<第9話:条件>

「残念だったね。こんな厚底のニーハイブーツじゃ逃げようにも走れないでしょ。片方はさっき僕が脱がしちゃったもんね。ファスナーをジーって下げたら簡単に脚から剥がせたよ。
人気RQなんて言ったって所詮この程度だもんね。そうだ。さっきは時間止めて脱がしたけど、もう一本のニーハイブーツは堂々と脱がしちゃお。」

両腕でガッシリと巻き込むように左脚を絡め取っている太郎は、俯せに倒れ込んでいる彩の腰を跨ぐように座って完全に押さえ込み、ニーハイブーツを脱がしにかかった。
黒革に包まれた左脚は太郎によって軽々と掴み上げられ、膝の右横から足首に向かって徐々にファスナーを下され、中に隠されているベージュのパンスト脚を現していった。

抵抗する気力すら失った彩は、地面に蹲ったまま、すすり泣いている。丸まったまま揺れる背中がそんな彩の姿を象徴している。

「何だ。人気RQの癖に蹲って泣くだけかよ。もうちょっと芸ないの?それなら遠慮なく俺の方から続きやっちゃお。年上の綺麗なお姉さんを苛めるのがこんなに楽しいとは思わなかった。」

ブーツを脱がし終えた太郎は、彩が折角直したスカートのファスナーを再び下ろし、両脚からズルズルと引き抜いていった。泣くだけで抵抗しない彩は、遂にベージュのパンストと白いパンティだけを下半身に残すのみとなった。
しかし太郎はそれだけでは止めない。今度はウェストを締めているベージュのパンストゴム、そして中に隠されている白いパンティのゴムをも掴み取って引っ張った。

「えっ!?や、やっ!ちょ、ちょっと!そ、そこまでは。お、お願い。。。」

流石にこれ以上は勘弁してほしい。そんな願いを込めながら、彩は涙でグチャグチャになった顔で太郎を見つつ、脱がされないように両手でパンストのゴムを押さえた。

「は?何言ってるの?この程度で終われると思った?甘い甘い。コイツ全部剥いだら、世界一露出度の高いRQになれるじゃん(笑)」

悪魔のような笑い声。彩にはそう感じた。ずり下げようとする太郎の手、その場に留めようとする彩の手。両方の手によってパンストは引き延ばされ、彩の股間とパンストの間に大きな空間が出来た。
その瞬間である。太郎の手が突然、大きく開いた空間目がけて中に入り込んだ。

「え!?え!?そ、そんな。。。」

焦って太郎の腕を押さえようとした彩であったが、完全に出遅れた。
彩が声を上げた時には、太郎の手は既に、パンストどころか中で股間を隠すパンティのゴムすらもすり抜けて、彩の陰部に指を入れ込んでいた。

「い、いや。だ、ダメ。お、お願い、や、止めて。。。」

パンストとパンティが盛り上がりながらモゴモゴと動き、中で太郎の手が蠢いていることを分からせる。

「そう。止めて欲しいの?」

顔を近づけて聞いてきた太郎に対し、彩は涙でグシャグシャになった顔をしきりに縦に振る。

「分かった。じゃぁ、全部脱いで素っ裸になったら止めてあげる。」

「えっ!?」

彩は、太郎の言葉に反応が出来ない。全部脱ぐ?それが止める条件って。。。そんな顔をしている。

「だ~か~ら~、目の前で全裸のRQ水沢彩を見せてくれたら、ココを弄り回すのだけは勘弁してあげるって言ったの。」

太郎は彩の股間を指先で擦りながら、涙でマスカラが黒く滲んだ彩の目を覗き込みながら迫った。

「そ、そんな。。。」

彩にとって全部脱ぐというのは、弄られるのと変わらない。そんな気持ちであった。

「どうする?人気RQの水沢彩さん。俺はどっちでも良いよ。ここでアンタが全部脱いでも、この場で俺が押し倒して中を弄り回しても。あ、それとも沢山の人が注目してる撮影タイムに衣装剥いじゃおうかな。
 さっきから遊んでて分かったけどさ、露出度高いRQコス着てカッコつけてても、時間を止めて片っ端から脱がしていけば、簡単に泣かせちゃうんだもんね。面白い玩具だよRQとかいう生体は、ホント。」

「わ、分かりました。ぬ、脱ぎます。だから、、、中を弄るのは、、、や、止めてください。。。そ、それと人前で脱がすのも。。。」

この人は本気だ。自分を弄んで楽しんでる。それに対して自分は無力だ。そう感じた彩は、中を弄りまわされたり、人前で衣装を剥がれたりするよりはマシと、この場で脱ぐことに同意した。

「やった!じゃ、そういうコトで。そしたら、もう一回この連れもこの世界に戻すからさ、そこで俺の言う通りに動いてよ。中を弄らないことだけは約束するし、全部終わったら元の世界に戻すからさ。」

「え!?この人も?」

彩が不安そうな顔をして純也の方を見た。

「そう。俺の先輩なんだけどさ。この人のお蔭で俺は人気RQ水沢彩の存在を知り、こういう楽しみを覚えたんだ。だから、少しはお礼しないとと思ってね。」

「わ、分かりました。。。貴方とこの人だけ。それと中は弄らない。それが約束ですよ。」

この人に逆らってはいけない。そう感じた彩は渋々ながら同意し、約束事だけを念押しした。

「よし、決まり。じゃぁ、その崩れたメイク直して、替えのパンスト持っておいで。その間だけ待っててあげる。大丈夫。時間が止まってるから、誰も彩さんには気付かないから。」



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