※ 本作品は年齢指定を設けておりません

※ 使用画像はイネの十四郎様からのご提供によります







Chapter 5

 熊野大社のすぐお隣にあるのが「青岸渡寺」。

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 この写真は、まだ熊野大社の境内から撮っています。

 石段を10段ほど降りると、青岸渡寺の境内になります。

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 お隣さんなのに、全然雰囲気が違いますね。
 こちらは天台宗の寺院で、西国三十三箇所第一番札所。ご本尊は如意輪観世音菩薩だそうです。
 こちらにも、ちゃんとお参りして来ました。

 それで、この境内からは那智の滝が、すっごくよく見えるのです。

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 Photo-23

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 おー、スゴイスゴイスバラシー・・・って絶景のビューポイントで写真撮ってたら・・・

「あーもしもし、一枚お撮りしましょうか?」ってナニヤラ親切そうに声をかけてきたオジサン。
 実はこのポイント、このオジサンの縄張り(シマ)だったんですね。
 もちろんオジサンは「写真屋さん」です。

 いまさら「いいです」と言うのもなんでして、「じゃ一枚お願いします」ってことで、二人で写真撮ってもらって「はい、千円です。」
 ま、予定外の出費でした(笑

 でも、写真そのものはさすがというか、結構な出来栄えで、いい記念になりましたけど。

 そこから約10分、滝のすぐ近くで拝見しましたが・・・実は近すぎて、まぁそれなりに迫力はあるのですが、却っていい写真が取れませんでした。
 んで代わりにネットで拾った写真です。

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 この滝、落差133mだそうで、確かに雄大ではありました。

 ここまで近づいてやっと分ったのですが、滝口の上に注連縄(しめなわ)が張られていました。
 この滝は滝壺の近くにある「飛滝神社」のご神体なんだそうです。

 あとはテクテクと車道を下って、大門坂の駐車場まで。
 車に戻った時が12時45分でした。

 と言うことで、今回のメーンイベント「熊野古道ウォーキング」でした。


 さて、2時間半のウォーキングを終えて、時間もちょうど、具合のいい空腹感です。
 お昼は、実は出発前からここにしようと密かに決めていたお店です。

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 十割そばのお店、森本屋さんです。

 るるぶ他、いろんなガイドブックで紹介されているのですが、正直、この手のガイドブックに記載されるお店は、期待はずれが多いんですね。

 折角、南紀に来たのだから、まぐろかくじらでしょ?
 そんな単純な発想でお店を探していたのですが、まぁ手頃なお値段のお店なので、行ってみようかと。

 ・・・しかし、近畿圏で「十割そば」ねぇ。
 ま、山も迫ってますし、ありえなくはないな・・・そば好きな私としては、半信半疑な気持ちもありましたです。

 お店は紀伊勝浦駅の近く・・・なんですが、カーナビがなけりゃ、絶対に辿り着けない場所。はっきり行って裏通りですし、目立たない店構えですし。
 このお店、元はマグロ漁船の船主さんだったらしく、今でも食堂というより釣宿として営業されているみたいです。

 でお店の中は、こんな感じ。

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 ごく普通の民家のお座敷って雰囲気です。
 テーブル(座卓)が5脚、ってことは満席でも20人まで。
 ガイドブックから想像していた「観光客相手」のお店とは違う・・・却って期待が高まります。

 注文したのは「ミニまぐろ丼と十割そばのセット」1300円。

 他のメニューは「天ぷらそば」とか単品の「まぐろ丼」とか・・・マグロの握り3貫450円なんてのもありました。
 お値段も庶民的というか良心的というか、しつこいようですが「観光客相手」じゃないですね。

 出てきた「ミニまぐろ丼」、うまい!
 毎朝、漁港でご主人が仕入れてくるそうですが、確かに新鮮です。
 やや小さめのドンブリに、ご飯が見えないくらいにマグロが乗ってます。

 そして「十割そば」、暖かい「かけそば」も選べるようですが、標準の「もりそば」で頂きました。
 これが、しっかり腰が入っていて、素晴らしくうまい!
 やや甘めの味付けながら、出汁の効いたつゆも濃厚で、失礼ながら近畿圏(関西圏)でこんなお味に出会えるとは、ちょっと感激ものでしたよ。

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 さて、お昼も済ませて、宿に戻ります。
 時間は、まだ2時前・・・まっすぐ帰るには、ちと早い。

 ということで、和歌山に来たからにゃここ行くしかないでしょ!

 潮岬です。
 なんでって、もちろん「本州最南端の地」ですからね。

 その潮岬ですが・・・何にもありません。
 ただ「望楼の芝」と呼ばれる10万平方メートルの大芝生が広がり、眼前には大平洋が果てしなく広がってます。

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 残念ながら昼過ぎから曇ってきまして、真っ青な海が・・・ではなかったのですが、なかなかいい眺めでした。
 そしてこれが「本州最南端」の証拠(笑

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 でもね・・・ホントに何にもないんです。
 これじゃ時間が早すぎるなって、ガイドブックを取り出して、次に寄る場所を検討。

 それで串本の水族館と海中公園に行ってみようかと。


 潮岬から車でほんの数分。串本海中公園に到着です。
 200台は止まれる広い駐車場に、私のレンタカーを含めて3台。
 う~む・・・やっぱりオフシーズン(笑

 この海中公園、日本で最初に指定された海中公園の一つだそうす。
 以下、パンフレットより抜書き。

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 本州最南端、串本は常春の気候と言われ、一年を通じて暖かいところですが、陸上の風景はどう見ても温帯です。
 ところが一歩海の中に入ると、そこはサンゴの海。
 一面に生い茂るサンゴの間をカラフルな魚達が舞う光景は、まさに熱帯の海です。
 世界一の暖流黒潮の恩恵によって温帯の中に奇跡的に出現した熱帯の海。
 それが串本海中公園の海なのです。
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 はい、そうですか。温帯・・・ねぇ。
 確かにこの季節(10月下旬)寒くはないのですが、温帯ってほど暖かくもなかったような・・・


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