前編(7) 「クゥッ…!」 やわやわと胸を揉まれ、乳首が硬く尖っていく。すると普段から上を向いていた胸がますます上を向くように見える。 「ヒッ!?」 不意に乳首を摘まれ、ダリアが悲鳴をあげる。コリコリと爪を使って弄られるだけで、痛みと快感が全身を走り抜ける。 「あっ…ハァンッ…!」 妖子の愛撫はやまず、痛いくらい硬く尖った乳首に唇をよせる。 「いいんすか? いくらあの男の調教のおかげで大概の快感には我慢きくったって…あたしの体液はあの男に匹敵しやすよ?」 「クッ…!」 妖子の言葉に、ダリアは一瞬怯む。妖子に直に舐められればどうなるか、わかっているからだ。 だがここで負けを認めるつもりはないのか、唇を噛み締めて顔を背ける。 「…やめる気になったら、言ってくださいね」 そう呆れたようにいい、妖子はその敏感になっている乳首を舐めた。 「ッッ…ヒィイィッッ!!」 途端に全身を駆け抜ける快感。危うく絶頂を迎えかけた体には、鳥肌がたっている。 しっかり噛み締めた唇を解かれ、荒く酸素を喘いでいる。 だが妖子の責めは終わらない。そのまま舌先でチロチロと先を弄られると、ダリアは引っ切り無しに嬌声をあげだした。 「アヒィッ! ヒッ、アァンッ! ダメッ、ぅあぁあんっ!!」 先程完全かと思っていた乳首の勃起は舐める度にさらに鋭くなり、右側の乳首は今にも破裂しそうなくらい血管が浮いている。 妖子は反対側もペロペロと舐めだし、ダリアに休む暇も与えず舐め続けた。 そのうち、ダリアの乳首はドリルのように硬く尖り、痛々しく腫れ上がっていった。 こんな状態で甘噛みでもされたら、普通の人間なら発狂してニンフォマニアになってしまうだろう。 妖子は、ダリアの大きな胸を近づけ、乳首同士が隣に並ぶ程引き寄せる。 「はぅう…ッ!」 ここまで絶頂せずに堪えて来たダリアだったが、この状況は非常にまずい。 両方同時に吸われたり噛まれたりしたら…耐性のあるこの体だって辛いだろう。 だが妖子は焦らすように、まだ片方ずつの突起を舐めている。時折同時に舌先が襲うが、まだ大丈夫。このまま終わって…と思った矢先。 「ヒギィイィいぃゥあぁッ!?」 甲高く獣じみた絶叫が上がる。妖子が、両乳首を同時に噛んで引っ張った上、その先端を舌で押し潰したのだ。 えもいわれぬ快感。絶頂は留まらず、妖子の唇が離れるまで続いた。 それも離す間際にチュパッと音がたつほど勢いよくしたのだから堪らない。 その瞬間、ダリアは潮をふいたのか、太腿から床までがべったりと愛液で汚れていた。 高々乳首の愛撫でここまで感じさせる妖子の体液。血液や愛液だったら、どれほどの媚薬効果を齎すのやら…。 「…次は下ですねぇ」 「ヒィッ!」 指で乳首を弾かれ、とどめを刺されたかのようにぐったりとしてしまうダリア。 前頁/次頁 |
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