差し込まれポンプがゆっくりと押された。
液体が体内に注入されてくる異様な感触に娘の体はガクガクと震えている。こんな多くの観衆の前に全裸の姿を晒すだけでも耐え難いものであろうに、ましてやお尻の穴を弄ばれ排泄を強要される屈辱は女にとって耐え切れるものではないであろう。
浣腸液がすべて注入されたのであろう、兵士はヌルッと浣腸器を引き抜いた。大量に注入されたのであろう肛門から液体が少しこぼれ出た。
その時場内にまたアナウンスが流れた。
「みなさま、この姉妹の下にもう一人妹がいます。その妹がまだ見つかっておりません。現在捜索中ですが手がかりがありません、そこでこの姉妹に白状させるしか道はなくなりました。この二種類の拷問でどちらが先に白状するかみなさまに賭けてもらいたいと思います。一口十万円でお願いします。火で焼け爛れる肛門の痛みの恐怖と人前で排泄を演じる屈辱とどちらが先に白状するかゆっくりお楽しみ下さい。それでは皆様のテーブルに置いてある紙にお名前と口数をお書きになりこの姉妹の母親が首にかけている籠にお入れ下さい。それでは急いでどうぞ」
五郎は母親の姿を探した。少し離れたテーブルの間を犬のように這いつくばって引き回されている母親の姿を見つけ唖然とした。いつの間にか母親の肛門にテーブルに飾られていた花が植え込まれていたのだ。誰かがいたずらしたのであろう。その花の尻尾を左右に揺らし客席の間を引き回されている姿はあまりにも哀れでならない。
しかし、客達にそんな哀れむようなやさしい気持ちの人は一人もいなかった。この国はサディストの集まりなのであろうか。
客達の投票用紙が母親の首にかけられた籠に山になっていく。そんな様子を五郎はマイクロカメラに収めていた。
舞台の上では解けて流れてくる蝋が女のわれめと肛門のまわりに白く固まり覆っていた。短くなってきた蝋燭の火の熱さに姉は脂汗を肌ににじませ必死に耐えている。また隣では女の陰部を客に晒す恥ずかしさと襲ってくる排泄感に必死に体を振るわせ耐えている妹の哀れな光景が展開していた。
その時、「どうぞ投票してください」という声にエリカはハッとして声のする方にめを向けた。兵士が一人ニコニコして立っていた。すぐその脇にはあの母親が首をうなだれ犬のように這いつくばっているのだ。
「どうぞ、何口でも」
「は、はい」とエリカは返事したが賭ける気など到底ないのだ。
「そちらの男性の方いかがですか」と言う兵士の声に五郎は「は、はい」とあわてて手の中に隠しておいたマイクロカメラをテーブルの上に置いてしまったのだ。
「なんですか、それは、カメラじゃないですか」とその兵士はサッとマイクロカメラを奪い取った。五郎の顔が青ざめた。
「おい、スパイだ、誰か来い」と兵士が叫んだ。エリカとさやかも突然のことに体が硬直した。場内は騒然となった。あっという間に三人のまわりは兵士に囲まれた。
「スバイなどじゃありません、ただ興味をもって撮影しただけです、フィルムはお返しします、許して下さい」とさやかは必死に兵士達に言った。
「撮影禁止のことは話してあるはずだ、言い訳は取り調べで聞く、おい、この三人を連衡しろ」と兵士が叫んだ。三人は無理やり両腕を兵士達につかまれ引きずられように会場から連衡されていくのだ。
三人は宮殿裏の石造りの不気味な建物の中へと引き立てられ地下室の石段を歩まされていく。ついさっきまでの明るく華やかな部屋とは一転し薄暗い石壁の不気味な地下室なのだ。奥の方には鉄格子の牢屋のようなものが並んでいる。中は広く不気味な拷問台のようなものが置いてあり壁にはいろいろな拷問具が吊り下げられているのだ。エリカは恐怖に体の震えが止まらなかった。五郎も同じであった。
三人は石壁に鎖で取り付けられている拘束具に手を広げて拘束された。
「あなたたち、早く白状しないと痛い目にあうよ、もしスパイであれば素っ裸で断頭台での公開処刑、スバイでなかった場合は女はセックス奴隷、男は肉体労働の奴隷で一生暮らすことになる。どっちにしてももう人間の生活には戻れない運命だ。痛い思いをする前に早く白状したほうがいいよ、フッフッフ」と兵士はエリカとさやかの体を見比べるように眺め回している。
「もうすぐ拷問人が来る、覚悟するんだな、ハッハッハ」
エリカはこれからどんな拷問をうけるのかを考えると気が遠くなっていくのだった。


第9話“恐怖の拷問”

 まもなくであった。地下室の扉が乱暴に開けられ、上半身裸のがっちりした男が二人ときつい目をした女が一人入ってきた。
「ほら、お越しだよ。拷問人のペトラ様とお付の者達だ、早く白状しないと気が狂うような拷問にあうことになるぜ、ヒッヒッヒ、どうだ白状するか、無理に白状しなくてもいいよ、俺たちもゆっくり拷問を見物したいからなぁ、ハッハッハッハ」
三人の顔は青ざめ体が小刻みに震えている。
「ペトラ様、この者達です。たっぷりと拷問にかけて下さい、但し女達は上物ですから体に傷はつけないようにお願いしますよ、この女達ならかなり高く売れますからねぇ、ヒッヒッヒ」
「わかったわ、傷つけなくても女には白状させる方法はいくらでもあるからね、ところで男の方はなにをしてもかまわないんだね」
「男の方はかまいません、十分に痛めつけてやって下さい」
「そう、フッフッフ、わたしは男を責める方が好きだからね」と五郎の方にジロッとペトラは目を向けた。五郎は恐怖のあまり体が硬直した。
「フッフッフ、かわいいじゃないの震えちゃって、坊や、ゆっくりと可愛がってあげるわね」とペトラは好色そうな目つきで五郎の体を見回した。
「それじゃあ、この坊やから始めるわね、サドム、この坊やのズボンを脱がせて」
「へい」とお付の男の一人が五郎の前にひざをつき、ズボンのベルトに手をかけた。
「あっ、やめてくれ」と五郎は腰を揺り動かし抵抗したが、両手が鎖で拘束されているため簡単にベルトは緩められズボンは足首のところまでズリ下げられた。男はニヤッと五郎の顔を覗き込みブリーフに手をかけ一気にズリ下げ無理やりズボンと一緒に足首から引き抜いたのだ。
「ヒッヒッヒ、いいざまだ、ペトラ様準備ができました」と男は五郎の足首を揃えて鉄製の拘束具をはめ壁に取り付けられている鉄の輪に結びつけた。
 五郎は動きを封じられたのだ、それよりも五郎にとってサマーセーター一枚で下半身を露出している屈辱的姿は耐え難いものであった。
「ふっふっふ、こんなに小さくなってかわいいわね」とペトラは五郎の前にしゃがみ込み股間にうっとりとした視線を向けるのであった。
 五郎の顔が恥ずかしさに激しく歪んだ。
「いいかい、お前のここをゆっくりと責めさせてもらうよ、このままじゃ小さくてやりづらいから大きくしてあげるね」とペトラは五郎の顔を見上げ手を伸ばして手のひらに五郎の縮んだ肉塊を乗せた。
「あっ」と五郎の体が硬直した。
「フッフッフ、そんなに硬くならないで、今気持ちよくしてあげるから大きくするのよ」とペトラは肉塊を手のひらで包み込んだ。
「ああっ、うっ」と五郎の体が仰け反った。
ペトラの手が巧妙に動きだした。やさしく揉みあげるようにそして引き伸ばすようにペトラの手は五郎の肉塊を刺激してくる。
女の手でやさしくさすられる刺激にすぐに反応するかと思ったが、五郎はそれよりも恐怖感が先に立ちまるで反応しないのだ。
「この子、怖がって私の手じゃ反応しないじゃないの、しかたないわ、そこの女を連れてきて」とペトラがエリカを指差した。
 男達がエリカの手の鎖をはずし、引きずるように五郎の前に連れて来る。
「その女を裸にして」ペドラは命令した。
男達はすぐさまエリカの体を押さえつけタンクトップを引き裂いた。ブラジャーに包まれた乳房が露出した。男はブラジャーのホックをはずし無理やり手から引き抜き、ミニスカートを乱暴に引き下ろした。
「キャー、いやぁ、やめてぇ」とエリカは狂ったように抵抗したが。最後の一枚もズリ下げられ足首から引き抜かれた。
 エリカの全裸像が五郎の目に映し出された。程よい大きさの乳房、くびれた悩ましい腰、ムッチリと油の乗った太ももそして淡く柔らかそうな陰毛に包まれた股間、初めて目にしたエリカの肉体に五郎の肉塊は反応し始めたのだ。
「フッフッフ、ほら若い女の裸を見たら反応してきたじゃない」とペトラは手の動きを早めた。
「サドム、この子に女のあそこがよく見えるようにしてやって」
「へい」と男は子供にオシッコをさせるような姿でエリカを後ろから抱き上げグッと足を広げさせた。
「いやぁ、やめてぇ」気が狂いそうな姿に抱き上げられたエリカは必死にもがいたが、男の馬鹿力で体はビクとも動かせないのだ。股間は大きく広げられ女の恥ずかしい秘部がありありと五郎の方に向けられているのだ。
「ああっ、五郎ちゃん、見ないで」とエリカは必死に声を上げた。
その声に我を忘れて目を向けていたエリカの股間から五郎はあわてて目をそらした。しかし、五郎の脳裏には始めて目にしたエリカの女の花園が焼きついていた。
 五郎の下腹部は徐々に燃え上がりもはや止められなかった。男根はペドラの手の中で大きく膨張し硬く、太くそして長く勃起してくるのだ。
「フッフッフ、すごいわね、ほらこんなに大きくなったわ、若いのねぇ」とペドラは赤く充血した肉塊の先端に頬擦りするのだ。
 ペドラが肉塊から手を離すとブルンと勃起した肉棒は上に跳ね上がった。
「ほら、こんなに元気になったわ、サドム、今のうちにあれを取り付けて」とペドラが指示した。
サドムが皮製の異様な形の拘束具らしいものを持ってくると、五郎の前に膝をつき肉塊の根元を締め付けるようにその拘束具を取り付けている。股間の強烈な痛みに五郎の顔が激しく歪んだ。充血した肉棒の根元もきつく締め付けられもはや縮めることができなくされたのだ。
「フッフッフ、坊や、始めるわよ」とペドラはそそり立っている五郎の肉棒の先端をつまんで言った。
五郎の顔が引きつった。
 ペドラの手には数十本の針が握られていた。


第10話“恐怖の電気拷問”

充血した肉塊の先端は敏感になっている。そんな亀頭に激痛が走った。
「あっ、ううっ」
ペトラが針を一本亀頭に突き刺したのだ。
「フッフッフ、何本まで我慢できるかしらね」とペトラは次の一本をつまんだ。
「や、やめてくれ」
「それじゃあ、なにもかも白状するの」
「白状するもなにも俺たちはスパイなんかじゃありません」
「まだそんなこと言っているの」とペトラは次の一本を亀首あたりにチクッと突き刺した。
「ひぃー」と五郎が絶叫した。
「おまえが白状するまで刺し続けるよ、いいのかい」とペトラは五郎の肉棒を手できつく握り締めた。
「ああっ、うっ、はなせ」
「フッフッフ、ほら血がにじんできたわよ、そのうち大事なものが真っ赤に血で染まっちゃうわよ、いいのかい」と次の一本を突き刺した。
「ギャー」
そして間を置かず次々と刺しはじめた。
「ギャー」
「やめてぇ」とエリカが叫んだ。その声が聞こえたかどうか五郎はあまりの激痛に気絶していた。
「フッフッフ、気絶したじゃないの」とペトラはエリカの方に目を向け
「男は女より痛みには弱いのよね、しかたがないわ、次はこの女ね」とペトラは兵士に目で合図した。
数人の兵士達がエリカを異様な形の椅子に無理やり座らせ固定した。その椅子は丁度便器の便座のように真ん中に穴が開いているのだ。その脇になにか電気の機械のようなものが置かれてある。エリカの太ももは左右に割られ肘掛に結び付けられた。もはやエリカの股間は無防備に露出させられているのだ。エリカの顔は恐怖に引きつった。
「フッフッフ、これからなにをされるかわかる」とペトラは二本の鉄製の細い棒をエリカに見せ付けた。その棒から線が伸びていて機械に繋がっている。
 なにをされるのかとエリカの顔は恐怖に青ざめた。
ペトラはニヤニヤ笑いを浮かべエリカの前に膝を着き椅子の下から覗き込むように体を曲げ、その鉄の短い棒の一本を敏感な陰部の亀裂に押し当てた。
「キャー、いやぁ」とエリカは絶叫した。しかし、かまわずペトラはその鉄の棒をヌルッと亀裂の中に沈めこんだのだ。異様な異物の侵入感と冷たさに
「キャー、やめてぇ、ああっ」とエリカの上半身が仰け反った。
「フッフッフ、白状するかい」とペトラは顔を上げエリカの顔を見てニヤッと笑った。
ペトラは再び体を曲げ今度はエリカの肛門に指先で油のようなものを塗りつけだしたのだ。
「いやぁ、ああっ、やめてぇ」とエリカは不自由な体を必死に動かし抵抗するのだが無駄であった。ペトラの指先は肛門のまわりから穴の中にまで侵入し油のようなものを丁寧に塗りつけていく。
「フッフッフ、もう一本はお尻の穴よ」と鉄の棒を肛門に押し当てゆっくりと押し込み始めたのだ。
「キャー、いやぁ」とエリカの悲鳴が地下室に轟いた。
鉄の棒はヌルッと肛門の中に姿を消した。
 エリカは前後の穴に詰め込まれた異物感に全身をガクガクと震わせている。
「おい、おんな、これを回すとどうなるかわかる」とペトラは機械についているダイヤルのようなものに手をかけた。エリカはそれを目にし恐怖に体が硬直した。
ペトラがそのダイヤルを少し回した時、エリカの股間に強烈なシヨックを感じた。
「ギャー」と強烈な悲鳴が轟いた。あの二本の棒は電極であったのだ。すぐにダイヤルは戻されたがその強烈なシヨックと激痛はまだ残っている。
「フッフッフ、もう一度いくわよ」とペトラがダイヤルに手をかけた。
「いやぁ、やめてぇ」
「それじゃあ、白状するのかい」
「私たち本当にスバイなんかじゃありません、信じてください」
「まだそんなこと言い張るのかい、しかたないねもう一度いくわよ」とペトラがダイヤルを回した。
「キャー」
エリカの股間に再び電流が流れた。すぐにダイヤルは戻されたがエリカは失神していた。
「こっちも気絶してしまったじゃないの、しかたないわねぇ、別の方法でいこうか」とペトラはジロッとさやかに目を向けた。
「よし、その女も素っ裸にして」とペトラが言った。
兵士達はさやかに群がり無理やりと衣服を剥ぎ取っていく。
「いや、やめて」とさやかは抵抗したが男達の力には勝てるわけがなく、あっという間に全裸に剥きあげられた。さやかは必死に手で股間と乳房を隠しその場に丸くうずくまった。
「ペトラ様、この女はどうしますか」
「そうね、どうしようかしら、フッフッフ」とペトラはさやかの周りをゆっくりと回りながら
「女は痛めつけるより辱めるほうが効果的よね、よし、この女は素っ裸のまま往来を引き回すことにしようかねぇ、どう、あんた」とペトラはさやかの顔を自分の方に向けさせ言った。
「いやぁ、そんなこと」とさやかは顔を歪めた。
「フッフッフ、日本人の女が全裸で町引き回されていると聞いたら黒山のひとだかりになるわよ、あんた我慢できるかな、フッフッフ、今のうちに白状したほうがいいじゃないの」
「本当に私たちはスパイなどじゃありません、調べればわかるはずです」
「そう、おまえも白状する気がないんだね、しかたないわこの女の下の毛をツルツルに剃り上げてちょうだい、どうせ引き回すなら割れ目をクッキリ露出させて歩かせたほうがみんなが喜ぶからね、フッフッフ、すぐに始めて」とペトラが命令した。


第11話“さやかの剃毛”

 兵士達はニヤニヤしながらさやかの背中を壁に押し付けるようにして押さえつけた。
「おい、おんな、剃りやすいように足を広げるんだよ」と兵士達はさやかの太ももをつかみ無理やり左右に広げようとするのだ。
「いやぁ、やめてぇ」
「ほら、大きく広げて割れ目丸出しにするんだよ」と兵士達の馬鹿力でさやかの足は左右に大きく割られていくのだ。
「ヒッヒッヒッヒ、丸見えになってきたよ」と一人の兵士が体を曲げてさやかの股間を覗き込んでくる。
「いゃ、いや、見ないでぇ」
「ヒッヒッヒ、きれいな色してるぜ、ほらもっとお口開けるんだよ」
さやかの足は限界まで大きく広げられた。
ペトラがさやかの前に立った。
「あんた、まだ白状する気にならないのかい、このまま白を切り通すと本当に割れ目剥き出しにされて広場に連れ出されるのよ、先月もイギリス人の女が同じようにあそこの毛を剃られ広場を引き回され、広場の真ん中に大股開きで逆さ吊りにされ恥ずかしさのあまり気が狂って奴隷としても売れなくなってライオンの餌にされたのよ。あんたもその二の舞になってもいいの、フッフッフ」
「なんと言われても私達スパイなんかじゃありません、大使館に問い合わせてみて下さい」
「バカだね、大使館がお前たちがスパイですなどと言うわけがないでしょう、ほら、白状するのしないの」
「本当にちがいます」
「なんと強情な女だ、しかたない始めて、ツルツルにきれいに剃りあげるんだよ」
「はい、ペトラさま」と一人の男がシェービングクリームと剃刀そしてはさみを持ってさやかの前にしゃがみ込んだ。
「ああっ、いや、やめて」さやかは押さえつけられた体を必死に動かして逃げようとするのだが、男達の馬鹿力はビクともそれを許さなかった。
「フッフッフ、動くんじゃないよ、大事なところに傷がつくからね」と男ははさみを手にしさやかの柔らかな恥毛をつまんだ。
「いやぁ」とさやかが絶叫した。
毛が引き伸ばされるようにしてはさみで切り取られていく。
「ああ、いや、ああ、やめて、やめて」
毛はどんどん刈り上げられさやかの足元にバラリバラリと撒き散っていく。
陰毛が短く刈り取られた恥丘はうっすらと肌色があらわれ生々しい亀裂が顔を出してきている。
「ヒッヒッヒ、ほら立派な上つきだよ、それではくっきりと剥き出しにしてやるからな」と男はさやかのふっくら盛り上がった恥丘にシェービングクリームを手で塗りつけ出した。
「キャー、いやぁ」とさやかの体がガクガクと震えた。
男の手で敏感な部分を撫で回される感触はさやかには耐え難いものであった。
男の手は割れ目の形を探るように亀裂に沿って這い回り、ときどき指先を肉層に出し入れして楽しんでいるのだ。さやかはその異様な感触に体をのけぞらし必死に耐えているのだ。
「そろそろ始めるぜ」と男は剃刀を手にした。男は屈辱に顔を歪めるさやかの顔を見上げ
「白状するなら今のうちだよ」
「お願い、やめてぇ」
「白状しないようだね、かわいそうだが子供のようにかわいい体にしてやるからね、ヒッヒッヒ」と男はさやかの恥丘に手をかけ皮膚を引き伸ばすようにして剃り始めたのだ。
 ジョリジョリとかすかな音をたて恥毛が根元から剃り上げられていく。
さやかを押さえつけている兵士達は体を曲げ股間を覗きこんでいる。
 女として性器を剥き出しにされるほど恥ずかしいことはないであろう。
さやかの恥丘は徐々に肌色に変わってくる。もはや陰毛は亀裂のまわりに少し残されているだけになっていた。
「これからが難しいんだよ、傷つけちゃ大変だからねぇ」と男は柔肉を指でつまみ横に伸ばしたり下に伸ばしたりして慎重に割れ目のまわりを剃り上げている。
「はい、終わりました、ペトラさま見て下さいよこんなにきれいな割れ目はなかなかありませんよ」
「あら、可愛くされて、フッフッフ、丸見えじゃない、こっちが恥ずかしくなるわ」とペトラはさやかの股間に顔を寄せ覗き込むのだ。
「あっ、いや、見ないで」
さやかの股間は黒いものはすべて姿を消しツルツルに光った恥丘が剥き出しになっている。その恥丘の中腹から股間の奥に切れ込む生々しい亀裂が無防備に晒されているのだ。
 さやかは体の中まで見られているような強烈な恥ずかしさに襲われていた。
「ホッホッホ、こんな体で広場に連れ出したらみんな喜ぶわね、フッフッフ、まだ白状する気にならないの・・・・それじゃあ可哀相だけどみんなに割れ目を見てもらうのね」とペトラは兵士達に目で合図した。
 さやかは手を背中に回され手首を揃えて縄がかけられると縄尻を兵士に持たれ背中を押された。
「ほら、さっさと歩け」
さやかはヨロヨロと歩き出した。さやかの足は屈辱に震え思うように足が進まないのだ。
「ほら、しっかり歩くんだよ」と兵士は面白がってさやかの尻肉をピシャリと素手でたたき追い立てていく。
 素っ裸でその上陰毛の剃られた股間を晒し、隠すこともできない後ろ手に縛られ人前に連れ出されることを頭に浮かべるとさやかは気が遠くなっていくのだった。
地下室からの階段一歩一歩踏みしめて上がっていく後姿を兵士達は眺めながら追い立てていくのだ。白く盛り上がった悩ましい双臀の動きが男達の目を魅了していた。
階段を登りきり広い宮殿の廊下を兵士達に取り囲まれ引き立てられていくさやかの姿を待ち構えていた兵士達がジロジロと眺めている。廊下の両脇は人で埋まっている。
 いやらしい視線が体中に刺すように感じるのだ。頭をうなだれ屈辱と必死に戦いながら足を進めるさやかがあまりにも哀れでならない。
 宮殿から庭に引き出され門へと追い立てられていく。前方に大きな門が見えてくると我慢ができなくなったのかさやかはその場に丸くうずくまって泣きだしてしまった。
「おい、おんな、立つんだよ、みんなが外で待っているんだ」と縄尻を無理やり引き上げる。
さやかはしかたなく立ち上がらせられ再び背中を押され歩かされていく。全裸の体に太陽が照りつけ悩ましく光っている。そんなさやかにまわりの野次馬は口をあけて見惚れていた。
 さやかが涙で濡れた顔を上げ前方に目を向けると大きな門がゆっくりと開けられていくのが目に入った。それよりもその門の外に群がっている大勢の野次馬を目にし、さやかは恥ずかしさのあまり気が遠くなっていった。






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