<第37話:三連発プラス1>


全ての衣服を剥がれ、裸でベッドの上にへたりこんでいる美香。それを囲んで眺める四人の男。
遂に本番が始まる。スイートルームという密室で逃げ場を失った美香は、ただ恐怖に震えるだけだった。

「さて、一番手は戸田さんでしたね。」

「おうっ!待ってました!」

嬉しそうに声を上げた祐樹がベッドの上に登って美香に迫る。へたり込んだままスプリングに揺られる美香が、迫りくる祐樹に怯え、首を横に振りながら後ずさりする。

「や、止めて。お願い。な、中には入れないで。」

そんな美香の願いは聞き入れられず、ベッドの上の祐樹は一足飛びに美香の太腿を両腕で巻き込んで押し広げた。
そして、硬くなった自らの肉棒を柔らかな入口に突き立て、そしてズブリ・ズブリと差し込んでいく。

「あ、あぁぁぁっ!止めてぇ!お願いだから。は、放してぇ~っ!」

逃げようとする美香の両肩を二人の男が押さえた。男四人が囲むベッドの上では、美しい美香の裸体は玩具のように扱われるだけだった。

祐樹は正面から両脚を開かせて真っ直ぐに突き立てる。その間、二人の男が美香の上半身を押さえ込みながら胸をしゃぶり、さけぶ美香の口を塞ぐように吸い付く男もいる。
ずっと遊び続けて興奮絶頂の祐樹である。本人が楽しみきるかどうかというところでフィニッシュしてしまった。少し欲求不満気味に差し込んだ一物を抜き出す。

器の中に直接挿し込まれ、注がれてしまった美香のショックは生半ではない。が、ショックに打ちひしがれている間は無かった。
休む間もなく隆が美香の身体を四つん這いにさせて、後ろから突き立てる。隆の力は四人の中でも一番強い。両腕を足せば美香のウェストほどの太さがある。そんな腕で軽々と美香の腰を持ち上げ、宙に浮かせたまま一物を差し込む。
下半身を持ち上げられてバランスの悪い美香は、両手をベッドについてバランスを取るも、隆の力強いピストンで身体ごと揺れ動き、遂には支えきれず、顔をベッドマットに沈める態勢で入れ込まれ続けた。さらに、そんな美香の背中や耳、顔を他の三人が舐めて楽しむ。
隆がフィニッシュし、美香の全身がベッドマットに落とされた時、彼女は呆然とした表情で視線を宙に浮かせたまま、ゼェゼェと息をしていた。精神的にもいっぱいいっぱいであった。
が、まだ終わらない。順番を待っていた幸雄が美香を無理矢理中腰に立たせ、美香自身に腰を振らせる。そんな彼女が逃げないよう、他の三人は美香の身体を抱え込み、彼女が休もうものなら髪の毛を掴んで引っ張り、行為の続きを促す。
抵抗することも休むことも許されない美香は、意識が朦朧となりながらも、下から挿し込まれている幸雄の肉棒を刺激すべく曝け出された肌色の腰を上下に動かし続けた。
漸く暖かいものが体内に流れ込んだことを悟った美香は、まるで魂でも抜けたかのように崩れ落ち、下にいる幸雄の上に倒れこんだ。

三人が美香の身体に自らのペニスを挿し込み、本番を楽しむ間、相手をさせられる美香の意思が介在する余地は全くなかった。
ただ、男どもが望む体位を強制的にとらされ、ひたすら押し込まれ、乱雑に扱われる。そして一人が終わったら次。また次。美香にとって経験したこともない屈辱の三連発であった。

「さ~て。ラストイベントは俺だな。」

三人の相手をさせられ、裸のまま頭をベッドに埋め、腰だけを浮かせた、這いつくばるような姿勢で疲れ切っている美香の背後から残酷な声が聞こえてきた。太郎である。
ヨロヨロと身体を起こし、振り返って太郎を見た美香だが、もう逃げる力も叫ぶ力も残っていなかった。ただ、ハァハァと荒い息をしながら虚ろな瞳で太郎を見つめている。

「じゃぁ、俺はこっちでやろうかな。」

太郎が乱れている美香の髪の毛を鷲掴みにし、引っ張って歩き始めた。抵抗する力すらない美香は、されるがままに立ち上がり、腰を折りながらフラフラと、裸のまま引き連れられていった。
美香が連れ出された場所、それは玄関ホールに設えられた姿見の前であった。大理石張りの床が、既に素足となっている美香に非情な冷たさを感じさせる。

「最後は自分が喘ぐ姿を鏡で見てな。パノラミックホテル自慢のロイヤルスイート、角度も工夫されたダウンライトで影も少なく美しく映る姿見、制服を失って裸になったフロント嬢が哀れに食われる姿を自分の目で見るには最高の場所だろ。」

「や、やめ、、、あ、あ、あぁぁっ!」

姿見の正面に美香を立つ美香の背後から、ズブリと太郎の一物が入り込んだ。そして、太郎の両手が美香の身体をしっかりと押さえ込んだまま、中に挿し込んだ肉棒を上下左右にゆっくりと動かしていく。
乱れ切った髪、何度もイカされて崩れ切ったまま再び喘ぐ顔、制服も下着も全て失った裸体。そんな哀れな美香の姿を、パノラミックホテルが誇るロイヤルスイートの姿見は、見事に映し出していた。

26年の人生で一度も経験したことが無い、自らが働く日本橋最高級パノラミックホテルのロイヤルスイートでの輪姦。彼女自身、まさか高級ホテルのスイートルームが自分の身体を狙う狼たちが巣くう密室になるとは思いもよらなかった。
が、そのまさかが起こった。そして、そのラストシーンは裸体で無様に喘ぐ自らの姿を鏡越しに見ながら終えるという残酷な結末で幕を閉じることになった。



前頁/次頁







画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」PORTER RIMU様からお借りしています



















表紙

投稿官能小説(3)

トップページ
inserted by FC2 system