前編(5) 「アンタ、今の誰かにばれたらまずいんだろ? 黙っててやるから…俺の玩具になれよ」 自分より一回りは若い子供にそんなこと言われて、黙ってハイそうですかなんて言える訳がない。 百合子は思わず鬼人を睨み付ける。 「ふざけないで! 私はそんなことゴメンだわっ!」 「だったら…今のアンタの変態行為、ばらしちゃおっかな」 脅すつもりだ。だが、いくらなんでもこんな子供の言いなりなんて。 「言いたきゃ勝手にしなさい。あなたみたいな子供の言葉、誰も信じないわよ」 自慢じゃないが、百合子はいい教師を演じて来た。今更疑われる訳がない。 さっさと帰らないと、スカートをはこうとしたその時。 「じゃ、仕方ねぇな」 背後で聞こえた声に、思わず振り返る。そこには、ドアの方にいた少年が立っていた。 「っ!やめっ…」 そのまま深く口づけられ、百合子は尻餅をつく。 「んっ…ふ…」 鬼人の舌が、咥内を犯して来る。 子供とは思えない舌使いに、意識がだんだんうつろいで行く。 だがその余韻はいつまでも続かなかった。 (ぁっ…ダメッ…) 鬼人の右手が、百合子のたわわな胸を揉みしだく。 先程自慰をしたばかりで敏感になっている体は正直で、乳首が硬く尖り、ブラジャーの内側に擦られている。 (ァアッ…嫌ッ…やめてぇ…ッ) 空いた左手が、ゆっくりと指だけで探るように降りてくる。 太腿の内側を擽られ、ビクッと百合子は体を揺らす。 そして、鬼人の指が、自慰と今の愛撫で濡れ出した花弁を摘む。 「んぁあっ…」 「外に聞こえるぜ?」 花弁と花弁の隙間に、指が入り込む。 すでに勃起して触って欲しくて堪らないクリ○リスに少年の爪が掠る。 「アゥッ…」 「玩具になるってんならこのまま可愛がってやるけど? 嫌なら…まだまだ焦らすぜ?」 爪で、表面の皮をカリカリと引っ掻かれるだけ。 自分じゃない他人からの久々の愛撫。 禁欲の長い百合子に、長く堪えられる訳のないほどのテクニックを、少年は持っていた。 「ァンッ…やめっ…お願いッ…」 「何を?」 もうやめてと、必死に懇願するが、聞き入れてもらえないようで。 ついに限界が訪れた。 「あぁぅ…なる…なるわ…」 「何?」 「あなたの…ォモチャ…ヒッ…玩具に…なるからぁッ…」 たかが子供の愛撫にこんなに感じるなんて。そう惨めに思うのに。 「…『淫乱な雌犬百合子を、あなた様の玩具にしてください』」 「ェ…?」 「そう言うんだよ。ほら」 クリ○リスの回りを、鬼人の指がなぞる。 切れるような悲鳴を上げながら、訳の解らなくなる程感じている百合子は、思わずプライドを捨てて口を動かしていた。 「ぃ…淫乱な…メス…イヌ…百合子…を…アヒッ…ぁ…あなた様のっ、ォモチャにッ…んっ…して…くださぃぃっ…!」 少年の口端が、満足そうに吊り上がる。 「そんなにいうなら、可愛がってやるよ。淫乱」 鬼人の指の動きが激しさをます。 「ァッ…あぁっ!ダメェェッ!」 クリ○リスと乳首への激しい愛撫に、頭が真っ白になる。 そのまま、百合子はいってしまった。 (こんな…子供の指で…) 荒く息を吐きながら、百合子はフラフラと座り込む。 鬼人の楽しげな視線に曝され、座り込んだ膝が震えるのがわかる。 「気持ちよかった? 本番もするか?」 鬼人は、百合子の愛液に塗れた指を舐めながら、ニヤニヤ笑う。 それがさらに、百合子の恥辱を煽った。 「ま、これからたっぷり調教してやるけどな。もう他の男じゃ足りないくらいに…」 少年の琥珀の瞳が、挑発的に笑った。 前頁/次頁 妖子 |
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