<第39話 : 真樹の足に括り付けられた鎖>


ズボンを脱ぎ始めた史郎。それを見て慌てて逃げ出した真樹。

「きゃぁ!放してぇ!!」

しかし、上から下から散々弄られた真樹はフラフラで、思うように歩けず、あっという間に史郎に捕まり髪の毛を掴まれてしまった。

「お願い!放して!だ、ダメ。中はダメ。きょ、今日は。。。」

真樹はそこまで言ってハっとした。1か月前、そう隆と太郎にレイプされたあの日、彼女は同じ言葉を発した。

「今日は?今日はダメって言いたい?違うよ、今日だから良いんだよ。ねぇ、三ツ瀬真樹ちゃん。」

ガッチリと髪の毛を掴み、引っ張り上げたまま史郎が言い放った。

「ま、まさか。。。」

真樹が恐怖にかられた目で史郎を見つめた。

「そう。そのまさか。やっと気付いた?僕は今日という日を選んだの。真樹ちゃんのお腹に待ち人がいるかもしれない日をね。」

「そ、そんな。。。」

「諦めな。流石の三ツ瀬真樹も公衆の面前で大恥かいて、社会で生きられなくなるのは嫌だろ。ってコトは選択肢は1つ。僕の奴隷になることだ。」

真樹の全身から力が抜けた。本当の意味で観念した。
どう抵抗したところで、待っているのは皆の前で辱めを受け、そんな堕ち行く姿を史郎に楽しまれ、下手をすれば社会で生きていけなくなる。
大人しく奴隷になれば、史郎の玩具にはされるし、下手をすれば最悪の結果もあり得るが、少なくとも社会では生きていける。真樹には選択肢が無かった。

「よ~し、良い子だ。それじゃぁ行こうか。」

真樹の髪の毛を握ったまま、史郎は秘書課の隣にある役員室、真樹の為に用意された部屋に移動し、そして裸の真樹を新品のソファーの上に押し込んだ。
黙ってソファーに押し込まれた真樹。もう抵抗の素振りは一切ない。そこに下半身を露出し、太くなった一物をブラブラさせた史郎が迫ってきた。

「真樹ちゃんの為の新しい役員室。今日がデビューだね。」

迫った史郎は、はち切れんばかりに膨張したペニスを、スルスルと真樹の陰部に押し込んでいった。

「あ、あぁぁっ!」

完璧な合体。来週から使われる予定であった新しい役員室、そこで、深夜に女の喘ぎ声、男の唸り声、それだけが響き続けた。

全てが終わり、裸のままソファーに投げ出された真樹。そんな真樹の顔を舐めながら史郎が話し掛けた。

「今日はクライアントとの会合で真樹ちゃん自慢の勝負モードで仕事してたんだよね。
 でも今やメイクはボロボロに崩れ、ご自慢のスーツは全部剥がれ、パンストも足元をキメるピンヒールも無し。
 世紀のスーパーキャリアウーマン三ツ瀬真樹の勝負モードは、社内のお荷物男によって完璧に堕とされた訳だ。最高の景色だよ。
 しかも、ここは来週から最年少執行役員として真樹ちゃんが活躍する部屋だもんね。最高のデビューを飾ったってヤツじゃない?
 僕はず~っと夢見てたんだ。同い年の癖に偉そうにスーツ姿で闊歩するスーパーキャリアウーマン三ツ瀬真樹を、自慢のスーツ姿を崩しながら社内で徹底的に犯すことをね。
 これからも、表向きは僕の上司、執行役員の三ツ瀬真樹として活躍してもらうけど、裏ではず~っと僕の奴隷だよ。僕はスーパーキャリアウーマン三ツ瀬真樹の身体をこれからも楽しませてもらうからね。
 あ、そうそう、妊娠の心配はしなくて良いよ。さっき差し入れたコーヒーに避妊薬入ってるから。たぶん大丈夫。」

全身から力の抜けた真樹は、裸のまま暫くソファーから動くことが出来なかった。

--*--*--

同じ頃、東京マシナリーの会議室で隆と太郎、そして祐佳が大型モニターに食い入るように見入っていた。

「終わりましたね。」

「終わったね。それにしても、三ツ瀬真樹は哀れだねぇ。ダメ男の水島史郎にここまでされて、今や完全に手も足も出せない奴隷状態だもんね。」

「ホントですねぇ。最初に会ったときはスーツにハイヒールで恰好よく立ち回る素敵なキャリアウーマン様だったんですけどねぇ。」

「あら。素敵なスーパーキャリアウーマン様、可愛かったわよ。ちょっと脅したらスーツ姿のままオドオド立ち尽くしちゃって。あのまま私が食べたくなっちゃったくらい。」

「いやいや。及川さんにかかったら、どんな凄い女でも一瞬で陥落しちゃいますよ。」

「まぁ、何れにしても三ツ瀬真樹は、水島史郎に頭が上がらない、奴隷女になっちゃった訳だ。本当は何の力もない、ダメ男のままの水島史郎なんだけどね。」

「いや、本当ですね。社長の能力には感服しますよ。自分は水島君の力にあやかったような顔をして三ツ瀬真樹を襲って、実は時間を止めて彼女のアソコに機械を仕込んだのも、水島君の夢に光の妖精として入り込んだり、彼自身の意識に入り込んで、彼自身を操って三ツ瀬真樹を堕としたり、一体いくつの能力をお持ちなんだか。」

「あ、でも最後は違うよ。俺が水島君の意識に入り込んだのは、三ツ瀬真樹を説教するまで。複合プリンターの前で襲って、あの女を裸にしてヒーヒー言わせたのは水島史郎自身だからね。」

この三人の会話。これは史郎すら知らない、物語の全容を知る3人のみが許された会話である。
当の真樹は完全に勘違いをしていた。ここまでのストーリーの全ては史郎の力によって作り上げられたと。そして自分はその罠にまんまと嵌められ、脱出不可能になったと。
本当の黒幕は会議室にいる3人で、自分が3人に遊ばれた上で史郎に払い下げられたとは思ってもいない。というより真樹の能力では気付きようもなかった。
いかにスーパーキャリアウーマンと言われ、仕事に絶対的な能力を発揮しているとは言え、超能力者である山田太郎の存在を見抜くような力は持っていない。
しかし、それで十分であった。水島史郎には逆らってはいけない。彼の奴隷であることが、社会で生き続ける条件だと真樹に悟らせるには。

何か国語も操り、仕事の能力も抜群で、年収3千万円を稼ぎ、最年少執行役員に上り詰めたスーパーキャリアウーマン。しかし裏では水島史郎の操り人形。
それが、三ツ瀬真樹の心に刷り込まれた世界であった。真実がどうではない。真樹にとってはそれが真実。

この1か月の経験。それがこうやって真樹の心を縛り付ける結果となった。3人の目論見通りに。
そう、まるで象の足に括りつけられた鎖のように、この1か月が真樹の心に鎖を掛けたのだ。






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画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」MIKOTO様からお借りしています



















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