<第11話:元の姿>

「ほら。もう少し脚開いて。そうだ、そっち向いて背面ポーズしてよ。」

全裸RQ水沢彩のプライベート撮影会を楽しむ太郎は、足元でカメラを構えながらポーズを指示していく。
逆らうことの出来ない彩は、羞恥心に身体を震わせながら、少しずつ脚を開いていく。シャッター音がひたすら響く。

「もうちょっと。未だ足りない。脚を肩幅くらいに開いてさ、腰に手を当ててこっち向いてよ。」

言われるまま、ブーツもパンストもない素足を肩幅に開き、スカートもない腰に手を当てて、真っ赤な目を太郎に向ける。

「良いねぇ。今度は正面から。ほら、こっち向いて。」

前に回り込んで写真を撮る。

「ねぇ、先輩。後で完璧なRQコスの写真と比べてみよう。素っ裸で正面から撮るとさ、隠したり引き締めたりするものないから身体のラインがモロに出るんだね。
 胸の谷間は作れないから山が小さいし、パンストもブーツもヒールも何もないまま両脚肩幅に開くとさ、脚の形も平凡に見えちゃう。水沢彩の美脚って、コス剥いで素足にするとこの程度の形だったんだね。」

衣装を剥がれて、裸にされて、更に脚の形が平凡だとか言われ。これほどの屈辱は生涯一度も味わったことがない。そんな悔しさに震える彩であった。

「良いねぇ。水沢彩の下の穴までしっかり入っちゃったよ。」

「えっ!?」

気が付いたら太郎のカメラが真下にある。太郎の言葉を聞いてハっとした彩は、反射的に両手で陰部を覆い、そしてその場に蹲った。全裸のまま身体をガタガタと震わせている。

「流石の水沢彩もこれが限界か。まあ良いや。いっぱい写真撮れたし。普通は見られないアソコの穴まで。ねぇ、加藤先輩。」

「あ、あぁ。」

何だかんだ言いながら、純也も興奮してきているのが分かる。そんな純也の姿を見て、太郎も楽しくなってきた。

「じゃぁ、彩さん。そろそろ着始めて良いよ。」

そう言いながら、太郎は黄色い上下のコスチューム、そして白いパンティにベージュのパンストを彩に向かって投げた。
彩は震えながらもホっとした顔をして投げられた衣装を拾い、順番に着始めた。

当然、太郎と純也は、パンティを履き、衣装で胸を隠し、パンストに脚を通し、最後にスカートを履いてファスナーを上げる、彩の動き全てをカメラに収めていった。
残すは離れたところに投げ置かれている2本の黒いニーハイブーツを履けば元のRQ姿に戻れる。あと少し。そう思いながらブーツに目を向けた彩。
そんな彩の視線の動きに気付いた太郎は、写真を撮るのを止め、ニーハイブーツを拾いに歩いて行った。

そして、地面から拾い上げ、両手に黒くて細長い物体をぶら下げながら戻ってきた太郎は、純也の方を向くなり、片方を手渡そうとした。

「これが人気RQ水沢彩の美脚を作り上げてる厚底のニーハイブーツだよ。こうやって持ってるだけで興奮してきちゃうね。これから僕たちで履かせてあげないと。」

突然手渡されてポカンとする純也に話をする太郎。会話を聞いた彩の方も同じく唖然としてしまった。

「え、い、いや。く、靴ぐらい、じ、自分で、、、」

途中まで言いかけたところで、振り返った太郎が被せるように話し続けた。

「ね、彩さん。厚底ブーツは履くの大変だから、僕たちにきちんとはめ込んで欲しいんだよね。」

太郎の目が、余計なこと言わないで黙ってやらせろと言っている。それを察した彩は何も言えなくなってしまった。

「ほら、彩さんが脚伸ばして座るから、二人で履かせてあげよう。」

純也に話し掛けているというよりも、彩に命令しているという感じだ。
諦めた彩は大人しくその場に座り、そしてパンストで包み直した脚を前に差し出してブーツを入れ易いようにした。
そんな彩の動きを見て安心したか、純也も手に黒い物体の片割れを持って、太郎と共に彩の元に歩み寄った。

しかし、一歩先に進んだ太郎がしゃがむなり、ブーツを地面に放り投げて、彩の脚を両手で掴んだ。

「ブーツを入れ易いように先ずはパンスト脚をしっかり揉まないと。」

「え!?」

太郎の言葉に驚き、彩と純也は同時に声を出して太郎を見た。

「先輩。今日は特別サービスだって。ニーハイブーツを履けば膝下まで完全に覆い隠すから、その中に隠れる爪先から膝下くらいまでなら舐めるなり破くなり好きにしていいんだってよ。」

「。。。」

純也は戸惑いを隠せない。彩もまた。

「ほら先輩、一緒に楽しもうよ。千葉からはるばる来た高校生のために、人気RQ水沢彩が大サービスでご自慢のパンスト美脚を好きにして良いって言ってくれてるんだから。
 先輩だって見たり写真撮ったりすることはあっても、パンスト履いてるRQの脚を撫でたこともなければ、舐めったり破いたりしたこともないでしょ。こんなチャンスは二度と無いよ。ねぇ、彩さん。」

彩を刺すように見る太郎の目。それを見て竦む思いの彩は黙って頷いた。そして、目の前で立ち尽くして迷う純也に向けて差し出すように右脚を伸ばした。

「あ、有難うございます。それでは遠慮なく。」

彩の動きを見て、漸く純也はしゃがみ、そして彩のパンスト脚に手を触れた。



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