第12章「目 覚 め」(1) 藍は相変わらず両足を大きく拡げたまま固定されていた。両手は後ろ手にされ、手錠をかけられたままだった。 そんな姿のまま強制的に刺激され、失禁させられた恥ずかしさに、藍は呆然としていた。 「ひぃっ・・!」 藍の身体が、突然ビクンと跳ねた。高科が、爪で藍のク○○○スをまた弾いたのだ。 藍の身体はどの部分も異常に敏感になっていた。そうでなくとも敏感で繊細な部分に加えられた玩弄に、藍の身体は興奮させられ、それ以上はないほど充血していた。 そのためほんの少し触られただけでも、全身を電撃のような快感が走った・・ さちが呆れ顔で言った。 「藍~、汚いなぁ・・部室汚しちゃダメじゃない!・・部長、お掃除します?」 そういうとさちは、部屋の隅から掃除機を持ってきた。 「あ~、そうだな。さち、気が利くなぁ。じゃ頼むよ。」 さちは掃除機に隙間用の、先の尖った吸い込み口をホースに取り付けると、その先端で藍のク○○○スをつついた。 「ああっ! あいっ!!・・いたいっ! や、やめてっ!!」 その度に、藍の身体が跳ね回った。 やっとさちが手を止めた。吸い込み口を藍のク○○○スに当てたまま、じっとそこを見つめていた。 さちの眼差しに、藍は不安になって言った。 「な、なに? なにするの、さち? や、やだっ! やめて! ねっ? やめてよぉ・・」 藍がそこまで言ったとき、さちが掃除機のスイッチを入れた。 「あっ、あぁぁぁぁぁぁ!」 藍が、大きな悲鳴をあげた。 ビューンという音とともに掃除機が回りだし、藍のク○○○スを吸い込みはじめたのだ。 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 「いや、いや、やだぁぁぁぁぁ! やめてよぉぉぉぉ!」 掃除機の吸引力は強力だった。藍のク○○○スは、吸い込み口の細い隙間に引き込まれていた。 そして吸い込まれる風に巻かれてブルブルと震え、その力で吸い込み口に叩きつけられ、擦り付けられていた。その刺激は、藍の予想を遥かに上回っていた。 「あぁ、あぁぁぁぁぁっ! やめてぇぇぇっ! やめてよおぉぉっ!!」 藍の身体が、激しくのけ反っていた。全身が痙攣していた。 と、さちが掃除機のスイッチを切った。ガクッと藍が崩れた。 藍は、ハァハァと肩で息をしていた。藍の胸が大きく上下している。 「もうやめちゃうのぉ? もっとやんなよ。」 脇で、固唾を飲むようにして見ていたゆうこが、さちに言った。声に失望が響いた。 「やめないわよ。でも、一度でいったらつまんないじゃん! 今度はこっち・・」 さちはそう言うと、掃除機の先端を藍の胸に持ってゆくと、藍の乳首をしっかりと挟んでいた洗濯バサミに引っかけた。 「ぎゃあぁぁぁ!」 さちが掃除機の先端を揺らし、洗濯バサミをムリに弾き飛ばした。瞬間、藍の乳首を激痛が襲った。が、すぐに別の刺激が襲い掛かってきた。
第12章「目 覚 め」(2) 「あぁっ、あぁぁぁぁっ!」 藍は敏感になっていた乳首をすごい力で吸われ声を上げた。 さちが掃除機の先端をレオタードから顔を出している乳首に当て、また掃除機のスイッチを入れたのだ。 さちは藍の悲鳴を楽しむように、両方の乳首に掃除機を交互に当てた。 「うっ、うっ・・・あぁぁぁぁぁ!」 (ああ・・お、おかしくなっちゃう・・・・) 藍の乳房は掃除機を当てられるたび、その吸引力に負け変形していた。乳首は今にも吸い込まれてしまいそうなほど伸びている。 その刺激は全身を駆け抜け、そして最後に股間に集中していた。さっきク○○○スを吸われたときの刺激とはまた違うものだった。 さっきのが直接弄られての刺激なら、今のはまるで乳首とク○○○スが連動しているような間接的な刺激だった。 触れてもいないのに股間が熱い・・・藍は気が遠くなってきた。 しかし、その時さちがスイッチを切った。 藍はまだ体をのけ反らせていた。 そしてさちとゆうこは顔を見合わせると、 「・・じゃ、今度は最後までね!」 そう言って笑った。 「うわぁああぁぁぁっっ!! いあぁあああぁぁっっ!!」 再び藍が悲鳴をあげた。乳首から伝わってきた快感によって、一層敏感にされたク○○○スに、信じられないほどの刺激が襲いかかった。 「ひいいぃぃぃっっ!!・・こ、壊れちゃうよぉぉぉぉぉっ!!」 さちはそんな藍の訴えを無視し、スイッチを‘強’に入れた。 掃除機は更に大きな音を立て、藍を襲った。 「あっあっああぁぁぁ! い、いいぃぃ。い、いくっ・・いっちゃうよぉぉぉ・・!」 藍の体はびくびくと震え、足は開ききっていた。そして、 「うぅぅわわぁぁぁっ!」 と大きなうめき声を上げると、藍の身体は海老のようにそり返ったまま硬直した。 しばらくそのままでいたが、次第にぐったりとうなだれていった。それでも藍の下半身は、まだピクピクと波打っていた。 さちは藍の様子を見て掃除機のスイッチを止めると、 「なに、藍~。もういっちゃったの?」 とゆうこと顔を見合わせ笑っていた。 吉田も伊藤も黙って口を開けていた。 藍は経験したことのない、ものすごい刺激にほとんど意識を失っていた。 そんな藍を見て、高科が言った。 「さぁて、今日はこれ以上ムリだな。続きは明日にするか。」 吉田はそれを聞いて、 「せんぱ~い、そりゃないっすよ。」 と、いかにも物欲しげだったが、高科はきっぱりと言った。 「だめだ。今日はここまでだ。おまえら、片付けたら帰っていいぞ。吉田、おまえはゆうことでもやるんだな。柴田と伊藤は、今夜はそのビデオでも‘編集’してろ!」 吉田たちは少し物足りない様子だったが、高科に考えがありそうなのを察知して片づけを始めた。 藍はまだ手錠をかけられたまま、ぐったりと倒れていた。
第12章「目 覚 め」(3) その様子を見て、さちが藍のロープを解きながら高科に言った。 「このコ、どうすんの?」 「あぁ。俺が家まで送ってくから、おまえら先帰っていいぞ。」 すると、さちが高科の耳元でぼそぼそと何やら話し、すぐに高科はニヤッと笑いながらさちの尻を叩いた。 さちは舌を出すと、ゆうこと一緒に部室を後にした。 柴田と伊藤も機材をしまうと、高科に挨拶し帰っていった。 「藍!・・・藍!」 藍は高科の言葉で意識を取り戻した。 「・・・あっ・・せん・・ぱいっ・・あたし・・」 「やっと気が付いたようだな? だいじょぶか?」 「・・・えっ?・・あっ・・」 藍が言葉に詰まっていると高科が続けた。 「藍、どうだった?」 「えっ? ど、どうって・・」 「気持ちよかったかって聞いてるんだ。」 「・・・・」 「気持ちよかったか?」 「・・・はい。」 「そうだろうな。その濡れ方じゃあな。」 高科は藍の股間に目をやりながらそう言うと、藍はすぐに自分の股間に目をやった。 「・・あぁぁ・・ち、違います・・これは・・おしっこ・・あっ!」 藍はそういいかけて顔を真っ赤にして下を向いた。 「はははっ。そうだった。藍はさっき、おもらししたんだったな。でも、これはおしっこじゃないな。」 高科は大声で笑うと、藍の顔をまじまじと見ながらそう言った。 「・・先輩・・酷い・・」 「ん? 酷い? なにが?」 「だって・・あたしのこと好きだなんて・・ウソついて、あんな酷いことするなんて・・」 「うそなんかついてないさ。それに、気持ちよかったんだろ?」 「・・・・」 「さっきそう言ったじゃないか。」 「・・・・」 「俺は藍の事、大好きだよ。ウソなんか言ってない。」 「・・・でも好きならなんで、あんな酷いこと・・するの?」 「好きだから、するんじゃないか。」 「好きだから?」 「そう。藍の事好きだから、藍を欲しいから、藍の全てを知りたいからしたんだ。」 「・・・・」 「藍は俺の事、好きだって言ってくれたよな?」 「・・うん。」 「藍は俺のこと、欲しくないか?」 「・・・欲しい。」 「だろ? 全部知りたいだろ?」 「・・・うん。」 「さっき気持ちよかったって言ったよな? その時どう思ってた? 酷いことする奴だ、と思ったか?」 「・・・・・」 「どう思った?」 「・・・どうなってもいいって、思った。」 「ほら。藍も欲しいんだよ。ああして欲しいんだ。」 「・・・・」 藍は高科の言うことが当たっていたため、なにも答えられなかった。 「藍。」 「えっ?」 「俺はこれから、おまえの事を犯す。」 「えっ!・・そ、そんな・・」 「正直になれよ! ほんとはして欲しいんだろ?」 「・・・・」 「して欲しいんだろ? どうなんだ?」 「・・・して・・欲しい。でも・・」 「でも?」 「あたし・・・したこと・・・ないのに、そんな事・・」
第12章「目 覚 め」(4) 「俺が教えてやるよ。今までよりもっと気持ちいいことを」 高科はそう言うと藍に抱きついた。 「・・・あぁぁっ!」 「手錠、外して欲しいか?」 「・・・・・」 「はっきり言えよ!」 「・・・このままで・・いいです。」 藍はなぜかそう答えていた。「犯されたい自分」がそう答えさせていた。 高科はレオタードから覗いている藍の乳首を強く噛んだ。 「あっ! い、痛い・・」 すぐに高科は顔を上げると言った。 「ウソつけ。気持ちいいくせに。」 図星だった。痛くなんかない・・気持ちよかった。そして顔を赤くした。 「痛いのか?」 「・・・気持ち・・いいです。」 「正直になれって言ったばかりじゃないか! なんでウソつくんだよ?」 「だって・・・あっ!」 高科は藍の言葉を聞かずにまた乳首を強く噛んだ。 「うぅぅっ・・・あっあっあっ!」 藍は高科が脈を打つように乳首を噛むので、それに反応して体をくねらせた。 そうするうちに高科は手を藍のク○○○スに持っていった。 「あぁぁぁぁっ!」 「藍、濡れてるな。なんでだ?」 「そ・・それは・・さっき・・」 「ウソつけ! このねばねばしたのはなんだ?」 「ああっ! そ、それは・・き、気持ちいいからですぅ! あっ、あああっ!」 高科は突然、手を離した。 「え?・・・やめるの?」 藍はそう聞いていた。 「立てよ。」 「えっ! 何するの?」 「いいから、立てよ。」 藍は高科に言われるまま立ち上がろうとした。しかし、手に自由が利かないためマットに足を取られうまく立ち上がれなかった。 「あっ・・先輩・・」 「しょうがねーなぁ。ほら!」 高科はそう言うと藍を抱き上げ、立ち上がらせた。 やっと立ち上がって、後ろに手錠をかけられたまま胸を突き出すようにしている藍を、高科は見つめるだけだった。 「・・・なに?・・せんぱい、どうしたの?」 藍が不安になって聞くと、やっと高科が口を開いた。 「うん、気持ちいいのに正直に言わない藍に、お仕置きしなきゃって思ってたのさ。」 「えっ、そ、そんな・・・」 しかし藍は、高科の言葉に胸が高鳴っていた。お仕置き・・・そう聞いただけで、一層濡れてくるのがわかった。 「足、開けよ。」 高科の命令に、藍は躊躇うことなく足を広げた。 高科は藍の前でかがむと、手でレオタードの小さな穴から、藍のク○○○スを摘み出した。 「あぁっ!」 藍は腰を砕き倒れそうになったが、高科がもう片方の手でガードしたため、倒れはしなかった。 「ちゃんと立ってないとだめだぞ。いいな?」 「う、うん・・あっ・・あぁぁぁ」 高科はレオタードから突き出たク○○○スを指で弾いた。その度に藍は喘ぎ声を上げ、崩れそうになったが、なんとか立っていた。 そのうち藍のレオタードの股間部分はぐっしょりと濡れだした。 「藍、おまえ濡れやすいんだなぁ。せっかく乾いたのにもうぐしょぐしょだぞ!」
第12章「目 覚 め」(5) 「あぁぁ・・・い、言わないで・・あぁっ!」 「手錠外してやるから、触ってみろよ。」 「え、や・・やだっ・・」 「またかよ。いいから触れよ。」 高科はそう言うと藍の手錠を外した。 藍の手はやっと自由になった。が、すぐに高科の手に捕まれ、無理矢理自分の股間に持って行かされた。 「ほら。ぐしょぐしょだろ? いつもこんななのか? おまえ。」 「・・・・」 「ひとりでやるときもいつもこんなに濡れるのかって聞いてるんだ!」 「・・・うん。」 「藍、いいなぁ、おまえ。大好きだぜ! ほら、自分で触れよ。いつもやるようにさ。」 藍は自分のク○○○スを手で触りだした。 「・・・・あっ・・」 高科はその様子を見ている。 「・・・・先輩。」 「なんだ?」 「さっきの方が・・・」 「さっきの方?」 「先輩にしてもらったときの方が・・・気持ちいい。」 「ははは。そっか。わかったよ。じゃ、やってやるよ。」 高科は藍のレオタードの肩紐をグイと持ち上げた。そして力いっぱい手を下に下げ、藍のレオタードを一気に太ももまで下げた。 「あぁっっ!」 すぐに高科の手は藍のク○○○スを捕らえた。同時にもう片方の手は乳首を摘んでいる。 「あっ・・あっ・・うぅぅぅ!」 藍はいつのまにか大きく足を開き、高科の手を受け入れていた。壁にもたれかけ、顔は上を向いて目をつぶっている。 「あぁ・・・もっと・・もっと触ってぇぇぇ!」 藍はもう「本当の藍」ではなかった。「もう一人の藍」に完全に支配されていた。 しかし、高科は藍のク○○○スから手を離した。 「・・・や、やめないで・・」 高科は懇願する藍に言った。 「藍、四つんばいになれよ。」 「え?」 「犬みたいにさ、そうしたらまた触ってやる。」 藍はそんな格好、恥ずかしい、と一瞬思ったが理性は欲望に勝てず、すぐに言われた通り四つんばいになった。 しかし高科は見ているだけだった。 「・・・先輩、して・・・」 「今度はそのままの格好で手でここを広げてみろ!」 そう言って高科は藍のア○コを触った。 「あん!」 藍は言われた通り手を自分のア○コに持っていった。が、さすがに広げるのは恥ずかしかったので躊躇っていた。 「早くっ! 広げて見せないと触ってやらないぞ!」 「・・・はい。」 藍は二本の指で少しずつア○コを開いていった。 すると高科は藍が広げたア○コにゆっくりと指を入れた。 「あぁっ!」 藍はビクッとして手をすぐに離してしまい、藍のア○コは高科の指を挟んでしまった。 「うっ!」 高科が藍のア○コに入った指を動かし始めた。 「うぅっ! あん、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 藍はその快感にピンと張っていた腕を崩し、尻を突き上げた状態で頭を床に付けていた。 高科はもう片方の手を広げ、藍の両方の乳首を同時に指で転がし始めた。 「あっ、あっあぁぁぁっ、き、気持ちいい・・・あぁぁっ!」
第12章「目 覚 め」(6) 高科はア○コと乳首を交互に、また同時に責めていった。 藍は目をつぶり、口を開け快感に浸って声を上げている。 やがて高科の指が止まった。 藍はもうすぐいきそうだったので、 「・・・や、やめないで・・・」 と高科に言った。が、高科は、まるで藍を支配したかのような口調で言った。 「藍、もっと気持ちよくしてやるよ。こんなのよりもっとな。」 藍は高科のその言葉に思った。 (・・・あぁ・・もしかして・・・先輩と・・) 高科は藍を抱くとマットにつれて行き寝そべった。そして唇を重ねた。 「藍、足を開けよ。」 藍は言う通り足を開いた。すると高科の手が藍の股間に触れた。 「あぁっ!」 「藍、こんなに濡れているのは何でだ?」 「・・そ、それは・・・」 「言ってみろよ。」 「先輩の・・・・が欲しい・・」 「え? よく聞こえない。」 「先輩のが欲しい・・・」 「よし、俺も藍が欲しい! 入れるぞ?」 「・・うん。」 藍の股間に高科のモノが当たった。 「あっ!」 藍は一瞬、足を閉じた。が、すぐにまた大きく開いた。 高科は藍の両足を持ち上げ自分の肩のあたりにかけると、ゆっくりと腰を前に動かしていった。 「ぎゃあ! い、痛いっ!」 藍の股間に激痛が走った。が、高科は容赦なく藍の中に、奥へと入っていった。 「い、痛いよぉ! 先輩っ! 痛いっ! ぬ、抜いて! 抜いてぇぇ!」 藍の目に涙が流れた。 しかし高科のモノはやがて藍の中へしっかりと入ってしまった。 「入ったよ。痛いか?」 「うん・・痛いよぉ。」 「でも今だけだよ。すぐに気持ちよくなる。」 高科はそう言うとゆっくりと腰を動かし始めた。 「・・・うん。・・あっ! い、痛いっ! 痛いぃぃぃ!」 藍の股間からは真っ赤な血が流れている。目には涙を溜めていた。 高科の動きはだんだんと速くなっていった。 「・・・どうだ? まだ、痛いか?」 「う・・うん。痛いっ・・・でも・・あぁっ!」 藍は痛みと同時に今まで感じたことのない感覚が体を包んでいることを知った。 「あぁっ! うっ・・うあぁぁぁっ!」 藍の口から次第に痛みを訴える言葉は少なくなり、喘ぎ声になっていった。 「どう? もう痛くないだろう?」 高科の息遣いが荒くなっていった。藍はそれを聞き、ますます感じていった。 「うん。いいっ! ああっ・・あぁぁぁぁぁ! 気持ち・・・いいよ。」 「ああっ、お、俺もだっ・・藍、気持ちいいよ。」 「ああっ・・先輩。先輩ぃぃぃっ!」 高科は藍の中で激しく動いている。高科のモノが動くたびに藍は痛みと、想像を絶する快感が体中を駆け巡っていた。 「あっ・・あぁぁぁっ! い・・いいっ。なんか・・・ヘン・・・こ、壊れそう・・」 「あっ・・・いっ、いく・・・・いっちゃう・・・ ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「俺も・・いきそうだっ・・・うっ!」 高科はそう言うと自分のモノをすばやく藍の中から抜き取り、同時に藍の乳房に精液をぶちまけた。
第12章「目 覚 め」(7) 藍も絶頂に達し、ぐったりとうなだれていた。 そして二人はしっかりと抱き合った。 そのまま静かに時間を過ごした。 「藍、痛かっただろ?」 やがて高科が抱き合ったまま藍に話し掛けた。 「・・うん。ちょっとだけ・・でも、気持ちよかったよ。・・・先輩?」 「ん?」 「あたし、どうなっちゃうんだろう? はじめは・・恐かったのに・・・気持ちよかった・・・あんなこと、あんな恥ずかしいことされたのに・・」 高科は藍を更に強く抱きしめて言った。 「藍が自分に正直になっただけだよ。俺ははじめからそれがわかってたから、ああしたんだ。」 「先輩・・」 「藍のこと、好きだよ。大好きだ。いつもそばにいて欲しい。」 そして藍はそれを聞いて高科の胸に顔をうずめた。 藍は泣きそうになった。そんなこといままで言われたことがなかったので、嬉しかった。 「・・うん。」 しばらくして、高科は立ち上がった。そして、自分のシャツを取ると藍の背中にかけた。 「藍。ちょっと、待ってろよ。」 と言うと、そのまま部屋を出て行った。 藍は一人残され、そのまま横たわっていた。しかし淋しさを感じる間もなく、すぐに濡れたタオルを持った高科が戻ってきた。 高科はタオルで藍の胸についた精液を丁寧にふき取った。そして、次に血のついた藍の股間に当てた。 「あ・・汚れちゃう・・あん!」 「バカ。なに感じてんだよ。」 「・・・だってぇ、・・・そんなとこ、触るから・・」 藍が舌をだすと、高科は笑いながら藍の股間をぬぐった。 そして、またしばらく抱き合った。 藍と高科は着替えて、一緒に帰った。 この前、一緒に歩いた道を、今日は手を繋いでいる。 このまま時間が止まってしまえばいい、と藍は思った。 やがて、藍の家の近くの交差点にやってきた。この前は、ここまででいい、と言った交差点。 藍は高科に言った。 「今日は・・・うちの前まで・・来て下さいね。」 高科は何も言わず、藍の手を引いて歩いた。藍は顔を赤らめてついて行った。 家の前についた。 「先輩。」 藍の心を読んだかのように、高科は顔を藍の顔に近づけると、キスをした。 藍はそうして欲しかったので、嬉しかった。 「じゃ、また明日。」 「はい。あ、いけない。」 「どうした?」 「・・明日・・仕事で・・・学校休むんだった・・ごめんなさい。」 「じゃあ、あさってか。また淋しい一日だな。」 「ほんとに?」 「ああ。じゃ、あさって。」 「うん。・・・先輩?」 「ん?」 「・・・ありがと。」 藍はそういうと、家の中に消えていった。 高科も藍が家の中に入ったのを確認して帰っていった。 藍は股間にまだ妙な感じが残っていたが、新しい自分を見つけたような喜びに溢れていた。 藍は、もう今までの「藍」に戻ることは出来なくなっていた。
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