<第24話:三度目の決壊>


「凄い物が入っていたわね。貴方が制服着て仕事していたのに、誰も気付かなかった。これで分かったでしょ?貴方では太刀打ちできない、とてつもない能力を持ったヤツが相手だってコトが。」

祐佳が嬉しそうに話し掛ける。自分の力が一切及ばない世界で狙われていることを痛感した美香は、涙目のまま黙って頷くことしか出来なかった。
そうやってショックに打ちひしがれている間に、祐佳の細い指先がウェストを締めるパンストのゴムをすり抜けて中に入り込んできた。驚いた美香が振り返り、後ろに立つ祐佳の顔を窺う。

「貴方の身体、もう少し楽しませてもらうわよ。」

「えっ!?ま、まだですか!?」

もう終わって欲しい。そう願いながら美香は声を発した。

「当たり前じゃない。私はまだ満足してないもの。助かりたければもう少し付き合いなさい。」

美香は後ろに立つ女の恐ろしさを痛感した。何せ二度も股から垂れ流して泣いていた美香を優しく介抱し、安らぎすら感じさせていた女である。
それが、優しさに気を許して言われるまま動いている間に1枚、また1枚と制服を剥がれ、気が付けば下着だけで鏡の前に立たされている。そして今度は満足してないからもっと身体を楽しませろである。
恐ろしいのは光の妖精だけではない。心の隙をついて自分を手玉にとって弄ぶ山田祐佳という女、人間としてのレベルの差をこれでもかというほど見せつけてくる彼女という存在も、美香には十分過ぎるほど恐ろしかった。

そうこうしているうちに、祐佳の指先が水色のパンティの中にまで入り込み、美香のアソコを割れ目に沿ってスーっと走った。

「うっ!あ、あぁぁ。。。」

美香が思わず吐息を漏らした。声を抑えることすら出来なかった。
ほんの1、2回。祐佳の細い指先が美香のアソコを表面からなぞっただけ。それなのに美香は全身に電気が走ったような痺れを感じ、それが殆ど生理的な反射として声を出させたのだ。

「あら、随分と純粋な身体ね。まぁ、遠慮しなくて良いわよ。もう制服も脱いじゃったし、そんな恰好で今更ホテルレディもないだろうから。鏡の前で喘ぐメスになっちゃいなさい。」

楽しそうに囁きながらも、祐佳の指先がアソコを撫で続ける。指先が前後に揺れ、そして美香にとって最も触れて欲しくないところも、まるで彼女の身体を知り尽くしているかのように軽々と刺激してくる。

「あ、あっ!あぁぁぁぁっ!」

より刺激を感じる場所を熟知したかのように流れる祐佳の指先は、美香という女に喘ぐ以外のことを許さない。未だ何度も撫でられた訳ではない。しかし撫でられる毎に身体が痺れ、声が漏れ、既にアソコから愛液が続々と滲み出てきている。

「あら、可愛い。もうグッショリ濡れてきちゃったわよ。ホント、パノラミックホテルのフロントって、高級振ってて実はこんな簡単にココを濡らしちゃう女なのね。これだもん、簡単に垂れ流す訳だ。」

蔑むように言いながら、祐佳の指先がピチャピチャと美香の愛液を絡めとっていたかと思うと、スルスルと奥に入り込み始めた。

「えっ!?ちょ、ちょっと、、、だ、ダメ!」

指先の変化に気付いて慌てた美香が、両手を使って祐佳の両腕を掴む。両脚も窄めたいところだったが、未だに足元でしゃがむ太郎が美香の両膝を押さえているので、股は開いたまま動かすことが出来ないでいた。

「あら、まだ分からないの?破滅しちゃうわよ。」

「そ、そんな。。。」

美香は絶句した。光の妖精に破滅させられる。既にそれは殺し文句になっていた。美香は腕を握る力を緩め、祐佳の行為を受け入れるしかなかった。

「あぁっ!あぁぁーーーーぁっ!」

奥に入り込んだ祐佳の指が絶妙な動きで美香の内部を強烈に刺激していく。何処をどうすれば美香が最も感じるか、それを知り尽くしているかのように。美香には身体を震わせながら喘ぐことしか出来なかった。
20代も半ばに入った美香であるから、男の経験も当然ある。だが、これほど絶妙に指先だけで全身を痺れさせるような感覚を与える相手はいなかった。
あっと言う間に美香のアソコから次々と液が溢れ出し、祐佳の手を濡らしていた。美香自身も意識が遠くなり、朦朧とした状態で喘ぎ声を上げ続けるだけになり果てていた。
このままでは直ぐにイカされてしまう。そう恐れながらも全身に力が入らなくなった美香には何も出来なかった。祐佳が挿し込んだ二本の指、たったこれだけで一人のホテルレディの身体を完全に支配していた。

「あぁぁーーーーーっ!」

大きな喘ぎ声を上げながら美香がパンスト脚をガクガクと揺らし、そして両手で祐佳の腕を強く握った。アソコを刺激する祐佳の手を止める為ではない。何かを握らずには耐えられなかったのだ。
その瞬間、祐佳の手を濡らす程に液を溢れさせていた美香のアソコが完全に決壊した。水色のパンティ・ベージュのパンストを透過して、股下でしゃがんで待ち構える太郎の目前で、滝のような雨を股間から降らせた。

--*--*--

「あの子、可愛かったわね。気品ある高級ホテルのフロントスタッフを演じてたのに、制服着たまま喘いで、垂れ流して、最後は私の言いなり。結局3回も床に水溜り作ったもの。」

「いやいや。祐佳の凄さが光ってたよ。あそこまで完全に手懐けるとは恐れ入ったよ。」

「まぁ、同性だから簡単というのもあるわね。それにしても夢の中に入り込んじゃう力って凄いわね。時間止めて悪戯したのは光の妖精。貴方が超能力者だとは気付いてないわよ。彼女。」

「それが狙いだからね。得体の知れない夢の主が相手じゃ、怯えて言うこと聞くしかないじゃん。パノラミックホテルのフロントとか言っても、所詮は20代の女の子だからね。」

「それはそうと、貴方は彼女相手にフィニッシュしなかったけど良かったの?」

「良いんだよ。今日は結婚記念日。ディナーをいただいて、夜はこうやって君と楽しむ日なんだ。それに明日もあるんだから、今日フィニッシュする必要も無いだろ。」

「それもそうね。私との夜の時間を作ってくれて嬉しいわ。それに明日も楽しみ。あの子がどんな反応してくれるか。最高の日になりそうね。」



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画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」PORTER RIMU様からお借りしています



















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