第7話 暴かれた下半身


男はようやく美佳の乳房から口を離した。
手は、まだ揉み続けたままだ。
乳首の周りに、男の唾液がついているのだろう。
ライトに照らされて、光っているのが見えた。
全体を揉み回しながら、ときどき乳首に指をあてて、
押したりつまんだりしている。
男が揉み込むたび、美佳の乳房が形を変える。
男の息は荒くなっており、肩で呼吸している。

「そろそろ、下も見せてもらおうか」

男はようやく手を離すと、つぶやくように言った。
男の手で、さんざん揉みしだかれた美佳の乳房は、
うっすらと赤くなっていた。
足元のナイフを拾い上げ、白い布のはしに当てた。
美佳の身体が、一瞬硬直したように震えた。

ツ~~~。

小さな音とともに、ナイフで最後の布を切り取る。
留まる場所を失った布が、すべるように落ちた。
ついに美佳は、その官能美あふれる全身を
私と見知らぬ男の目にさらけ出すことになった。

白い太ももの付け根に、ヘアが収まっている。
ヘアは黒々としており、手入れされているのか、
きれいに生えそろっていた。
まれに見る美貌と、華奢な身体に似合わぬ
豊かな秘部のように私には思えた。
男は、食い入るようにその部分を注視している。

「美人はここの毛もきれいになってるな」

男はサッと右手を伸ばすと、ヘアを撫で上げた。
さするように上下に動かしている。
男の指の間から、黒いものが見え隠れしている。

ビクン!

美佳の細い腰が一瞬震えた。
男が奥へ指を進めたようだ。
男は、しばらく指をもぞもぞと動かしていた。

「よぉく、見えるようにしないとな」

そう言うと、大股で壁際へ歩いていった。
何をするのだろう?

「面白い仕掛けがあるぞ。見てな」

男は、誰に言うともなくつぶやいて、壁に触れた。

コトン!

小さな音とともに、美佳のスラリと伸びた脚が、
陰部を中心に、左右に広がり始めた。
美佳は、両足に力を入れているのだろう。
柔らかい太ももの肉が緊張している。

「これくらいでいいだろう」

男は、美佳のつま先が大きく開いたところで、
壁のスイッチらしきものから手を離した。
この状態だと、下から美佳の秘部が見えるだろう。
太ももがかすかに震えている。



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